オンエアリスト

1997. 10. 4

1 . SHUFFLE
  MY LITTLE LOVER

2 . SMILE
  SUPERNATURALS

3 . HAVE A LITTLE FAITH IN ME
  JOHN HIATT

4 . LAST SONG
  GREAT 3

5 . DRIVING
  EVERYTHING BUT THE GIRL

6 . I CAN'T GO FOR THAT
  MONDO GROSSO

7 . SAMURAI
  DJAVAN

8 . ANYBODY SEEN MY BABY?
  THE ROLLING STONES

9 . MY ROMANCE
  JAMES TAYLOR

10. だいすき
  岡村靖幸

11. AIN’T GONNA STOP
  TOMMY KEITH

12. GOT 'TIL IT'S GONE
  JANET JACKSON

13. YEAH! YEAH! YEAH!
  SIMONE HINES



カタヨセアキトのコメント<1997. 10. 4>


 いよいよ10月に入りましたね、気がつきましたか? この番組もおかげさまで半年 が過ぎたんですよ。4月から。半年経って続いてるってことはいいことですね。みん ながいっぱいリクエストくれるからですよ、ほんと。今後もちょっと続けていきたい と思ってますので、ガンガン、リクエストをください。
1. SHUFFLE  MY LITTLE LOVER

 シャッフルですか。この曲もね、なかなかね、天気を明るくしてくれるんですよ。 こういう曲はね。


2. SMILE  SUPERNATURALS

 (メッセージ;グレイト3のライブに行ったけど、チケットを捨てられてしまい、 もう一度買って行きました)
 高いじゃん、そしたら。外タレ並みですよ、8000円くらい、、、ごめん、申し訳な いけど。チケット、僕も捨てられたことあるんですよ。高橋ユキヒロさんの。それは 僕がボケだから、いつも通りポケットに入ってるもの、ゴミ箱に捨てちゃって、で、 学校の清掃の燃やす所(焼却炉っていうのよ、カタヨセくんbyこいで)、あの中、真 っ黒になって探してあったんですけど。
 (メッセージ;ツアーで地方に行けなかったので、お話し聞かせてください。)
 先週、ブリッツあったじゃない、あれから北に向かってどんどんやっていって、3 本やったんだけど、やるたびによくなってきたね、やっぱり。もう、最後はもう倒れ てもいいやと思ったらほんとに北海道では客席に意識不明になって倒れ込んだくらい で、おかげで今日ちょっと遅刻しちゃったんですけど。もうすっかり復活してますか らね。


3. HAVE A LITTLE FAITH IN ME  JOHN HIATT

 僕、このアルバム大好きなんですよ。ジョン・ハイアットの『ブリングス・ザ・フ ァミリー』ってアルバムに入ってる曲で、このタイトル、どういう意味かな?(僕に 、、、信じてくれって感じです。)あ、邦題ついてるわ、「僕を信じて」って書いて ありますけどね、これね、メンツがいいんですよね。このバンドは、また、あの、も う最高のメンツですよ。まず、ヴォーカルがジョン・ハイアットでしょ、ギターはラ イ・クーダー。最近は映画音楽で有名ですけど、ストーンズの、あの「 ホンキー・トンク・ウイメン」のリフを考えた人としても有名ですね。あと、ドラムはジム・ケル トナーといいまして、アメリカのほとんどのポップ・ソングのドラムをハル・ブレイ ンと共に二人でたたいてた人ですね。あと、イギリスのプロデューサーとしてもすご く有名なニック・ロウ。エルヴィス・コステロのプロデューサーとしても有名だった んだけど、もう、一発録りだったらしいよ。もちろん歌も同時に、ウワサによるとね 。すごいいいアルバムです。いいリクエストくれました。


【ゲスト#17】 大沢伸一さん(MONDO GROSSO)

