オンエアリスト

1997. 11. 29

1 . HEAVEN
  BRYAN ADAMS

2 . DREAM ON DREAMER
  BRAND NEW HEAVIES

3 . BLUE HEAVEN
  サザンオールスターズ

4 . IF YOU DON'T KNOW ME BY NOW
  SIMPLY RED

5 . SILVER
  コーパスグラインダーズ

6 . I'M A BELIEVER
  ROBERT WYATT

7 . SUPERSTAR
  MERRYMAKERS

8 . WHITE LOVE
  SPEED

9 . I GO CRAZY
  PAUL DAVIS

10. THROUGH THE DARK
  THE SUNDAYS

11. RAIN
  MADONNA

12. GOD GIVE ME STRENGTH
  BURT BACHARACH/ELVIS COSTELLO



カタヨセアキトのコメント<1997. 11. 29>


 今日は曇り空ですね。
 最低ですけどね、今日、うちの父はゴルフへ行ってますよ、この天気の中。
 なんであのゴルフ、ゴルフってのはみんな雨でもよろこんで行くんですよね。
 ねー。
 うちのメンバーもね、あとの二人、行ってましたよ。
 あ、ほんと?
 いつだったんだろうなあ、僕は行かなかったんだけど、雨だったらしい。
 2〜3日前、すっごく暖かかったじゃない、だからみんなゴルフ行こうって感じなの かな。
 僕、ちょっと体調よくないんで、みなさんも気をつけて。
1. HEAVEN  BRYAN ADAMS

 これはアンプラグドの中からなのかな。ベイビーフェイスもアンプラグド出てたけ ど、そっちは一足先に聴かせてもらったんですけど、よかったよ。ブライアン・アダ ムスの方もね、これもすごい、、、やっぱりやってるんですかね、『死ぬまで18歳』 。あのタイトルすごい好きなんですよ。(『死ぬまで18歳』なんてありました?)『 18 TILL I DIE』ってあったじゃないですか。あれがね、けっこう好きなタイトルだ ったんですけどね。まあ、ブライアン・アダムスにしかできないタイトルだったんじ ゃないかと思うんですけど。


2. DREAM ON DREAMER  BRAND NEW HEAVIES

 今週、僕は久しぶりにグレイト3のメンバーに会いましたよ。2ヵ月くらい会って なかったね。(なんかわざと会ってないって言ってましたよね、先週。)そうだね、 ツアーが長かったでしょ。あとレコーディングもずーっと一緒にやってたんで、だか らこう少し間をあけてね、新鮮な関係になろうかなと思ったわけなんですけどね。僕 がすっかりお休みしている間に残りの二人はプレクトラムっていう若いバンドがいる んだけど、そのプロデュースをしてて、そのスタジオに遊びに行ったんですよ。そし たらね、けんちゃんはいたんですよ。ドラムの賢一はいたんだけど、プロデューサー であるきよしがどこにもいないんですよ。「あれ? きよし、どこにいんの?」って 言ったらみんなケタケタ笑ってんですよ。で、わかんなくて、僕、なんで笑われてん のかなあって椅子に座ってたら、実はとなりにいたのがきよしだったんだよね。(な んでわからなかったの?)髪の毛が坊主になってたの。あの長髪のうちのベーシスト がですね。(もうぜんぜんピカピカ?)僕より短い。もうね、ほんと3分くらい気が 付かなかったんだよ。もう笑い話ですね、これはね。でも元気にしてたみたいなんで ね。来週あたりからはお互いかいた新曲を持ち寄って次のアルバムのプリプロにでも 入ろうかなと思っている次第ですが、、、グレイト3情報でした。
(質問 好きな映画を教えてください。)
(あたしが定番で観てるのが『ドアーズ』。前もちょっとお話ししたかもしれないな 。)オリバー・ストーンのやつ? 60年代のバンドだよね。伝記映画だよね、ジム・ モリソンの。(なんかちょっと落ち込むとあれを観て自分の気持ちを盛り上げるみた いな。)あの映画は賛否両論ではあったんですけどね、オリバー・ストーンはいつも そうですよね、だいたいね。僕も『ドアーズ』はけっこう好きですね。あとね、『ポ ネット』っていうの観たいなと思ってますね。今話題の4歳の子が主演なんですけど ね。そんな感じですね。


