オンエアリスト

1997. 7. 26

1 . 君が思い出になる前に
  SPITZ

2 . DON'T ANSWER ME
  THE ALAN PARSONS PROJECT

3 . MELT AWAY
  BRIAN WILSON

4 . TOUGH
  THE COLLECTORS

5 . GIULIETTA
  THE COLLECTORS

6 . FRIDAY STREET
  PAUL WELLER

7 . ENDRESS SUMMER NUDE
  真心ブラザーズ

8 . マイ ウェイ
  GREAT 3

9 . ON THE BEACH
  CHRIS REA

10. ISN'T SHE LOVELY
  STEVIE WONDER

11. SO MUCH FOR THE PAST
  SYLVER

12. ウルフ
  GOSPELLERS

13. NOTHING TO DECLARE
  CLOUDBERRY JAM



カタヨセアキトのコメント<1997. 7. 26>


2. DON'T ANSWER ME  THE ALAN PARSONS PROJECT

 この曲はですね、フィル・スペクターの60年代のサウンドを80年代に再現したすご い名曲ですけど。アラン・パーソンズ・プロジェクト、実は来日が決定してるんです よね。どんなライブをやるんだろうね。ニュー・アルバムも出たんですよ、久しぶり に。それも僕、まだ聴いてないんでね、今度チェックしてみようと思います。


3. MELT AWAY  BRIAN WILSON

 この曲もね、僕とベースのきよしが聴いたときは涙を流してしまったんですけどね 。


【ゲスト#9】 加藤ひさしさん&古市コータローさん(THE COLLE CTORS)

片寄くん;今日はザ・コレクターズのボーカル、加藤ひさしさんとギターの古市コー タローさんをお迎えしました。よ
  うこそ。
シルビアさん;ようこそ。
加藤さん(加)&古市さん(古);こんにちは。
片;どうもお久しぶりですね。
古;そうだね。
片;なんかラフな格好ですね、今日は。
古;海行くみたいでしょ。
加;おまえだってラフじゃねえかよ。
古;おまえは夕方だよ、浜辺の。
加;もうおまえ、泳ぎ終わった後って感じだな。
片;僕はねえ、タオル地のパーカーなんですけど。
加;これ可愛いじゃん。
シ;コータローさんの格好は何なんですか?
片;コータローはねえ、これは何だろう。
古;サーファーだね。
加;サーファー?(笑)
片;カット・オフしたジーンズに、もうこのすっかり色褪せたマークがね。色褪せた Tシャツ。
古;これカリフォルニア、ちょっと意識してる。
加;このカットする長さはポール・ウェラーの。
シ;加藤さんのこの格好は。
片;加藤さんは、スタイル・カウンシル時代のポール・ウェラーを意識した、、、サ イクリング・ファッション。
加;最近自転車にハマリまくっててね。
片;いつからだっけ? 結構長いよね。
加;もう2年くらい。
片;スネ毛ないじゃないですか、今。
加;もう、スネ毛はさ、風の抵抗があるじゃない。
シ;でもでも不思議なの。髪の毛は長いの。
加;そうなんだよ。
片;風の抵抗があるから剃るんだ。
加;いや、みっつあるの、理由は。ひとつはね、怪我したときにばんそうこうとか貼 れないじゃん。剥がすとき痛いじ
  ゃん。ふたつめは、オイル・マッサージす るんですよ、選手は必ず走る前に。
シ;そんな本格的なんですか?
加;もちろん。みっつめは重要なんだけど、かっこいいから。
片;で、これ、台本に『片寄さん、コレクターズの追っかけだった』っていう話ある んですけどね。
シ;ほんとなんですかこれは。
片;これはほんとですね。コレクターズというよりは、前身のバイクの時代から。
古;バイクんときに、俺と片寄、一緒に見てた。
片;前身のザ・バイクっていうバンドがあって、いわゆる東京モッズ・シーンっての があって。
加;草分けだったね。
片;うん。草分けですね。いわゆる、ほら、イギリスのモッズっているでしょ。ベス パに乗ってスーツ着て。で、東
  京にもそういう連中がいて。
加;いたね、80年代の頭にね。
片;今のハイロウズのヒロトさんとかもそうだったし。
加;マーシーとか。
片;あと、誰がいたんだろう。
加;あとは、、、いないね。みんな消えたね。
片;もうみんないなくなったね。残ってんのはハイロウズとコレクターズだけ?
加;だけだ!
古;姿変えたけどね。
加;俺たちがだからいちばん忠実でしょう、そういう意味では。
片;そうだね。でも、昔はこんな格好絶対許さなかったでしょ。
加;でも、ほら、今モッドのあのファッションが流行っちゃったじゃない。流行って ないときにああいうモッドをやる
  からやっぱモッズでしょ?
片;そうだよね(笑)。
加;今、誰もこんな格好してないから、今、最高にモッドな奴は、、、
片;ようするに誰もしてない格好してるのがモッドだと。
加;モダーンな奴らって意味だからね。
シ;じゃ、片寄さんその頃はおいくつだったんですか?
古;高校生だったね。
加;高校2年生だったね。
片;17とかそのくらい。
加;中間テストとかをサボってライブを観にくるタイプだったですよ。
片;いやもうほんとにね、すっごい好きだったのよ。あのねなんだろ、日本の音楽っ て聴いたことなかったんだよ。
  興味が全くなくて。ま、多少、大滝詠一さん とかまあ、そういうの聴いてたんだけど。
加;伊藤銀次さんとか。
片;そう、伊藤銀次さんとかね。あのへんのナイアガラ関係を聴いたりはしてたんだ けど。もうね、初めて観て、こう
  身近で観て、いいと思った日本のバンドだ ったんだよね。じゃあ、まず一曲聴いてもらいましょうか。曲紹介お願
  いし ます。
加;曲紹介って何紹介したらいいか書いてないんですけど。
片;ほんとに? やっぱり一曲目はシングルいくでしょう。
加;ああ、一番最近出たシングルね。はい。