片寄くん;それでは今日のゲストの方をご紹介しましょう。ゲストに、UAやCharaの プロデュース・ワークもこ
  なし、8月には自らのアルバム『クローサー』もリリースされました、モンド・ グロッソのリーダー、大沢伸
  一さんをお迎えしました。こんにちわ。
大沢さん;こんにちわ。どうも。リーダーと言いながら、僕しかいないんですが。
片;そうですね。僕、すごく以前なんですけど、前、ロッテン・ハッツってバンドや ってる時に番組でお会いし
  た時は、その時は3人組だったよねえ、、、
大;そうですね。
片;確か3人組で番組に来てくれたのをおぼえてるんだけれども。じゃ、今は完璧に ソロのある意味プロジェクト
  になってるんですね。
大;そうですね、はい。
片;それではまずここで、8月26日にリリースになったアルバム『クローサー』から 一曲お聴きいただきましょ
  う。それでは大沢さんから曲紹介を。
シルビアさん;その前に質問が。
  (質問 8月に発売されたアルバムの中でホール&オーツの「I Can't Go For Th at」をカヴァーされています
  が、その曲をカヴァーしようと思ったいきさつ を教えてください。)
大;んー、難しいんですが、別に、その、これといって、その狙いみたいなものは全 くなくて、まあ、もう一曲
  アルバムの中で、、、「Laughter In The Rain」 という、わりと、、、
片;ニール・セダカですね。
大;はい。やってるんですけど、マニアックな曲じゃなくて、わりとみんな知ってる 曲をやりたかったっていう。
シ;よかったですよねえ。
片;とう、80年代ってけっこう軽視されがちだけど、僕、ホール&オーツの曲とかす っごくいいブルー・アイ
  ド・ソウルだと思いますよ。
大;メロディがいいんですよね。
片;ん、じゃ、大沢さんの方から曲紹介をお願いします。

