オンエアリスト

1998. 4. 4

1 . HOTEL CALIFORNIA
  EAGLES

2 . STAR BOWLING
  PLECTRUM

3 . ROCK ME AMADEUS
  FALCO

4 . ONE DAY
  カーネーション

5 . LADY OF THE VALLEY
  MICHAEL NESMITH

6 . KARMA CHAMELEON
  CULTURE CLUB

7 . TRULY MADLY DEEPLY
  SAVAGE GARDEN

8 . ALWAYS
  ATLANTIC STARR

9 . LOVE LOAN
  JEFFREE

10. WE CAN RUN
  GRATEFUL DEAD

11. CALIGULA
  GREAT 3



カタヨセアキトのコメント<1998. 4. 4>


いよいよこの番組も2年目に突入とのこと、おめでとうございます。52週間一緒にやってきたわりにナビゲーターの二人の仲はそれほど良くないらしい。
今週は一周年記念プレゼントに下北沢のフラッシュ・ディスク・ランチよりソフトCDケースをプレゼント。
片寄くん『僕はこのケースに入れるようになってよりCDに愛着がわくようになりました。』
2. STAR BOWLING  PLECTRUM

実はこのバンドはですね、GREAT3のライブでギターを弾いている藤田くんっていうの がやってるバンドでね、今回新しいアルバムがね、、、これは6月か、6月に出るん ですけれどもね、実はプロデュースがうちのベースの高桑圭、アルバム全体もね、ド ラムスにね白根賢一が参加しててね、ようするに僕以外のGREAT3が参加してるんです よ。なんでGREAT3のファンのみなさんもぜひ聴いてみてくださいね。


3. ROCK ME AMADEUS  FALCO

なつかしいよね。ファルコさん、亡くなっちゃったらしいですね。知らなかったです けど。


ゲスト#2-1】 直枝政太郎さん(カーネーション)

片寄くん;12センチ+8センチ・スペシャル・ダブルCDですね、これ。『ムサシノep 』を3月21日にリリース
  したばかりのカーネーション、直枝政太郎さんをお迎えしました。はじめまして 。
直枝さん;どうも、よろしくお願いします。
シルビアさん;いらっしゃいませ。
片;お会いするの初めてなんですけどね、いろんなお話しが聞けるんじゃないかと楽 しみにしてるんですけど。
  それでは早速一曲聴きたいと思うんですけども、曲紹介お願いします。

