オンエアリスト

1997. 7. 5

1 . GROOVIN'
  KENNY RANKIN

2 . ROCKS
  PRIMAL SCREAM

3 . THE OTHER SIDE OF SUMMER
  ELVIS COSTELLO

4 . やさしい気持ち
  CHARA

5 . 大丈夫
  古内東子

6 . ブレーキ
  古内東子

7 . LANDLORD
  GLADYS KNIGHT AND THE PIPS

8 . 海
  サザンオールスターズ

9 . MMM BOP
  HANSON

10. MAGIC
  PILOT

11. NEVER GET AHEAD
  BOBBY CONN

12. ナツマチ
  GREAT3



カタヨセアキトのコメント<1997. 7. 5>


1. GROOVIN'  KENNY RANKIN

 この曲はね、60年代のラスカルズがヤング・ラスカルズ時代のヒット曲かな。知っ てる? すごい有名な曲で。このケニー・ランキンって人がまたいい声なんだな。こ れ久しぶりに聴いたけど、このバージョンもねえ、やっぱりいいな。ケニー・ランキ ンはねいろんな人のカヴァーやってるんだよね。マーヴィン・ゲイの「Let's Get It On」なんかもねえ、すっごいいいよ、最高なんだよねえ。


3. THE OTHER SIDE OF SUMMER  ELVIS COSTELLO

 これいい曲ですねえ、このアルバムね、買ってなかったんだけどねえ、いいわーこ れ。僕ね、初めてサインしてもらった人ってのがエルヴィス・コステロなんですよ、 生まれて。あのね、中学校のね3年生だったかな、色紙を持って、色紙を持ってくと ころがかわいいと思うんですけど、自分でも。あの、ちゃんと金の縁がある色紙でね 、待ってるのが僕しかいなくてねー。(夏が好きですか? という質問に)好きです よ、基本的には。でも、汗かくのイヤだねえ。なんかこう、汗はかくんだけど、すぐ ね全身を、身体じゅう拭いちゃうタオルとかがあるといいなーと思うですけどねえ、 電車ん中で身体とか拭いてると嫌がられるじゃないですか、やっぱり。オヤジくさい って。僕、レストランでも時々顔を拭いちゃったりする人なんだよねえ。すごくイヤ なんでしょう、女の子からすると。気を付けます。いけないですねえ。


【ゲスト#5】  古内東子さん

片寄くん(片);それでは今日のゲストをご紹介しましょう。今日は7/9にニュー・ シングル『大丈夫』、そして8/21に  はニュー・アルバム『恋』をリリースする古 内東子さんをお迎えしました。こんにちは、はじめまして。
シルビアさん(シ);私はねえ、うれしくて、しょうがないんですよ。前からゲスト に呼んでくれって頼んでたんです。
古内さん(古);ありがとうございます。よろしくおねがいします。
片;でも、ちょっとね、同業者としてはあれなんですけど、すごいいい曲かきますよ ね、今も呼び込みしつつ、行っちゃ
  うんだよねメロディに耳が。行っちゃう んだよなー。さっきもね、僕、これ、新曲ですか? 「大丈夫」聴かせても
   らったんですけどね、これ、まずい、やばい、頭にきました、良すぎて、曲が(笑) 。
古;こないでくださいよ。
片;ほんとに、僕がかいてたらいいのにな、こんな曲って、かけたらいいなーって思 うくらい。
シ;あたしも詞を見てて、愛されていたい だから微笑んでいよう、なんてね、ここ らへんの詞がねすごいキュッとくる
  んですよ。
古;やっぱり女性としては同じ。
片;やっぱりファンは女の子の方が多かったりするんですか?
古;ライブとかみていると、やっぱり。最近はちょっとカップルも増えてきたんです けど。
片;カップルっていうのいいかもね。たぶんうちのバンドと逆なんだなー、全く。僕 のバンドはやっぱ男の子が多くて、
  特にやっぱりなんか詞とかの面では男の 子の方がいろいろ言ってくる方が多くて、女の子はわからないって言われ
  ち ゃうことが多いから。
古;そうですか、でも、キャーとか言われません?
片;いや、ないないないないないないない、ないですよー。そんなことは。
シ;あるんですけど、恥ずかしがってるんですよね。ご謙遜を。
片;すごく、女の子の気持ちってのはこういう感じなのかなって思いますね。僕は女 の子の気持ちはわかんないからな、
  いつもね。
古;いや、私も男の人の気持ちはわかんないから。
シ;反対にわかると怖いかもしれない。
片;中学生のころ、ビリー・ジョエル、ホール&オーツ、エルトン・ジョンで音楽に 目覚めたそうですって書いてあるん
  ですけど、年代的にはそれってすごく若 いときじゃないですか。そのへんがルーツになってるんですか?
古;最初は。ビリー・ジョエルとかね、あんまり今、好きじゃないんですけど。でも 、やっぱピアノ弾く人が好きだっ
  たみたいですね、みんな共通してる。エル トン・ジョンもスティーヴィー・ワンダーとかも。
片;自分も作るときはピアノで作るんですか?
古;はい。
片;そういう感じはしますね。

