これ、懐かしいナンバーなんですよね。ウォズ・ナット・ウォズ。プロデューサー として有名なドン・ウォズが昔やっていたグループです。

　ダイナソーって、ほら、恐竜だよねえ。（なんと今日は『ロスト・ワールド』の初 日だということで）それにひっかけてリクエストしてくれたのかなあ、観た？　『ロ スト・ワールド』。（観ました。なんかねえ、ほんと恐竜やっつけろって感じ。最高 でした。）いいなー。

　これ、僕もシングルいただいて何回か聴かせていただきましたけど、やっぱりいい 曲ですね。すごくねえ、泣けるんですね、まずいです。

　これねえ、僕、人生の三大好きな曲の一曲に入るかもしれないんだな。これは『サ ーフズ・アップ』っていうアルバムに入ってるんだよね。確か1970年代初頭のビーチ ・ボーイズのアルバムなんだけどね。これ、たぶん、この時代の、70年代のビーチ・ ボーイズのアルバムって廃盤になっちゃってるんですよ、今。おそらく。再発は出た んですけど、、、国内盤はそれもねえ廃盤になっちゃったんですよ。また、あるのか な再発が、、、またぼちぼち再発されてくみたいです。今のところすぐ手に入れたい と思ったら、ボックス・セットがあるんですね、ビーチ・ボーイズの『グッド・バイ ブレーション』っていうね、ボックス・セットがあるんですけど、そちらの方でした らこの曲は入ってます。70年代はサーフィン・ソングというよりこういう感じのナン バーが多いのでいろいろ聴いてみて下さい。

片寄くん（片）；それでは今日のゲストをご紹介しましょう。浅田祐介さんです。
浅田さん（浅）；ひさびさー。
片；どうもお久しぶりですね。もうなんか髪が、色、変わったね。
シルビア（シ）；こんにちは。でもね、すごい素敵な色だと思うんだけど。ブルーが かったグレーがかった。
片；そうだね、何色っていうんだろ、エメラルド・グリーンとなんかシルバーが混ざ った感じ？
浅；なんかね、女の子はいいようにとってくれるんだけど、友達の野郎は「まあほっ といた顛末画だよね。顛末の色だよ
　　ね。」って、その通りなんですよ。
片；今、まさにレコーディングに入る直前っていうことで。
浅；月曜日からまたスタジオ入るんで、今、追い込みで、もう、ねっむーい！　の絶 好調っス。
片；そんな状況で髪の毛はかまってられないですよね、ミュージシャンは。
浅；もう、全然。
片；そして、今日もリスナーのみなさんからの浅田祐介さんへの質問を募集したいと 思います。電話は・・・ファックス
　　の方は・・・です。みなさんたくさん送 ってくださいね。そういうわけでねえ、、、。
浅；なんかめちゃくちゃいい奴っぽい声出してるな、片寄。
片；なんで、僕、いい奴じゃないですか。
シ；スタッフ、オオウケですけど、いい奴じゃないんですか？　みなさんゲストにく ると、いい奴だと言って、捨て台詞
　　のように。
浅；いや、めちゃくちゃいい奴なんだけど、俺としては。
片；まあ、なんか言われる前に次にいっちゃおうかな（笑）。
シ；ちょっと待って、お二人は学生時代からのお友達ということなんですか？
浅；いや、そういうわけでもないんですけど、結構知り合いがつながってたりとかし て。
シ；世界はちっちゃいぞと。
片；祐介は、だって同い年なんですけれども。
シ；ええっ！
浅；まず、僕、チャラって女の子の音を作ってたんですよ、そのチャラと事務所がグ レート3は一緒。でね、こないだプ
　　ロデュースしてもらった、会田？　アイ ゴン？　エルマロの。あいつ高校の同級生なんですよ。けっこう、仲間が。
片；接点があるんですよ。これ、話すと長いんで、また後でゆっくり話しましょう。 で、リクエストいただいてんですけ
　　ど、ペンネームが『月の見える丘で祐介 と会いたい』という、奇特な方ですね。
浅；奇特な方です。こわいもの知らずというか。
片；チャレンジャーですね。
　　『質問：アルバム発売はいつでしょうか？』
浅；アルバム発売は、、、できるだけ早く。できたらすぐ出しますわ。今作ってる最 中なんで。