4. ONE DAY  カーネーション

片;ここではですね、3月21日にリリースのマキシ・シングル『ムサシノep』につい てちょっとお聞きしたいと
  思うんですけれども、これ面白いですよね、変則2枚組といいますか、、、。
直;そうですね、最初は普通のマキシというか、3曲入りを作ろうと思ってたんだけ ど、ジャケットのイメージ
  とか考えながらも、そしたら、ふと去年の渋谷公会堂のライブがあったんでその 音源のせっかくだから入れ
  ちゃえと。
片;これ、ほら、ちっちゃいシングルCDがもう一個ついてるんですけどね。僕ねカー ネーションはね、名前はす
  ごい興味があったんですよ、常々ね、なんか。実はちゃんと聴いたのは僕今回、 失礼なんですけど、初めて
  だったんですけど、やっぱりいいバンドだった、すごく。うん。いいバンドなん じゃないかなーとは思うん
  だよ、記事とか読んでるとね、絶対いいバンドなんだろうなーと思ってたんだけ ど、たまたまこういうふう
  に出会いってないじゃないですか、ない場合とかあって、意外と接触がありそう でなかったから。
直;だから、たぶん、共通の友人はいるんですよ。
片;そうですね、だから資料なんかみてもコメント寄せてるのが、、、真城、、、ヒ ックスヴィルの真城とか、
  曽我部、サニーディの、、、曽我部なんかも仲いいんですか?
直;ラジオで会って、誕生日が一緒だったりして、なんか気になるなって感じで。
片;面白い奴ですけどね。スピッツの草野くんなんかもコメント寄せてますけど、み んな知り合いなんで、どっ
  かでね、、、
シ;ね、なんか会わなかったのが不思議なくらいですよね。
片;そうだよ、うちの残りのあとの二人のメンバーはライブ観たことがあったみたい なんですよ、、、でね、す
  ごいね、、、自分の中でこういろいろ勝手にイメージがふくらんできたんですけ ど、今回このep聴いても、
  なんだろ、すごい、いろんなタイプの曲が入ってるんだけど、なんだろな、、、 僕が思うにね、、、温故知
  新っていう言葉あるじゃないですか、古きを温め新しきを知るですか? すごい ね、古いテイストのものが
  新しい形で出されてるというか、組み合わせがすごい新しい、新鮮だった気がし て、今かかっている曲なん
  かでも、すごい浮遊感がある、全体の感じとかはオルタナティヴな感じとかする んだけど、切り込んでくる
  ギターはなんだろ、あの、ニール・ヤングみたいな音色だったりするから、僕が 初めて、なんか、マシュー
  ・スウィートの「Girlfriend」を聴いたときのような、なんかそんなような感じ が。
***ファックス***
  ルーツとかどこにあるんですか?
直;ビートルズで始まって、あとはボブ・ディラン、ザ・バンド、ニール・ヤングあ とトッド・ラングレン。
片;一緒だよね、そのへんは。トッド・ラングレンの方はトリビュート・アルバムっ てのがあって、いろんなミ
  ュージシャンが参加してるのがあって、、、で、僕それ聴いたんですけどね、そ の中で「Dream Goes On
   Forever」って僕の大好きな曲をカーネーションがライブでカヴァーしてるのが あって、僕はトリビュート
  ・アルバムの中でそれがいちばん好きだったです。
直;ありがとうございます。
片;なんかね、ちょっと悔しいくらいの、、、ちょっと俺にもやらせろよって感じだ ったんですけど(笑)。
直;いや、俺、GREAT3のCDは出ると聴いてましたよ。
片;ほんとですか? ありがとうございます。
直;こないだのシングルなんか最高でしたね。
片;ありがとうございます。、、、いやもうねえ、照れますからね、やめましょう。
直;すっごい音だったよね、、、あの、ミックス。かっこいいね。
片;ボーカルにレズリーかけちゃって、、、やり方がめちゃくちゃといえばめちゃく ちゃなんですけどね、僕ら
  はね、すごく。でもカーネーションもそういう独自の感じでレコーディングして るだろうなーって感じがす
  ごくしてね。
直;あんまり、、、ほんと、好き勝手にまあやってるっていうか。
片;だからすごいなんか、一言で形容しづらいとは思うんだけど、今のいいバンドっ てのは全部だいたいそんな
  感じがするんですよね。それが僕らも含めて宿命かなと思いますけどね。
