1998. 5. 301 . YOUR IMAGINATION BRIAN WILSON
2 . 宝島
3 . MR.TELEPHONE MAN
4 . DEEPER UNDERGROUND
5 . NO REGRETS
6 . WHAT'S GOING ON 7 . RAINING COCCO
8 . EVERYBODY PLAYS THE FOOL
9 . WE'RE ALL ALONE
10. YOU'RE ALL I NEED TO SURVIVE
11. ALONE AGAIN(NATURALLY)
12. さよなら!街の恋人たち
13. I.G.Y. |
2週間くらい前からね、もう、早く聴きたいっていう声がけっこうあったんだけど
、やっと手に入れました。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンのソロ・シン
グルですね。久しぶりの曲になります。
これはほんとに、もしかしたらかけるの一番早いかもしれないね。他の番組に先駆
けてかけられたかもしれないですけど、ブライアン・ウィルソンの待望のニュ・シン
グルですね、僕が手にいれたのはシングルCDなのかな、3曲入りなんですけどもね、
この曲のア・カペラ・バージョンとかも入っててね、それはもう、コーラスのすごさ
を再認識させられますし、「Happy Days」って曲も入ってますけどね、そっちなんか
はね、またちょっとサイケデリックな感じでね、なかなか面白いですねどね。これも
チェックしてみてくださいね。
なつかしいですね、ボビー・ブラウンとか、ラルフ・トレスヴァント、ロニー・デ ・ボーとかね、みんなここから出てきたんだよね。
このサウンドトラックはなんか、僕、パフ・ダディとジミー・ペイジがやった「Co me With Me」とか、あと、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか結構好きでした ね。グリーン・デイとかもなかなかよかったし、ベン・フォールズ・ファイヴの曲は ね、映画の中でもかなり効果的に使われてるってききましたよ、僕はまだ観てないで すけどね。
今、バックに流れているこの曲はですね、僕が昔いたロッテン・ハッツというバン
ドの最後のアルバム『Smile』というのに収録されている「NO REGRETS」っていう曲
なんですけどね、なんでこれがかかっているかといいますとですね、今回ですね、あ
の、ショコラの、前ゲストに来てくれましたけどね、ニュー・アルバムでね、僕がプ
ロデュースしてるんですね、一曲。その話がもともときたときに、新曲をかきおろそ
うかと思ったんですけどね、何曲かかいたんですけどね、ふと思いついてね、あの、
今バックにかかっている「NO REGRETS」、この曲をね、、、これ、なんでやり直した
かったかっていうと、これね、バンドが解散の時期だったよね、当時、ロッテン・ハ
ッツが。で、ビートルズでいえば『ホワイト・アルバム』っていうのかな、メンバー
がばらばらにスタジオに入って好き勝手なことやってるような感じだったんだけど、
でね、このバージョンにはヒックスヴィルの3人が参加してないんだよね。だから、
あえて言えば解散の原因になった曲でもあるんだよね。この曲には俺がギターはいら
ないとか、コーラスの真城もね、ちょうどなんか声の調子が悪かったりしたんで、鈴
木祥子さんに来てもらって歌ってもらったりして、最後は俺も来なくなって、きよし
が最後スタジオに入って、コーラスとかまとめてったりして、、、少しね、後悔が残
ってるんだよね、自分の中で。なんかやりきれなくて。すごいいい曲なのにもったい
ないっていうのがあったんで、それを歌ってくれないかなと思って持ってったんだ、
彼女のとこに。そしたらすごい気に入ってくれたんで。でも、本人がリメイクすると
いまひとつよくないものが多いでしょ。だから、ここはひとつ新しい血を導入したい
というわけで、俺の中でふたつアイディアがあって、こないだ来てくれた電気グルー
ヴのまりん、それかエル・マロの柚木さんのどっちかと組めばきっと面白いのが出来
上がると思って、で、きいたらちょうど柚木さんがスケジュールが空いてるっていう
んで、柚木大先生に、これ、お願いすれば素晴しいものに仕上がるんじゃないかと、
柚木さんに頼んだんですけど。スタジオはもう、大騒ぎでしたよ。エル・マロのメン
バーとか、ニール&イライザのほりえとか、プレイグスのメンバーとかも来てね、プ
レイグスの奴らなんてね、柚木さんにいいように遣われて、「おまえ、ちょっと、一
発シンバル必要だから叩いてみろ」とかって、ごっちゃんとか叩かされたりとかして
、でもそれ使われなかったりとかしてね、レコーディングがね、すごい楽しかったん
ですけどね、ちょっと柚木さんと電話がつながってますんでね、お話ししたいともい
ます。もしもし。
柚木さん;はいはい、もしもし。
片;柚木大先生ですか? 片寄です。
柚;あー、久しぶりです。元気ですか?
片;元気ですよ。なんかニューヨークに逃亡してたってウワサを聞いたんですけど、
、、
柚;いやいやいや、これから逃亡します。
片;あ、これから逃亡? シルビアももちろん、今、いるんですけど。
シルビアさん;こんにちは。
柚;どうもお久しぶりです。
シ;元気ですか?