6. I CAN'T GO FOR THAT  MONDO GROSSO

片;やっぱり、すごくね、僕は音がかっこいいアルバムだと思うんですよ。で、モン ド・グロッソに対する僕の勝
  手な個人的なイメージとしては、すごくもっと初期の頃のを聴いたことがあった んで、もっとジャズの、、、
大;そうですね。インストゥルメンタルの度合とかもけっこう多かったのでそういう イメージが。
片;すごくあったんだけれど。
大;はい。
片;今回のアルバムは、なんていうのかなあ、そういう部分っていうか、そういう先 端な部分もクリアして持って
  るんだけれども、これ、普通の一般の人が聴いても全然なんていうのかな、スッ と入り込めるような、間口の
  広さ?
大;ありがとうございます。
片;敷居が低くて奥が深いアルバムって感じが僕はすごくするんですけど。
シ;ああ、片寄さん、言いますねー。
片;やー、自分のアルバムの時もよく言うんですけどね、、、すいません(笑)。あ と、ニール・ヤングの、、、
  あ、ニール・ヤングじゃない、ニール・セダカの「ラフター・イン・ザ・レイン 」ってのもこれはすごく意外
  な選曲だったんですけども、これはどういう、 、、やっぱ好きで、、、
大;そうですね。それと、あの、僕もそうなんですけども、いわゆるブラック・ミュ ージックっていうか、黒人
  じゃない人がね、あの、まあ、R&Bって言ったら ヘンですけど、、、
片;ブルー・アイド・ソウル?
大;そうですね、あの、やってるっていうのが面白くて。特にまあこの曲は60年代、 、、70年代か、の、あの、
  ビルボードのポップスじゃなくて、R&Bのチャー トで1位になってるんですよね。
片;そうなんですか? それは僕、知らなかった。
大;で、歌ってるのは白人のおじさんっていうのがすごく面白くって、なんかカヴァ ーしてみたくて。
片;ましてやニール・セダカですからねえ。なんたって、ポール・アンカかニール・ セダカかってくらいで、うち
  のおやじでも知ってるやつですからね。
大;そうですよね。確かに。
片;でもやっぱり、ブルー・アイド・ソウルってのはすごくなんていうか、日本人に とっては、ある意味身近なも
  のってありますよね。
大;そうですよね。やっぱりそこには、あの、なんていうんですか、黒人になりきれ ない部分であるとかブラック
  になりきれないっていうか。
片;そのコンプレックスがいい意味で出てる人ってのがいると思うんですよ。イギリ スでもロバート・パーマーと
  か。
大;まあ、そうですね。裏を返せば、なんていうんですか、白人とか、黒人以外の人 がやった黒人音楽ってものは
  絶対に黒人にはできなかったりするから面白い ですよね。
片;だから、今のホール&オーツの「Sara Smile」なんて、いっぱいのブラック・ミ ュージシャンがカヴァー
  してますね。意外と偏見、そのへんはないのかもし れませんね。
大;ないんじゃないですかね。
片;やっぱりね、、、それは人種も越えるということかもしれませんね。そしてです ね、今回のニュー・アルバム
  「クローサー」にはヴォーカルにディアンジェラス、スティーヴィー・ワンダー のバッキング・ヴォーカルを
  担当している、これ、ジャナ・アール・サンダ ースさんでいいですね?
大;そうです。
片;そして最近、トーキング・ラウドからシングルをリリースしているニュージャー ジーの二人組、ネイティヴ・
  ソウル。最近のニュージャージーてのはどうなんですか?
大;どうなんですかね? 今、ニュージャージーもしくはアトランタっていうくらい R&Bのシンガーがわりとボ
  ンボンってかたまっているんですよね。で、ニュージャージーってすごくまた、 僕は行ったことはないんです
  が、聞くところによるとわりとガラの悪いところで、大阪のね、なんかわりとそ ういう地区みたいな感じです
  よね、不良が多いていう。
片;ほんと都市からちょこっと離れたっていうイメージ。昔からモーメンツとかのス ウィート・ソウルもそうだし
  シュガーヒルってレーベルもそうですよね、ニュージャージーってだからやっぱ り意外とキー・ポイントにな
  ってる場所。
大;ブラックのルーツのひとつではありますよね。
シ;ルーツなんだ。
片;(コホンコホン)失礼しました。質問がけっこうきてるようですけど。
シ;(質問 初歩的な質問ですが、モンド・グロッソってどういう意味ですか?)
大;はい、イタリア語で、モンドというのは、地球とか世界、英語で言うならワール ドですね。で、グロッソって
  いうのは、グレイト3じゃないですけど、グレイトとか、大きいとか、素晴しい とかそういう意味があるんで
  すけど。
片;最近モンドっていうとなんかまた違った意味で、マーティン・デニーみたいなあ あいうエキゾチック・ミュー
  ジックのこと、、、
大;モンド・ミュージックっていいますよね。
片;日本では言ったりしてますから、そういうイメージがあるのかなあと思ってたん ですけどね。
シ;(質問 音楽をやっていてしあわせだなあと思う瞬間はどんな時ですか?)
大;やっぱり、CDっていうか、「大沢さんの曲よかったです」とかね、あの、言って もらえる、聴いた人がで、
  いわゆる素人さんっていうんですか? 一般の人がね、聴いた時に、そう言って もらえる時であるとか、ラ