シ;私から質問いいですか? アルバムのジャケットはどうしてウサギさんなんです か?
直;あのね、これ、「ムサシノ・ブルース」っていう曲が入ってるんですけど、そん 中に歌詞でウサギが出てく
  るんです。〜オイラハ/ムサシノカラ/ニゲテキタ/ウサギ〜っていうそういうフ レーズがあって、そっから
  きてて。
シ;なんかかわいいから。
片;ね、かわいいよね。ウサギ小さい頃飼ってたんですね、僕ね。どうでもいいです ね、そんな話はね。僕はこ
  の中では「サンセット・サンセット」ってナンバーがね、3曲目に入っているや つがすごい好きで。
直;あー、うれしい。
片;あのー、アル・グリーンみたいなリズムなんだけど、すごく。なんか、、、今う しろでかかってるやつだね。
  ちょっとね、違うんだよね。新鮮なんだよね。コード・ワークとこのリズムの組 み合わせってのは、僕にと
  ってはすごい新鮮だな。
直;そう、あのねオリジナルっていうか、デモ・テープの段階ではね、レオン・ラッ セルそのまんまだったの。
片;はいはいはい、わかる、わかります。
直;で、ちょっとクサイなあとか思って、で、アレンジ、バンドにもってってからふ とひらめいて。ハイ・サウ
  ンドでいこうって。
片;ハイ・サウンドでいこう? んー。そのへんがなんか、レオン・ラッセルとか泥 クサイんだけど、どっかキ
  ューンとさせる部分とかがね、同じように感じられてすごいね、俺、結構コレい ちばん好きだっった。
直;ウレシイッ。
***ファックス***
片;よくレコード屋で顔を会わせるミュージシャンとかいます?
直;ピチカートの小西くんとか。
片;小西さんところはよく見ますね、僕もたまーに。
直;で、その店出てから次の店行くとまた会ったりして。
片;ありますねー。僕のエル・マロの会田とか、アイゴンとかねえ、知り合う前から よくレコード屋で見かけて、
  こわいじゃないですか、あの人デカくて。なんか犯罪でもおこしそうな感じがす るんで、すっごいこわいな
  ーって思ってたら、今は友達になっちゃってね。
***ファックス***
片;サニーディをすごく気に入ってって、直枝さんってどういうつながり??? 今 度サニーディ・サービスと
  対バンでライブがあるんだ。4月22日にカーネーションとサニーディ・サービス 、4月23日にカーネーシ
  ョンとヒックスヴィルという。これはそういうゲストを招いてという企画なんで すか?
直;そうですね、僕が友達がそういないんで、つながりとかなくて、最近になって知 り合う機会があって、じゃ
  あせっかくだから一緒にやろうよってことで、セッションとかもあるので。
片;面白いかもしれないですね、なんか、グレイトフル・デッドとかもお好きなんじ ゃないですか? きっと
  曽我部とかもねえ、あいつも最近長くなってるじゃないですか、曲が、だから、 ギターが、、、想像つくん
  ですよ。
直;ランマドウ(?)をコピーしたんですよ。
片;ランマドウってあの日本のあの? 彼そのへんに詳しいからね、ディープだから 。キーボードの棚谷さん
  がスピッツの仕事をしてたんですね。
直;いい感じでスピッツの***できたんじゃないかなと。
片;変わりましたよねスピッツの音もね。なんかバンド同志のそういう交流っていう か、もっともっと増えると
  いいなーと。
直;ほんとそう思います。
片;全然メジャーとかマイナーに関わらず、交流していくべきだと思いますけどね。 というわけでお別れの時間
  になってしまいました。
直;今度ゆっくりレコードの話でもしたいよね。
片;ええ。で、今日もレコードを持ってきてくれたんですよね。直枝さんのリクエス トにおこたえしたいと思う
  んですけど、ちょっとこれ紹介してもらえますか ?
直;あ、はい。
片;これがまたねえ、アナログの7インチできてるんですよ。
直;ええ、マイケル・ネスミス。
片;知ってます。モンキーズのモミアゲ野郎ですよね。ヒックスヴィルの小暮がかな り意識してる。
直;この人のシングルをこないだたまたま見つけて、そしたらB面がすごいよかった んで、それを今日かけたいと
  思います。マイケル・ネスミスとザ・ファースト・ナショナル・バンドで「谷間 の娘」。
片;今日はどうもありがとうございました。