4. SPIRITUAL POP　　浅田祐介

片；いっぱい質問をいただいてるんでねえ。
浅；答えられるのだけ選んでね。
片；OK!！　OK！
　　『質問：今、こっているものは何ですか？　ハマっている ものをききたい』
浅；今、ハマっているものですか？　コンピュータだったんですよ。で、ほらミュー ジシャンってわりと、マッキントッ
　　シュが。で、その他に世の中の一大潮流 としてウィンドウズ・マシンってのがあるじゃないですか。ウィンドウズ・
　　 マシンの調子はいいんです。いいなだけに、なんか昼間起きてると、ふらふらっと外 出てって、コンピュータ屋で使
　　えもしないソフトとか買ってきて、インスト ールっていうんですか？　こう、コンピュータに覚えさせる、その作業
　　にす ごいこっちゃって。でも全然そのソフトは使わない。ハード・ディスクを埋めるため だけに買ってる。
片；なるほどね、学習させるためだけに。
シ；でも、どうしてなんだろう。
浅；たぶん、目の前に山があると登りたくなるように、ハード・ディスクに隙がある とそこにソフトを埋めたく、、、。
　　自分の曲のデータとか入れればいいんだ けど。
片；なんか、自分の子供に可愛い服を着せてく感じなんですかねえ。
浅；そういう感じ、そういう感じ。
片；なるほどねー、買ってあげたくなっちゃうんだ。
浅；なんか、そうだね、じゃあ、コンピュータ・ウイルスから守れるように、ちゃん とこのソフトあげるからねえ、とか
　　って、そんな可愛い喋り方しないですけ ど。
シ；そうじゃないんですね、意外と一人の時はそうだったりして。
浅；でも、ずっと、コンピュータ屋さんへ行って使えもしないソフトを買って、イン ストールして。
片；じゃあ、祐介はマックよりもウィンドウズってことなんだ。
浅；いや、でもね、嫌いですねやっぱり、ウィンドウズは。マックの方が好きみたい 。
片；好きなんだ。結構、ミュージシャンやデザイナーの人はマックの方がいいって人 は多いよね。
浅；でも、例えば自分が作った曲とか、CDとか家にたくさんあって、そういうの検索 とかね、分析とかっていうのはすご
　　くウィンドウズ・マシン向いてるなって 思ったんですよ。でもね、ゼロから物を作るのに向いてないコンピュータだ
　　 なって、システムだなって感じも、、、コンピュータのことばっかり話してもなんな んですけど。
シ；あたしもなんか勉強になる。これからコンピュータ買おうと思ってるんで。
浅；ほんと？　買うとき言って、いつでも相談にのるよ、、、片寄がにらむことない じゃない。
片；全然にらんでないですよ。僕はねえ。とんでもないですよ。そういう浅田さんと 片寄さんに
　　『質問：お二人は悪友だそうですが、いつも二人でどんな悪いこ としてるんですか？』
浅；これはねえ、日曜日になると日曜学校行ったり、炊き出しやったりとか。
片；教会の日曜学校行ったりとか赤い羽根募金やったりとか、いろいろ、そういう悪 いこといっぱいしてるんですけど。
浅；あんまし言っちゃうとなんか嫌味になっちゃうから言わないけどね。
シ；同じような質問が。
　　『質問：先週片寄さんが浅田さんのことを悪友と言ってましたが、浅田さんから 見て片寄さんはどうなんですか？』
浅；おめえから始めてんじゃねえかよっ。（一同笑）
片；でも、あんまり、スノーボード行ったことがあるくらいだよね。北海道に。
浅；だよね、あと、なんかしんねえけど、クラブの後、俺んち来て遊んだりとか。俺 んち来ても別になんか、曲聴いたり。
　　決して女の子連れ込んだりしてないですよ。二人で帰ってきて二人でCD、これが いいよねって。悲しいもんですよ、
　　はっきり言って。で、イントロだけ聴かせて次にとばしちゃうから、全然どんな 曲聴いたのか、本人はわかってない。
片；覚えてないんだよねえ。
シ；どうですか？　やっぱ、悪友って感じですか？
浅；悪友っていうか、この場合どう処理すればいいかっていうと、僕らの共通の友達 が悪い奴だということに落ち着いてい
　　いですか？
シ；なるほどね、OK！　OK！
片；『質問：もし、一緒にお二人が仕事をするならどんなことをやってみたいですか ？　例えばお二人の好みの女の子を
　　ナンパしてデビューさせるとか。』
浅；好みのタイプって合うのかなあ、俺と。
片；わからないけど、そういう感じの方が。
浅；僕ですか、わがままな子が好きですね。
シ；いいなあー。
片；なんでいいんですかー？
シ；いいじゃないですか、いくらでもわがまま言わせてくれる。
片；じゃあ、手のひらの上でこう、、、。
浅；ああ、そうそう。
片；じゃあ、お釈迦さまなんですか？
浅；でもね、こういうと難しいよ。頭がすごくキレる子なんだけど、バカなふりして くれる女の子。
シ；深い深い。
片；深いねえ、ほんとに。
浅；あとはねえ、ショート・カットで色白でネコ顔な子。これはもうめちゃくちゃイ ージーなんだけど。
片；結構細かいじゃん。でも、なんかそれで僕、頭ん中に浮かんだ人がいたな、一人 。今度ご紹介しましょうか。
浅；ああ、紹介して。こんなことやってるんですよ。いつも。お互いに情報交換。

