オンエアリスト

1997. 8. 23

1 . DO YOU BELIEVE IN LOVE
  HUEY LEWIS AND THE NEWS

2 . 海辺とラジオ
  鈴木祥子

3 . JUST THE WAY YOU ARE
  BILLY JOEL

4 . INTO THE SKY
  高中正義

5 . MAS ZACATE
  EL CHICANO

6 . SELF CONFIDENCE
  NEWTONE

7 . BIGGEST PART OF ME
  AMBROSIA

8 . TURN DOWN DAY
  CYRKLE

9 . I DON'T KNOW
  BRAD

10. 君がいた夏
  MR.CHILDREN

11. SAILING
  ROD STEWART



カタヨセアキトのコメント<1997. 8. 23>


1. DO YOU BELIEVE IN LOVE  HUEY LEWIS AND THE NEWS

 この曲、僕も大好きだよ。一発目の曲にぴったりだね。これは1982年のヒット曲で すね。これは最初のヒット曲じゃないかな、アルバムでいうと2枚目なんだけれども 。彼らはこの前にクローバーっていうバンドをやってて、イギリスで活動してたんで すね。何が一番有名かっていうと、エルヴィス・コステロっているでしょ、彼のファ ースト・アルバムはこのヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースのほとんどのメン バーがバックやってるんですよ。だからコステロのファーストだけは何故かアメリカ っぽいですよね。興味のある方は聴いてみてください。


2. 海辺とラジオ  鈴木祥子

 これ実はGREAT 3がかいてるんですよ、曲。


3. JUST THE WAY YOU ARE  BILLY JOEL

 これ僕が友達の結婚式に行くと必ずカラオケで歌い上げる曲ですね。(この曲はビ リー・ジョエルが前の奥さんのことを歌った曲なんだそうですね。)そうなですか、 前の奥さんって誰ですかね?(クリスティー、、、? あ、その前の?)いっぱいい るからわかんないですね。この曲はやっぱり名曲だよね。すいません、ちょっと僕、 一箇所ハモっちゃいましたね、ついね。この曲セッションでやったことあるんですよ 。GREAT 3とシアター・ブルックで。あとプレイグスと一緒に。