  イブ最近やっていないんですけど、ライブをやって直接お客さんとそういうふう に、なんていうのかな、掛
  け合いできたりとかね、しあわせですよね。まあ、DJやっててもたまに感じます けどね。
片;DJ、僕は遊びでなんか友達のパーティー誘われて一回やったことあるんだけども 、すごくもうこわくて二度
  とできないくらい、ライブと同じくらいやっぱりすごい緊張感あるし、もう絶対 ばかにできないから、僕はや
  っちゃまずいと思って、それ以来二度とやってないんですけど。
大;いや、そんなことないですよ。みんな、、、まあ、僕がDJだからあえてこういう こと言いますけど、DJをあ
  んまり、なんて言うんですか、偉大な存在にあげちゃうと僕はすごくまずいと思 うんですよね。あくまでも
  DJって音楽の紹介者であってクリエイターじゃないですから、やっぱりそのオリ ジナルを作った人を尊敬す
  るべきであって、やっぱり、その点、DJが今、流行というか、なんかアイドルっ ぽいじゃないですか、僕は
  あんまり実は賛成じゃないというか。
片;若い子なんかでもギターを買うよりもやっぱりターンテーブルを持ってスタジオ に入ってる子の方が多いです
  からね、ほんとに、びっくりですよ。
シ;(質問 趣味があったら教えてください。)
大;僕は、仕事も趣味も音楽なんですね、悲しいことに。
片・シ;素晴しい!
片;見習いたいと思ってます。
大;たまには、、、普通ですよ、本を読んだりとか映画を観たりとか料理を作ったり とかそれくらいですかね。
シ;お料理もやられるんですか?
大;たまにやります。
シ;じゃ、お休みの時も音楽のことを考え、、、
大;そうですね、こんな仕事なんで休みがどこで仕事がどこって感じじゃないんです けどね。
片;でも、あの、僕の妹がある洋服屋さんにいるんですけども、よく大沢さんが遊び に来てくれるらしくてね、妹
  がうれしそうに話してるんですけど、いつも来るたび。「来てたー!」って。
大;そっくりですよね。
片;らしいんですよー。もうすぐ二子玉川周辺のね、某店に来るらしいんですけどね 。
シ;(モンド・グロッソの曲でNTO THE で始まる曲があったと思うのですが、正しい タイトルを教えてくださ
  い。)
大;えー、、、
シ;何でしょう、もしかしたら、Into the ですかね。
大;Into the、、、
シ;ありますかそんな曲は。
大;きいたことないですねえ。
片;こういうこときかれると一番困るんですよねえ。
大;曲のタイトルですよね。アルバムのタイトルじゃないですよね。アルバムだと一 枚『Diggin' to the ***』
  ってアルバムがあって、、、
シ;そうかもしれないですね。
片;そうですねえ。まあ、レコード屋さん行って。
大;そうですね。この曲の入ったレコードのジャケットは黄色っぽかった、、、はい 、買えると思います。
片;もう、CDショップのモンド・グロッソのコーナーをチェックして、買ってくれっ て。
シ;見つけると。
片;(質問 UAとかCharaさんのプロデュースをするってことは自分の音楽に対して やっぱり影響っていうのは
  ありますか?)
大;どうなんでしょうね、僕の音楽に影響っていうよりは僕自身、僕という人間に影 響はありますけどね。モン
  ド・グロッソで作っていく音楽っていうのは、また、種類というか、僕の中でも ちょっとチャンネルが違った
  りするので、(片;わかります)むしろその、僕の日本人である部分にはすごく 影響しますよね。
片;あー、いわゆる日本的なセンチメンタリズムだとか、それはわかりますねえ。
大;そうですね。
片;意外と共同作業したからってそのまんま影響受ける人ってのはいないと思います よ僕は。刺激はあるかもしれ
  ないけれども。でもすごく僕はCharaさんのアルバムで大沢さんのやったやつと かすごく好きですよ。
大;ああ、ありがとうございます。
片;Charaさん面白いですよね。一緒に仕事すると。
大;んーむちゃむちゃ面白いですよ。
片;むちゃくちゃ面白いですよ。いつか番組呼びたいと思ってるんですけどね。
大;今まで一緒に仕事をした日本人の女性ヴォーカリストの中ではいちばん楽しかっ たです、作業は。
片;そうですね、明るいし、なんていうかなー、天然で、何言われても憎めない感じ の人ですよね。はい、という
  わけで時間がきてしまったんですけど、今後の活動予定などがあったら、ぜひ教 えていただきたいなと思うん
  ですけど。
大;(テープ反転中)、それが終わったら、年内は人のプロデュースとかそういうの が多いですね。
片;ソウルソウル楽しみにしていますよ。僕、オリジナルの方があまり好きじゃな かったんで、リミックスに僕
  期待したいですね。
大;がんばります。
片;お願いします。それではモンド・グロッソ、大沢伸一さんからのリクエストにこ たえたいと思うんですけれど
  も、何にしましょうか。
大;えー、ここでは、僕けっこう雨が降るとこの曲をよく聴くんで、今日はちょっと 、雨がパラパラ降ってるの
  でかけてもらいたいなーと。
片;きっとバッチリですよ。カップルは今頃この曲で、きっとこの曲でいいムードに なると思いますよ。
大;そうですかね。
片;それではその曲を聴きながら大沢さんとはお別れです。ありがとうございました 。
大;ありがとうございました。


