オンエアリスト

1998. 5. 16

1 . IT MUST BE LOVE
  LABI SIFFRE

2 . HOME
  SEAN LENNON

3 . 海
  サザンオールスターズ

4 . 崖〜G-SURT(YOSHINORI SUNAHARA MIX)
  GREAT 3

5 . SUN SONG '80
  砂原良徳

6 . YOU'RE MY DRUG
  DUKES OF STRATOSPHEAR

7 . ONLY YOU
  FLYING PICKETS

8 . CAN WE STILL BE FRIENDS
  WILSON BROS

9 . DREAM GIRL
  STEPHEN BISHOP

10. DEEPER UNDERGROUND
  JAMIROQUAI

11. SWALLOWTAIL BUTTERFLY〜あいのうた
  YEN TOWN BAND

12. ALREADY HOME
  MARC COHN

13. CALIGULA
  GREAT 3



カタヨセアキトのコメント<1998. 5. 16>



1. IT MUST BE LOVE  LABI SIFFRE

(この日の天気に合わせた片寄くんの選曲)
こないだライブやった時に会場でも流したんですけど、最近気に入っているやつで、 マッドネスがカヴァーして大ヒットした曲ですね。
この人はですね、イギリスのシンガー・ソング・ライターの、黒人の人なんですけど ね、60年代後半くらいからやってて、最近CD化2枚くらいされてるんでね、ベスト盤 中にこの曲入ってると思いますね。これがいちばん有名かな。


2. HOME  SEAN LENNON

すばらしいアルバム、彼も出しましたね。


4. 崖〜G-SURT(YOSHINORI SUNAHARA MIX)  GREAT 3

僕、海好きなんですけどね、、、これ、海、感じさせてくれますね。


【ゲスト#2-6】  砂原良徳さん

片寄くん;5月21日にアルバム『Take Of And Landing』をリリースします、電気グ ルーヴのメンバー、まりん
  こと、砂原良徳さんです。
砂原さん;こんにちは。
シルビアさん;こんにちは。
片;久しぶりっス。
砂;お久しぶりです。こんにちは。
片;いや、ねー、これはね、すごいアルバム、今日も持ってきてくれましたけどね。
砂;ありがとうございます。
片;好きなんだよ、俺、昔っからねぇ、ソロアルバム、前の『Cross Over』っていう のからね、もうやられっぱ
  なしなんだよね。
砂;ありがとうございます。
片;早速ね、今日、まあじゃあ、一曲、聴いてもらった方がいいだろうね。これ、ア ルバム全体はこれはひとつ
  のコンセプトに、、、
砂;そうですね、ちょっとストーリーっぽいのがちょっとある感じで、今回は作った んですけど。
片;「Tokyo Underground Airport」とありましてですね、東京の、新宿の地下だよ ね、地下に空港ができると
  いう、そのへんの設定は後ほどきくとして、その中から一曲聴いてもらいたいと 思うんですけど。