【ゲスト#13】  高中正義さん

片寄くん;今日はゲストに高中正義さんをお迎えしています。はじめまして。
高中さん;はじめまして。
シルビアさん;いらっしゃいませ。
高;お店----(笑)。
片;高中さんへの質問を送ってくださった方の中から抽選で3名様に高中正義オリジ ナルTシャツをプレゼント、
  これね、かわいいですよね。虹模様。僕もちょ っとほしいなと思ってるんですけど。
シ;すごいかわいい。これでチビTとかないんですか?
高;チビT? 古い人間なんで。ない。
片;高中さん、そのシャツいいですね、ビートルズ----。
高;一張羅で。
シ;あ、ビートルズなんですね。
高;最近ビートルズがまた。結構洋服でビートルズの柄のやつをよく見るんだけどな んでかな。Tシャツとかね。
片;アナ・スイとかに行っても、ニューヨークとか行っても、ザ・フーのロジャー・ ダルトリーの絵が描いてあっ
  たりするのがあったり結構そういうの流行って んのかもしれないですね。
シ;そうですね。
片;ところでですね、僕、高中さんには非常に思い出があるんですよ。僕、今年29な んですけども、、、
高;同じくらいですね、きっと。
片;まったく同じくらいだと思うんですけど。うちのバンド3人ともだいたい今年29 か30って感じなんですけど、
  やっぱその世代からすると高中さんっていうと ギター・ヒーローなんですよ。僕らがやっぱり一番最初におぼ
  えたのってい ったら「ブルー・ラグーン」。夢は青いSG-YAMAHAの、SGが欲しかったっていう。僕 持って
  ましたもん、高中さんの全部のギターの楽譜とか、コンサートにも行 きました、サンタナとの共演のやつ。
シ;じゃあ神様みたいな。
片;僕は全然、結局ねリード・ギターが弾けないまま終っちゃって(笑)、いまだに サイドのみなんですけどねえ。
高;ありがとうございます。
片;うちのドラムの賢一にも会ってやってください。すごい、今日、ほんとに来たか ったくらい、大ファンで。
  6月に『虹伝説』がリリースされたんですけど 、これもやっぱり僕らからすれば『虹伝説』の続きが出たって
  いう。
高;そうだね、これので、第一話というか、16年前に出たので。
片;13歳くらいです。中学校1年生ぐらい。僕、絵本と一緒に同時に買ったんだ。
シ;すごーい。その絵本と一緒に聴ける曲みたいになってるんですか?
片;絵本、さっきここにありましたよね。
シ;なんかすごく、その、絵本の風景を描いたのが、なんと、「ネバー・エンディン グ・ストーリー」の風景を描
  いている人ということで。
片;ウル・デリコ
高;ウル・デリコというイタリア人の画家なんだけど。もとはといえば、高校時代に ピンク・フロイドとかキング
  ・クリムゾンとかイエスとかいうプログレッシヴ・ロックっていうのかな、そう いうアルバムって1枚をこう
  30分くらいのストーリーになってるようなアル バムがいっぱいあったのね。そういうの作りたかったんだけど
  自分で全然ス トーリーとかできなくて、その絵本をグァム島で発見したんだけど、すごいきれいな 絵本で、
  ちょっと怖い感じの。で、これに曲をつけたら、そういうコンセプ ト・アルバムができるんじゃないかなと思
  って、16年前に作ったんだけど。 で、また、ウル・デリコという画家が最近その続きの絵本を出してくれたん
   で、また僕が絵本に曲をつけて、できたという。
片;『白い虹の伝説』、ザ・ホワイト・ゴブリン。
シ;すごいカラフルなんですよね。
片;うん、でやっぱりちょっとなんかこの怖いのが入ってるとこ、僕好きですよね。 サイケデリックっていうか。
高;サイケデリックっていう感じにはなりますよね。
シ;この小人さんみたいなのがゴブリンさん?
片;そう、ゴブリンも決してかわいいとは言えないんだけれども、すごいね、感情移 入するかんじがあるんだな。
  これはでも、やっぱり、楽しみにしてました、 僕らは。
高;毎回絵本に曲をつけているわけじゃないんですけど、この人の絵本だけ、異様に 好きで。
片;組曲みたいな、、、ミカ・バンドの時、『黒船』ってのがありましたよね、昨日 、聴きなおしてきたんですけ
  ど、ボックスを。あれ、その時からやっぱりそういう欲求ってのがあったんです か? ロック・オペラとまで
  はいかないでしょうけど。
高;今のヒット曲の作り方を正反対な作り方、絶対コマーシャルじゃない曲の作り方 なんですよね。
片;でも、でもなんですけど、高中さんの僕が一番好きなところは、なんていうのか な、僕、29になって振り返っ
  てみて、インストゥルメンタルの曲で心に残っている、いまだに浮かんできちゃ う曲は高中さんのとあと、
  YMOのいくつかの曲だけなんですよ。フュージョンと呼ばれてるものっていっぱ いあったと思うんだけども、
  ほとんどきいたはずなのに残ってなくて。でも「ブルー・ラグーン」とか誰でも 歌えるじゃないですか、ギ
  ターのインストなんだけど。それがすごく、僕は 感銘を受けるっていうか、それはそういう歌ものを作るよ
  うな気持ちで作る ような気持ちで作ったんですか?
高;もとはといえば僕、歌うつもりでいたんだけど、実際歌ってみたら下手なんで、 ギターでやるしかないってこ
  ともあって、そんなにジャズ的にもなりたくな いし、だからギターで歌うしかないんです。
シ;(質問 16年前に出た『虹伝説』の本は今でも手に入りますか?)
高;最近再販してるんじゃないかと思うんですけど、16年前も小学館から出てたんだ けど、たぶん、『』と一緒
  に売られてるんじゃないかなと思いますけど。
片;この『』の帯に書いてありますね。『虹伝説氈xの方のCDも再発されてまして 、こちらは昔より安くなって
  るんですね。いいな。でも、チャートに入って たんですよ、両方とも。僕見たんですけども。
高;だから『虹伝説』も入って『虹伝説氈x入ってたんですよ。『』を聴いた人 が『氈xをCDで聴いてみたい
  と、、、昔より安くなってるって、、、世間の 物価は高くなってるのに。
片;ここで一曲聴いていただこうと思うんですけど。
高;シングルにもなってる曲を。

