この曲はですね、最近、ポール・ウェラーのプロデュースでカーリーン・アンダーゾ ンがカヴァーしててそっちがすごい売れてますけどね。ポール・マッカートニーとい えば、奥さんのリンダ・マッカートニーが亡くなってしまったのが、びっくりしまし たけどね。

名曲ですね。

映画『カクテル』の主題歌でしたね。

僕も大好きな曲です。このレストレス・ハートってのはですね、カントリーのグルー プなんですよ。そういうふうにきこえないかもしれないけどね、80年代には結構こう いうポップ・カントリーのナンバーでバンバンとヒットをとばしてたんだけどね。今 でもやってるんじゃないかな。

片寄くん；４月25日に『Warner Music ep』をリリースしたばかりのノーナ・リーヴ スの３人をお迎えしました。
　　どうも。
ノーナ・リーヴスのみなさん；こんにちはー。
片；それでは簡単にね、自己紹介をお願いしたいんですけど。
ノ；ボーカルの西寺郷太です。
ノ；ギターの奥田けんすけです。
ノ；ドラムの小松しげるです。
ノ；３人あわせて、ノーナ・リーヴスでーす。
片；息あってるね。
ノ；いやいや、初めてやったけど、ちゃんとできましたね。
シルビアさん；ということでですね、ノーナ・リーヴスの３人はですね、GREAT 3の 大ファンだということです
　　よ。
片；ほんとに好きなんですか？
ノ；いや、ファンですよ。
片；あ、ほんとに？
ノ；ファン、ファン、ファンって感じ。
シ；どうですか、あこがれの片寄さんを目の前にして。
ノ；さっき、ショーン・レノンのCDを貸してもらって、いいよって言って聴いたんで すけど、ふたつのダブル・
　　パンチに感動しちゃいましたよ、いろんな意味で。俺もビッグだなみたいな。や さしいですね。
片；やさしくないですよ。
ノ；ショーン・レノンもそうだけど、それを片寄さんから貸してもらって、、、
ノ；そしたら、高橋ケンタロウがライナー書いてて。俺、有名人じゃんみたいな、ヨ ーコ・オノの歌も歌ってる
　　し、ああ、ショーンまで、近いなみたいな。
片；歌詞にあったよね。そういえばね。
ノ；ありましたね。もうちょっとでショーン。
片；ショーンへの道もあと少し。
ノ；ショーンへの道もあと少し。
片；じゃあね、ノーナ・リーヴスを知らないリスナーの方もいるかもしれないんで、
ノ；いるんですかね、そんな人。
片；んー、いないと思うんだけど。
ノ；良識ある人なら知ってると思うんですけど。
片；良識ある人少ないからね。
ノ；それ、痛いこといいますね。
片；早速ね、彼らの曲を聴いていただきたいと思うんですけど。