5. SUN SONG '80  砂原良徳

片;ニューアルバム『Take Of And Landing』についてききたいと思うんですけど、 これ、簡単に説明してもら
  った方がいいよね。
砂;あのね、これまあ、作り話みたいなストーリーみたいなのがあって。まず、僕が 成田から自分の家に帰る車
  の中で、すごい遠いでしょ、成田。成田空港。だから、新宿の地下に空港とかで きねえかなとか思って、で
  そういうレコード作ろうとか思ってさ、で、その地下の空港から飛行機に乗って どっか行くお話しのレコー
  ドがアルバムにしようとか思って、で、やったんだけど。
片;この人、シルビア、乗り遅れたことあったでしょ。
シ;乗り遅れたことありました。
片;前ね、成田、遠くてね、雪の時だっけ。
シ;そう、雪で行けなくて。
砂;待ってくれなかったんですか? どこですか?
シ;えーと、、、それはいいです。
一同笑い
片;チェックがね。
シ;アメリカの航空会社でした。
片;こん中にあるかな、、、
シ;ないです、ないです。
片;あのね、これ、前もって、これ、一ヵ月前に出たのかな、『What's Underground Airport』っていうね、
  これ、アナログ盤なんですけど、これが限定で、2000枚?
砂;2000枚です。
片;俺もね、CISCOかなんかで、出た時見かけて、あっと思って、次の日行ったらも うなくなってたんだ。で、
  あわてて探して、うちの近所で買ったんですけど。
砂;そんなのおくりますよ、言ってくれれば。
片;いやいやいや、買わないと。やっぱり。
シ;好きなものは買わないと。
片;好きなものは買わないとね。
砂;でも、そういうのはあるね。僕も普通に知り合いのCDとか買ったりするときある もんね。
片;やっぱりね、好きなものは買わないと魂入らないですからね。
シ;これはでも、売り切れちゃったということですね。
砂;たぶん、売り切れです。
片;なんか売れば売るほど赤字らしいからね。
砂;そうなんだよね、これ2500円なんだけど、作るのに2500円以上かかってるから。
片;2000枚ですでに怒られてるっていう段階ですね。
砂;怒られてるんですね。
片;これにもついてるんですけど、ようするに、その架空の空港だよね、妄想の空港 に乗り入れてる航空会社の
  ですね、マークのステッカーとかがね、全部で16社。これ、すごいよね。撮るの たいへんだったでしょう。
砂;これがね、一番たいへんだった。
片;許可とらなきゃいけないじゃない。
シ;実際にある航空会社ですもんね。
片;もちろんJAL、これはエアロ・フロートか。
シ;これ面白いですね、オリンピック・エアウェイ。
砂;それ、ギリシャですね。
片;これ、自分で電話して?
砂;うん。最初自分で電話して、アルバム作っていいよってレコード会社に言われて 、わかったって家に帰って、
  電話して担当者の名前と電話番号ひかえて、リストを作ったりしてさ。
片;どうやって説明したの?
砂;いやー、なんか、最初はそういうね、飛行機のレコードみたいなの作るから、マ ークの使用許可みたいのほ
  しいとかって、昔そういうイージー・リスニングのレコードとかでけっこう航空 会社のマーク入ってるのあ
  ったから、そういうの見せたりして説明して。
片;じゃあ、このへんの航空会社はものわかりがいいってことだね。
砂;うん、わりといい。いいところばっかりでね。
(質問 以前、飛行機グッズを集めているとききましたが、最近のお気に入りはなん ですか?)
砂;最近のお気に入りねえ、なんかあったかな、、、基本的にパンフレットとか紙も のがほしいのね。すごい。
  デザインとかが入ってるものが。でもそういうものってけっこうやっぱり、高い んだよね。
片;売ってるの、だいたいそういうの。
砂;うーんと、インターネットとかでさ、マニアのやりとりとかって参加してるんだ けど、俺。
片;やばいでしょ、そこまでくると。
砂;いや、それはあくまでも、自分の仕事は資料集めとしてやってるから。
シ;でも飛行機とか乗るとノベルティとか売ってますよね。そういうの集めたりとか も?
砂;うん、けっこうでも古いものがほしかったりするから。
片;ああ、70年代あたりのとかいなたくていい感じだよね。
砂;そうそうそう、そういうのがいいんだよ。
シ;そういう時、アメリカのおばあちゃんのお家とか行くと掘り出し物があるかもし れないですね。意外と倉庫
  とかに眠ってたり。
砂;そういう倉庫とか漁らせてくれる方はご一報を。
片;それ、デザイナーが常盤くんっていって、僕も知ってる人なんですけど、彼も一 緒に作ってるようなもんな
  んだよね。
砂;うん、デザインに関しては彼と常に一緒にやってますね。片寄くんはずっごい前 から常盤くんの知り合いな