4. IF YOU DON'T KNOW ME BY NOW  SIMPLY RED

 これはハロルド・メルヴィン&ブルー・ノーツの70年代のフィリー・ソウルの名曲 なんですけど、それのカヴァーですね。


【ゲスト#25】 コーパスグラインダーズ

片寄くん;今日は10月22日にニュー・アルバム『rock'n'roll』をリリースしたばか りのコーパスグラインダーズ
  ヴォーカルのゼロさんとギターの吉村秀樹さんの二人をお迎えしました。こんに ちは。
ゼロさん&吉村さん;こんにちは。
片;僕もね、ほぼ初対面に近いんですよね。名前だけはこう、よーく聞いていたんで すけれども。
吉;いろいろ。
ゼ;うわさとかで。
片;間に入ってる人とかね。あと、吉村さんのもうひとつブラッドサースティー・ブ ッチャーズってバンドやっ
  てて、僕、そのバンドすごく好きで。で、そのライブ観に行ったとき、一回ちら っとお会いしたことあるん
  ですけど。
吉;そうですね、それで。
片;ゼロさんはジャケットのデザインとかいろんなのしてて、すごい気になってどん な人なんだろうなあって思
  ってて。
ゼ;こういう人でございます。今も締切に追われて逃げまくってます。
シルビアさん;そうなんですか? さっきTシャツをいただいて、すごい可愛らしく てかっこいいみたいな。
片;なんかね、なんてんだろう、グロテスクなのと可愛いのとが同居しているような 、、、天使と悪魔が背中合
  わせな感じがすごくいいなと思うんですけど。それでは早速ニュー・アルバムか ら一曲聴きたいと思います。