5. 大丈夫  古内東子

片;質問で『今年の夏、何かやりたいことなど予定はありますか?』
古;んー、あるんですけどね、やっぱり、アルバム出ちゃうと、ちょっとね。
片;もういっこあるよ、『古内さんの声をきくとせつなくて、今、恋をしていません が、恋をしてぱーっとはじけたい気
  分になります。ライブに行きます。』
古;ありがとうございます。はじけてください。
片;いや、でも、この曲はまずい。たぶんね、僕のバンドのあとのふたりのメンバー がきたら、絶対に、こう、片寄のツ
  ボだろうって言われちゃうようなメロデ ィなんだよねえ。だめだ、俺、もう、終わった。
シ;質問で『私は遠距離恋愛中です。大阪と埼玉で。まだ4カ月。古内さんは遠距離 恋愛の経験はありますか? 何かアド
  バイスをください。』
古;ちょっとだけだけど、ありますね。そうですねえ、なんかもう、会えないことは しょうがないっていうか。遠距離恋
  愛がいいわけないですよね。だから、も う、ポジティヴに考えるしかなくって。
シ;そういう中で、自分も強くなっていくなんてこともありますよね。
古;そう、なんか普通に付き合ってる人たちにはわからない絆を産むしかない。
片;詩なんか書いてみるといいかもしれませんね、そういう人は。遠距離はたいへん だよ、たぶん。僕はないけれど、経
  験は。
シ;質問で『男心は片寄さん、女心は古内さん、、、』
片;標語じゃないんですからね、交通標語みたい。
シ;でもこれ、なんかいいかもしれない。ふたりで作ったり。
古;デュエットもいいかもしれない。
シ;『古内さんは意外にもお若いくびっくりしました。何故そんなに落ち着いていら っしゃるの? 普段はどんな音楽
  をお聴きになっているのですか? 片寄さ んの第一印象は?』
古;何から答えれば、、、片寄さんの第一印象は、素敵な人ですね。
片;そりゃあねえ、第一印象悪いと目の前にしては言えませんからねえ。
古;でも、CD聴かせていただいて、すごくよかったです。なんか、メロディラインが すごいいいって言ってくださるのが
  わかるというか、私もすごくいいと思う から。
片;ツボが近いのかもしれませんね。
古;あと、シルビアさんもすごい美しいです。あとは、、、。
シ;なんでそんなに落ち着いていらっしゃるのか。
片;そういわれてみれば年にしては落ち着いているのかな。シルビアの方が上だよ。
シ;見えない?(見えないねえ)こまっちゃう。
古;でも、どうでしょうね、大人っぽいとか言われるんですけど、でも大人だしとか 思うんですよ。
片;シルビアさーん。
シ;はい。
古;10代とかだったらねえ、あれだけど、何と答えていいか。
片;でもこの世界、けっこう、年齢にもかかわらず、子供の人ってすごく多いじゃな いですか。ミュージシャンとかって。
  特に男のミュージシャンにありがちな ことだと思うんだけど。僕なんかももうすぐ30とはとても、、、みえないって
   いうか、見かけじゃなくて、まずいよって感じがありますよね、自分の中ではすご くね。
古;あと、普段はわりとソウルっぽいのを聴いています。アースとか。
片;70年代の。今の曲にもそういうアレンジのありますよね。そういうの好きだな。 エンジニアがロジャー・ニコルス、
  ロジャー・ニコルスっていうとスモール ・サークル・オブ・フレンズ思い出しちゃう人がいると思うんだけど、そ
  っ ちのロジャー・ニコルスじゃなくて、スティーリー・ダンのエンジニアの人なんです よ。彼はたしか、僕スティー
  リー・ダンを見にいったとき、ライブのエンジ ニアもやってました。もう、メンバーの一員ですよね、たぶんスティ
  ーリー ・ダンにとっては。どんな方だったんですか?
古;いやー、もうこんなこと言って、アメリカにいるからいいんですけど、ただのア メリカン・オヤジって感じ。
片;そうですね、けっこう僕なんかも向こうのエンジニアの人とかすっごい、ジョン ・レノンもやった人とかって緊張
  していくと、なんてことはないただのおじ さんだったりしますね。でも、やっぱり、アーティスティックじゃないで
  す か、向こうのエンジニアの人とかって。だから、ギターをいじるようにタグとかボタ ンをいじるようなイメージが
  すごくしたけど。
古;ああ、わかります。
片;じゃあ、音なんかは楽しみだなあ、、、今のもそうなのかな?
古;そうです。
片;ロジャー・ニコルス、スティーリー・ダンのサウンドっていうイメージがあるけ ど、またそれともちょっとちがった
  感じでしたね。
古;ちょっとちがいますね、やっぱり。
片;じゃ、そのちょっとね、8/21に発売されるアルバム『恋』というタイトル、もう 、まさにまさにだねこのタイトル。
シ;なんと世界初、J-WAVEで聴かせてくれるということで。
古;もったいぶってすいません。
片;一ヵ月以上先だもん。これはうれしいですよ、みなさん。