  んだよ。
片;知ってるんだよ。なんか小学校6年生のときに、「ビックリハウス」っていう雑 誌がありましてね、当時ね
  そのバスツアーみたいのに僕、参加したんだよね。隣の席に座ったのがいっこ上 の常盤響くんて人で、で、
  仲良くなって、2回くらい年賀状送ってきてて、こないだそれ見つけたんだよ、 今日、持ってくればよかっ
  た。したらなんかね、ペンギンの絵が描いてあって、「片寄くん、躁鬱病治った ?」って書いてあんだよ。
  俺、小学校6年のころからそうだったのかなーって、、、なんか書かれててね、 あれーとかって思ったんだ
  けど。その彼とね一緒にやってるから。彼もマニアだからね。常盤くんにも来て ほしいけどね。
(質問 新パジャマ党は活動しているのでしょうか?)
砂;近所の友達で、、、近所の友達ってまあ常盤くんとかなんだけど、うちに来て、 なんかパジャマを着てくつ
  ろぐっていうの昔やってて、ビールとか飲みながら。
片;それ柚木さんとかも入ってるの、やっぱり。
砂;んー、柚木さん、近所だから。でもね、最近あんまりね、忙しいんだよね、みん なやっぱり。でもさ、30近
  い男がね、人んち集まってパジャマ着てビール飲んでくつろいでって相当マズイ と思うんだよね、それは。
片;でもね、変わらないね。俺んちもけっこうそういう感じだったね。アイゴンとか 集まってきて。でなんか、
  エッチなビデオとか音出さないで、ずーっと流しっ放しにしてて、真面目な話を するっていう、そういうの
  だったけどね、俺の場合はね。でもほんとにでもこれ、ねえ、、、同じ年なんだ っけ?
砂;僕はね、28なんですよ。僕、44年。
片;ってことはいっこ下か。ヤバイよ、でも、子供の喜びそうなもの作ってるもんね 。
砂;そうなんだよね、子供が万博とかに行って帰りにもらうおみやげっぽいんですよ 。
シ;でもやっぱりいつまでもそういう気持ちがあるからこう面白いものが出来上がる んじゃないから。
片;でもね、久々だよ、こう、なんての、コンセプトきいた段階でドキドキする感じ 。
砂;でもね、今、コンセプト・アルバム作んないんだよね、ダサイんだよね、きっと ね。
片;昔でいう、何、ザ・フーの『トミー』とかロック・オペラとかさ、ああいうなん かプリティー・シングズの
  『SFソロウ』とかさ、なんかああいうの、当時コンセプトを立てて、ロック・オ ペラやるみたいのにさ、全
  然音は違うんだけど、感じとしては近いものがある。
砂;でも、最近、あんま、ないね。
片;でもね、これね、通して聴けばね、これひとつのリゾートになれるね。たぶん。 時間ない人はこれ聴けばゴ
  ールデン・ウィーク取り戻せますよ。どっか行けたかなっていう気持ちになれる んじゃないかと思うんです
  けど。とりあえず近況をということなんですけど、ドイツでライブやってきたば っかりなんだよね。
砂;そうなんです。だから、先週行って、車で帰って来る途中にこのラジオ聞いて、 ああ、来週自分が出るんだ
  って、、、。2本くらいやったんだけど、なんかね、メーデーっていうテクノの フェスティバルで、結構有
  名なちゃんとしたフェスティバルで、僕らやったホールがだいたい2万人ちょっ とくらいんとこでやって。
  でもね、僕らのことあんま知らないでしょ、そんなにレコードたくさん出てない から。でも、わりと盛り上
  がった。
片;盛り上がった? いいね。日本でも活動は?
砂;日本での活動がどうなってるのかなーって感じ。
片;こんだけのもの作ったら、あれだよね、しばらく休み?
砂;んー、でもね、またこういうレコード作ろうかなと。
片;作りたいと思ってた? なんか続編が出てたもんね。
砂;そう、告知してんの、もう。今度はイージー・リスニングのまた飛行機のビジュ アルの、こういうブックレ
  ットのレコード作ろうかなと思ってて、、、。
片;働きもんだから。
砂;でもねー、あんまりお金になんないんだよ。
片;いやもう、金のこと考えてたらこの仕事できないでしょう。
砂;自分がほしけりゃいいかーって。
片;そう、それでじゅうぶん。で、いい加減な終り方なんですけどね、最後になって しまったんですけど、砂原
  くんのリクエストにこたえてね、お別れしたいと思うんですけど、選んでくれた のが手のひらに書いてある
  んですけどね、子供ですね。
砂;これ、忘れないように書いておいたんですけど。XTCの変名で、デュークス・オ ブ・ストラトフィアーの。
片;あの、サイケのやつだ。
砂;ジェット機の音が頭に入ってるからそれ選んできたんですけど。
片;このチョイスのし方がらしいね。
砂;もうそんなことしか考えてないんで、すいませんけど。
片;じゃあ、曲紹介してもらって、それを聴きながらお別れです。ありがとうござい ました。