5. SILVER  コーパスグラインダーズ

片;すごいかっこいいですね。
吉;ありがとうございます。
片;コーパスグラインダーズ、ちょっと紹介しないとね、知らない人もいるといけな いんでね。
吉;お願いします。
片;どういうふうに紹介したらいいかな。とにかくね、おもしろいスタンスのバンド なんだよね。僕がね何年か
  前から名前は知ってるんですけど、その頃は海外でやってるバンドっていうイメ ージがありましたね。なん
  か、海外にツアーに行ってる。ここにも、資料にも書いてあるんですけど、ツア ー『ヨーヨー・ア・ゴー
  ゴー』に参加してベックとかランシドと共演して、ベックがねコーパスのライブ に感銘を受けたと言って、
  同年秋の来日時にサポート・アクトとしてコーパスを指名したというそんなエピ ソードもあったりとか。
シ;素朴な質問していいですか? コーパスグラインダーズってどういう意味なんで すか?
ゼ;ほんとは『コープスグラインダーズ』っていう映画があったんですよ。そしたら 同じバンドがニューヨーク
  にいるっていうんで、で、まあ、コップのアスでコーパスにしちゃえって、あん ま意味ないっす(笑)。
吉;偶然ながらブラッドサースティー・ブッチャーズもB級ホラーのあれで、もう、 なんもなくあわさったふたつ
  の名前がそうだったという、単なる偶然なんだけど。
片;あと、メンバーがね全員で4人なんだけども、ドラムが一人で、あと、全員ギタ ーなんですよね。3人ギ
  ターなんですよ。ベースがいない。で、今日来てないんだけど名越くんっていう ギタリストの方がいまして
  ね、ま、彼大忙しなんですけどね。チャラさん、僕はチャラさんで観たのが初め てだったかもしれないな。
シ;チャラさんとずっとお仕事してらっしゃって。
片;やってますよね。あとね、チャラの「タイムマシーン」って曲あったでしょ、こ ないだの、あれは名越くん
  とここにいる吉村くんの曲なんですよ。こういうハード・コアな活動から、チャ ラみたいなところまで、こ
  う行ったり来たりするようなね、縦横無尽というかね。このスタンスがね、すご くいいと思うですけどね。
吉;今日最終日みたいですよ。
片;え? チャラさん? あ、だからうちのマネージャーもいなければ名越くんもい ないんですね。チャラと同
  じ事務所なんでね、僕。
  今回のアルバムはですね、アメリカのワシントン州オリンピア? シアトルのオ リンピアでレコーディング
  したっていうことなんですけど、ミックスと録音のエンジニアはサウンド・ガー デンを手がけたスチュワー
  ト・ホラーマン。ホラーマンていうんですか?
ゼ;ヘラーマンなのかホラーマンなのか、俺らスッチー、スッチーって。
シ;ホラーマンにしてほしいですね。
吉;なんかサウンドガーデンとかと結局は幼なじみだったみたい。ずーっとそういう つきあいで音楽とかやって
  たみたいで。
片;サウンドガーデン解散しちゃいましたよね。なんかメンバーが遊びに来たって話 ここに出てたけど。
ゼ;来たんですけど、最初わかんなくて、誰だあのヒゲモジャは! っつったら、サ ウンドガーデンだって。
吉;で、「幼なじみなんだもーん」っとかって言ってたから、あ、なーんだって。
片;気軽なノリなんですね。向こうは。
吉;ん、なんかほんとに友達みたい。
片;レコーディングのスタジオ自体とかはどうだったんですか?
ゼ;いやーやりやすかったですね。すごい、リラックスして出来る、普通の一軒家を 改造してスタジオにしてる
  んで、圧迫感がなくて、2時とか3時くらいにふらーっと行ってやるみたいな。 のんびりしてますね。
片;いいですね、やっぱりそういうのは。日本のはこう、カッキリしてるからね、と ばしたりするとプレッシャ
  ーでもう神経やられそうなくらいですよね。ほんとにね。
吉;閉じ込められちゃうからね。
片;今回のこれも向こうで出るんですか?
吉;いや、出ません。
片;出ないんですか。で、ニール・ヤングをカヴァーしてるじゃないですか、『ヘイ ・ヘイ・マイ・マイ』、
  これは何故に。
吉;ひとつには、カート・コバーンが死んだときに遺書に使って、それでショックで ニール・ヤングがライブで
  この曲はやらないっていう話を聞いて、あと、今、音楽雑誌見てもいまだにニル ヴァーナだってやってて、
  で、ちょっと、ふざけんじゃないぞと、死んでなんぼのもんだと。
片;前を向けと。
吉;生きてやるぞみたいな、んー、まあこっぱずかしいけど、そういう意味もあって 、やろうかなと。
片;で、これ、すごいいいカヴァーなんですよ。なんかニール・ヤングのカヴァーっ ていうと、とかくダイナソ
  ーJr.的な感じになりがちなところをね、今、バックでかかってるのがそうなん だけどね、すごくヘヴィーな
  んだけど、ギター・ソロとか一切入ってないんですよね。
シ;まさしくその質問が来ています。
  (質問 『ヘイ・ヘイ・マイ・マイ』をやっと聴きましたが、実は私、ニール・ ヤングはあまり好きじゃな
  かったので、この曲のオリジナルも聴いたことがないんです。、、、ちょっと、 これ、ホンマツバントウっ
  て読むの?-本末転倒ですね-本末転倒ですが、かっこよいカヴァーだと思います 。何故この曲をカヴァー
  したのですか?) 片;オリジナルは聴いてたんですか?
ゼ;聴いてました。
片;アコースティックと2種類あるんですよね。
吉;ありますね。というかね、メンバーの何人かもね、最近知ったとかって。
ゼ;ドラムの大内にいたってはほとんど聴いていないという。
吉;俺とかなんて一人のときとか、運転しながら、みんな寝てるときとか聴いたりと かするんだけど。
片;もともとゼロさんと吉村さんってどんな音楽に影響受けてたんですか?
吉;ゼロくんどうぞ。
ゼ;えー、私は、、、俺、なんだろうなあ、、、
吉;エス・ピー・ケイ。
ゼ;エス・ピー・ケイっていうオーストラリアのバンドがいて、、、
片;エス・ピー・ケイ、知らないな。
ゼ;あと、アニメソングですね。
片;アニメソング? 例えばどんなのですか?
ゼ;最近、、、
吉;クレヨンしんちゃん。
ゼ;うん、クレヨンしんちゃん。
シ;ほんとにクレヨンしんちゃん、今きてるんですか?
ゼ;いや、クレヨンしんちゃん、すばらしい。
シ;ほんとですか、、、あ、だからゼロさんってああいう可愛い絵も描くのかしら。
ゼ;そうなのかもしれないですね。いや、ほんとは違うんですけど。顔で笑って、心 ん中でカーッと、こう、威
  嚇してるていう。
片;吉村さんの方は。
吉;僕はあの、音楽は、いろいろ聴くけど、やっぱ普通にパンク・ロック。で、なん かこうわりかし共鳴を受け
  たんだけど、いろいろと、、、。
片;、、、こうなってしまったと。わかりますね、それ、非常にね。
シ;(質問 もうひとつのバンドで片寄さんがゲスト出演するそうですが、どうして 片寄さんと共演したいと思
  ったのですか?)
片;いや、それは俺がしたいと思ったんだよ、単純に。あのね、じゃ、これ言っちゃ おうかな。12月11日木
  曜日、新宿ロフトでですね、バックに今、かかってますけど、吉村さんがやって るブラッドサースティー・
  ブッチャーズというバンドのライブがあるんですけど、これにエル・マロとあと 僕が出ます。何やるか全然
  決まってないんですけどね。
吉;今からちょっと、話をして。
片;彼らのですね、去年出した『Kocorono』というアルバムがあるんですけどね、そ れは去年の僕のベスト1な
  んですよ。洋楽、邦楽あわせて、実は。そのアルバムがなければ僕らの『Romanc e』はなかったというわけで。
  そのくらい感動したんですね、僕は。だからお声をかけていただければいつでも 馳せんじると。
吉;ゼロの作ったジャケットが片寄くんの今年の、CD紹介するじゃないですか、年末 とかに、そういうのにね、
  載ってて。
片;今年のベスト3とか選ぶじゃないですか、あーいうのにも必ず入れてたし、『Ro mance』の中でもブッチャ
  ーズのTシャツ着てるくらい好きだったんだよね。一時、ほんとにね、これしか 聴いてなかったです、僕。ほ
  んとに、100回は間違いなく聴いてますね。で、コーパスの方はですね12月25日 、やりますかクリスマス。
吉;やります。
片;高円寺20000Vにてありますね。あと、予定がもうひとつありましてですね、来年 の1月21日の映画『ラヴ
  &ポップ』のサントラにも取り上げられることになったんですね。これはエヴァ ンゲリオンの監督の、今話
  題の映画ですね。
シ;またアニメですね。
片;アニメじゃないんです。実写なんです。村上龍原作でですね、チャラのだんなさ んも確か出てましたよね。
  はやくも終わりの時間になってしまったわけなんですが、コーパスからのリクエ ストにこたえて今日は二人
  とお別れしたいと思うんですけど、何を。
ゼ;じゃあ、吉村くん。
吉;はい。えーと、全然ちょっと違う感じなんですけど、ロバート・ワイアットで、 「I'M A BELIEVER」。
片;お、これはあれですね。モンキーズのカヴァーですね。
吉;はい。
片;じゃ、この曲を聴きながらお別れです。どうもありがとうございました。


