オンエアリスト

1997. 5.24

1 . WHAT A FOOL BELIEVES
  DOOBIE BROTHERS

2 . STARS
  SIMPLY RED

3 . BE MY BABY
  RONETTES

4 . GOOD MORNING GOOD MORNING
  ORIGINAL LOVE

5 . WEEPS〜彼の言葉〜
  清水弘貴

6 . 僕らの風景
  清水弘貴

7 . OH BABY
  GREAT 3

8 . I.G.Y.
  DONALD FAGEN

9 . DO NOT
  藤井フミヤ

10. WAILING WALL
  NICK DECARO

11. MILLION MILES FROM HOME
  KEZIAH JONES

12. '71
  FRANK WEBER

13. THE REAL THING
  LISA STANSFIELD

14. HERE COMES THE SUN
  THE BEATLES

15. HARD TO SAY I'M SORRY
  AZ YET

16. DANIEL
  ELTON JOHN



カタヨセアキトのコメント<1997. 5. 24>


1. WHAT A FOOL BELIEVES  DOOBIE BROTHERS

 番組はじめにこんな話。きのうは誕生日、メンバー全員で取材だったんで、食事に 行ってですね、僕はその店で一番高いものをたのんでいいって言われましてね、『黒 豚トンカツの上』っていうのをたのみまして、すごいね、箸で切れるんだよ、トンカ ツが、(そんなのあたりまえですよ片寄さん)すいません、初めて食べたんです。
 この曲は僕も大好きなんですよね。『愚か者の涙』という邦題が当時ついてました けどね。プロデューサーがね、違う3曲を1曲につなげてこの曲を作ったというね、有 名なエピソードがあります。


3. BE MY BABY  RONETTES

 いいですね。こんなリクエストがくるのはこの番組だけなんじゃないでしょうか?  誕生日おめでとうと書いてくれました。ありがとうございます。このロネッツはフ ィル・スペクターというプロデューサーがやってるんだけど、‘ウォール・オブ・サ ウンド’って言われてて、音の壁? もうねえ、すごいね、レコーディングの仕方が 、このスタジオくらいの小さな所にピアノ3人とか、ドラム2人、ギター3人とか入れ て同時に演奏するとこういう音になるんだよ。全部一発録りでね、ステレオじゃなく てモノラルなんだよ。これがフィル・スペクターサウンドの特徴なんですね、いいよ ね。


【ゲスト#1】  清水弘貴さん

 記念すべき最初のゲストは清水弘貴くん。久しぶり。わるいね、気をつかってもら って、ケーキを買ってきてくれたんだよね。これ、開けちゃおうかな、俺、ケーキ。 清水くんとはもうどのくらいだろうね、知り合って。(6〜7年じゃない、出会いは俺 の記憶が正しければ、ロッテン・ハッツの小暮くんとまだ二人だったころにデビュー ライブをたぶんブリッヂと同じだった)うわー、あ〜、ありがとうございます。アッ プルパイ。清水くんからの愛が僕に。(シルビア:私ったらこんなとこにいていいの かしら? 二人の愛をじゃましてるんじゃ・・・)

