1997. 12. 6
1 . TOGETHER AGAIN
2 . HAZY SHADE OF WINTER
3 . 愛のオーラ
4 . SHE DON'T USE JELLY
5 . 白昼の幻想
6 . NOTHING GOOD
7 . MY GIFT TO YOU
8 . LITTLE ITALY
9 . ANYBODY SEEN MY BABY?
10. IF IT'S LOVE YOU'RE AFTER
11. STAR TOURS
12. AMANDA
13. IS THIS LOVE |
(質問 ジャネットが来たときの裏話があったらきかせてください。)
(スーパースターだけど気さくでね、一緒に写真撮ってもらったりしちゃった。)あ
と、一番マイナーなお兄さんのランディ・ジャクソンの話をしたときうれしそうな顔
をしたのが忘れられませんね。
これはフレイミング・リップスのカヴァーなんですけど。今、バックでかかってる のはオリジナルのバージョンなんですけど。(これを聴くと、あ、きいたことあるっ て思います。)『ビバリーヒルズ青春白書』で使われてたんだよね。そうそう、でね 、このバンドは4枚同時にかけてってやったの覚えてません? あのバンドなんです ごい変わったバンドなんですけど、それをベン・フォールズ・ファイヴがカヴァーし てて、この『Lounge-A-Palooza』というオムニバスの中に入ってて、これはすごいい いですよ。10ccの「I'M NOT IN LOVE」をファン・ラヴィン・クリミナルズがやった りキャプテン&テニールのナンバーをレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが やったり、すごい面白い組み合わせだからね、ぜひこの『Lounge-A-Palooza』という オムニバスの方もチェックしてみてください。
片寄くん;それでは今日のゲストをご紹介しましょう。ヒックスヴィルです。
ヒックスヴィルのみなさん;こんにちは。
片;真城めぐみさん、中森康弘さん、小暮晋也さんの3人がスタジオに遊びに来てく
れましたけど。
中森さん;なんかへんな感じだね。
片;これは結構、何年ぶりだろう。
真城さん;夢を見ているような、この状況。
片;実際に何年から何年まで一緒に活動してたのかなあ。91年から、、、
小暮さん;91年から93年まで。
真;90年代の初め、、、そういうこと言うとすごい感じがするけど。
片;91年から93年くらいの3年間くらいを一緒に活動してて、3枚アルバム出してる
んだよね。
シルビアさん;ここにね昔のアルバムがあるんだけど、、、(笑)。
片;なんで笑うんだよ。
シ;すごいなんかー、、、。
真;当時の最先端の格好だったんですよ。
シ;え、え? カウボーイ・ハットとかねえ。
片;これ、うしろに流れてるナンバーが僕が昔やってたロッテン・ハッツというバン
ドのねえ、、、。
真;これさっき言ってたドラマのね。
シ;片寄さんも若いねえ。
片;だって、まだ23とか、、、。
真;だって、20代最初とか。こぐれっちなんかみんなカウボーイみたいな格好してる
のに、ひとりだけインディ
アンみたい。
片;これね、当時、コーネリアスとか今でもやってるシンドウさんって最先端の人が
デザインしてくれたにもか
かわらず。
シ;どうしたんですか。
片;アーバン・カウボーイがコンセプトだったんですよ、当時のね。
真;このあとね、ウエスタン大ブームが来るはずだったのよね。先を読んでやったつ
もりが。
片;音楽は別にカントリーにこだわりなくね、いろんな音楽やってたんですけどね。
それではね、早速、、僕、
動揺してますね、、、一曲紹介してもた、もらおうかな。舌かんじゃったよ。
5. 白昼の幻想 HICKSVILLE
片;これ、9月にリリースされたんだよね。こちらのアルバムはですね、どうですか
。
真;いや、がんばって作ったんだけどねえ。
片;俺はねえ、こっちが好きなんだな。
小;あ、ファーストよりも?