9. I GO CRAZY  PAUL DAVIS

 これね、田中康夫の小説で「なんとなくクリスタル」っていうすごく有名な小説が あるんですけど、それが実は映画化されたんですよ、当時。あまり入らなかったんだ けどね、映画の方は。そのサウンドトラックの中でね、ポール・デイヴィスの曲は主 題歌として使われてましたね。(浅野温子さんが出てました?)いやー、出てなかっ たと思いますね。もう、どんな映画かは僕もちょっとおぼえてないんだけど、でもこ の曲自体はねすごくいい曲で、でもこのアルバムは日本でまだCD化されてないんです よ。で、この曲だけはオムニバスに入ってたりしますけどもね。当時のビルボードで ものすごい長期間チャートインしていたナンバーあんですよね。まあ、歌詞を読めば それの理由がわかるかな。
 この曲はですね、昔の恋人にもう一度会って、まだ僕の気持ちは燃え尽きてないよ みたいな、そういうことを知るっていうようなナンバーでね。たぶんそのへんの詞の 雰囲気が、きっと超ロングセラー? 決してね大ヒットしたわけじゃないんだけどね 、すーっとね、80位くらいにね、2年くらいいたのかな、ちょっと詳しいことわかん ないんだけどね、そのくらいいろんな人が聴いたナンバーなんだよね。僕もこれ聴く と無性にせつなくなるんですよ。僕、中学生んときの曲でしたけどね。まだ恋もした ことなかったです、その頃は。