柚;ええ、元気ですよ、僕は。
片;実際柚木さんとはショコラのレコーディングして以来、会って、、、ないじゃん
。
柚;ああ、そうだよね。電話で一回話したくらいだよね。一回来るって言ってたじゃ
ん、遊びに来るって。
片;そうそうそう、でもね、おれがぶっ倒れて、行けなかったんだ、また、例によっ
て。で、ここでプロデュー
サーの柚木さんにこの曲について一言。
柚;そうですね、ちょうどスタジオから会ってたし、テーマがあったんだよね。美の
追及と無常感。これ、どう
説明していいかわかんないんだよね。僕、無常感って言葉の意味知らないんです
けど。
片;無常感ってのはあれじゃないですか、死ぬものは死ぬ、生きるものは必ず死ぬ。
柚;あっ、溺れる者ひさしからず?
片;んー、話せば話すほどなんか泥沼にはまっていくような気がするんですけどね。
柚;それをああいう女の子に歌わせてみようっていうのがね。
片;そうなんだよね、男泣きの世界を女の子がどこまで表現できるかってのがね、ポ
イントだったんだけどね。
柚;本人がいなとこでホメるのもなんですけども、結構うまく歌えてるんじゃないか
なと、僕は思ってる、、、
片;2、3回で歌、終わっちゃったんだよね。で、俺たちの立場がなくなっちゃった
んだよ。
柚;逆にちょっと落ち込んじゃたりしてね。
片;そう、逆に、同じエンジニアだったりしたからね、ああ、歌早いと楽ねーとかっ
て言われて。
柚;女の子ってやっぱりすごいなーとかって、、、
片;思いましたね。
柚;思いましたね。
片;じゃ、そのへんがやっぱり聴きどころですかね。
柚;そうですね、サウンドのそのなんていうんですか、ゆるやかなトリップ感ね。
片;ゆるやかなトリップ感、小旅行感ですか。
柚;そうそうそう、小旅行感。
片;まあ、すべては柚木さんの手柄と。
柚;いやいやいや、作曲者の。
片;お互いにホメあってなんぼですから。
柚;傷なめあってなんぼですから。
片;エル・マロの方は最近どうなんですか?
柚;えーと、今ね、新曲のレコーディングを毎日鬼のようなスケジュールで。そろそ
ろ逃げようかなと。あと、
ライブが7月にあるんで。
片;あ、ほんとに? それは遊びに行きますよ。また番組の方にも遊びに来てくださ
い。
じゃあ、曲を聴いてもらおうかな。It's a small worldですね。
5. NO REGRETS ショコラ
作ってる男二人が泣いてしまったというね。(すごく詞がいい)こういう詞はね、 僕、もうかけないんだよね。すごく若いころにかいた歌だからね。だから若い子に歌 った方がいいんじゃないかなって思ったんでね。
これベトナム戦争のころのね、こと歌ってるんだよね。
これは72年のヒット曲なんですけどね。
今日持ってきたのはロニー・マクニアーという人なんですけどね、『Love's Comm
ing Down』というアルバムなんだけど、これはね、僕が持っているアルバム中では、
2枚目のアルバムだと思うんだよね。おそらくね。5、6枚出てるかな、最近もねイ
ギリスの方でCD出したりしてるから、未だ現役なんですけどね、結構いろんなレーベ
ルを転々としてるんでね、1枚のベスト盤っていうのが出てないんだと思うんだよね
。だからCDも手に入りずらいのかな。最近のやつは手に入ると思うんだけど。特にモ
ータウンとかって、あんまり地味なのってさ、こう、再発してくれなかったりするじ
ゃないですか。ちょっと聴いてみようか、なかなかいいんだよ。
こういうスティーヴィー・ワンダーのりだよね。いい声してんだよ。ムーディーな
のもあるんだよ。こういうグルーヴのもいいですね。お、これいいね。こっちにしよ
うかな、、、やめた。
じゃあ、今日おおくりしたいのが、このアルバムの中から1曲目に入ってるナンバ
ーだね、1976年のアルバムからです。
10. YOU'RE ALL I NEED TO SURVIVE RONNIE MCNEIR
すごいね、軽快なナンバーですけどね。彼ね、なかなか才能あるみたいでね、プロ デュース&アレンジ、演奏もひとりでやってるんだね。ドラムもやってるでしょ、ギ ターでレイ・パーカーJr.が参加してる以外は他のところは全部自分でやってるアル バムなんだよね。目印はこの鳥の巣のようなアフロヘアです。(バックグラウンドの ビーチ)バックグラウンドのビーチ、これ、どう考えても合成だよね。頭でジャケッ トの4分の1以上かくれてしまってるんですけどね。黒くてね、すごくかっこいいよ ね。
サニーディとはね、ひとつ一緒に何かやりたいなーと思って計画中なんですけどね 。うまくいくといいですね。