オンエアリスト

1998. 2. 28

1 . THE HEY SONG
  SPEECH

2 . DESIRE
  U2

3 . SPECIAL TO ME
  BOBBY CALDWELL

4 . SOMEDAY,SOMEWAY
  MARSHALL CRENSHAW

5 . 魂は木の葉のように
  SPANOVA

6 . ME AND ELVIS
  HUMAN RADIO

7 . MY HEART WILL GO ON(LOVE THEME FROM TITANIC)
  CELINE DION

8 . つつみ込むように
  MISIA

9 . FLYING HIGH
  BYRON STINGILY

10. 長い間
  KIRORO

11. ONE WAY OR THE OTHER
  FIFTH AVENUE BAND

12. さすらい
  奥田民生



カタヨセアキトのコメント<1998. 2. 28>


片;あっという間にね、またこうして土曜日が来てしまったような印象が僕にはある んですけどね。今週は
  僕、何やってたんでしょうねえ。レコーディングはなかったんだよな。基本的に はね。
シ;もうだいたい終わりで?
片;終わりっていうんじゃなくて、一回中休みって感じで、その前の週には7曲くら い録ったんだよね。そ
  の反動ですっかりインフルエンザにかかりましたね。まあ、寝てたうちに一週間 終わっちゃったって感
  じだね。今流行ってるよ、あぶないよ。
シ;その間にいいお皿とか見つかりましたか?
片;お皿ですかあ、、、?いいですね。一応行きましたよ。ちょこっと見に行ったり しましたけどね。あん
  まりそういう意味で面白いものは買わなかったかな。でも買ってはいますけどね 、相変わらず。
シ;なんか今、西新宿がそういうのアツイという話を。
片;なんかいろいろ知ってますね。誰にきいたんですか、それ? 西新宿は昔からア ツイんですよ。西新宿
  の一画はね、もう、中古レコード屋さんとか輸入レコード屋さんがね、狭い一画 に何十軒とあるんじゃ
  ないかな。音楽好きの人は一回行ってみる価値ありですよね。
1. THE HEY SONG  SPEECH

(ボーノン・ブロンズの「ホワッツ・アップ・***」が出てくるこの曲、片寄さん知 ってました?)僕、そのボーノン・ブロンズってのは、あんま知らないな、、、あん まっていうか全然よくわからないんだけれども、スピーチは知ってますよ。アレステ ッド・デペロプメントでしたっけ? 新しいのも聴いたけど、よかったよ、すごく。
 これたぶん途中のメロディのところがボーノン・ブロンズっていう人の。白人の女 性なんですってね。リサ・ローブのファーストが出た時と同じ時期だっていうから、 もう4年くらい前なんですってね。僕は知らなかったです。いい曲だったと思います 。


2. DESIRE  U2

 GREAT 3のちょっと話をさせてもらってもいいですか? ライブがね4月の終わり に2日間、28、29だったかな、今日、チケットの発売日だったんですよ。そしたらね 、両日共、あっという間に即日完売しちゃったそうで、、、あの、、、非常にねうれ しいんですよ、これが。(もうなんかスタッフも大喜びしてまそけどね、向こうで) はい、ありがとうございます。もう、涙がね、出そうですけどね。7月にもね、もう ちょっと大きめの会場でやろうかと思うんでね、そんときにね、今日、チケット買え なかった人もいるんじゃないかなって。(素朴な質問していいですか? GREAT 3っ て夏軍団なんですか? 冬軍団なんですか?)いきなりな質問だね。どういう意味な の、それ。夏好きか冬好きかってこと? どうなんだろうね。でも、夏は海に行くの も好きだし、冬はスノーボードとか行くの好きだから。どっちもだね。僕は基本的に 夏好きだけどね。