6. ブレーキ  古内東子

片;確かにインストゥルメンタルの部分をきくと、スティーリー・ダンのロジャー・ ニコルスのサウンドって感じがする
  んですけど、もう、どうでもいい。まず いですよ、これ。なんかねえ、悔しいんだよね、こう、いい曲かく人は。エ
   ラそうなことは言えないんですけど、僕は女性アーティストであんまりすごくいいな ーと思う人はほんと少なくて、
  外国でもあんまりいなくて、、、がんばるよ 、僕も。
シ;質問『いつも彼がいそうに見えるとか言われてしまって、それが悩みなんです』
片;じゃあ可愛いんですね、きっと。
古;ガード、固いんじゃないですか?
片;あんまり美人すぎると意外と彼氏がいなかったりしません?
シ;近寄りがたい?
片;もう、彼氏がいるんじゃないかなって思っちゃって。
古;高嶺の華、、、シルビアさん。
シ;、、、いや、、、次の質問いきましょう。『古内東子さんの名前は本名ですか? 』
古;本名です。
片;いい名前ですね。どういう由来があるんですか?
古;ありがとうございます。東子はね、響きから。字はあて字になるんですけど。
片;質問で『古内さんの歌詞はいつも自分の日記を見られちゃったのかなあって思う くらいリアルに伝わってくるのです
  が、自分の恋がハッピーの時とバッドな 時、どちらの状態の時に歌詞ができることが多いですか?』
古;でも、すごいバッドな曲をかくときって、バッドじゃないかも、あんまり。やっ ぱそういう時ってかけないですよね、
  それどころじゃないだろうみたいな。
片;抜けかけたときにできたりするんじゃないかな。ハッピーなときはどうですか?
古;あんまりハッピーでもかけないかもしれない。
片;ハッピーだったらハッピー楽しんじゃいますもんね。じゃあ、けっこういつも、 詞のこととかって考えてます?
古;毎日24時間ってわけじゃないですね。
片;恋愛の最中とかにも、、、これはなんか僕がこういうこと自分で思っちゃってす ごくやなことなんだけど、恋愛の最
  中とかにこう、、まあ、それはそれです ごくリアルに自分で感じてるんだけど、あっ、もしかしてこういうのって詞
   になっちゃうのかなとかどっかで考えちゃう自分てのが最悪だなって思ったりするん だけど。
古;ありますね、やっぱり、しょうがないですね。
片;職業病なのか、なんか、すごくなんか悲しい感じがしますけど。でも、こうやっ てね、シルビアさんが泣いたように、
  そういう人もいてくれると。他に質問 ありますか?
シ;あたしが質問していいですか? 今、恋はしてますか?
古;恋はもうしてますよ、いつも。してないと生きていけないんですよ。もうなんか やる気なくなっちゃうんですよね。
  だから無理やりにでも。
片;無理やりしちゃうんだ。
シ;でもね、女の子って恋をしているときのほうが輝いてると思うの。
片;きれいになるよね。僕、無理やり恋をしなかったときありますけどね。なんかス トイックに生きるみたいなね。
シ;今後の予定を教えてください。
古;ライブが東京は9/19・20にNHKホールであります。
片;そこは音響もいいですからいいライブになると思います。見にいきたいですね。 では、この番組はリクエスト番組な
  ので古内さんのリクエストのおこたえし たいと思います。これは70年代のブラック・グループですね。

7. LANDLORD  GLADYS KNIGHT AND THE PIPS

片;どういう意味なんですか?
シ;これ? 大家さん。
片;どういう歌なの? お部屋を安くしてくれーって歌なんですかやっぱり。そんな ことないよね。
シ;君は大家さん、君はキーパー。
片;これ、アッシュフォード&シンプソンなんですか?
古;、が作った歌で、なんかやっぱ彼ら作ったのってすごいファンですね。
片;いいよねー。もう、有名な名曲がいっぱいあるんだよ。「エイント・ノー・マウ ンテン・ハイ・ノット(?)」とか
  ね、あとなんだろ、山のような名曲があ るんだよね。というわけで、この曲を聴きながら、古内さんとはお別れにな
   ります。今日はほんとにありがとうございました。