4. INTO THE SKY  高中正義

片;これね、昨日から僕、頭ん中、ずーっと「イントウ・ザ・スカイ」。うちのメン バー3人。飛行機の中でも
  ♪チャチャチャララ、、ですよ。これはもう、最 高です。GREAT3のメンバーもね、だから、うちの賢一とか
  ほんとにすごい好 きで。前にGOLDでお会いしたことあるんですよ。今はなき。あん時、緊張しました。
高;もうないんだ。
片;今ないです。なんかエレベーターの近くに高中さんがスーツでビシッと立ってら して、僕らは子供でまだ女の
  子物色してるような時代だったんですけど。で 、握手してもらったのをおぼえてますけど。
高;あそこ、音がデカかったよねえ、ちょっと大人すぎたのかなあ、、、じゃあ行く なって。
シ;(質問 高中さんの度肝を抜かれるような派手な衣装はご自身がデザインされる のですか? ずっと気になっ
  ているので教えてください。)
高;今回の半分くらいっていうか、みんなと相談しつつ、100パーセント自分じゃな いですけど、今回虹伝説だし
  派手にしたい。16年前、僕、7色に頭染めたの 。でも今どき染めても、みんな染めてるじゃない、染めても派
  手じゃないか ら衣装で派手にしようかなと思って。
シ;あたし、この格好で今日来てくれるかと思ってました。
片;そんなわけないじゃないですか。エリマキトカゲじゃないんだから。
高;いやでも、これは賛否両論でね、すごい派手にはなったけど、センスの方でどう かなと。
片;いや、俺はこのくらい振り切れてる方がかっこいいと思いますけど、逆になんか 。
高;振り切れてはいるんだけど。
片;どっちかだなって思いますね。高中さんのラフな格好してるころとかも好きでね 子供のころ真似してました。
  赤いパーカーかなんかで、砂漠の上に立ってる ジャケットとかありませんでした? ああいうのを子供ごころ
  に真似して大 失敗してねえ、大人じゃないんだから。
  (質問 篠原ともえちゃんのバック で演奏されてましたが、他に共演したいアーティストやプロデュースして
  み たいアーティストはいますか?)
高;いや、いないです。
片;プロデュースって高中さんってやられるんですか?
高;プロデュースは、ほとんどない。全然ないかな。
片;やってみたいっていうそういう気持ちとかは?
高;僕、洋楽で育った人だからね、あんまり日本語で歌ってるのはあんまり得意じゃ ないんですよね。中には好き
  なのもあるけど、あんまり、こう、やっぱりイ ンストとか英語の歌の方がすんなりいけるんで、あんまり。
シ;(質問 現在の趣味は?)
高;趣味ねえ、、、趣味ねえ、、、んー、、、。
シ;なんかバハマにお家をお持ちでね、、、。
高;年の半分くらいは向こうに、今年は忙しいから4分の1くらいしか行けてないんだ けど。
片;そうだ結婚式テレビでやってました。僕、観ました。
高;海のまん前にあるコンドミニアムなんだけど、まあ、何をするでもないけれど、 海を一日見てられるし、でも
  ほとんど作曲してんだけどね、まあそれ見なが らファミコンしてたりもして。今、趣味は、すごい忙しいから
  仕事かな、ベ ースの練習が結構趣味になってたり。
片;先程お話をきいたんですけど、フライドエッグっていう幻のバンド、、、
高;大昔にやってた。
片;それこそサディスティック・ミカ・バンドの前ですよね?
高;高校出て初めてプロになったバンドがフライドエッグっていうやつで、僕、ベー スを弾いてたの。
片;それが再結成するということで、ナリモシゲルさん、、、
高;なるもしげるさんと、つのだひろさん、僕がベースで。最近またベースを。MR.B IGのビリー・シーンのビデオ
  を買ってきて、ビリー・シーン奏法を今練習し たりして、今、手が痛くって。
片;正規の発売かわからないんですけど、高中さんの初期のライブ音源とかCDになっ てませんか?
高;そうね、、、今度虹伝説のツアーもやるんだけど、フライドエッグもあの、参加 するというか、ゲストでね、
  少し。だから少し僕もベースを弾くという、御 披露目というか。
片;これはちょっと昔からの人にはたまらないものもあるし、伝説を観てみたいね、 新しい人にも。
高;何故か吉田拓郎もゲストで出るんですよ。東京の武道館に限ってはミカ・バンド のミカとあと、Charという
  ギタリストが参加するんですけど。
片;(質問 Charさんとは仲が良いんですか? 自分以外に日本でギターがうまいと 思う人はいますか?)
高;Charはでもすごいうまいですよ。でもね、最近、このレコーディングで初めてち ゃんとしゃべったの。一緒
  にギターも弾いたの。どっかですれちがったりは してたんだけど、挨拶くらいで。すごい面白い人で、ギタ
  ーもすごいうまい し。
シ;(質問 日本武道館のコンサートに行くのですが、コンセプトはどのようなもの ですか?)
高;1部2部あって、1部では虹伝説2をちゃんと絵本を見れる状態で、大きなスクリー ンがあって見ながらやって。
  で、休憩があって、2部では自分の、なんてい うのかな、芸歴けっこう長いんですけど、過去へ向かうタイム・
  マシーンっ て言ってるんだけど、だんだん古い曲をやってって、最後には拓郎とかミカ・バンド のミカとか
  Charとか、「クロスロード」やったりもするんだけど、フライド エッグ、僕が初めてプロになったバンド、
  フライドエッグも出てきて、僕が ベースを弾いたりもしてという。
シ;タイム・マシーンっていうのも面白いですね。
片;刺激的ですね。僕なんか写真でしか見たことないから、、、行きたいな。
   では今後の活動とライブの予定を教えていただきたいんですけど、今、話に出まし たけど、9/5に日本武道館
  これにはゲストも有りということで。
シ;なんかこれからプロジェクトとかあるんですか?
高;吉田拓郎のレコーディングがやっとこないだ終わったところで、
片;一緒にやられてたんですか?
高;うん。拓郎の昔CBSで出した「結婚しようよ」とか「夏休み」とかすごい昔の曲 をみんなでリメイクしてて、
  で、それが秋に出てツアーも参加したりもする んだけど、やっぱりフライドエッグの再結成というか、もっと
  ベースうまく なって、早ければ年内、たぶん来年になっちゃうかもしんないけど、フライドエッグ としてアル
  バムを出してツアーをやるという。
シ;じゃあ、しばらくは日本にいらっしゃるんですか?
高;んー、冬はバハマに帰りますけど。
シ;いいですねー、バハマにお家があるなんて。
片;いいねー、もうあの、結婚式の時の高橋幸宏さんの酔っ払い具合が面白くて面白 くて、テレビで見てて。
高;そう、そんな酔ってなかったと思うよ。
片;僕が見たときすごい面白かったんですよ。みんな楽しそうで。なんかセッション とかしてていいなあと。僕た
  ちもライブ行きたいですね。
  最後にな りましたが、高中さんのリクエストにこたえていきたいなと思うんですけど。
高;最近はFMが結構あたりまえだけど、昔はFENっていう米軍放送を聴くのがかっこ よかったというか、、、
片;今でも時々聴きますけどね。
高;それで、なんかの------テープ反転中のため不明------エル・チカーノから一曲 。
片;ではこの曲を聴きながら高中さんとはお別れです。ありがとうございました。