3. SPECIAL TO ME  BOBBY CALDWELL

 これ、スティーヴィー・ワンダーが歌ってるとばかり思ってたんだよね、声が似て るでしょう。


4. SOMEDAY,SOMEWAY  MARSHALL CRENSHAW

 これ、日本盤出たのね、すごいね、いいんですよこれが。日本盤出たのが僕もうれ しくて3枚くらい出てたんですけどね。これはロバート・ゴードンもカヴァーしてい たナンバーですよ。いいですよ。
 これはね、僕がね中二くらいの時だからね、1982年くらいのアルバムだと思うんで すけど。ファースト・アルバムなんですね、彼の。この人がね『ビートル・マニア』 っていうねミュージカルがあって、ビートルズをモチーフにした舞台なんだけど、そ れでジョン・レノンの役をやってた人なんだって。でね、この後何枚もアルバム出し ててね、2年くらい前かな、来日もしてますけど、小さなライブハウスでやったんだ けど、僕行けなかったんだけど、すごいいいコンサートだったらしいよ。これ、日本 盤出たのは非常にうれしいことでした。


【ゲスト#32】  SPANOVA

片寄くん;今日のゲストを紹介したいんですけど、2月25日にファースト・フル・ア ルバム『デッド・ミュージ
  ック・フラミンゴ』をリリースしたばかりのSPANOVAのふたりです。こんにちは 。
SPANOVAさん;こんにちは。
片;自己紹介お願いします。
けんさん;はじめまして、SPANOVAのけんです。
しんさん;えーと、しんです。
片;ふたりは兄弟なんですよね。
け;一応そうです。親、一緒です。
シ;けんさんがお兄さんで、しんさんが弟さんですね。
け;そうです。
片;僕ね、すごいね、サンプルをいただいたんですよ。けっこう前にシングルが出た ときにいただいたんですけ
  ど、すごいね、気に入っちゃったんだよね。それでね、ワーナーにね、近藤とい う人がいるんですけどね、
  あのね、エグゼクティヴな人ですね、常務? 近藤常務ってのがいるんだけど、 そこに電話しちゃったんだ
  よ、俺が。いいバンドだね、そこで見つけたの? って。それでは早速一曲聴き たいと思うんですけど、こ
  れはアルバムからの先行シングルですね。

