オンエアリスト

1998. 5. 2

1 . BLACK VELVETEEN
  LENNY CRAVITZ

2 . SHANGRI-LA
  電気グルーヴ

3 . MAXINE
  DONALD FAGEN

4 . FALLING FOR YOU
  TAMIA

5 . CALIFORNIA 1
  CON FUNK SHUN

6 . CAMPFIRE THRILL
  PLECTRUM

7 . PLASTIC BAG
  FRANK BLAKE

8 . BRIMFUL OF ASHA
  CORNERSHOP

9 . LONELY WON'T LEAVE ME ALONE
 JERMAINE JACKSON

10 . FALLING
  LE BLANC & CARR

11. つつみ込むように
  MISIA

12. AIN'T THAT JUST THE WAY
  LUTRICIA MCNEAL

13. CALIGULA
  GREAT 3



カタヨセアキトのコメント<1998. 5. 2>



2. SHANGRI-LA  電気グルーヴ

なつかしいですね。この番組が始めたばっかの頃、ヘヴィ・プレッシャーだったの思い出しますけどね。電気グルーヴといえば、卓球のソロに続きまして、砂原良徳くん、まりんくんのソロ・アルバムが今度出るんですけど、これがすごい面白いんですよ。実は5月16日にゲストに来てくれそうなんで、そん時にでもゆっくり話がきけるといいね。


4. FALLING FOR YOU  TAMIA

このタミアというのはクインシー・ジョーンズのアルバムから出てきた人なんですってね。『キューズ・ジューク・ボックス』だったかな、っていうアルバムあったんだけど、それから出てきた、、、あ、『Q'S Jook Joint』だ。そういうアルバムからデビューを果たして。映画『スピード2』にも出ているらしいですね。


5. CALIFORNIA 1  CON FUNK SHUN

この間のライブの前後にかけた曲にリクエストをいただきましたけど、GREAT 3のライブの開演前や終演後にかける曲は、肉体的、精神的に余裕があるときはですね、テープ作るんですよ。60分くらい想定いて、そん時僕らが影響受けてる曲とか気に入ってる曲なんか集めて作ったりするんですけど、こないだみたいにギリギリで、結構時間がないときはCD1枚、これ流してくれみたいな感じでやったりはするけど、とにかく一応自分たちでチョイスはしてますね。この方がリクエストしてくれたのはマッドネスがカヴァーして大ヒットしてね、有名になった曲なんですけど、70年代のね、シンガー・ソング・ライターのラビー・シフレーという彼のナンバー「It Must Be Love」じゃないかな。
(でもこの曲はかからずに、別のリクエスト曲がかかっていました、、、)


【ゲスト#2-4】 PLECTRUMのみなさん

片寄くん;それでは今日のゲスト、プレクトラムのみなさんを紹介したいと思います。こんにちは。
プレクトラムのみなさん;どうもこんにちは。
片;ボーカルのたいすけくん、高田泰介くんですね。あとギターのアッキーこと藤田顕くん。ベースのきっちょ
  ん、岸原尚紀くん。この3人なんですけど、なんかずっと会ってる気がするんだよね。
プ;最近よく会いますね。
片;28、29ってライブで一緒だったし。なんかずーっと一緒だよね。28日のライブで共演したんですけど、評
  判が良くて。
プ;ほんとですか?
片;評判いいですよ。
プ;いや、うれしいなー。
片;実はシングルが出たばっかりという。
プ;そうなんですよ。
片;早速ね、アルバムのことなどききたいんですけど、まずは一曲聴きたいと思うんですが、今日発売になった
  マキシ・シングルで、これがGREAT 3の高桑圭プロデュース、まあ、そのことはね、曲のあとに逐一、いろ
  いろききたいなーと思うんですけど。