6. WARNER MUSIC　　NONA REEVES

片；これは自分の会社の名前だよね？
ノ；そうですね、所属レコード会社の。
ノ；近藤さん。
片；近藤さんね。僕らをEMI時代に見つけてくれた人がいまして、彼が今、ワーナー にいまして、ノーナ・リー
　　ヴスをやっている。
ノ；この番組よく聴いてるんですけど、近藤さん、近藤さんって片寄さんよく言って るのを聞きます。
片；ええ、夜中によく家に来るんですよ。近藤でーす。すごいいい人ですけどね、と てもエグゼクティヴとは思
　　えない、気さくな方でね。
ノ；なんかね、ずーっとデカイ音量でねドラムン・ベース聴いてるんですよ、会社で 。めちゃめちゃデカイ音で
　　部屋の窓開けて、結構みんなから白い目で見られてる。
片；やっぱり近藤さんのパフォーマンスなんじゃないですか、それ。みんなに聴かせ てなんぼっていうね、感じ
　　はしますね。
（質問　この曲のビデオクリップ撮影のエピソードや制作秘話などかあれば教えてく ださい。）
ノ；これはなんかたくさんありますけどね。
片；見ましたよ。面白かった。あれ、着てるやつだろ、ギャングの、、、。
ノ；あの、新宿の、オエーッって店で買ったんですけど、前日に買ったんですけれど も。コイツはね、アオキで
　　買ったんですよ。ハハハハ。
ノ；僕だけサイズがなくて。
ノ；で、ネーム入ってるんですよ、ノーナ・リーヴスって。で、それでいったんです けど、安あがりですよね、
　　会社使って。
片；そう、結構、これ制作費安いだろうなって俺は思ってて。
ノ；ムチャクチャ安いんです。
片；制作費じゃないですよ、やっぱりビデオの出来は。
ノ；ほんとね、制作費なかったんですけど、なんでないんだって、ワーナー・ミュー ジック、ワーナー・ミュー
　　ジックってこんなに言ってんのにね。
片；宣伝してるんだから、タイアップしてるようなもんですからね。
ノ；タイアップ！　逆タイアップですね。このくらいのタイアップとってきてほしい ですね。
（質問続き　社長室はどんな感じでしたか？）
ノ；社長さんがまたね、ファンキーな人でね。
ノ；ハナ肇みたいな感じで。
片；あの眼鏡の人だったかな。
ノ；そうですね、ちょっと、こう、ロマンス．グレイのね。
ノ；昔、なんか映画にもちょこっと出たって言ってましたね。
ノ；名物社長で、っていうか勝手に名物にしてるんですけど、すっごいかっこいい人 なんですよ。それで出ても
　　らって。
片；簡単にOKは。
ノ；そうですね、ブランデー持ってください、葉巻も用意しまして、葉巻でブランデ ー持って、昼間から。そん
　　なこと絶対しないんですね。そんな社長はいないんですけど、なんかいいなと思 ってやってたんですけどね。
　　もうみんなね、ワーナーの人も出てもらって、死ぬ役なんですけど、0.5秒って 感じのを、でもみんないい
　　感じで。社長のキャデラックを運転しているミウラさんっていう人にも本当に出 てもらって、僕らも10メ
　　ートルくらい乗りましたけどね、撮影のために。びくびくしてましたけどね。
片；でもですね、すごいね、好きなんだ。あの、うまく言えないんだけど。だいたい うちのバンド、きよしが詳
　　しいんだよ、日本の若いバンドに関しては。いくつになるの？
ノ；24。平均年齢24。
片；24？　僕ら、29だから、やっぱりちょっと下の世代になるんだけど、『Golf』っ ていう前に出たマキシ・
　　シングル？　あいつがいいよって言って。あのシングルね、俺のカー・ステかか んないんだよ。なんか特殊
　　仕様でね。
ノ；あれね、もう全面禁止になるらしいですよ。だからもう普通ので出すらしいです から。
片；そうかそうか、そしたら、やっと俺も聴ける。で、俺、ちょっと遅れちゃったん だけど。きよしがすごいい
　　いって言っててね。
ノ；この前お会いしたときも、「ヒッピー・クリスマス」っていう曲を歌ってくださ って。
ノ：低音の魅力で。
ノ；踊ながら歌ってた。
片；あいつはねえ、ほんと好きみたいだから。で、俺もちゃんと聴いたらすごいよか ったんですよ。なんていう
　　か、若手のバンドはそれぞれいろんないいバンドがいてね、まあ、それぞれに良 さがあるじゃないですか。
　　でもメロディの点で言ったら結構、一番じゃないかなという気がしますけど。メ ロディ・メイカーだなと。
ノ；やった。最高。