5. 魂は木の葉のように  SPANOVA

片;ここでは2月25日にリリースされたファースト・フル・アルバム『デッド・ミュ ージック・フラミンゴ』に
  ついてちょっとききたいんですけど。まずこれは全曲自宅のスタジオで録音した っていうのが特徴だよね。
  それが相模湖にある? 相模湖ね、僕、よく釣りに行ってたんですよ。大学がね 、高尾山、僕、法政だった
  から。で、結構近いでしょ? あそこにあるんですか、、、?
け;相模湖の100メートル先、ほんとすぐ近くですよ。
シ;(質問 自宅の相模湖にスタジオを作ってしまったのはどうしてですか?)
け;やっぱり、あの、デモテープ録る感覚でレコーディングしたいのがあって、4ト ラックのMTRの音ってすご
  く好きなんですよ。なんかでもプロフェッショナルなスタジオで録れば音がすご く細くなって、そういうの
  すごい嫌で。
片;そうだね。あの、4チャンネルのテレコっていうのはなんであんなに音が太いの かなーと思うよね。ドラムの
  音とか。
け;あったかいし。
片;8チャンネルになって、もうすでにだめだもんね。不思議なんだけど。でもなん ていうか、いわゆるロー・
  ファイってあるけど、そういう音じゃないと思うんですよ。まあ、その定義って いうのはよくわからないん
  だけれど。
け;音楽的にどうかいうことなんですよね。
片;自分が気持ちいい音を追及してれば、どんな機材使っていようがいいわけで。だ からそのへんはたぶんすご
  い追及してんのがこのアルバムから僕、いちばん感じたことで。たぶん、彼らが 気持ちいい音と僕が気持ち
  いい音ってけっこう近いとこがあったから、音がすごい好きだったと思うんです よ。このスタジオいいです
  ね。言ってみたいですね。
け;これはかっこいいですね、見取図だけは。
片;これはA-DATでやってるんですか?
け;A-DATでやってます。
片;A-DATってのがあるんですけど、これができて自宅で簡単にデジタル・レコーデ ィングができるようにな
  ったって言えばいいかな。
シ;じゃ、ふたりともここのおうちに住んでいらっしゃるんですか?
け;そうですね。
シ;じゃあ、仲がいいんですね。
片;だって兄弟じゃん。
シ;でも兄弟で仲悪いって、、、
け;音楽やるときはここに集まって。
シ;じゃあ、普段は?
け;プロモーションとかで忙しくって、帰ることはけっこうないんですよ、週に1、 2回くらいしか。
片;じゃあ、自宅って感じじゃなくなってきてるのかな。
シ;仕事場になっちゃってんのかもしれないですね。
し;それいやですけどね。
片;あと、ボクシングをやっるっていう話をきいたんだけど。
け;大学時代ちょっとやってました。
片;今は? 全然?
け;ボクシング・ファンで。
片;このアルバムはボクサーのジェラルド・マクラーレンに捧げると書いてあります けど、この人、僕知らない
  んだけど。
け;元世界ミドル級チャンピオンで、とにかくほとんどの試合、1ラウンドで勝っち ゃうんですよ。超ハード
  パンチャーで、すごい好きなボクサーだったんだけど、2年前、試合に負けて、 下半身不髄とかになって、
  車椅子生活なんですけど。彼のファイティングスタイルとかすごい好きで、とき どき、曲を作るときに彼の
  ことをときどき思うたきがあるいうか。
片;わかる。なんとなくですけど。僕はカーティス・メイフィールドがやっぱり、下 半身不髄じゃないですか、
  彼はそうなる直前に日本に来てて、そんときにサインをもらいに行ったんですよ 、で、すごいやさしくさ
  れて、で、ピースとラヴって言葉を書いてくれて、その直後に事故、起きちゃっ たでしょう。でも、また復
  活したじゃないですか。寝たまんま歌を歌って。で、あのアルバムもよかったか ら、、、俺はそれをけっこ
  う思い出すんですけどね。心の辛いときにはね。
  兄弟ユニットにはいい点も悪い点もいっぱいあると、、、じゃないですかとここ に書いてあるんですけど、
  どうですか?
け;小さい頃からずっと一緒に音楽やってきて、好みとかもまったく一緒なんですよ 。だからほんま以心伝心
  的に伝わる。そういう点はすごいやりやすいんですけど、一時期、同じやからこ そ、微小な違いゆうか、気
  になったりしたこともあったんだけど、最近はないです。
片;でもそれはすごい強味だと思うよ、ある意味では。やっぱりバンドとかってすご いうちとかはたまたまあっ
  てるからいいけど、それもほんとに珍しいみたいだもん。誰か一人必ずがまんし てるやつっているみたいだ
  もんね、バンドとかって。
シ;作曲とかって別れてやってるんですか?
け;一緒にやります。小さいころからもうセッションみたいな感じで。
片;ずっと前から曲は作ってた?
ス;小学校んときから。