8. ANYBODY SEEN MY BABY?  THE ROLLING STONES

 俺、この曲大好きですよー。僕ね、よくローリング・ストーンズ派、ビートルズ派 ってあるじゃないですか、僕、ビーチボーイズ派だったんですよ。ビーチボーイズも しくはザ・フー派でね、ま、ひねくれ者だったんですけど。ストーンズ自体は、まあ 、かっこいいとは思うけど、曲としていいと思うのがほんとにあんのかよって子供の 頃は思ってたんだけど、なんだろな、『Black And Blue』ってアルバムに入ってるね 、「メモリー・モーテル」って曲とね、この曲、こーれはねえ、僕、ツボ。ん、昨日 もね、札幌でこのピクチャー盤を買いました。シングル盤をね。を買ったくらい好き ですよ。


9. MY ROMANCE  JAMES TAYLOR

(お願い 友人の結婚パーティーに出席する時に二人へのお祝いとして出席者は好き なCDやカセットを持参するようになってるのですが、おすすめがあったら、、、)
 僕の友人で、スタイリスティックスの「You Are Everything」を夫婦で合唱したの はいいものの、あれは実は忘れられない昔の恋人の歌詞だったっていうね、とんだ笑 い話がありましたけどね、まあ、そうならないようにね、僕がいいのを持ってきまし たよ。最近復活しましてね、ニューヨークの方ではベスト3にも入ったっていう話を 聞きましたけど、ジェイムス・テイラー、70年代のシンガー・ソング・ライターです けども、彼が1977年に出した、彼の頭がさみしくなる寸前のアルバムなんですけど、 『JT』というアルバムの中から、当時はCDだけのボーナス・トラックだったんですね 、たしかね、きいてください、、、、、あれ、僕ねー、アルバム間違えちゃったかな 、これ。こっちじゃないね、『That's Why I'm Here』だ、ごめんなさい。このあと のアルバムでした。1985年のアルバムですね。僕が高校2年の時のアルバムなんです けど、この、CD版にボーナス・トラックとして収められた曲で、奥さんに捧げた曲で すね、ジェイムス・テイラーが。
 この詞が思わずエコーかけてしゃべりたくなるような詞なんですよねえ、、、

  僕のロマンスには(あ、かかってる)夜空にかかる月はいらない たたずむ青い 珊瑚礁もいらない
  五月という月も 輝く星も 隠れ家も 心地の好いギターの調べも
  僕のロマンスにスペインにそびえる城はいらない
  心をときめかせ続ける台詞も踊りも 目覚めたままで 最高に素敵な夢を実現し よう
  僕のロマンスに必要なのは君だけさ sweet baby yeah

  クリス・ペプラーでした。すいません。失礼。
(なんでそこにクリスさんが入ってくるの?)やっぱりかっこいい声といえばクリス ・ペプラーさんですからね、僕の中ではね。まさに、結婚式のために一点の曇りもな い名曲ですね。アルバム『That's Why I'm Here』というね、白いシャツをジェイム ス・テイラーが着ているアルバムの中に入ってますので、ぜひ聴いてみてください。