5. WEEPS〜彼の言葉〜  清水弘貴

 これ、スタジオで聴かせてもらったんだよね、前ね、作ったばっかのとき。すごい ね、僕からすると清水くんのソロ・デビューってどんなのになるんだろうって期待が ね、あったんですよ。これ聴かせてもらったときに、結構意外なかんじだったんだよ 。こうきたかーってかんじがあって。それはほら、結構今までいろんなバンドやって て、すごく、僕が、イメージとしてはね、ベン・ワットみたいなしぶいかんじでくる のかなあと思ったら、こういう、ポップなかんじできて。でも、すごいね、真直ぐな かんじがして、誠実な真直ぐなかんじがして、(わりとほっとくと、直球投げちゃう タイプで)そうそうそう、まあ、星一徹知ってます? あの、巨人の星のお父さんの 。そういうタイプですよね、だいたいね。(そうだね、でも直球なんだけど、剛速球 じゃなくて、それなりにヘボくて、バッティング・ピッチャー的な球を投げる人なの かもしれない)(シルビア:清水さんって見てても、すごくやさしそうなかんじです よね。)そう、そういうかんじが出ててね、デビュー曲として、ぴったりなナンバー だと思いますよ。(質問:デビューしたんだなという実感はありますか? それはど んな時ですか? )(やっぱね、一番実感したのがね、ラジオで突然流れたときが一 番びっくりした。)一瞬さ、自分の曲ってわかんないんだよね。何だっけ? これき いたことあるなーとか思うんだよね。最初に自分の曲ラジオでかかったの覚えてる?  嬉しくなかった? 俺、車ん中でわーっとか言った記憶がありますよ。窓開けちゃ って。清水くんはもともとブリッジってバンドで、カジヒデキくんや今度デビューす る大橋くんとかとブリッジっていうバンドでデビューしてて、その頃一緒にやってた んだよねえ。長いです。Great3でギターを弾いてもらったこともあるんだよね。(あ れ、たぶん2年くらい前だと思うんだ、ちょうど、ブリッジ解散して)そう、清水く んはまだデビューする前で、バンド自分で作り始めたばっかりで、女子校の学園祭だ ったんだよね? 女子校の学園祭だから行こうって誘ったら、清水くんもヨシってつ いてきたんですよね。(あれは本当に貴重な体験をさしてもらいましたよ)いやー、 話によると2000人くらい来るってはなしだったんだよね。でも、ふたを開けてみたら 50人。(シルビア:でも十分じゃないですか)でっかい体育館に50人だよ。(でもあ れ、よかったんだよ。その50人が全員女子校生だったから)清水くんってね、結構ギ ター弾く時は結構クールに弾くタイプなんだけど、あの時ね、ジャンプする清水くん を初めて見たって。(たまには前に出てソロ弾いてみようかなって)もうね、グイグ イ前に出てねえ、(弾いたら、キャーっていう、こう、なんかギター弾いててよかっ たなあって。なんか、あんとき初めて、よくあの女の子にモテるためにギターを弾く って人いるでしょ? そういう人たちの気持ちが初めてわかった)わかったよねえ、 俺もなんか学園祭で静かな曲やっちゃいけないんだってことがねよくわかったね。ス ローなナンバーでみんな、揉み手? 拍手が揉み手になっちゃうんだよね。踊りたく てしょうがないみたいだよね。一曲目が始まったらうるさかったみたいで、前の子み んな耳閉じてんの。おかしかったよねえ。まあ、そんなこんなしてるうちに、清水く んもね、デビューをしたわけですけど、結構、いろいろね、電話で相談を受けたりし てたんで(いろいろお世話になってるんですよ)お世話にはなってないんですけど、 一応あのほら、バンドを一個解散してもう一回新しい道を歩むということについては 、先にね、一足先にデビューしたんで、(後から追っかけますよ)でもあっという間 に追いつかれそうな雰囲気がしますけどね。次にもう一曲。俺この曲一番好きなんだ よ、シルビアもいいって言ってたよね。