【BRAN-NEW TRUCKS】 THE SUNDAYS『CRY』

 そうですね、今週はいろいろあったんですよ。あのねえ、いっぱい買いました。い いの結構ありましたよ、いろいろとね、悩んだんですけどね。ブラックだったらオラ ン‘ジュース’ジョーンズ、これ名前きいてね(オレンジジュース?)違うんですよ 、オラン‘ジュース’ジョーンズっていうね、スーツが似合う粋なブラックメンがい るんですけどね、名前きいて懐かしいって思う人もいるかもしれないけど、「RAIN」 っていうねすごく有名な、もう、スウィートなナンバーがあったんだけど、その人が ね久しぶりにキャンプ・ロウと組んでですね、シングルを、『NOTHING TO LOSE』で すね、映画のサントラのために出してたりとか、それとかねカーティス・メイフィー ルドの「SUPER FLY」みたいな曲でかっこよかったしね。それとね、今日こっち持っ てきたサンデーズとね迷ったんですけど、とりあえずザ・サンデーズ持ってきました よ、知ってる? ザ・サンデーズって。これね、シングルなんですよ、僕が持ってき たのは。アルバムも出てるんですよね。アルバムがね『STATIC&SILENCE』っていうの かな。何年ぶりなんだろう、、、5年ぶりなんだよね。僕も前のやつしか聴いたこと なくて、確かね、『ガラス色の物語』っていう邦題がついてたと思うんだけれどもね 、それからほんとにね忘れかけてたころにやってきたニュー・アルバムなんですけど 。夫婦のね男女二人組が中心となっているグループなんですけどね。今日、何故シン グルをアルバムじゃなくてもってきたかというとね、アルバムに入ってない曲がいい んですよ。これちょっとみんなに聴かせてあげたいなと思いまして。最近ほらシング ルにはアルバムに入ってない曲をおまけに入れるってのが定番じゃないですか。でね 、今回曲をそのいろいろ聴かせたいなと思いましてですね、ここにもってきたのがね 、(最新の、、、っていうか前からあるのかな)これね、なんて説明したらいいんだ ろう。まあ、CDプレイヤー、僕のコレクターズのコーナーに対抗しましてね、アナロ グじゃなくてCDの卓上のやつを。これはねいいんだよ、外国でも使えるし、ツアーに 行ってるミュージシャンの4分の3くらいはこれ持ってるんだよ。(シルも実は持っ てるんですけど、でも旅行用なんであまり使わないですよね。)僕はね、持ってない んですよ。いつも借りてるんですよ、だれかの。(安いのよ、意外と。)じゃ、ちょ っと聴いてみましょうか。
 とりあえず、タイトル・トラック、これアルバムに入ってるんだけど、「CRY」っ て曲。(これジャケットもかっこいいですね。)アルバムの方のジャケットもすごく よくて、月、満月の、、、。基本的にはイギリスのバンドだけあって、しかもホーム ・レコーディングしたっていうことでね、今回は、すごい暖かい音というか。なんか ね、スワン・ダイヴとかとちょっと似てるかもしれないけど、感覚としては、でもね 、もっと毒があるっていうのかなあ、スワン・ダイヴよりは。で、すごく、よりせつ ない感じのバンドですね。(これ、だいたい奥さんが歌ってるんですか?)そうです ね。これ、3曲入りのシングルなんで、とりあえず2曲目をかけようかと思ってるん で、3曲目をいきましょうか。これもいいのよ。(声がいい、リサ・ローブっぽいの かな。)おっ、ディレクターが来て早回しをしてますよ。あ、こんなこともできるん ですね、早回しってのは、なるほど。(いろいろみせとけってことですね。)これ、 スピーカーもついてつんだよ。ふたを開けるとスピーカーになってるんだよ。(ここ にいろんなサインが入ってるんですけど、グレイト3とかかしってありますよ。)か かしっていう謎のグループがありましたねえ。まあ、こんな感じのサンデーズですけ どね、確かにリサ・ローブみたいな歌声に思えるかもしれないけど、でもやっぱりイ ギリスのバンドって感じかな。ティーンネイジ・ファンクラブとか今来日してるけど 、にも近いサウンドを感じますね。じゃ、このサンデーズのね、アルバム『STATIC&S ILENCE』の国内盤には入ってるんだけど、輸入盤には入ってません。シングル盤にし か入ってない曲を聴いてください。

10. THROUGH THE DARK  THE SUNDAYS

 国内盤の方にはボーナス・トラックとして収録されているんですよね。手軽に聴き たい人は国内盤を買えばいいし、でもその国内盤にも入ってないね、さっきちょろっ とかけた「LIFE GOES ON」って曲もね、このシングルには入ってるんですよね。で、 これまたね、最近CD1、CD2ってよくありません? 同じ曲のシングルがね2こあっ たりするんですよ。僕の方はCD2だから1の方にこの曲が入ってるかどうかわからな いんで、もし、輸入盤買う人はね、気をつけてチェックしてほしいんですけど。すご くいいバンドなんですよ。なんかはかなくて、悲しい感じがするんだよね。穏やかな 曲調なんだけどね。まあ、さっきゲストに来た吉村くんのブラッドサースティー・ブ ッチャーズなんかもね、同じなのよ。ハードなサウンドなんだけど、同じような悲し みがあってね、こう、胸がしめつけられるような感じになりますね。こんな天気の日 にはぴったりのナンバーじゃないでしょうか。


12. GOD GIVE ME STRENGTH  BURT BACHARACH/ELVIS COSTELLO

 今週火曜日にね、バート・バカラックのコンサートがあったんですけど、行った人 たちからいっぱいファックスいただいてますね。僕も行ってきました。すごくよかっ たですけどね。そん中でもですね、いちばんよかったナンバーをかけたいと思うんで すけど。



まったく最高だぜ「GREAT3」
インデックスへ戻る!


前ページへ戻る!


 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
Bay FMのラジオ番組「スパークリング・エクスプレス」の頁はこちら!!