4. TOUGH  THE COLLECTORS

片;じゃ、リスナーのみなさんから質問がいっぱいきてるんですけど、、、どれから いこうかな。
  (質問 ニュー・アルバムのタイトルとその意味を教えてくだ さい。)
加;あのね、おのー、片寄も知ってると思うんだけど、モッズ・ゴッドと言われたク ロダマナブくんが新宿の路上で配
  ってた雑誌『Here Today』ってのがあった でしょう。ビーチ・ボーイズにもあるよね。
片;あっ、『ヒア・トゥディ』ってタイトルなんだ。
加;『ヒア・トゥディ』にしました。
片;昨日終わったばっかりなんですよね、マスタリングが。
加;昨日終わったんですよ。なんか響きが好きでね。ビーチ・ボーイズの『ペット・ サウンズ』に入ってるよね、曲。
片;いい曲だよね。僕、持ってます、モッズの雑誌『ヒア・トゥディ』。
古;俺も持ってる。
片;やめようか、恥ずかしくなるから。
加;ちょっとテレるね。
片;(質問 新作について教えてください。)
加;久しぶりにセルフ・プロデュース。この前は伊藤銀次さんにやってもらって、そ の前は吉田仁さんね、サロン・ミ
  ュージックの、3枚やってもらって、その 前はピチカートの小西君にやってもらって、ずーっとここのところプロデ
  ュ ーサーがいたんですけれども、ついにセルフ・プロデュース。
片;いいんじゃないですか。こういうこと言ったらあれなんだけれども。
加;やりたい放題なんだけどね、コイツが帰るんだよ。
片;コータロー?
加;10時過ぎると。
古;俺、10時で火落ちるんだよね。
加;飲みに、、、そうなのよ。
片;あー、だって前、上下でレコーディングしたことあったじゃないですか。コレク ターズとグレイトスリーで。夜
  10時過ぎると下に、うちのとこ降りてきて、 飲みに行こう、飲みに行こうって。
古;そう、俺、グレイトスリーのさ、コーラスやったよな?
片;やったっけ?
古;やったよお、なんかB面。
片;あ、やったやったやった。なんだっけ、あれ、、、あれだ。
古;カヴァーでNAZZなんかの。
片;NAZZの「オープン・マイ・アイズ」だ。あれクレジットで記してないんだよね。
全員;(爆笑)
片;あれはだって、マキシ・シングル、加藤さんの声も入ってるんだから。
加;あ、入ってるよね、そうだそうだ。
片;そう、『グレイトスリー』って実はねえ、どっかに、「無礼講ビーツ」でね。
シ;大丈夫? もらわなきゃ。
片;じゃあ、ギャラは、あの、ホッピーかなんか、、、アサヒ・スーパー・ドライで 。
加;強烈なやつでよろしく。
シ;(質問 メンバーのみなさんの最近気に入っているアルバムを教えてください。 )
加;僕はね、師匠ポール・ウェラーが久しぶりに新譜出したじゃない。あれね、もう 、すごい、その名の通り『ヘヴィ
  ・ソウル』。ヘヴィで効くね。このチャラ チャラした世の中にちょうどいいね、あれくらいの重さが。
片;ちょっと、今日は昼間のラジオだからあれだけれども、前、加藤さんのにゲスト に出たときは悪口言いっ放しでし