5. MAS ZACATE  EL CHICANO


6. SELF CONFIDENCE  NEWTONE

 これはねえ、なんかスウェーデンのグループなんだよね、結構新しいグループなの かな?すごいなんかいい感じじゃないですか。ちょっと聴いてみようかな。
 すごいいい曲だね。スウェーデンのバンドなんだけど、すごくソウルフル? な感 じがしてるし。カーディガンズとはまたひとつ違った感じですね。これは買いに行く かもしれませんね。


7. BIGGEST PART OF ME  AMBROSIA

 この曲はいいんだよねえ、僕のバンドのベースのきよしのお父さんに教えてもらっ たんです。実は。もう60近いのに洒落たおじいさんでした。おじいさんじゃないや、 お父さん。
 これは80年代の名曲ですね。AORの。(こんな歌を歌ってくれる彼がほしいですね )あ、そうですか? 耳元でですか? このアンブロージアはね、しばらく解散状態 にあったんですけども、今年に入って再結成しましてですね、ロスあたりでは何回か ライブをやって、で、こないだベスト盤が出たんですよ。この曲も含まれているので 、国内盤も出てるんですけど。それに新曲が3曲含まれてて、そのうちの1曲は今くら いにいい曲だったですよ。だからもしかしたら来日する可能性もあるかもしれないで すね。