真;あたしも、好きかな。
中;ぼくら的にはね、やっぱり趣味が出たかなあって。
片;ようやく小暮くんのなんか、ちょっとそういう、昔から宅録とか好きだったじゃ
ない。そういう部分が反映
されてるような感じがして。
中;すごいよ、今、またそういうことばっかりやってて。
小;きのうなんかね、一晩中ベース弾いてたらけんしょうえんになっちゃった。
片;俺としてはそのへんをゴーっといってくれたら、個人的には面白いなあって。家
で録っちゃえば?
真;あそこ無理だよ。みんな入れないもん。
小;真城が来たらけっこうねえ、たいへんなことに。
シ;そんな、、、。
真;いや、家が狭いんですよ、ただ。
片;彼女が大きくもあり、部屋が小さくもあり。
真;なんでそういうしめなのよ。
片;僕はシングルカットされてない曲の方が好きだったんで、今のセレクションとか
はよかったんですけども。
けっこうやっぱり、僕、昔一緒にバンドやってたからじゃないんだけど、小暮く
んのデモ・テープが見える
っていうの?
真;こぐれっちのデモ・テープをここまでにするっていのがね、またね、たいへんな
、そんなことないけど。
片;それがすごい浮かんで。うまく言えないんだけどね。
真;こぐれっちのデモ・テープもすごい進歩したよ。何歌ってんだかもわかるしね。
片;昔、わかられたくないから、ヘッドフォンをマイクがわりに使って、トランシー
バーみたいな声でデモ・テ
ープ作ってきたんだよ。
真;ロッテン・ハッツもね、まずこぐれっちと片寄のふたりが始めたバンドだからね
。
片;そう、僕がね、何も知らない大学生だった僕を拾ってくれたのが小暮くんで。
小;そのうち片寄の家に遊びに行くようになって、そこで練習してたんですよ。
片;そうなんです。僕の家がね地下室があったんだね。そこで練習してたんですよ。
で、ギターの弾き方から全
部教えてもらったんですよ。だからいまだに僕がギターを手首じゃなくてヒジで
弾くのはね小暮くんの責任。
真;腰でのれない感じってのはね。
小;もっとうまい人に教えてもらってれば今ごろギター・ヒーローになってたんです
けどね。
片;弦は切るしねえ。
シ;(質問 私がライブでみていたロッテン・ハッツはとても仲が良さそうにみえま
した。でも実は内部では何
が起こっていたんですか?)
真;でもね、今思えばそれはどのバンドにもあることなんだよね。
片;良かったときもあったけど、確かにね、解散したときは仲悪かったよね。
真;そうだね、だってよかったら解散しないよ。でも、最初やっぱりこんなに楽しく
ていいのかってくらい楽し
かった。なんかデビューするつもりもなかったし、ほんとにバンド始めて一番楽
しいときにポンとデビュー
の話が決まって、何も音楽の世界のことをわからずに、特にこう言ったらあれだ
けど、日本の音楽のことを
わからずに、ポンと入っちゃったのね。
中;最初が楽しすぎたんだよね、きっと。
片;デビューしてからの方がつらかったね。言われるとそうしなければいけないんじ
ゃないかって思ったし。
シ;(質問 最初で最後のミーティングにけんちゃんが逃げたというのは本当ですか
?)