片；これちょっとびっくり、正直言って、びっくりして、負け惜しみ言いたくなるく らい、僕もこんくらいかけ
　　るよってね。かけないんですけどね。ほんとにねそういうこと言いたくなるくら いね、いい曲かくなーと。
ノ；メロディ・メイカーって僕、一番うれしいですね。
片；；あ、ほんとに？　すごいそれがね、突き抜けてていいなーと思いましたけどね 。
（質問　ノーナ・リーヴスの名前の由来を教えてください。）
ノ；ハハハハハハ（大爆笑）あのね、僕ね、ひとつだけ願いがあって、そういうの聞 かれなくなるくらいビッグ
　　になりたいんです。聞かれました？　昔。
片；いまだにきかれますよ。
ノ；ハハハハ。やっぱねえ、ビートルズとかもきかれたらしいですけど。でも、人の 名前です。勝手に作ったん
　　ですけど。藤子不二雄みたいなもんです。
シ；でもなんかノーナ・リーヴスさんっていそうですね。
ノ；最近ね、コナー・リーヴスがいるね。
ノ；もっと有名だったら、僕らもちょっといけるかな。あと、ノーナっていう人もい るらしい。
片；でも、人の名前を使うセンスっての結構いいなって思いますね。僕らも考えたん ですよ。レイ・パーカー・
　　Jr.とかね。
ノ；ハハハハ。僕、大好きです、レイ・パーカー・Jr.
片；それをバンド名にしようかなって。
ノ；僕ら曲名にしようかって言ってて。モーリス・デイまではいったんですけど。
ノ；レイ・チャールズもいこうか。
ノ；レイ・チャールズちょっと違う。僕、今、最近名前的にいちばんきてんのが、ラ イオネル・リッチー。ハハ
　　ハハ。
ノ；今、ライオネル・リッチーって言おうとしてレイ・チャールズって言っちゃった 。
片；前のEP『Golf』でしょ。僕らも「ゴルフ」って曲作ってたんだよね。
ノ；それあとから聞いたんですよ。
片；制作途中で、こう、、、
ノ；断念して？
片；いや、次のアルバム入るんだけど、タイトルはね、くやしいから変える。
ノ；影響与えてうれしいです。
片；くやしいからね、ゴルフに関連するタイトルにしたいと思ったのがね、「マイク ラブ」。
ノ；アッ！！！　ウソッ！！！　僕らも「マイク・ラブ」って曲できたんですよ。
片；でもね、マイク・ラブじゃなくて、マイ・クラブだから、あくまでも。
ノ；僕らは、マイク・ラブ、マイクを愛する。
ノ；マイクロフォン・ラヴって英語で書いて、邦題がマイク・ラブ。
片；やばいなー、じゃあ、若い芽つんじゃおうかな。
ノ；でもマイクラブはびっくりしたー。僕、ビーチ・ボーイズ好きで、で、奥田がす ごい自伝とか読んで、最近
　　マイ・ブームで、ブライアン・ウィルソン最高だ、マイク・ラブ最低だって。で もなんか大好きで、マイク
　　・ラブのキャラとか。で、すごいいい曲できて、これは「マイク・ラブ」にしよ うって僕が言ってて。かな
　　りびっくりした。
シ；すごいねー、今、ほんとにびっくりしてたもん。
ノ；僕、ほんとにびっくりしてます。
ノ；シンクロニシティですよね。
片；シルビアさんわかってる？　あの、マイク・ラブっていうのはビーチ・ボーイズ のメンバーの名前だからね。
シ；はい、はい。わかってます。
ノ；マイ・クラブ、、、マイクロフォン・ラブで、僕ら。
片；マイクロフォン・ラブで。お互いこうね、水面下で。
ノ；びっくりしたなー。
片；いいセンスしてますね。
ノ；仲いいです。あ、そういうんじゃないですね。
片；これは、アルバムは、、、なんかほら、『from******』って書いてありますけど 。
ノ；***みたいなアルバムにしようと思って、出る前にうわさだけ流しとこうと思っ て。
片；なるほどね、全部シングルきれるようなやつ？
ノ；そうそうそう。
ノ；はやく出せって言われてて。
ノ；全部ビデオ作って。
ノ；自分たちの首もしめながら。
ノ；いいの作りたいなって。
片；でもすごい楽しみです。
ノ；めちゃくちゃいいですね。
片；最後にノーナ・リーヴスからのリクエストにこたえてお別れという感じにしたい んで。
ノ；今日僕がもってきたのがカイリー・ミノーグの曲なんですけど。マイク・ラブに 対抗して。
片；最近また復活したね。大股開きのジャケットでね。まあ、どうでもいいですけど 。
ノ；ストック・エイトキン・ウォーターマンの最高傑作じゃないかなって思ってるん ですけど。メロディ・メイ
　　カーぶりを発揮して。
片；今聴くといいんじゃない？
ノ；こんな曲を作りたいですね。
片；うん、わかる。ありがとうございました。