  たもんね。
加;いやそんなことないよ。建設的な意見と大島渚さんみたいな素晴しい意見の交し 合いで。君は何が?
古;俺はウェラーの、ジャムのボックス出たじゃない。あれをすごく聴いてるね。面 白いよあれ。
加;すっごいあれ聴くのたいへんじゃない? あんなに枚数あって。
片;5枚組なんですよ。ジャケもリッケンバッカーでね、かっこいいんですけど。
古;写真集がついてるからって買ったんだけどね、字ばっかりだった。
片;わかんなかったねえ。
  (質問 片寄さんのコレクターズの思い出の一曲は何ですか?)
  何が一番好きなんだろうって思うんだけど、去年の夏、一緒にイベント出たじゃ ないですか、大阪で。あん時に
  ねやっぱりね、聴いて不覚にもね涙腺が緩ん じゃったのがやっぱりね「夢見る君と僕」。
加;略して「ユメキミ」だ。
片;「ユメキミ」って言うんですか、あの曲。あれはねえ、なんかダメ、ダメですね 、やっぱり僕。
加;出会いの曲なんじゃない? だいたい。
片;なのかもしれない、なんか。昨日も僕ら渋公でライブやったんですけど、ゲスト にエルマロのアイゴンがいたん
  ですけど、アイゴンもコレクターズの大ファ ンだったんで、もともと。僕と入れ替わりくらいにライブに来たの
  かなあ。
古;手伝ってもらってたんです、いろいろなことを。
加;片寄と同じようなそういう感じだったね。
片;すごいいっぱいミュージシャンの中でもファンいっぱいいるバンドですよね、コ レクターズってね。
古;それ、いいことなのかな。
片;(笑)いいことじゃない?
加;俺も片寄のファンだもん。
片;えー!!! ほんとですか?
古;片寄にプロデュース頼もうと思ったくらいだもんね。
片;だってさ、俺が歌ってるの想像つかなかったでしょ。
加;でも一回、某FMで一緒に歌ったことあるじゃない、生放送で。
片;ありましたね。ビートルズの「エイト・デイズ・ア・ウィーク」かなんか。
古;片寄が歌うたうとは思わなかったな。昔、歌い始めたころさ、『歌うと声が震え る』って悩んでたじゃん。
片;俺ね、生まれて最初に弾けるようになったのがコータローに教えてもらった曲だ ったんだよね。ジャムの「イング
  リッシュ・ローズ」。
加;おお、ずいぶんジブいね。
片;あれをアルペジオやり方教えてもらって、それからです。
加;でもおまえの家に高校2年生の時、おまえがさ、遊びに行ったんだけどさ、ギタ ーに弦が張ってなかったんだよな。
シ;なんのために?
片;だから、手が小さくて弾けなかったの、まだ。
加;コステロのレコード借りてくと中身がフランク・ザッパだったりするんですよ。 最悪の管理で。
片;管理がいい加減なので、僕、レコードの。
加;ターン・テーブルで5枚くらいレコードを、、、わけわかんなくなって。
古;だんだんヤバイね、話ね。
片;もう、ちょっと、曲にいこうかな。これ、ひとつ前になるんですか?
加;4月に出たシングルで、でもアルバムには入りますよ。