一同;それはほんとです。
真;あれ、なんでけんちゃんいなかたんかね。
片;いや、怖くなって逃げたんだって。それ以来真城の声が小沢健二くんのレコード
からきこえてくると、ビク
ンビクンって。
小;真城が怖かったんだ。
真;なんでー、やっぱあたしに対して裏切るっていうのがちょっとあれだったのかな
あ。
シ;今はみなさん仲はいいんですよね。
真;うん。もうそんなに会う機会はないけど、たまに会えば。さっきも片寄の後ろ姿
を見て、なんか久しぶりに
見たなあって。
片;おでこは広くなったけどね。
真;そんなことないよ。
片;そんなことないよね、ありがとう。
シ;(質問 片寄くんがロッテン・ハッツだったときのいけない裏話をきかせてくだ
さい。)
片;ないよーそんなの。
真;やっぱりでも、女の子が好きだから。
シ;好きなんだやっぱり、片寄さん。
真;それは私は悪いことだとは思わないけど。
シ;いいことですよね。男で男が好きっていうのもまあいいですけど、女の子のほう
がね、ストレートで。
真;だから、どうにも女の子が好きなのね。
片;まあ、あの、、、でも僕何もしてないですけどね。なんかしてたっけ? ミッキ
ー・マウス事件とかあり
ましたけどね、ここじゃ詳しい話はちょっと言えな
いけどね。
真;でも、別にそんなひどいことはしてないと思うけどな。
中;男側から言わせてもらうとね、片寄ね、実は真面目なんだよ。真面目すぎてたい
へんなことになっちゃう。
小;入り込みすぎちゃうんだよな。
中;で、その都度ね、迷惑なんだよね、みんなが。
片;泣いちゃったりとかしてね。
真;いろいろなんかあって、あたしなんかはうらやましかった。信じられないような
こととかがあるんだもん。
それとは別に片寄のまわりっていろんなことが起きたりするのよ。例えば2時間
とか3時間とかいなくなち
ゃって、なんでいなくなったのかきくと、突然眠くなって、公園で寝ちゃったら
夜になっちゃったとか。
片;僕、眠り病なんですよ。僕、練習中に寝たことあったじゃん。
中;あった。
片;ギター弾きながら寝ちゃったりとか、そういうちょっとなんか僕持病があるんで
すね。
シ;(質問 ラスト・ショウとヒックスヴィルはどういう関係なのでしょうか?)
片;ラスト・ショウってトクタケさんのバンド?
小;今度ラスト・ショウが年末に復活するんですよ。
片;ラスト・ショウっていったら、なんていったらいいんだろうなあ。
小;プログレッシヴ・カントリー。
中;その中に松田さんっていうハーモニカを吹く人がいるんですけど、ヒックスヴィ
ルでもけっこうやってもら
ってるんでね。
片;センチメンタル・シティ・ロマンスとかね、はっぴいえんどとか以降の、、、名
バンドですよね。
真;だからそのバンドの再結成というか、どんな感じかなと楽しみなんだけど。
片;いまだにトクタケさんのギターっていえば天下一品ですよね。
シ;(質問 いつも発声練習はどういうふうにやっってるんですか?)
真;発声練習ですか? 私は特に、、、。
小;真城はいつもア、ア、ア、ア、よくやてるじゃん。
真;自分なりのこれが出れば今日はOKってのはありますけど、発声練習っていうのは
あまりやってないですね。
自分が気持ちいいように歌ったらいいんじゃない
かしら。
シ;すっごい声でそうですよね。
真;声ね、出てるのかな。でもね、身体が大きいから出そうな感じに見えるんだけど
、そんなにね、、、
小;出てる出てる。
片;まーでも、解散のエピソードで忘れられないのがね、僕がね、最後、解散ってい
う話をして、泣いちゃった
んだよ、ふたりとも、車の中で泣いて。これで最後だねっとか言いながら、家ま
で送っていくよって言った
ら、「私ここでいいの」って言って、いきなり新宿で降ろしたんですよ、で、ど
こへ行くのかなあと思った
ら、泣きながらそのままラーメン屋ののれんをくぐって、それを見たときに、こ
いつは大丈夫だなと思いま
したね。
真;あたし、全然記憶にないんですけど。
片;ま、そんなヒックスヴィルの、、、
真;どんなヒックスヴィルなのよ。
片;12月23日にクラブ・クアトロであるんですね。これはクリスマス・ライブですね
。僕も行けるかもしれな
いんで、行けましたら行きます。
真;来てください。
片;はやくもお別れの時間になっちゃったんだけど、ヒックスヴィルからのリクエス
トにこたえてお別れしたい
と思うんですけど。
真;もう全然呼んでくれる気がない。
片;呼びますよ、もう、好きなんだから。今日はどうもありがとうございました。