6. CAMPFIRE THRILL  PLECTRUM

片;これはタイトル・ナンバーですね。プレクトラムは96年にミニ・アルバム『Japanese Disco Is Fan?』
  でデビュー。バンド名プレクトラムはイギリスのグラスゴーのバンド、ティーンエイジ・ファンクラブが
  命名とね、書いてありますけど。つけてくれたんだ。
高田くん;つけてくれました。あの、ライブの追っかけをしてたら、あまりにしつこいのに見かねて、打ち上げ
  に連れてってくれて、そこで、バンド名を僕たち探してたんで、で、つけてくれっていったら、OKいいよー
  って言って、これ、プレクトラムだよって。
片;あ、ピックのことなんだ、プレクトラムって。
高;はい。あのね、向こうの方ではギターのピックのことをプレクトラムって言うらしくて。
片;あ、そうなんだ。イギリスだけ?
高;イギリスのスコットランドとか、オーストラリアあたりなのかな。アメリカとか全然通用しない。
片;アメリカ、ピックはピックだもんね。今までね、ファースト・アルバムで『Sunday Champion』って
  いうのが出てるんですけど、これがね、うちのベースのきよしが好きだったんだよねえ。これをある日ね、
  買ってきたのをおぼえてるんですよ。合宿の時にね。聴いてよとかって。お互い合宿で集まるとさ、こう、
  そん時気に入ってるやつをかえて、いろいろ言い合うわけなんですけどね。でなんか、いいねーとかって、
  みんなで聴いてて、いやこれ、日本のバンドでプレクトラムってのがいてね、あんまりいいから今度ライブ
  観に行こうかと思うんだよねとか言ってて。そしたら、あれよあれよという間にですね、プロデュースいつ
  の間にか。それでね、ギターのアッキーはGREAT 3のライブで、あと、今回はほとんどレコーディングもす
  べてね、一緒に。今、計画中の4枚目のアルバムではほとんどギターを。
シ;そうですか。ご苦労様です。
藤田くん;いやいやいや、別に仕事とは思ってやってないから。
シ;楽しんでますか?
藤;すごい楽しい。うん。
片;どうでした、きよしのプロデュースは?
高;最高でしたね。
片;そのへんちょっと詳しくききたいんだよね、俺としては。
高;笑ってたね。
片;やっぱり楽しい雰囲気でやれるってのがいいんじゃ、、、。
高;レコーディングがこんなに楽しいもんだって思ったのは、、、
片;あ、辛かった、今まで。
高;今までって、結構、ちゃんと作らなきゃいけない使命感とか、僕たちやっていかなきゃいけないとか、すご
  い強くて、がんばらなきゃって思ってたのが、すごい頼れる人ができて。
片;頼れるべきいいかげんな人でしょう?
高;何を僕たちがやってもそれを受け止めてくれてそれを形に。OKしてくれるから、すごく気持ちよくやれたな。
片;あー、そうかそうか、わかるな。結構最初ね、GREAT 3もね、そういうのね、まあ、前のバンドなんだけど
  ね、GREAT 3になる前のバンドん時に結構そういうので苦労してるから、あいつとかもそういう気持ちわか
  ると思うよ。なんとなく想像つきますけどね。
(質問 GREAT 3の3人それぞれから影響を受けたことがあったら教えてください。)
片;けんちゃん、今回、ドラム全部やってるんだよね。誰からいきます? 白根くんからいきますか?
ベース;僕、白根さんと、、、
片;タッグ組んでましたね。
ベ;タッグ組みまして、すごくいい経験をさせてもらいました。
片;どういう?
ベ;いや、ほんとね、バッチリでしたね。グルーヴが。すごく最初不安だったんですけど、なんかほんと、プリ
  ・プロで一回やったら、いけると思いましたね。
片;そう、なんかね、けんちゃんも、GREAT 3よりやりやすいんだって。あぶないあぶない。いつ引き抜かれる
  かわからないよ、ほんとにね。じゃ、きよしの影響はありました?
高;えーと、とりあえず、ブースから一緒に見てると、すごい、ワンテイクの勢いを大事にする人なのかなーっ
  て。
片;ああ、そうだね。それは音聴いても出てるよね。ファースト・アルバムよりスケールが大きくなったという
  か、断然パワフルになってる感じはするから、それはもしかしたら、そういうのあったのかもしれないね。
高;いや、だからほんと、僕たちがそういうプロデュースをしてたのかなーってところがすごいなーと。
片;夜のプロデュースだけじゃないんですね、やっぱりね。さすがだなーと思いますけどね。きいてるかもしれ
  ないんでね、めったなことは言えません。
(質問 東京暮らしには慣れましたか?)
片;そう、彼ら大阪だったんだよね。で、今回ね、4月に東京出てきたばっかりなんですよ。
高;3週間前くらいに。
片;どこ住みたいのっていったら、代官山ですよ、いきなり。無理に決まってるじゃないですか。
高;不動産屋にいったら、ナメるな、東京ナメるなー大阪モンがっていう感じで言われて。
シ;じゃ、今はホテル暮らしですか?
高;いや、もう決まってます。