5. GIULIETTA  THE COLLECTORS

片;おおくりした曲はコレクターズで「GIULIETTA」。
古;かっこいい! GIULIETTA。
片;すいませんね、からかわないでくださいよー。
古;かっこいいっ!
シ;いい曲ですね。
片;ほんとになんかコレクターズ聴いて思うのは、いい意味でほんと一貫してますよ ね。
加;変わりようがないじゃん、でも。
片;だって、僕が16、17ん時聴いた時から10年以上経ってるけど、基本的なとこは何 も変わらないよね。
シ;自分の何かグッと持つものがあるんですか?
加;自分がね、だから好きなバンドっていうのが、じぶんが十代の頃から何も変わら ない。フーだったりキンクスだ
  ったりピンク・フロイドだったり、全然変わ らない。ずーっと好き。
片;普通だってここまでの人いないじゃないですか。
古;加藤ひさし君っていうのは不器用な男なんですよ。
加;健さんみたいですね、俺。
片;健さんもしくは石原裕次郎さん、ボスですか?
シ;大人ですね。
古;僕はもうアダルトで、ゴルゴでうってますから。
加;ゴルゴ!!! ですか。
片;次の質問いこうかな。
  (質問 加藤さん、「雲の影」の中の歌詞にもヒゲのことが歌われてますが、最 近何故ヒゲを剃ったのですか?)
加;シルビアさんに見ていただきたく、、、
シ;ほんとだー!
加;すごい立派にはえるんですよ。上下全部つながるような。
片;すごいよね、いわゆる熊オヤジ的な。
加;おまえそういう言い方はないだろう。
シ;でも、なんかサングラスしてると外国人に見えないでもないですね。
加;ですね。サングラスしろってことですね。一ヵ月くらいですぐこれくらいはいち ゃうんで、気ままに剃っちゃう
  んですよ。
古;昔はえなかったのにね。
片;結構、プロデューサーから剃れとか言われたりとかしたこととかは?
加;もう、年中。その度に??みたいなヒゲにしたりすごいヒゲにして現われるんで すけど一度もうけないんですよ。
片;でもね、俺たちのまわりではすごくうけてるよ。
加;エルマロのアイゴンが、俺のさ、ヒゲ・フェチでさ、頬ずりしてしょうがないん ですよ。
片;やだなー。
シ;でも、可愛いよね、伸ばしてみつあみとかしたら。
片;アイゴン、ニュー・アルバムのジャケットで、加藤さん意識してヒゲをやったら しいですよ。
加;あの顔、俺なのかよ。
片;そうそう、たまたまここにあるんですけどね。
シ;ほんとだ、これ、ビージーズの人に似てますね。
加;ああ、似てますよね。
片;ヒゲはこう鼻のあたりまでビッシリはえてる感じですよね。
加;そう、それがいいよね、男らしい。
片;あと、うちのニール&イライザのほりえくんとか、キーボードやってる、もう大 好きなのよ。
加;ほりえくんには一度お世話になって、いいキーボーディストだね。
片;特にルックスがいいって言ってましたからね、彼は。
加;もちろん、だって俺たちルックスでうってるもん、いまだに。
片;いまだに。ビジュアル系ですか?
加;あたりまえじゃん。元祖ビジュアル系って俺たちのことだよ。
片;僕もね、加藤さんのファッション真似してたことがありました。
シ;モッズの頃ですか?
片;そう、まったく同じのを作ってもらったりしてね。
加;僕の奥さんが片寄くんのスーツを作ったりしたこともある。
片;そうなんですよ。全部ソーイングができる人でね。スーツ一着3万円くらいで作 ってくれたんですよね。ほとんど
  もう原価ですよ。
加;作ったあとに太ったね。
片;すいません(笑)。最近また少し痩せたんだけどね。だめだなあ、、、なんの話 してるんですか。まあ、質問も
  いっぱいきてるんですが、今日はコレクター ズをお迎えしてお送りしています。今後の活動とかライブの予定が
  あったら 教えてほしいんですけど。
加;8月、イベントが4本ありまして、東京ではブリッツに21日だったっけな、あった んですけど、ソールド・アウト
  してるんですよ。それなんで、11月くらいに また秋のツアーがたぶんありますんで。
片;ブリッツの方はイベントだったんですか?
加;イベントです。ミッシェル・ガン・エレファントとドミンゴスとやるんですけど もね、こちらソールド・アウト
  なんで、観れないんでね。
片;じゃあ、ワンマンの方にってことですね。
加;秋にまたやりますから、そのうち発表します。
古;学祭とかね。
加;学祭とかね。
片;学祭とか面白いですよね。いつかまた一緒にやりたいですね。
加;やりたいね。
古;ほんとかよー
片;ほんとですよー。
加;ほんとかよって、おまえ。ほんとだよ。
片;ほんとだよ、うそつかないですよ、僕。じゃあね、最後になりましたけど、この 番組はゲストの方のリクエスト
  にこたえることになってるんですけど、やっ ぱりここは、いきますか? 師匠。
加;ポール・ウェラーね。
古;彼しかいないですね。
片;彼しか、ウェラーしかいないですか。
加;しかも「フライデー・ストリート」って歌をかけたいんだけど、“いつでも俺の 夢は金曜の街”あるんですよ、
  男はそういうもんでしょう。
片;そうですね、いつまでたってもね。
加;ストリートですよ、ロックは。
片;そこで恋を拾いですね、男は生きると。よくわかんないですね。
古;ネオンに消える。
加;ネオンに消えるんじゃないよ。
片;ではその曲を聴きながらコレクターズとはお別れなんですけど、今日はほんとに ありがとうございました。
加;また遊びに来ます。