これはアレキザンダー・オニールのカヴァーなんだね。達郎さんってひとりでア・ カペラでばーってコーラスするでしょ。これってすっごいたいへんなことなんですよ 。他人同士でハモるのって少しくらいずれててもなんかいいんだけど、ひとりでハモ るのってやっぱすごいたいへんなことなんだって。だからいつもすごいなーと思うん ですけど。
来日間近ですね。
今日はね、超レアというか、埋もれた名曲ですね。レア・トラックスといいますと ツェッペリンとかビートルズのレア・トラック、未発表音源を特集してくれるのかと 期待してる方もいらっしゃるかと思うんですが、そういうのもやりますけど、まあ、 ここではCD化されてない、埋もれた名曲というんですか、探せば安く買えるんだけど 、CDになっていないからなかなか聴くことができない、そんな曲を紹介していきたい コーナーなんですが。今日も持ってきましたのがですね、Jr.タッカーというね、非 常にいなたいジャケットなんですけど、なんて言ったらいいんでしょうね、これ。ブ ルゾンを着込んだ16歳の黒人少年ですね。83年だね。当時何が話題だったかといいま すと、プロデュースがレイ・パーカー・Jr.だったんですよ。レイ・パーカー・Jr.と いいますと、このころは『ゴーズトバスターズ』のサントラの大ヒットでね、あれで まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのプロデューサーだったんですよ。その前にもレイディオ で、「ウーマン・ニーズ・ラヴ」とか大ヒットを飛ばしてて、まあ、一番のりにのっ てるレイ・パーカー・Jr.がプロデュースした16歳の少年なんですね。まあ、ちょっ と音を聴いてみようかな。ニューエディションってあったでしょう、あの、ボビー・ ブラウンとかがいた。あれの曲で「ミスターテレフォンマン」ってのがあるんだけれ ども、、、この曲、記憶にない? まだ、若いボビー・ブラウンとか、、、。もう、 レイ・パーカー・Jr.グルーヴですよ。スウィートですよね。もともと彼はジャマイ カの人らしいんですよ。今はレゲエ・シンガーとして活躍してるんだけどね。いわゆ るソウル的なアルバムってのはこれ1枚になるのかな。俺と同じくらいかのしれない ね。じゃ、裏もかけてみようかな。すごいね、いい曲がいっぱい入っててね、よくこ れ、100円で売ってるんだよな、これ、、、(なんかマイケル風の)意識してますね 。これ、かなりね。他にも、、、意外とダンサンブルだね、今聴くと。この中でもい ちばん僕が好きなナンバーをいってみたいんですけど。これ、バリー・マン&シンシ ア・ウェイルのね作曲なんですよ。これ、超有名なバート・バカラック並みの有名な ソング・ライターなんですけど。邦題が「愛を探して」とついていましたけど。
10. IF IT'S LOVE YOU'RE AFTER JR.TUCKER
この曲を作曲しているね、バリー・マン、シンシア・ウェイルはね、60年代にはラ イチャス・ブラザーズのね、「ふられた気持ち」、「YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEEL ING」だっけ、『トップ・ガン』で有名なんだよね、あの曲は。それとかね、「オン ・ブロードウェイ」とかね、有名な曲をいっぱいかいたソング・ライター・チームな んですけども、やっぱりいい曲かきますよね。すごく。なんていうのかな、やっぱり このへんのAOR入ってるけど、当時のアレンジでね、基本的にはすごくなんていうか 、聴きやすいメロウなソウルで、アレンジによっては別にジャミロクワイが歌っても おかしくないですよと僕は思うくらいのメロウな感じの曲だったと思います。まあ、 今日ね紹介した作曲者のバリー・マンのアルバムなんかもすごくいいんで、そっちの 方なんかも今度もってこようかな。
(質問 グレイト3の新曲、チャラさんとの共作は順調にいってるんですか?)
僕たちは会社の体制には従わないんでね、そんなわけないんだけど、すいません、
またエラそうなこと言ってしまいました。すごい反省してます。ガンガンやってます
よ。新曲はきのう、おとといで2曲できました。これがまたいい曲でねえ、すごく。
チャラさんとの共作はね、彼女ツアー中だったてのもあるんで、ちょっとストップし
てるんで。出るかもしれないし、わかんないんだよね。いつもよかったら出すってい
う感じだから、気長に待っていてくれよ。