「Great 3」<<片寄明人/高桑圭/白根賢一>> |
01 | 1.崖 |
02 | マイクロ・マシーン |
03 | Night Rally |
04 | Little J の嘆き |
05 | Glass Roots |
06 | METAL LUNCHBOX |
07 | Under the Dog |
08 | Madness Blue |
09 | Sampedoro Gold |
10 | 腰抜けマシーン |
11 | G-Surf |
12 | DISCOMAN |
13 | エデン特急 |
ec1 | Cruel World to Heaven |
ec2 | Not Fade Away |
| Open My Eyes |
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1996.11.3(SUN) 早稲田大学祭
By 小出のり子
久しぶりのGREAT3ライブだということがただただ嬉しくて、それまでの睡眠不足の日々だとか、またもや家族にウソをついて出てきたことなんか、どうでも良くて、始まるまでの時間は、ステージ上にセッティングされたマイクの位置を見ながら「いいなー、このくらいの関係(カタヨセとキヨシの距離がすごく近い)」とニヤニヤしながら開演を待っていた。思ったより小さい会場(教室=500人強収容)で、想像していたよりずっと近くにステージを見ることが出来た。
最初にほりえくんが出てきたんだよ。その後は誰がどういう順に出てきたかは思い出せない。GREAT3とサポートしてくれてる仲間たちの計6人。いつものお馴染みの面々は気付いた時にはもうそれぞれポジションについていた。あとはプレイボールの声がかかるだけだ。カタヨセの着ているシャツが懐かしく、ほんの一瞬、当時のライブにフラッシュバックしていたら、
1.崖
が始まった。はじまりにはもって来いの曲なのかなあ、、厳粛な気持ちにさせられてその場に立ち尽くした。カタヨセの声の調子に不安を感じたけど、大丈夫。ライブじゃ不安要素をすべていい方向に転換させる力が「GREAT3」には備わっているからね。ほら、続くは、
2.マイクロ・マシーン
だ。アンコールの一曲目に「崖」を聴く未来の日までは、この2曲はやっぱり続けてやって欲しい。そんな気がする。普段は徒党を君で転がっている男の子がひとりになった時のテーマ・ソングのイメージ。厳粛な気持ちから一転、泣いた跡なんか見せずに全てを蹴散らして歩いている気分がした。
そして、
3.Night Rally
。半とし振り位に隣で一緒に見ているT.美佐子(金沢在住)が泣いているのが分かった。(<<泣いてないよーだ by 美佐子)。やっぱりいい曲だなあ。後半のケンイチのコーラスには脱帽。この曲、ライブの度に私の好きな感じになってくれてますます好きになってる。ここでガイジン・キヨシの登場。去年の仙台の高校の学園祭(女子校生だけ50人位のすごいオーディエンスだったらしい)でもやったことがあるので2度目だって話をしてくれた。
4.Little J の嘆き
は、カタヨセの壊れちゃったような、力の入りすぎた歌い方が好きだ。愛しい感じなんだよ、すごくね。
あんまり、こんな風に昼間っから歌わないから、演ってるうちに今何時か分からなくなっちゃった!なんて言っていたカタヨセが、11月20日に発売される新曲を紹介。まだ一度も演ったことナイから失敗したらゴメンってその曲、
5.Glass Roots
を演った。ラジオできちんと聴いた時よりイイと思えるのは何故か?たぶんGREAT3のライブはCDよりたくさんの本当の事を感じることが出来るからなんだと思う。今の私が「GREAT3」に甘々だからってことばかりじゃないと思う。うん。
次は、
6.METAL LUNCHBOX
この曲カッコいいよねえ。カッコ良すぎだよ。なんか見せつけられちゃう。確かアルバムを1ヵ月位聞き込んでから、すごーく奥が深い曲だと、更にのめり込んで好きになったんだけど、、。一番救われたのはキヨシのメイン・ボーカルのところ。 その時、下からライトがパ〜ッと当たって、その感じとあの声との絶妙なバランスで笑えたから。キヨシのカッコ良さは分かっているつもりだから、余計に笑えて。多分この時の私は笑いたかったんだと思う。だから救われたんだよ、きっと。
ここでMC。ワンマン・ライブは当分ないけど、レコーディングに入るからって言ってた。野音より大きいところではやらない、俺はやりたくないってカタヨセが言ってた。でも野音は時々やりたいって。うん、やってくれよ、本当。
7.Under the Dog