6. FRIDAY STREET  PAUL WELLER


8. マイ ウェイ  GREAT 3

《ライブ・ツアーについて届いた感想を読みながら語る片寄くん》
 名古屋と大阪は渋谷公会堂みたいなホールじゃなくて、スタンディングのライブハ ウスだったから、もう、前の方のお客さんとか一緒に歌ってくれてね、自分の声が聞 こえなくなる瞬間があるくらいで、すごいそういうのうれしかったですね。
 (なんかスタッフの方にきいたら、コンサートなんだけど、ライブ感があってすご くよかったって言ってました。)渋谷公会堂みたいなでっかいところだけど、ほんと は基本的にあんまり大きいところでやりたくないんですよ。なんかぎょうぎょうしい っていうか、あんまりそんな柄じゃないなと思ってるんで。(ファンの人たちに手が 届くようなそういうところがいいですよね。)そう! いちばん後ろの人の顔が見え るくらいのところでやりたいと思ってるから、そういう意味では渋谷公会堂ってのが いちばんマックスかな、大きさでいうと。だからよかったんじゃないかな。
 ギターにね、プレクトラムっていうバンドがいて、すごく若い、まだ24歳のギタリ ストなんだけれども、今回初めて一緒にサポートしてもらったんだけど、すごくよく てね、もう、なんか若いからね、こう一緒にやってるだけで、楽しいらしいんだよね 。なんかいろんな音楽が吸収できるみたいで。こっちも楽しくなって、今までもう何 回もやって飽きてた曲でもね、彼と一緒にやると新鮮な感じになれたんだよね。

 この曲は昨日アンコールの一曲目にやって、ドラムのケンイチが歌ってるんでね、 すごい盛り上がった曲で、僕の歌より盛り上がったんじゃないかな。


9. ON THE BEACH  CHRIS REA

 この曲ほんといいですよね。なんかやっぱりこの季節になると聴きたくなるってい うのかな、夏でもいいし、冬の海にもあう感じの曲なんだよね。クリス・レアはギタ リストとしてもすごく僕、好きでね、スライド・ギターを彼よくやるんだけど、すご いね、スライドで泣かせるメロディを弾くのがねよくてね、それを聴きたいがために 毎回アルバム買っちゃうんだよね。なぜか全部持ってますよ。