8. TURN DOWN DAY  CYRKLE

 僕もこれは大好きなんだよ。泣けるんだよ。泣いてくれ。
 この曲はねえ、泣けないって言ってましたね(うん)、でも夏のボーっすた感じと かって今なくしちゃってる人から聴いたら悲しくないですか? 切なくなったりとか 。僕、これ、すごく切なくなるんですよ。これをプロデュースしてたのが、今度佐野 元春さんが一緒に仕事をするプロデューサー、ジョン・サイモンなんですよね。


【BRAN-NEW TRUCKS】  BRAD  『INTERIORS』

 僕、今週ずっと地方にいたんですよ。インストア・イベントとか取材とかいろいろ ありまして、ほとんど東京に帰ってこなくて、行く先々のレコード屋さんでいろいろ 新譜を買ってきたんですけど、そん中から面白かったのを持ってきたんだけど、2枚 あってどっちにしようか迷ってるんだよねえ、、、こっちにしよう。だからこれはか けない方なんだけど、これもいいんだよね。シュガー・プラムってバンドでね『ブル ー・サマー・デイズ』っていうんだけれども。これはね、アンソニー・メイネルって いうスクァイヤーっていうバンドを70年代後半にやってたイギリスの、なんだろうな 、すごくメロウな歌を歌う人で、たぶん、スウェーデンの連中なんかはきっと彼のl ことすごい大好きな、なるんじゃないかなあと思うようなポップ・アルバムで。なん か日本人の女の子と結婚して、自主制作で出しててっていうウワサを聞きましたけど 。今日はかけないけど、これも今度、でも、かけたいなと思います。
 今日ね、かけたいのは、こっちにしましょう。最近レコード屋さん、どこへ行って も、オアシス、オアシス、オアシス、オアシス一色ですけどね、あれもすっばらしい アルバムだと僕は思ってるんですけど、まあね、ちょっとね、その影に隠れて地味に 発売されていたやつなんですが、ブラッドというバンドを紹介したいと思います。
 これはパール・ジャムのギタリストであるストーン・ゴッサードが中心となったサ ブ・プロジェクトなんだろうね、きっと。パール・ジャムっていうとどういうイメー ジある?(激しい)激しくて結構陰鬱で(んー、大丈夫? って感じ。助けてあげよ うか?)ネガティヴな感じなんだよね。特にヴォーカルのエディ・ヴェダーがかく詞 とかはそういう感じなんだろうけど、きっとね、ブラッドのストーン・ゴッサードな んかはまたそれとは違ったベクトルを持っているみたいで、このブラッドっていう、 アルバム2枚目になるんですけど、このプロジェクトでは。これはね、また、パール ・ジャムとはすごくね、全然違う音楽性になってるんで。またパール・ジャムを思わ せるようなところもあるんだよね。そこがね、僕は魅力的だなと思うんですけど、と りあえず聴いてもらおうかな。シングル・カットされたナンバーじゃなくて、僕が一 番好きな曲でいいかな? ブラッドのアルバム『インテリア』から聴いてください。

9. I DON'T KNOW  BRAD

 サウンド的にはパール・ジャムと全然違う感じでしょ。ちょっと一瞬ピアノがフュ ーチャーされてベン・フォールズ・ファイヴを思わせるようなファルセットの感じと か。でも詞の世界はなんか、どうやらシルビアに訳してもらおうと思ったんですけど 、相変わらずのグランジな世界っていうか。(俺はもうどうなってるかわからない。 どうでもいいよ、みたいなそんな世界を歌い上げてるんですね。君のいる世界もどこ だかわからないよみたいな。)でもこういうのすごくわかるんだよね。レディオ・ヘ ッドとかも最近のバンドとかではそういうのあるけどね。時々、深ーく落ち込むと、 かなり落ち込んじゃうと、ちょっとくらい明るい歌聴いてもさ、ダメじゃないですか 。僕はダメなんだよね。(じゃ、そういう時は暗い曲を聴いてとことん落ちる)落ち るっていうか、その中に埋没することによって、こう、気がついた時には楽になって るんだよね。うん。そういう作用もきっとあると思うだよね。楽しい曲ばっかり聴い ていれば救われるってわけでもないと思うんですけれどもね。


10. 君がいた夏  MR.CHILDREN

 ミスター・チルドレンのこの頃のせつない歌とか結構好きなんだけどねえ、またこ ういうの歌ってほしいですね。今、休止中ですからね。また復活してくださいね。



 まったく最高だぜ「GREAT3」
インデック スへ戻る!


前ページへ戻る!


 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
Bay FMのラジオ番組「スパークリング・エクスプレス」の頁はこちら!!