シ;都内在住?
高;都内在住、東京バンドですね。
シ;じゃ、少しずつ慣れはじめたっていう感じですか?
藤;そうですね、僕はもう、部屋は結構落ち着いてるんですよ。
片;けっこうアッキーの家にはみんな遊びに行ってるらしいね。俺、まだ行ったことないんだけど。
藤;昨日も来てた。
(藤田くんに質問 今、いたいどんな髪形ですか?)
藤;これ、どんな髪形?
片;ジミ・ヘンみたいな感じじゃない?
プ;クチャクチャ。
プ;ライオンみたい。
片;パーマなんだよね。
藤;これ天然なんですよ。ええ。あんまりラジオでこれ天然なんですよって言っても伝わらないけど。
シ;サリーちゃんのパパって感じ。
片;サリーちゃんのパパ??? それは、こういう、なんかヘルメットみたいな、、、
シ;そう、それのちょっと落ち着いた感じでいいですね。
片;全然イマジネーションわかないんですけど、、、次いきましょう。
(質問 ビデオで共演しているみたいですが、いちばん演技がうまいのは誰ですか?)
片;これ、ビデオが発売されるんだよね。これ、タワーレコード限定で17日にリリースされるんだけど。そん中
  で演技してるんだよね。これアルバム全体がさ、架空の映画のサウンドトラックっていう設定なんですよ。
  で、このプレクトラムの3人の青春チームにですね、邪魔をする、ロデオ団っていう悪い奴らがいて、もう
  なんかこの世の悪を全部知りつくしたような奴がいて、それがうちのベースのきよしがやってるらしいんだ
  よね。
シ;だと思った。
片;なんかね、話にきくとね、ヒゲかなんか1時間くらいかけて描いて。
プ;モミアゲね。
片;モミアゲとか描いて、出てるらしいんですけど。どうでした、彼の演技は。
プ;すばらしかったです。
プ;役者ですよ、ほんとに。
片;あいつ、役者なんだよね。
シ;このビデオは地区限定なんですか?
片;タワーレコードでした買えないのかな。
プ;で、ちょっと破格のプライスで。500円。
片;あ、安いね。
プ;4曲入り、、、3曲入りか。
片;すぐ買った方がいいよね。
プ;かなり面白い。
プ;役つくりにすごく入って。
片;役つくりに入った? そのへん、うちのバンドん時も一緒だね。俺、演技できないからさ、そういうの、一
  人で写真とか写ってると、後ろで二人がシュッシュ、シュッシュって風のように、、、で、耳元でカタヨセ
  はいいから、カタヨセはいいからって言ってて。
(質問 『STAR BOWLING』と『CAMPFIRE THRILL』ジャケットを並べると一枚の絵になるということですが、
 これはなぜ?)
片;なんかこれ、アッキーが持ってきてさ、これ前のマキシ・シングルと併せると一枚の絵になるんですよーっ
  て言われて、並べてみたら、確かに一枚の絵になるんだよね。言っちゃったら面白くないからあれかな?
プ;いや、もう出たからいいです。
片;ただ、これ、自転車つながってるだけじゃん。何の意味があるの?
高;ポニー・ライダーっていうのが今回のアルバムの主人公でいて、で、そのポニー・ライダーは自転車に乗っ
  ていろんなところを旅するっていう。
片;じゃあ、これはもう『イージー・ライダー』で言うチョッパー・バイクみたいな役割を果たしているんです
  ね。この映画の中では。
高;映画館に行ったり、キャンプしに行ったり、海を見に行ったりとかしてるんです。
片;じゃあ、俺が思ってるよりよっぽど重要なアイテムだったわけだな。俺が悪かった。最後にですね、これか
  らやってみたいことあります?
プ;ソロライブしてみたいな。
片;もう、いけるよ。こないだのライブ観てたら。ガンガンやった方がいい。
プ;また体力、、、
片;ダメ、この若さで体力とか言ってちゃダメですよ。
シ;大丈夫でしょう、みなさんなんか元気そうで。
片;元気そうでしょう? 僕なんかしょっちゅうぶっ倒れそうだもんね。
シ;具合悪いーとかって言ってますよね。
片;早くもお別れの時間になってしまったんですけど、最後にね、プレクトラムのメンバーからリクエストにこ
  たえたいと思うんですけど。何を持ってきてくれたんでしょうか?
高;僕、タカダタイスケがフランク・ブレイクの曲を持ってきたんですけど。
片;これ、なんかティーンエイジ・ファンクラブのメンバーがからんでるんでしょう?
高;はい。ティーンエイジ・ファンクラブのボーカルのノーマン・ブレイクとBMXバンディーズのドラムのフラ
  ンシス・マクドナルドが。
片;じゃあ、グラスゴー系のそういうやつなんだね。
高;二人あわせて、フランク・ブレイクっていうユニットを作って、で、シューシャイン・レコードっていうフ
  ランシスがやってるレーベルから出してるんです。
片;じゃあ、オムニバスになってるわけだね。
高;はい、そうなんです。で、フランシス・マクドナルドはうちにファックスしてきて、なんとか日本で売って
  くれと。
片;じゃあ、その使命を。じゃあ、バンド名をつけてくれたお返しをこの場でしましょう。今日はどうもあり
  がとう。