10. MAGIC  PILOT

 これ、僕も大好きなんですけどね、70年代のポップ・バンド、パイロットの曲です 。


 【BRAN-NEWS 】  BOBBY CONN

 これ、先週いただいたリクエストだと思うんですけど、メッセージがありまして、 『アメリカのインディーズなど、例えばガイデッド・バイ・ヴォイセズとかをかけて ください』っていうね、こんなー、挑戦的な、私に対して。ガイデッド・バイ・ヴォ イセズなんて、ほんと誰も知らないよ。小山田くん、こないだ来たじゃないですか、 小山田くんがそん時、ガイデッド・バイ・ヴォイセズ僕持ってて、「あれ? ガイデ ッド・バイ・ヴォイセズ」ってそんなようなバンドだから。ほとんど雑誌なんかにも 紹介されたことないしね。で、今日はそのガイデッド・バイ・ヴォイセズをかけよう かなとも思ったんですけど、いろいろとね、あしげくじゃないけど、通っているうち に、もうちょっといいの見つけちゃたんですよねー。でも、まったくこれね、情報が ないのよ。ジャケットが見せられないのが残念なんだけど、かわいいよね、フェルト でね、人形かなこれ、作ってあって、マイクと十字架を持ってんのかな、なんかこれ は危険な意味があるんじゃないかと思うと、中開けるとなんか、この人だと思うんで すけど、スーツ着た人がコブラを、こう、持ってたりしてね。非常になんかあやしげ で、まったく素性がわからない。メンバーとかもこう、みんな秘密パーティーときに かけるようなマスクっていうんですか? そういうのしてたりとか。たぶん、インデ ィーズのバンドだと思いますね。ミルウォーキーですね、シカゴ。最近ね、僕、シカ ゴのグループが好きで、例えばシー・アンド・ケイクとかトータスとかステレオ・ラ ブのプロデュースをしてるジョン・マッケンタイアって人がいるんですけど、その人 がかんでいるシカゴのものとかがやっぱすごく好きで。(シカゴっていうとジャズを 思い浮かべちゃうんだけど、そうでもないんですか?)そうだね、最近はジャズとい うよりは、いわゆるね、日本ではへんな名前で呼ばれてるんだけど、音響派って呼ば れてるんだけど、なんか、すごく、ポップスなんだけども、ちょっと、テクノとかそ ういうような要素も入って、ドラムン・ベースの要素もあったりする、ちょっと不思 議な感じの。でもメロディはきれいだったり。でね、そのシカゴのジョン・マッケン タイアとか、このCDに参加してるのはね、ジム・オーロークって人なんですけど、こ のジム・オーロークって人もガスタ・デル・ソルっていうバンドをやってて、そのバ ンド、僕大好きだから、この名前があるから買ってみたって感じなんですけど。不思 議なアルバム。これ全部ね、イン・ストとかも多かったりしてナゾなんだけど、2曲 だけむちゃくちゃポップな曲があるのよ。さっきかけたハンソンに負けないくらい。 これ、けっこうハンソンと通じると思ってるんだよねえ、僕。

1. NEVER GET AHEAD  BOBBY CONN

 先週ね、コレクターズのコーナーで紹介した、タイム・ジョーンズって人、ほら、 なんだろ、指でちぎったような歌詞カードの入ったCDあったでしょう、その彼がこの 曲でドラムをやっていますね。そう、やっぱり、彼もシカゴで、交流があるみたいな んだけどね。なんか曲の解説なんかが書いてあるんだけど、シルビアさんに呼んでも らったら、こう、目を丸くしたまま何もしゃべらなくなっちゃったんですよ。相当ま ずいことがいっぱい書いてあるCDみたいなんだよねえ。(なんかねえ、、、こう、、 、面白い、、、ちょっとはずれてる感じ。)はずれてる、、、不思議くんな感じです かね。かもしれないね。シカゴはねえ、最近こういう面白いバンドがけっこうたくさ んいるらしいんでね、ちょっと僕、興味がありますけれども、んー。また、シカゴ系 でもいいのがあったら持ってきますよ。

来週のゲストは浅田祐介くん、CHARAさんの初期のアルバムなんかでも一緒にコラボ レイトした人なんですけどもね、僕もねえ、まあ、悪友ですね、ちょっとやな予感が しますけど、まあ、楽しみにしてましょう。




 まったく最高だぜ「GREAT3」
インデックスへ戻る!


前ページへ戻る!


 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
Bay FMのラジオ番組「スパークリング・エクスプレス 」の頁はこちら!!