これ、何年くらい前になるんだろうな、けっこう前ですよ、３、４年くらい前のデビ ューアルバムの中に入ってる曲だと思うんだけど、僕もね、ハワイのMTVで見て大好 きになって、すぐアルバム買ったのをおぼえてますけどね。

お送りしたのは、これ、懐かしいですねー、ロバート・プラントが参加したプロジェ クトなんですけどね。

今日はですね、ブラン・ニューというにはあまりに古いグループなんですけどね、ザ ・モーメンツを持ってきたんですよ。で、なぜブラン・ニューのコーナーに持ってき たかといいますとね、最近60年代、70年代のソウル・グループのベスト・アルバムっ ていうのかな、ベスト盤とか編集盤ってのが結構たくさん出てて、で、たまたまモー メンツの見たことないジャケットのベスト盤が出てるなーと思って、手にとってみた んですよ。特にジャケットとかにはさ、未発表曲が入ってるとか書いてないんですよ ね。なんだけど、どうみても曲名に見覚えのないばっかりなんですよね。特に後半な んですけど。で、結構ぼく、モーメンツ好きだったんで、タイトルとか覚えてるはず だから、これはあやしいと思ったんだけど、２枚組だったんで、値段もけっこうはっ たんで、その日は一応家に帰って、モーメンツのアルバム全部チェックしたら、載っ てない。これはあやしいということで、買ってみたらですね、10曲にもわたる未発表 曲が入ってるベスト盤が出てたんですよ。で、これはですね、タイトルが『Moments To Remember』というタイトルでね、出てるものなんですけど、これはどこのなのか な、アメリカかな、あ、イギリスだ。やっぱり、ソウル系はイギリスが強いですね、 再発はね。すごいやっぱりね、昔のソウルを大事にする人がイギリスには多いですか らね。
ザ・モーメンツっていうのはですね、実は前、ほら、シルビアってのかけたのおぼえ てない？　あの、セクシーな女性の方なんですけど、彼女が作ったレコード会社から 出てきた人たちなんだよね。で、曲をシルビアが書いたりとか、初期はしてて、スタ ングっていうレコード会社だったんだけどね、そのころに大ヒットした曲が今バック に流れてる「Love On A Two-way street」って曲なんだけど。で、その後も70年代に わたって、ずーっとヒットをとばしてきたんだけども。で、後半ね、そのシルビアと 別れてレコード会社を移籍するときに、名前を変えなきゃいけなくなったんだよね。 訴訟ざたになっちゃったんだけど、レイ・グッドマン＆ブラウンって名前で再デビュ ーして、それでものすごい大ヒット曲、「Spacial Lady」ってのをとばして復活した んだけどね、たぶん、この未発表曲ってのはね、名前を変えるゴタゴタでたぶん消え ちゃった音源なんじゃないかなと思われるんですけどね。すごくね、AORファンにも おすすめの内容なんで、その中から一曲、スーパー・バラードを聴いてみましょうか 。

11. SO IN LOVE　　THE MORMENTS

これはですね、ハリー・レイという方が歌ってるんですけどね。これ、スウィートな のばっかりだからね。ラバーズ・オンリーって感じですけどね。さっきのハリー・レ イって人は亡くなってしまったんですよね、何年か前に。で、僕亡くなる前にね、レ イ・グッドマン＆ブラウンとして来日したときに、２回観に行きましてですね、で、 サインはしてもらうは、Tシャツは買うはで、もう、大騒ぎでした。すごいいいコン サートでした。。（レイ・グッドマン＆ブラウンといえば、発売中の『メンズ・ノン ノ』にGREAT 3出てますね。片寄さん、レイ・グッドマン＆ブラウンのTシャツ着てま すね。）そう、これがまた不気味なTシャツでね。（でもいいじゃないですか、ジャ マイカンみたいな。）そうだね、ちょっとね、ラスタカラーっぽいTシャツなんだけ どね、３人の顔だけが出ててね。なんかすっごいでっかい会場でやってるような設定 のTシャツなんだけどね、僕が観たのはちっちゃいアポロシアターの日本版の、あの 、本牧にあった、今はなくなっちゃったんだけど、本牧アポロシアターで観たんだけ ど、一週間やったのかな、そのうち４日間観に行きましたよ。で、毎回同じなんだよ 、ショウだからさ。でも、泣いちゃうんだよ。また、新しいヴォーカル入れてやって るらしいんで、来日していただきたいなーと思いますけどね。

これはスティーヴィー・レイ・ボーンですね、の、兄弟が歌ったんですね。