10. ISN'T SHE LOVELY  STEVIE WONDER

(15年も一緒だった愛犬が死んでしまって何をしても思い出すというメッセージに)
犬は人間だからなあ、なんかへんな言い方だけど。


【COLLECTOR'S ITEMS】  SYLVER

 ほんとに大好評なんでしょうか? 好評に思っている人はね、ファックスかなんか でこうご意見を送っていただけると私は非常に心が落ち着くわけなんですけども。( 続いてるから絶対好評ですよ。)はい。自分で自分にいいきかせてますね。
 今日は、シルバー、以前に「ミュージシャン」という曲をこの番組の中でかけたん でもしかしたら覚えている人もいるかもしれないんですけど、70年代後半かなあ、ウ エスト・コースト系になるのかなあ、なんてんだろ、アメリカン・ロックだよね、い わゆる。AORの走りだったりとかするんだけど。イーグルスのメンバーの弟がいたり とか、後にグレイトフル・デッドに入ることになるグレント・ミッドランドがいたバ ンドとして今は有名で、日本でも「恋のバンシャガラン」っていう曲が大ヒットして ね、で、この曲。「恋のバンシャガラン」ってのはね、イントロのフレーズがあるん ですけども、それはね今も脈々と結構いろんな人に影響を与えてて、槙原敬之さんの 曲のイントロなんかもね、このシルバーに間違いなく影響を受けてるんですよね。実 はねえ、聴いていただけるとわかるですけれども。
 僕はこのグループすごく好きで、アルバムは1枚しか出てないんだけれども、その アルバムの方はシルバーのファーストっていうアルバムなんだけれども、今、CD化さ れていてますから簡単に手に入るんですが、今日はですね、ここであんまり自慢気に するとすごくいやな奴に思われてしまうんで、控えめにご紹介したいと思うんですけ ど。アルバムに入ってない曲があるんですよ。まあ、そのアルバムから「メモリー」 って曲がシングル・カットされてるんですが、そのカップリングに入ってる曲があり まして、それがアルバムに未収録の、しかも後にグレイトフル・デッドに入るグレン ト・ミッドランドの曲なんですよ。これは僕結構探しましたね。日本盤でもってきた んですけど、もう「メモリー」って曲がずばり「思い出」とね、デカく思い出って漢 字で書かかれるとね、このジャケット、見せたいなーみんなにね、で、これジャケッ ト全体に、何ですかこれ、ピクニックしてるような感じですよね、長髪のむさい男た ちが5人こっちを向いてる感じなんだけれども、「思い出」のカップリング・ナンバ ーで「過ぎ去りし日々」というタイトルがついていますけれども、それを聴いてもら います。

11. SO MUCH FOR THE PAST  SYLVER

 どんな歌詞なんですか?(これはなんか昔の思い出に残ってる写真を見ながら、今 みんな変わってしまったのを見て、昔、夢に描いてるようにはならなかったけれども )恋人の歌じゃなくて友達とか、学生時代のことなんだ。(いろいろ変わっちゃった けど、夢に見たことはおこらなかったけど、僕はまだここにいるよっていうような) 夢は叶わなかったけど、それでも幸せだってそういう感じ? いい歌だねえ。シルビ アさんいると便利だね、こういろいろね、便利だねって失礼だねー、なんかね、すご く。この時代のサウンドっていい時代だったんだなあって感じしますよね。のびやか でね。今はこういう曲ってないじゃないですか、ビートがすごく強くなってしまって 。でも、アメリカでもねメロディ志向の曲が増えてきてるからね、またこんな感じの 曲なんか出てくるのかもしれないね。僕、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースなんかも ね、いまだに結構好きでね。ああいうバンドとかがんばってほしいんだよね。そんな 感じがしますけどね。


12. ウルフ  THE GOSPELLERS

 すごい最初かかった時に14カラット・ソウルかと思っちゃいましたね。すごいコー ラスがうまくて。ゴスペラーズの人たち、実はお会いしたことあるんですけれどもね 、すごい気持ちのいい感じのね、まだ若いんだよね、たぶん彼らはね。気持ちのいい 感じの人たちでね。なんかグレイトスリーのことも聴いててくれたみたいでね、すご くね話がはずんで。僕らが昔いたレコード会社のスタッフがやってるみたいで。すご いうまいね。びっくりしちゃうね。僕も見習わせていただきます。がんばります、僕 も。


来週はスウェーデンからトランポリンズをゲストにお迎えします。


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 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
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