シ;すごーい。最初にもった楽器って何だったんですか?
け;オルガン。
シ;しんさんは?
し;俺はそれにあわせて空き缶とかナベ叩いてた。それで、普通のテレコまわして。 けっこうそういうことずー
  っとやっとって。当時からなんかやっとる時に独特のイメージみたいなのがあっ て、最近思うんやけど、今
  もその感じはかわってないのかなって。やってる音楽はどんどん変わってたんで すけど、やっぱりイメージ
  は別のところにあるっていうか。
け;いい曲ができる時のその雰囲気とかが一緒、小さい時と。
片;できそうなときってわかりません? こう、くるかなって。
け;胃のあたりがアツクなる。
片;そうそうそう。で、頭、かゆくなるんですよ。血がのぼるのかな。
シ;(質問 SPANOVAはどんな意味があるんですか?)
  先週あたしたち、調べたんですよ。そしたら、新星っていうふうに出たんですけ ど。
け;超新星いう意味ですけど。僕たちが好きなサックス奏者で、ウェイン・ショータ ーっていう人がいるんで
  すけど、彼のアルバム『SUPERNOVA』というのがありまして、そこからとって、S PANOVAに。まあ語
  感がかっこよかったっていうのが最初なんですけど。
シ;(質問 兄弟でバンドをやっているくらいですから家族全員仲がいいんですか? )
片;他にはいないの?
け;ふたりだけ。
し;悪くはないんやろうけど。
け;悪くはないくらいですね。ただ、兄弟っていうことを特別意識してないっていう か、音楽をやるうえでの最
  良のパートナーくらいの意識しかない。
片;宅録の人って小さくまとまりがちな印象ってあるでしょう? それが感じられな いのと、あと、なんていう
  のかな、キメがあるんだよね、曲の中にフレーズのキメとかがあって、スティー リー・ダンだったりとか、
  フュージョンとかにまあよくあるキメなんだけど。そういうものがある曲ってテ クニック志向に聴こえてち
  ょっと、ほら、いやに聴こえることってあるでしょう。それが一切なかったんだ よね。曲の中に自然に溶け
  込んでるっていうか。それが不思議でね。けっこう最近ブラック・ミュージック 系の音楽をやる日本のミュ
  ージシャンって多いでしょう。ある意味なんか食傷気味っていうか、そういうと ころあったんだけど、すご
  い新鮮だったんだよね。なんか言葉じゃ言えないんだけど、なんか違う感じ。
け;最近聴いたアルバムで一番好きなのはパール・ジャムの『ノー・コード』とか。 やっぱりオルタナ系の方が
  けっこうわかるいうか。
片;じゃあ、ジャンルじゃなくてなんだね。
シ;(質問 小さい頃はどんな音楽を聴いていましたか?)
け;これ、答えるのけっこう危険なんですけど、、、小さい頃、フォークとか。
シ;なんかわかりますよね。音楽聴いていると。
け;フォーク?
シ;やさしいのが伝わってくるじゃないですか。
し;あんまり関係ないちゃうかなって、、、ただね、歌ったりするのがすごい好きや ったな。だから、音楽を
  ずーっと聴いとうる中でも歌うっていう感じっていうか、あの独特の感じはあっ たから、そういう意味では
  残っとるのかもしれんけど、音楽的な意味ではそんな残ってないと思う。
け;中学校入ってから、ビルボードトップ40のビリー・ジョエルとかを聴き出して、 それから初めて洋楽に触れ
  て、で、音楽がガラッと変わった。
片;SPANOVAの近況を知りたいんですけど。ライブの方は?
け;具体的な予定はまだないです。
片;じゃあ、とりあえずはレコーディング?
し;そうですね。一応7月にマキシ・シングルを出す予定、、、らしいんですけど、 それに向けて作曲をしてい
  る感じですね。
片;じゃあ、がんばって、これはひとついいのを作っていただきたいです。楽しみに しています。さっき話した
  ワーナーの近藤常務もね、すごいいい人だから、レコーディング遅れてもね、文 句言わないと思うんだ。す
  ばらしい人なんでね。いいと思いますよ。もうお別れの時間になりますのでSPAN OVAのふたりのリク
  エストにこたえたいと思うんですけど。今日持ってきていただいたのは?
し;ヒューマン・レディオっていうグループなんですけど。
片;それ知らない。
し;だいぶ前、もう8年くらい前か。俺が高校時分とか。
け;そやな。
し;兄貴が大学行ってる時分かな。ジャケット買いしてきたんですよ。
け;内容がほんまに素晴しい。時代的にちょっと間違えたかな。もし、今年デビュー してたら、驚異の新人って。
し;最終的にあのCD以外の情報は何も入らんくて、才能ある人たちなんで、今どうし とんやろうって、けっこう
  気になるんですけど。
片;ブラックなの?
け;いや、白人。
片;へー、聴いてみたいね。では、曲紹介お願いします