【BRAN-NEW TRUCKS】JEFFREE

実はこれは2枚目のアルバムなんですけども、新作、彼にとって2枚目のアルバムな んですけど、18年振りになってしまったんですね。ジェフリーという方がいらっしゃ るんですけど。バックでかかってるのがね、アルバム『Call It Love』の中からタイ トル・ナンバーなんだけど、声聴いてもらうとわかるようにね、マーヴィン・ゲイを 思わせるっていうのかな、雰囲気を持つすごいグレイト・シンガーなんですけどもね 、18年前に一枚『Jeffree』っていうアルバムをMCAから出してるんですけど、それが 僕大好きでね、初めて買ったのいつだったんだろう、、、えーとね、二十歳くらいだ ったかな、買って、それからものすごく愛聴してて、で、何年か前に日本のコンピレ ーションに一曲だけ入ってたりしてて、クラブなんかではそこそこ人気があったりな んかしたらしいんだけどね、リバイバルで。
でね、ここの『ソウル虎の穴』というミニコミがあるんですけど、これね、ディープ なミニコミがあるんですよ、ソウルの。それでね、ジェフリーが表紙になってるのを 買ってみたんですけどね。今回新作まで18年の歳月がかかっている理由とかを彼が話 してるんですけども、、、決して音楽界から身を引いていたわけではなくて、本人に とって自信作であった18年前のアルバムがね、会社からの充分なプロモーションも得 られず、売れるものも売れなかった、かっこ彼がこう言っていたと書いてありますけ どね、そのことに対しての苛立ちが彼を慎重にさせてしまったのだ。私的な面で結婚 もあり、プロモーションやツアーに明け暮れる慌ただしい生活よりもロスで腰を落ち 着かせた家庭重視の生活を選んでいた、、、そんな彼が18年振りに出したこのアルバ ムなんですけどね。
これはね、18年分の音源がね、たぶんね詰め込まれてると思うんだよね。アルバムの 冒頭の2曲っていうのはまるっきりその雰囲気は18年前のアルバムの雰囲気そのまん まなんですよ、音も感じも。で、アレンジに知る人ぞ知るディーン・ペイス(?)と かギターにレイ・パーカー・Jr.。今後ろにかかってる曲なんかもそうなんですけど も、参加してて。ほんとに黄金の、なんていうのかな、70年代後半から80年代にかけ ての面子がそろってて。で、すごくね、その後以降のやつは音がまた全然違って、最 近のインディー・ソウル特有の打ち込みの音なんかもあったりとかして、結構ティー プだったりもするんだけども、やっぱり歌声は相変わらずさえていてね。この人ね、 お兄さんもいましてね、グレッグ・ペリーっていうんだけど、その人の方が比較的有 名かな。その人のアルバムなんかはね、ソウルの専門店なんかに行くと高い値段で売 られてますよ。
このジェフリーのファースト・アルバムは必聴なんですけどね、この新しい『Call I t Love』、これはね、まだ正式に発売してないらしいんですよ。ほとんどインディー というか、自主制作みたいな形で出されていて、日本でもいくつかのCD屋さんには入 荷してるんですけど、特にこういったソウルを好きな人は日本とかイギリスに多いん で、彼はそこの、まあ英国とか日本でのディストリビューションを今探している段階 だと、かなりの自信作なんで売りたいと思っているらしいんでね。特にこの一曲目は ほんとにいい曲だから結構びっくりしちゃうと思うよ、みんな。

9. LOVE LOAN  JEFFREE

聴いてもらえばわかるようにね、まるっきり97年の音とは思えませんね、これね。で もなんているのかな、僕とベースのきよしなんかでよく言うんですけど、サッド・ダ ンサー系っていうんですか、泣きながら踊る感じ? 踊りながらこう切なくて、胸が 苦しいって、涙が込み上げてくるような感じがねすごいいいなーと思うんですけど。 まあこれ、ソウルを専門に扱っているレコード屋さんとかに行けばけっこう大々的に 今置いてあると思うんでね、数も少ないのかもしれないけど、結構、まあ、こんだけ のクオリティだったらね、ディストリビューションも見つかって、また正式な形で大 きく発売されるんじゃないかなと思いますので楽しみです。こういう人にはがんばっ ていただきたいね、写真なんか家族全員で写ってるし、なんか、がんばってほしいな ーって気になるんだよね、これ、ジャケットがね。おじいちゃんとかおばあちゃんま で写ってるんだもん。ジェフリー、がんばってもらいたいですね。



まったく最高だぜ「GREAT3」
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