7. ONLY YOU  FLYING PICKETS

いいですね。


8. CAN WE STILL BE FRIENDS  WILSON BROS

トッド・ラングレンのカヴァーなんですけど。AORの名盤があるんですよ。


【COLLECTOR'S ITEMS】  STEPHEN BISHOP

今日、持ってきたのがスティーヴン・ビショップなんですけど、まあ、有名のシンガ ーですよね。シンガー・ソング・ライターというか、AORの範疇に入るのかな。その 彼がね、最近ほら、けっこうこのコーナーでもサウンドトラックを紹介することが多 いと思うんですけど、これもその中の一枚なんですがね、『アニマルハウス』ってい うね、映画があったの、知ってるかな。まあ、ジョン・ベルーシが主演なんだよね。 ジョン・ベルーシといえばですね『ブルース・ブラザーズ』。今度ほら、『ブルース ・ブラザーズ』新しいやつやるじゃない、2000でしたっけ、それもすごい面白いらし いんだけど、そのブルース・ブラザーズ二人組の太っちょの方ですね、ジョン・ベル ーシ、もちろん今はもう亡くなってしまったんだけどね、その彼がやった映画でね、 これ、ハチャメチャな映画なんだよ。下品な映画だね、ちょっとね。(大学の寮の中 でおこるいろいろな話でしたよね)寮ん中で、なんていうかな、ほんとにアニマルみ たいな連中しか住んでないんだよね、そういう『アニマルハウス』っていう面白い映 画があるんですけどね、そのね、テーマ曲もスティーヴン・ビショップやってまして ね、テーマ曲の方をかけてみようかな、、、シングルなんですけど、、、これ、裏声 で歌ってんだよね。そう、だから、4シーズンズのね、たぶんね、なんていうのかな 、リスペクトっていうのかな、4シーズンズをスティーヴン・ビショップが好きだか ら、その、フランキー・ヴァリの裏声を真似して歌ってるんだと思うんだけど。まあ 、この曲の感じでもわかるように、映画はね、非常にね、バカバカしい感じなんです けど。(でも一回は観ないと、これ、人生のうちで)ジョン・ベルーシ、最高だから ね、やっぱりね、ほんとにクレイジーな人だって感じられる映画だからね。ビデオ出 てると思うからね。で、このカップリングに入ってる曲で、これ、映画ん中でも使わ れてるんですけどね、そっちの曲がね、ドリーミィーな感じでいいんですよ。それも やっぱり裏声でね、フランキー・ヴァリのもの真似をしてますからね、アルバムにも 入ってないんで、チェックしてみてくださいね。

9. DREAM GIRL  STEPHEN BISHOP

最後の方で、ちょっとフェイクで入ってましたけど、「シェリー」って歌、きいたこ とあるでしょ? それのさ、オリジナルがフランキー・ヴァリ&4シーズンズがやっ てたんだけど、やっぱ似てるよね、その雰囲気をうまく出しててね、曲はやっぱりス ティーヴン・ビショップらしいちょっと洒落たコードとかもつかってね、これ、1978 年のなんですけど、サウンドトラック、アルバムの方にも入ってるんでね。これ、プ ロデュースがアルバム全体が、ケニー・ヴァンスという人がやってるんだけど、これ ね、名盤発掘シリーズってあるでしょ、あの、ワーナーの、今度また再発されるらし いんだけど、ケニー・ヴァンスのソロ? それもね、やっぱりこういうテイストがね 、盛りだくさんっていうのかな、古きアメリカンミュージックのいいところがいっぱ いつまったアルバムなんで、それもチェックしてみてください。(良き時代ですね、 ほんとに)そうだね、こういうバカバカしい映画も最近ないもんね。やっぱり世の中 が暗いのかね。たまにみたくなるよね、こういう『グローイング・アップ』とか。『 アニマルハウス』とか。(今、アメリカ景気いいから、またこういうのができてくる かもしれないですね)ほんとに? 楽しみだね。いい映画もみたいですね。もう何も 考えずにゲラゲラ笑えるやつ。


10. DEEPER UNDERGROUND  JAMIROQUAI

『Godzilla』のサウンドトラックからだね。これもね。これもう、ファンカデリック だね、そっくりな感じですけどね。(なんでまたジャミロクワイだったんでしょうね え)やっぱり、アメリカでも去年か、おととしか、すごいブレイクしたし、俺もサン トラ全部聴いたけど、なかなか面白かった。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンと か、いつものレイジよりポップだったしね、なかなか楽しめる感じで。映画の方はま だ、ゴジラの姿も、僕見てないんでね。(見ちゃいけないんですよ、まだ。出してな いらしいですよ。解禁日があるらしいですよ)見ちゃいけないんだ、あれ。じゃあも う、見てびっくりって感じかな。見て全然怖くなかったりして。でも、ゴジラってい うとやっぱり日本のゴジラの怖い音楽があったらいいなと思うんですけど、、、あれ なしには語れない感じがするんだけどね。


12. ALREADY HOME  MARC COHN

僕もこの曲大好きなんですけど、5年振りの新作を出してくれましたね。



まったく最高だぜ「GREAT3」
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