6. 僕らの風景  清水弘貴

 この曲はすごい僕の清水くんのイメージに近いかな、もともとルーツとかはどうな の?(そうだね、やっぱね、ジョン・レノンとかねスティーヴィー・ワンダーであっ たりとか、王道から入ってって、ネオ・アコ系のね、さっきも言ってたベン・ワット とかエヴリシング・バット・ザ・ガール、ああいうの聴いてて)結構ほらブリッジに いたからさ、まわりにいたのが小山田くんとか、結構ネオ・アコ系の人なのかなーと か思ったんだけど、意外とそうでもないんだよね、聴いてるもの幅ひろいんですよ、 彼は。でも、今ふと思い出したんだけど、清水くんの最初のライブとか行ってるんだ よね、ソロんなって。新宿のさ、なんだろ、ちっちゃーいね、あれ何なんだろ、飲み 屋さんみたいなところだったのかな、(20人くらいしか入れないようなところで、来 てくれて)けんちゃんと俺で行ったんだ、きよしは来れなかったんだ。やっぱりさ、 バンド解散して、新しく始めるときってみんな生き生きしてるよね(笑)ヤル気満々 だからさ、とりあえず。まだ、あん時聴かせてもらった曲で、今回入ってない曲とか もいっぱいあるでしょ? アルバムのレコーディングの予定とかは? (もうあがっ てんですよ)早いね! Great3がレコーディングしてる時ちょうど上でやってたんだ よね。で、下でエル・マロってバンドがやってて、エル・マロとGreat3が煮詰まりま くってんのに、上で清水くんが快調に飛ばしまくってて、首しめてやろうかと思いま したけど。(Great3の、だから、アルバムの曲はほとんど聴いてるんですよ。いい感 じで。やっぱなんだかんだいって一緒にやったことある人からめちゃくちゃ影響受け るんですよ)俺も清水くんから影響受けたことあるよ、すごく。ギターのプレイとか ね。すごい、ギター・プレイヤーとしても、僕は20代ギタリストの中じゃ3本指に入 ると思ってますよ。ギター・マガジンとかでも連載してたもんね。(インチキ・ジャ ズ・ギター講座)(質問:デビューした後、自分でレコード店へ行ってみたりしまし たか? どんな気分でしたか?)(しました。やっぱね、今回のやつはすごく恥ずか しかったですね。ブリッジのころは、平気でね、あーあったあったって感じだったん だけど、今回のやつは雑誌とかで顔隠しながら、あるかなーって、友達と二人で、ち ょっとあれ見てきてくれるかなとかって、やっぱ照れくさかったですね。)本名だか らかな、俺とかGreat3だったからまだあれだったかもしれない。(ぷらぷらしてると ね、レコード会社の人に見つかって、目立つよーとかって。)(質問:歌詞カードの Thanks to の人は清水くんのお父さんですか?)(そうです。)清水くんのお父さん ってなんか僕、容易に想像つくんですけど、なんか、こう、着物かなんか着てない?  清水くんが年とったら、たぶんね、着物着て、キセルかなんかふかしながら、娘を こうガンと叱りつけてる清水くんの姿がね、こう・・・。(よくね、刀を持ってそう な、サムライ系、ちょっと眉毛が濃いんで、ちょんまげとか似合うのかも)似合うか もしれないね、次の・・・(シルビア:それはどうしてお父さんありがとうって・・ ・)(父親は2年前に亡くなってて、父親に対するトリビュートというかね、そんな 感じで作った曲なんで。)でも、いつの間にシミーって呼ばれるようになってるわけ ? それがちょっと気になってしょうがなかったんだよ、さっき。誰か呼んでたっけ シミーって。(ブリッヂの解散間際あたりから、ちょっとずつ呼び始められてて、い つの間にやら、初めちょっとね、照れくさかったんだけど。)ソロ・デビューまでっ てのは結局解散してからはどういうふうに、プラムスってバンド最初やってたんだよ ね?(ソロ・プロジェクトでプラムスってバンドやってて、それでライブをやりなが ら、デモ・テープを売ってたんですよ。そしたら、いつの間にか話がいろいろたくさ んきまして、ありがたいことで。)デモ・テープがまた質が高いのよ、ほんとに。家 で録ってるとは思えない、家で録ったんでしょう、あれ? とんでもない、そのまま CDにしてもいいくらいのクオリティでね。(宅録はね、ちょっとこだわりがあるんで すよ。)僕も3本か4本くらいもらってるけど、すごいよ。ライブとか予定あるの?( ファーストライブは6月4日にON AIR WESTであります。みなさん来てください。)行 けるかなあ。(アルバムは秋くらいに予定してるんですよ。)ひっぱるねー、寝かし て寝かして、ワインのように熟成したところで出すと。それをまあ楽しみに。じゃあ 、この番組はリクエスト番組なんで、最後に清水くんからのリクエストにおこたえし たいと思うんですけど。(じゃあ、名曲を)

7. OH BABY  GREAT 3

 清水くんのリクエストで聴いてもらったのが、僕たちGREAT 3の「OH BABY」だった んですけど。(いい曲ですね。)ありがとうございます。これ、雨の日にはいいかも しれませんね。今日はありがとうございました。


8. I.G.Y.  DONALD FAGEN

 ドナルド・フェイゲン、いいですよねえ、元スティーリー・ダンでウォーター・ベ ッカーとふたりでやってたんですけど、こういう曇った天気にはぴったりのナンバー じゃないかな。僕の夢がありまして、ひとつね、このドナルド・フェイゲンと ウォーター・ベッカーのスタジオってのがね、ハワイのマウイ島にあるんですよ。そ う、そのスタジオでレコーディングするのが夢なんですよねえ。マウイ島でレコーデ ィングするってことに意味があるんですよね、いい曲です。