8. BRIMFUL OF ASHA  CORNERSHOP

この曲は、、、俺も。これね、インドの人なんだよね。在英インド系イギリス人なのかな。ビデオがすごいかわいくてね、けっこう好きだったんですけどね。


9. LONELY WON'T LEAVE ME ALONE  JERMAINE JACKSON

デヴィッド・フォスターとかね、前に紹介したキーン・ブラザーズのトム・キーンなんかが作曲に参加しているナンバーで名曲ですね。久しぶりに聴くとね、いいナンバーですね。


【COLLECTOR'S ITEMS】 LE BLANC & CARR

レアというね、ほどでもないのかもしれないんだけどね、わっかんないんだよね、ここらへんはね、どのくらいの、価値はそんなにたいしてないんだと思うんだけれどもね、今日、持ってきたのはね、1977年のアルバムなんですけど、ル・ブラン&カーという二人組のデュオのアルバムなんですけどね。元々この二人はね、スタジオ・ミュージシャンとして有名で、マッシルソルショールズ(?)っていうね、スタジオがあって、その周辺のスタジオ・ミュージシャンのことを、マッシルショールズ系なんて言ってたんだけど、そこにいたレニー・ル・ブランとね、あと、ピート・カーか。その二人が作ったアルバムなんですけど。ちょっと聴いてみようか。
これなんか、イーグルスのカヴァーなんかして、「Desperado」ならず者ってやつですね。基本的には、、、この当時のウエスト・コースト・スタイルというかね、そういう感じなんですけど。他にもね、、、こういうのもありの、、、これはちょっとポップ・カントリーといいますかね、カントリー・タッチなんだけど、メロディがきれいで、コーラスも美しいというね。最近でもほら日本に意外とあんまり入ってこないけど、ポップ・カントリーなんかで、こういう曲なんかね、アメリカではいまだにすごい需要が高くてね、ナッシュビルの方ではいまだにいっぱいこういうの出てるらしいですけどね。きっとね、この、ル・ブラン&カーも、今、ナッシュビルあたりにたぶにて、やってるんじゃないかなという気が、僕はなんとなく予感としてするんですけどね。
この二人はですね、デュオで出したのはおそらくこの一枚だけで、実はヒット出してるんですよ。これは78年の3月に、このアルバムに含まれてる、「Falling」という曲がね、チャートで12位から13位になる大ヒットとなりましたって書いてありますけどね。これが実にいい曲なんでね、ちょっと夕暮れ間近な都会にはぴったりなナンバーじゃないかなと思うんでね、おおくりします。

10. FALLING  LE BLANC & CARR

1977年のアルバム『Midnight Light』から、1978年3月にシングル・カットして全米チャート11位まであがったナンバーを聴いてもらいました。今バックで流れているナンバーもこのアルバムからなんですけど、まああの、平和ですよね、なんかね。いまだにハワイあたりの島とか行ってラジオつけるとこういうの流れてるじゃないですか、ずーっとね。やっぱりね、ハワイとか行くとリアリティあるんだろうね、いまだにこういうナンバーとかもね。やっぱたまにこういうの聴きたくなりますよね。なんかね、哀愁系といいますか、なんかねー、すごいせつない感じがして。最近のヒット曲でこういうのないでしょう、もう。アメリカなんかでは。やっぱ、オルタナティヴ以降はああいうのがメイン・ストリームですからね。ハード・コア・ラップがリアリティあるんですから、向こうの都会では。


13. CALIGULA  GREAT 3

カリギュラというのはローマの三代目の国王の名前でして、25歳以上の方はね、知ってるかもしれないんですけど、アメリカ発のハード・コア・ポルノ映画がありまして、ボブ・グッチョーネというペントハウスの編集長が作った映画なんですけどね、今、スピンの編集長してる方のお父さんですね。彼が作った、すごいエッチな映画ですね。そのタイトルとりました。



まったく最高だぜ「GREAT3」
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