7. MY HEART WILL GO ON(LOVE THEME FROM TITANIC)  CELINE DION

 まだ観てないんだよ。サントラもすごい人気なんでしょ?


【BRAN-NEW TRUCKS】  BYRON STINGILY

 今日はですね、これかかってるのすごくなつかしいですね。テン・シティっていう グループがいたんですよ。まあ、いわゆるシカゴのハウスを代表するバンドだといっ ても、、、(シカゴにもハウスってあるんですか?)っていうか、シカゴが発祥の地 ですね、ハウスはね。で、僕はね、実はね、そんなにハウスには詳しくないんですよ 。DJとか特にやるわけじゃないし、あんまりダンス・ミュージックってかき集めて聴 くタイプじゃないんだけど、でもテン・シティはなんか曲がいいし、70年代ソウルを 思わせる部分とかあってすごい好きだったんですよ。で、うちのメンバーの賢一、ド ラムの賢一なんかも、当時ね、ちょうどシカゴに留学してたんだよ、あいつ。シカゴ とニューヨークに2年間いて、で、当時のハウスシーンみたいなのを生で体験してる んだよね。で、まあ、一緒に帰ってきてからもさ、メンバー3人で、今はなきゴール ドとかさ、(なくなっちゃったんですよね)いつなくなったのか覚えてないんだけど 、行ってたりしたんだけども。まそのねテン・シティのヴォーカリストのバイロン・ スティンギリー。彼だですね、ソロアルバムを出したんですよ。で、これがね、実に ね、いいんですわ。(めずらしいですよね、片寄さんがハウスなんて、、、)ってい うか、ハウスっていうか、僕ね、けっこうね、ゲイ・ディスコの音楽とか好きなんで すよね、「YMCA」の元になった曲、、、言葉を失わないでくださいよ(笑)。別にそ ういう嗜好があるわけじゃないですけど、あの、「YMCA」歌ったヴィレッジ・ピープ ル? 前向きなディスコ? やたらにハッピーじゃないやっぱり向こうのさ、行って みるとわかるけど、すごいなんかゲイの人たちってやさしいし、すごいフレンドリー でしょ、(やさしいって片寄さんにはやさしいですよね)いや、そういうわけじゃな くて、なんての、なんだろな、絶対に人を差別しなーいんだよね。日本人だからって ってそういうことがなくて、いちばんフレンドリーなのがそういう人たちだったりし てね、感性的にもやっぱり豊かだったりするんでね、面白い部分ってあるでしょ、す ごく。ま、そういうのもあるしね、音楽的にもけっこういいんですよね。
 で、このバイロン・スティンギリー。この日本盤の帯がいいんですよ、これ。また 、解説が今野雄二さんってのがね、すごく僕はいいなーと思うんですよ。『ガラージ ュが、、、青春と書いて命って読むんですけど、、、ガラージュが青春だったあの日 々。土曜の夜から日曜のエクスタシーがバイロンのファルセッットで鮮烈に甦る』と こういうふうにねえ、書いてありますけどね。(ガラージュというのは倉庫ってこと ですか?)っていうか、こういうハウスの音を当時ガラージとかガラージュって呼ん でたんだけど、たぶんそれのことだと思いますね。また、このジャケットもね、この 前向きのこのバイロンの笑顔。この曲をね、昨日、僕、GREAT 3のスタッフとかメン バーの前でかけたんですけど、うちの事務所の社長いるんですけど、山中っていうね 、もうバブルの残りをかき集めて作り上げたような方がいるんですけどね、その人と かね、懐かしいっ、ゴールドが目に浮かぶようだとか言ってすぐ買に行ってましたけ どね、このアルバム。(昔、片寄さん会ったかもしれないですね、ゴールドで)それ はあんまり考えたくないですけどね。じゃ、早速、曲を聴いてみましょうかね。これ 、バイロン・スティンギリーのですね、去年の夏に出たシングルなんですけども、そ の後続いて今年にアルバムが出たってことですね。一曲目のナンバーです。