10. だいすき  岡村靖幸

 おう、だいすき。俺も大好き。


【COLLECTOR'S ITEMS】 TOMMY KEITH

 はい。ありがとうございます。ほんとにねえツアーを終えてもう意識もうろうとし つつもですね、昨日の夜レコード棚をね、ほんとになんて言うんですか、こう、匍腹 前進のような状態で探しながらねえ、そう、探したんですけどねえ。今日、もう決め られなくてねえ、5枚くらい持ってきて、今、まさに選曲中だったんですけれどもね 。
 ちょうどね、ま、シンクロニシティじゃないですけれどもね、さきほどほら、あの 、モンド・グロッソの大沢さん話している時に、ニュージャージーって言葉が出たよ ね。で、ニュージャージー・ソウルって僕すごく好きで、なんて言うのかな、前紹介 した、シルヴィアってあったでしょ、彼女もシルヴィア、、、彼女もニュージャージ ーの人なんだけれども、ニュージャージーの、もう、あれだね、女王様だね、彼女は ね。なんてのかな特徴としては、となりの何、フィラデルフィア・ソウル? とか、 ニューヨークのソウルに比べていなたい? はっきり言えばちょっと田舎くさいんだ けれどもそこに味があるんだよね。なんかこうテンポとかもズレたりしてるんだけど 、すごく、それが気持ちいいサウンドってのが僕のニュージャージー・サウンドのイ メージなんですけれども。で、そこからはやっぱ70年代にねあのスタイリスティック スの後を追って、星の数ほどのスウィート・グループが出て来たんですけれども、そ れをバック・アップしてたのが、シルヴィア、そしてジョージ・カーって人とか。で 、今日紹介したいトミー・キースという人、この人もそうなんだけれども、基本的に はシンガーではなくてアレンジャーだったり、曲をかく人だったりするんだよね。で もそのトミー・キースがね、シルヴィアがこれはそうですね、80年代に入ってから作 ったレーベル、70年代後半からね、シュガー・ヒルというレーベルがあって、これは もうラップの元祖ですね、まさに、グランド・マスター・フラッシュだったりとか、 あの時代にラップをどんどん切り開いてったレーベルなんですけれども、そこからね 、ラップだけじゃなくて、スウィートなものもけっこう出してたんですよ。で、そこ で出したトミー・キース、まあ、言うなればなんですか、この裏方の意地の一発?  しかも全く売れなかったシングル、ということでね、これを聴くことはCDでは無理な のかもしれないですね、一時期アナログのオムニバスにちょこっと入ってたんだけれ ども、それも音があんまりよくなくてね、僕はオリジナルを探したんですけれども、 それをじゃあ今日はぜひおかけしたいですね。

11. AIN’T GONNA STOP  TOMMY KEITH

 これどういう意味なんですか?(これね、しあわせに包まれる僕は君のそばにいつ までもいるよ、24時間愛し続けるよって)ほー、これもいいっすね、結婚式向きには 。まあ探すのに時間がかかりますけどね、アナログだけなんでね。この人アルバムも 出てないですから、シングル盤だけなんですから。すごくねーやっぱりこうやって聴 くと裏方の人でもこんだけ歌える人だってことはね、優秀なスタッフが集まってたん だねーニュージャージーにはねー。ま、この人がかいた曲にはほんとすごくにいい曲 が実はいっぱいあるからね、そのへんを中心に探してみたりしてもね、損はしないと 思いますね。トミー・キース、どんな顔してるんだろうなー、会ってみたいね、こう いう人に。んー、楽しみですね、会う機会ないと思いますけどね。というわけで今日 はニュージャージーの裏方、でも一枚シングルは出した男、トミー・キースを紹介し ました。


12. GOT 'TIL IT'S GONE  JANET JACKSON

 シルビアさん好きですよねえ、僕はマイケルが好きだなあ。マイケルだって、オリ バーくんだっけ、いるじゃない、3人目なんだから、3匹目なんだよオリバーくん、確 かね。家の敷地の中の電車にひかれちゃったりとかいろいろあって、そんな話はどう でもいいんだよね。