　雨の日に聴きたくなるって書いてくれましたけど、なんかそんな気がしますね。『 今日も仕事明日も仕事。私の休日はいったいどこへ。片寄さん、レコーディング終わ りましたか？』僕も終わってないんですよ、まだ。明日も今日も仕事ですね。お互い がんばりましょう。

　今日持ってきたのはアイズレー・ブラザーズなんですけど。もちろんアイズレー・ ブラザーズと言ったらみなさんご存じですよね。もう、最近ほら、再発なんかもけっ こう出てるし、フリー・ソウルの コンピレーションなんかにも入ったりとかして、 すごくね。かなり一時は手に入りずらかった音源が多かったんですけど、70年代のっ てすごくね、手に入らなかったんだけどね、今、ほとんど再発されつくしているって 言ってもおかしくないくらいですね、アイズレー・ブラザーズ。でも、80年代以降の アイズレー・ブラザーズってけっこう、いまだ廃盤になっているものが多くて。今日 ここに持ってきたのはですね、1981年のアルバムなんですけど（これ、すごいですね 、このレコード・ジャケット）、アイズレー・ブラザーズ『INSIDE YOU』。『インサ イド・ユー』っていうこのまたちょっと意味深なタイトルがねえ。もちろんブラック ・メンがね、5〜6人の、すごい格好で立ってるんだけど。なんて言ったらいいのかな 、カウ・ボーイなんだけど、キンキラキンで、しかも胸毛の上に何も羽織らずに、バ ンダナだけを巻いている人とかね（バンダナ＆チャンピオン・ベルト）、とにかく、 朝起きてこういう人たちが枕元にいたら非常に怖いということだけは確かなジャケッ トなんですね。当時、国内盤が出たんですけど、国内盤はすっかりね、まるでレイン ボー・ブリッジから見た夜景のような写真にチェンジされてましたからね。同じアル バムなんですけど、ジャケットだけはおしゃれな。ちょっと日本人には濃過ぎるジャ ケットですからね。で、日本盤はそのね、アーバンな感じにされてたのもうなずける ようなね、内容はね、ソウルというよりはAOR寄り、意外とAORとソウルの中間をいっ てたようなサウンドで、今聴くと、だから一番新鮮な感じかもしれませんね、楽曲が よくて。とりあえず、その中でも僕のこれお気に入りの曲なだけれども、タイトルか わいいんですよ。もう、これたまんないですね、このナンバーは。私のツボをついて ます。

10. FIRST LOVE　　THE ISLEY BROTHERS

　まさにメロウ、そしてスウィートなナンバーですね。なんかでも笑ってますけど、 歌詞はどんな感じなんですか？　（初恋というより、初愛ですね）恋じゃなくて、初 めて深く愛し合った。（もう、目を見るだけでこう何も言わずなんでもわかる、そん な感じの曲ですね）この二人は別れちゃってるんですか？　（そう、なんかね、We w ere too young to know ってありますから、若すぎてうまくいかなかった、でも君の ことは今でも愛してるよと）そんな感じの詞なんだ。やっぱこの頃のアイズレー・ブ ラザーズなかなかいいですよね。これたぶん、「なんとなくクリスタル」が流行った 時代だと思うんですけどね。僕、田中康夫さんかなんかの推薦でこのアルバムを買っ た記憶があるくらいですからね。AORとかね、アーバン・ソウルとかをね、その中で 取り上げてたんだけどね。このへんのものも結構、再発していただきたいなと私は切 に願っている次第ですね。

　これねえ、前、スチャダラ・パーさんの番組でもかかったことがあるんですよ。実 は僕ら二人もよく知っている方なんですけど、今、謎のバンドとしてこの業界を震わ せている、かかし、そのニュー・シングルが早速届いていますんで。1枚目が確か「 ふさちこ」というタイトルだということは覚えているんですけども、幸せになれない 女性、不幸子を歌ったナンバーでしたけれども、それに続いての第2弾で。

　今度のシングルは、夏っぽいかもしれないな。アルバム『Romance』とはまた違っ た感じかな、次のアルバムにつながるって感じでもないし、ほんとにまさにシングル として単体で聴いてほしいようなナンバーなんでね、楽しみしして下さい。

　来週はぼくたちGreat3と同じEMIのグループなんですけど、結構、仲いいんですよ 、意外なんですけども、黒夢の清春くんが来てくれるはずです。