9. FLYING HIGH  BYRON STINGILY

 これ、もう聴いて血が騒ぐ人とかいるんじゃないですか? 曲が変わっても一緒で すね、このビートがね、なんか。またなんだろね、ユーロビートとは微妙に違うんだ よね。そんな笑わないでくださいよ。でもなんかいい曲だし、なんか前向きになって 、ポジティヴなんだよね。やっぱりね。(声を聞いたらわかりました、誰だか。最近 も出してませんですか?)だから、今かけた曲もシングルとしては去年の夏に出てる のかな。でもアルバムはこれが初めてなんだよね。(いいですよ、パンチがあって) しかもアルバム全体がね、なんての、一晩の夜から朝までのコンセプトが組まれてて ね、明け方には今の曲のボサノバ・ヴァージョンが入っててね、チル・アウトにも最 適な感じが出てたりとかしてね、すごいね、コンセプトがいいしね、歌詞が泣けるん ですよ、けっこう。あの、ガラージュの日々をおぼえているかい? とかね。もうす っかり懐メロじゃないんだけど、世界にも入ってるんだけどね。メンバーもすごくて ね、今かけてた「マスターズ・アット・ワーク」とか、当時の面々が集まってですね 、いろんな、オールスターと言っても過言でないくらいのメンバーが集まってるんだ けど、やっぱり、バイロン節。このファルセットの、、、ジャケットから目が離せな いんだよね。この、、、。すごいんだよね。アルバムの中程ではね、自己嫌悪に陥い るバイロンの姿があったりとかもするし、また一曲一曲にね、日本盤なんですけどね 、これはたぶん今野雄二さんが書いてるのかな、、、恍惚のハウス・ラブ・ストーリ ーってのがついてましてね、これがまたいいんですよ、なんだかよくわからないんで すけど、、、なんかラブ・ストーリーまでついててね、これは当時を知る人にはマス ト・アイテムじゃないかと思いますね。


10. 長い間  KIRORO

 沖縄いいですよね、行ってみたいですね。僕、一回も行ったことないんだけどね。 ライブで一回行ってみたいなーと思うんですけどね。夢ですね。


11. ONE WAY OR THE OTHER  FIFTH AVENUE BAND

 これCDまだ出てると思うよ。フィフス・アヴェニュー・バンドはね、オリジナル・ アルバムとしてはですね、1枚出てるんですけどね、その名の通り『ザ・フィフス・ アヴェニュー・バンド』というタイトルなんですけど、あと、もう1枚出てるのかな 、これはね、いつなんだろう、結構前だと思うんですけど、90年だ。90年に再結成さ れましてね、あと、『リアリー』というアルバムをもう一枚残していますけど、実質 的にはこのファースト・アルバムが唯一のオリジナル・アルバムと言っても過言では ないんじゃないかな。メンバーにピーター・ゴルウェイはいるんですけどね、あとは ね、ジョン・リンドという人がいましてね、この人は後に名ソング・ライターになり ましてね、曲としてはマドンナの「クレイジー・フォー・ユー」でしょ。あと、アー ス、ウィンド&ファイアー「ブギー・ワンダーランド」なんかもかいてる人だから、 ほんとに売れっ子のライターになったのね。あと、ベースのケニー・アルトマンって 人もアース、ウィンド&ファイアーに曲かいたりとか、山下達郎さんのファースト・ アルバムではベースを弾いたりとかしてたみたいですね。(いろいろやってるんです ね?)うん、すごいね、あのね活躍してるんだ、全員。ピーター・ゴルウェイ自身も ソロ・アルバムを出し続けてるし、そんなメンバーがまた集まって再結成してね、『 リアリー』というアルバムを出しているんだけど、こっちの方はよりAORっぽいって のかな、時代的にも。で、ジェイムス・テイラーが影響を受けたような感じってのは このファースト・アルバムにいちばんよく出てると思うんでね。今日はこの中から僕 いちばん好きな曲を聴いてもらおうかな。



 来週はオールリクエストです。
まったく最高だぜ「GREAT3」
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 過去96年4月から9月にかけてGREAT3がレギュラーをやっていた
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