が始まる。やっぱりケンイチのドラムに魅せられて、見つめ続けてしまった。頭が割れそうに痛かった。もうすぐ母になる友人が去年、この曲は怖くて聴けないと言っていたのを思い出す。が、すぐにその言葉を払い除け、ずっとケンイチを見つめていた。
8.Madness Blue
は野音の時があまりに良すぎて、、。
でも、
9.Sampedoro Gold
野音より、すごく良くて、ここでこの日はエンジンが全開した感じだった。GREAT3のライティングといえば「Under the Dog」の真っ赤、「Oh Baby」のくるくる回る白、「Richmondo High」のストロボ、とその辺が非常に印象深いものなんだけど、この日、この曲は緑を青が並んで交差するライティングで、それがまず新鮮だった(意外だったから不意打をくらった感じで)。その色とギターのイントロとが私の中で旨く融合して、それだけで一気にライブにのめり込むことが出来た。(野音のライティングは覚えてない、、白くてまぶしかったような気がするが、、)間奏に入った瞬間、キヨシが手拍子を始め、とまったく同時に私の隣にいるT.美佐子も始めていて、カタヨセのハミ出たボーカルに向かって「もっともっとやれよ」と心の中でけしかけていた。
さて、ここでメンバー紹介。まずパーカッションには、及ちゃん。翌日には SEX Pistols を見に行くんだって(俺も行ったけど、カッコイイ、支持するってカタヨセが言った)。そしてキーボードは、ほりえくん。前日にはニール&イライザのライブをこっそり演ったそう。恥ずかしくてGREAT3の3人には教えなかったんだって。ギターは、おさださん。D.S.L.のリリースはもうすぐとのこと。GREAT3全員で人のライブを見に行くと前のほうで踊りまくっているんだって。ウィーザーを見に行って、前座のハイ・スタでも、踊っちゃったって。そんなミュージシャン、聞いたことないよ。でもそういうふうに今も楽しめる彼等だから、いいんだと思う、絶対。
10.腰抜けマシーン
が始まったんだけど、イントロがいつもと違って長いの。えっ?って思っていたらさ、もう、カタヨセってば、歌詞忘れて歌にならなかったみたい。暑くてボーっとしちゃったんだろうな。もう一回演ったよ。ちょっと歌詞はボロボロだったけど。だからか私はいつもより大きい声で歌った。こういうハプニングは本当に面白い。カタヨセの頭の汗を拭く仕草がイヌみたいで可愛かった。
11.G-Surf
は、この日の私にはうってつけだったかな。何も考えずに笑って楽しみたかったからさ。つづく、
12.DISCOMAN
もそう。こんなにも気持ち良かったのは初めてだった気がする。
そして、ラスト・ナンバーは、
13.エデン特急
やっぱり一緒に歌わずにはいられなかった。いつもよりカッコ良くない?ギターとキーボードがさ。うん。いい感じに終われたな、、、
といっても彼等はアンコールに応えてくれた。暑くて茹で上がりそうだ、というカタヨセ。サウナだ、というキヨシ。12月10日のTriple Tripper 以降はライブはないけど、修行しなおして来年は素晴しいアルバムを、、、それまで待ってくれーだって。うん、待ってるよ。
ec1.Cruel World to Heaven
ec2.Not Fade Away
.Open My Eyes
と、続けて演ってくれた。良かった。うん。「Open My Eyes」は、ようやくデタラメ英語とオサラバできた私にはものすごく嬉しいナンバーで、大声で歌ったよーずっと一緒に。1時間位のライブを想像していたけど、実際は1時間半ちかく演ってくれたと思う。たくさん演ってくれたなあーすごいなあーなんて感激していた。早稲田大に読んで貰って良かった!出てくれて良かった!。
なんとなくカタヨセに新たな戸惑いや迷いを感じてしまったんだけど、気のせいだよね。ねえカタヨセ、どうなの?もしかして気のせいじゃなくて、カタヨセだけじゃなくて3人ともそうだとしても、私に出来ることはここで待っていることかな。GREAT3の言動に赤くなったり、青くなったり、馬鹿げたことかも知れないけど(無駄な労力って思う人もいるハズ)、そうやって3人と付き合っていくのは、人知れず苦労もあるし心労も背負い込むけど、面白いから全然へっちゃら。もう楽しんじゃってるよ。だから、もっともっと回転して欲しい。けしかけて欲しい。そうして欲しいから私は彼等に甘々だし、待つことも出来る。
さっ、この続きは、12月10日に、渋谷公会堂で、GREAT3と一緒に「Triple Tripper」の渦にまきこまれながら!!

このページは、桝田陽子と小出紀子の普通の社会人2名が手を結んで作りました。
桝田の担当がページ作成、小出が自分のミニコミ作成の実績を、生かしています。
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