10. WAILING WALL  NICK DECARO

 (片寄さんの選曲はセンスよくて大好きと言われ)君の方がセンスいいですよ、こ の曲最高だよ、トッド・ラングレンの曲なんだよこれ。これは名盤『イタリアン・グ ラフティ』の中からお届けしました。これはアルバム全曲いいですもんね。


11. MILLION MILES FROM HOME  KEZIAH JONES

 カッコイイね、この曲は。


【COLLECTOR'S ITEMS】 FRANK WEBER

 ここではですね、あまりリクエストこ来なそうな曲を紹介しようかなと思うわけで すけど、これはねえ、僕も探した。これ、探し続けてはや5年くらいたちましたかね え、そして手に入れたアルバム、フランク・ウェバーなんですけども、ま、僕がもと もと彼を知ったのがですね、これ日本でもCD化されてるんですけども、『ニューヨー クのストレンジャー』っていうフランク・ウェバーのセカンド・アルバムがCD化され てまして、これはね、イーグルスの「テイク・イット・トウ・ザ・リミット」を、ま あ、アップテンポに変えてあったりとかして、話題のまあA.O.R.だね。A.O.R.の名盤 って言われていたんだけれども、まあ、このライナーなんかみるとさ、12歳で友人と バンドを組み、15歳で云々とかつまらない経歴が書いてあって、特にたいした情報は ないのよ。ようするに、70年代に星の数ほどいたシンガー・ソング・ライターのうち の一人なんだと思うんだけど、このライナーんところに、これがセカンドで、デビュ ーアルバムがあるって書いてあって、『アス・ザ・タイム・フライズ』、それを探し 続けて、もう4年か5年くらいたったんだけど、先週見つけましたよ、渋谷の某お店で 見つけたんですけどもね、これが探し続けてきたかいがあったですよ。これもうマニ アの方はね、わかっていただけると思うんですけど、バックのメンツからしてね、フ ィル・リー、リチャード・T、スティーヴ・ガット、デヴィッド・スピノザ(名前自 信ナシbyこいで)もう、ここまでくれば悪いレコードはないでしょう、という感じな んですけど。(もう今ラジオの向こうでオーと言ってる方も)たぶん30過ぎの方だと 思いますけどね。もう、こないだのランディ・エデルマンにね、勝るとも劣らない名 曲じゃないかなと思いますので。

12. '71  FRANK WEBER

 ひたってしまいましたね、もう、最高の曲だと思います。これ、どんな歌詞なんだ ろう、(昔は、若いときはお金もなかったけれども、今よりもクレイジーじゃなくて 、フリーでいた、なんかそういう感じの歌ですね、でもこれからまだまだ時間はある しって・・・)じゃ、1971年の若かった頃を振り返って歌ってるような歌なんだ。こ ないだのランディ・エデルマンは、ほら、今、映画作曲家として、大金持ちになって なってましたけど、このフランク・ウェバーは消息が全くつかめないということで。 いや、そういう人は多いと思うんだよ。僕なんかでもね、友達が、イギリスでね、シ ークレット・アフェアていうモッズ・バンドやってて、すごくかっこいい人がいたの 。で憧れてて、今どこにいるんだろうって言ったら、ロンドンに行った時、窓ふきや ってたっていうんで。僕もいつ窓ふきやってるかわからないんでね、まあ、こうがん ばれるうちにがんばりたいなと思ったコーナーでした。


13. THE REAL THING  LISA STANSFIELD

 この曲知らなかったけど、いい曲ですね。


14. HERE COMES THE SUN  BEATLES

 そうだよね、この天気だし、明日は陽がカンカンとね、照った日曜日になりたいで すね。この曲で吹き飛ばしてもらいましょう。


15. HARD TO SAY I'M SORRY  AZ YET

 シカゴで有名な曲ですね。ピーター・セテラ、元シカゴのボーカルの、これに参加 してるみたいですよ。アズ・イェットってベイビー.フェイスがらみなんですよね。 知らなかったけど、よさようだから聴いてみようかな。ベイビー.フェイス、知って ます? ローリング・ストーンズのプロデュースもするらしいですよ、今度2曲くら い。楽しみですねえ。



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 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
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