ちょっとゲスト松尾潔さん

片;そしてですね、ここに、汗かきながらもう一人ゲストが登場してますけれども。 僕ははじめてなんですけど。
松尾さん;直接お会いするのは。
片;こないだは非常にお世話になりました。
松;とんでもないとんでもない。
シ;松尾、、、きよっさんです。
片;何、その紹介の仕方は。
シ;ごめんなさい、ちょっと歌入っちゃって。
松;トミー・キースです。さっき、信濃町あたりで聴いていました。
片;もうブラック関係のライターとしては大御所ですからね、この若さで。
松;この若さでって変わんないんだよね、片寄くんとね。
片;29です、僕。
松;じゃ、一緒だ。
片;でも大学生くらいから松尾さんのライナー読んでたから、てっきり30か、今ごろ は少なくとも40歳いってる
  人だろうなーと思ってたんですけど。
シ;というわけでもう一人のゲスト、松尾潔さんに来ていただきました。
片;今日もいろいろ持ってきてくれましたね。
松;僕ね、先週ニューヨークの方に行きまして、ここにありますけど、ベイビー・フ ェイスがMTVのアンプラグ
  ド、ついに御大登場なんですよ。で、その収録に行ってきまして、ここにパンフ レットがあるんですが、、、
片;曲は、、、もしかして、「トゥー・オケイジョンズ」はやってくれなかったです か?
松;うっ、ちょっとそれ、シンクロニシティ系の話なんでちょっとネタとっときます けど。ここに曲目表あるんで
  すけど、ゲストが、エリック・クラプトンでしょ、あと、シャニィース(?)だ とか、あとキース&ジョセフ
  (?)最後にスティーヴィー・ワンダーが出てきて、階段ズッコケて、もういっ ぺん収録やり直しっていう一
  幕もあったんですけど、MTVアンプラグドって録り直しやるんですね。
片;オアシスは録り直しのしすぎで結局やめたらしいですよ。
松;そういう逸話あり?
片;逸話がありますよ。
シ;これはいつ放送されるんですか?
松;オンエアは多分来月で、CDになって12月発売かな。25日に収録されたんですけど 。
片;マックスウェルなんかもよかったもんね、あれよかったですね、MTVアンプラグ ド、すごく。
松;ただやっぱりこのベイビー・フェイスの場合は政治力を見せつける場でもあった かなっていうね。で、彼が奥
  さんと一緒に制作している「ソウル・フード」っていう映画がアメリカで26日か ら公開されたんですけど、
  その前日にアンプラグドの収録があったっていうね、もう、メディア・ジャック っていうねえ、この童顔の男
  に何故それだけの政治力があるのかっていま一度考えてきました。
片;でも、かなりキャリア長いですもんね、この方。
松;実はこれで40くらいだからね。
片;僕知ってるだけでも、マンチャイルド、レッドホット、、、
松;言うなよ、片寄。
シ;マスクをして歌ってたっていう話を片寄さんにきいたことがあるんですけど。
片;マスクは確かレッドホットの頃だよ。
松;レッドホットがマンチャイルドになって、ディールになって、そして、、、って いう感じなんですが。
シ;いいですね、このカタログ。
松;なんていうの、この素材は?
シ;ヴェルヴェットっていうのかな。
片;別珍っていうのかな。
シ;ベロアっていうのか
松;で、今、ちょっと片寄さんの方から話がありましたが、このディールのころに「 トゥー・オケイジョンズ」
  っていうね、これがいちばんの名曲だと思うんだけど。
片;はっきり言ってしまうと、ベイビー・フェイスの他の曲はこれのバリエーション でしかないんじゃないかって
  気がするくらいの、、、
松;そうそうそう、熱心なファンほどそう言う「トゥー・オケイジョンズ」って曲が あるんですが。このベイビ
  ー・フェイスで盛り上がるニューヨークでもうひとつ盛り上がるバッド・ボーイ ・プロダクションってい
  う、ショーン・パフィーのプロダクションがあって、そこの舎弟ナンバー・ワン のスティーヴィー・Jって
  いう人がいて、スティーヴィー・Jがシモーネ・ハインズという新人女性シンガ ーのデビュー・シングルをリ
  ミックスしました。それがなんと、ディールづかいという。
片;(流れてきたイントロを聴いた瞬間)ヲヲヲーー泣けるうぅ。
松;ちょっときょうはマニアックっぽいね、いやらしい選曲でいきましたけど。

13. YEAH! YEAH! YEAH!  SIMONE HINES

片;はい、今日、松尾さんのおすすめで聴いたのは、これ「トゥー・オケイジョンズ 」をサンプリングしてるん
  ですかね。
松;丸々づかいですよね。
片;もう、だめ、弱い。
松;よよと泣きくずれる片寄明人。
片;俺もつかいたかったですね。もうおしめが必要ですね、松尾さん来た時にはねえ 、そのくらいの感動があ
  りますよ。美メロ帝王、松尾さん、また遊びに来てください。



まったく最高だぜ「GREAT3」
インデックスへ戻る!


前ページへ戻る!


 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
Bay FMのラジオ番組「スパークリング・エクスプレス 」の頁はこちら!!