どんなライブか知りたいって？

片寄君の無精ひげ（以前、「音楽と人」のグラビアで実は１回だけみたことあり）に、「おおっ」と思いつつ、あと、変わったことと言えば圭君がシラフでステージに立つのは数年ぶり（本人＆片寄談）だそうで。途中から呑んでたけど。
最近の雑誌等のライブ評で「バンドとしての充実ぶりを実感させる云々」的な表現が多かったと思うんだけど。それは僕も強く思いつつ。でも実際はとにかくこの日のライブで、メンバーと他の観に来てた方と同じ時間を共有できたことが、やっぱり最高でした。結局、どんなライブでもそれに尽きちゃいます。小出さんに「私、キャーカッコイーぐらいにしか言えないから、まともなライブ評を、、」というメールを戴きつつ、気がついたら頭の中は真っ白だもんね。ああ、、ごめんなさい、、。
あと、片寄君がストラトキャスター（７０年代中期頃のものだと思う、、マニアックですいません）を弾いてるのを初めて観ました。ナチュラルフィニッシュに黒のピックガードのやつで、上手く言えないけど、片寄君らしい（？）セレクトだと思いました。俺も買おうかな、、。

月並みですが、さいこうにかっこよかったです！！今も頭の中、ライブのあの“感覚（音も色も匂いも）”がぐるぐる回ってます．“緊張するなぁ”を連発しながらのどこか照れくさそうな、片寄さんと高桑さんのMCがひじょーに微笑ましかったです．ほんとになんだか“あったかい”一体感のあるライブで、これはファン層ゆえ？それとも地方都市広島 だから？今回が広島発お目見えだったのですが、ぜひともまた来て下さいませ．お待ちしております．あと、片寄さんの顔がERのマーク・グリーンとだぶってしまって...．（似てませんか？ごめんなさい．）それから、高桑さんがマジ顔で言う“Whooper Goo!!”に笑えてしょうがなかった...．“いま食べたい、すぐ食べたい...”とうなってる 白根さんも...．よかったです、まじ．ところでライブの感想ですが、Great 3のライブは初めてだったこともあって、ほんとにただの“何もかも初めて感激レポート”に終始してしまいますけど、そんなんでもいいですか？（...と言いつつその疑問に対する答えは無視して）えーと、まずその骨太な音に圧倒されました．センスフルな楽曲及び音作りで 評価されているバンドだと思い込んでいたので．やはりそれだけではなかったかという感じです．それは片寄さんの声にもいえて、澄んだ透明感のある声だと思うのですが、CDではその上澄みを掬っている感じだけれども、その清涼感に厚みが加わって、非常に説得力のある唄声に感じられました．バカみたいですが、唄、うまかったです．胸に響きました．
メロディアスだけどハード、お気楽そうで根は深い、お手軽そうで根は純情（え？？）、というGreat 3の“アンバランスなようでツボにはまる”魅力が存分に発揮されたライブだったと（勝手に）思っています．それから、すーごい手の込んだ、小技の効いた（特に演奏するぶんには）複雑な楽曲が多いと思うんですけど、 （当然のことながら）各楽器パートの音が非常に安定していて素晴らしくて、且つパート間の連携もばっちりで、安心して“アンバランスなようで計算しつくされた”音を堪能することができました．ありがたや．また、“WITHOUT ONION”ツアーだったこともあって、1st.2nd.アルバムからの楽曲があんなに聴けるとは思っていなかったので、意外な （ライブ経験者に言わせれば彼ららしい？）選曲にも嬉しい悲鳴でした．とにかく、ライブがあんなにかっこよくて素晴らしいとは思っていなかったので、まじで襟を正して1からファンをやり直そうかと思っているぐらい、感動しました！！ライブが終わった後も、会場内の空気がすーごい盛り上がってて、興奮気味なみんなの表情が印象的でした．
手をたたきあって感激を表現してるカップルやグループとかもいましたよ．

初上陸の地でのライブをどうしても観たかった。新潟を断念せざるを得なかったから 広島に行くしかない。遠いなーと地図を眺めてため息つくヒマがあるなら行く段取り を早くとったほうがいい、、、で、行くことにした。が、やはり遠かった（６時間） 。疲れた（身体、、、年のせい？）。怖かった（喧嘩）。うまかった（食べ物、、、 お好み焼とあなご弁当）。総合得点１００点満点、すごくいい旅だった。え？　ライ ブ？　そりゃ、もう、最高！　サイコ！　日比谷とはあんまり比べたくはないけど、 広島がベストですね、今では。

ライブの曲の内容は日比谷とほとんど変わらないのに、また違った印象を与えてくれ た。なんていうのかな、、、初上陸の地にふさわしいライブって感じ。やっぱり緊張 してたのかな。日比谷でもそういえはそうだったんだけど、カタヨセの歌って、すご く聴かせる歌い方だった。よく声が出ていてびっくり、体力作りの成果？　伸ばす一 音一音がちゃんと私の魂にまで届く感じ（って結局どんな感じなん？）。ケンイチの コーラスってほんといい。そこにキヨシの声も混ざって、あたしたちも混ざって、あ あ、ライブ、サイコ！　サイコ！

本当にいいライブだった。初上陸っぽく「Oh Baby」と「Star Tours」をやった。「S tar Tours」だぜ、「Star Tours」。カタヨセが私の名前を歌う（←バーカ）、とい うのは置いといて、「Star Tours」が聴けたのはうれしかったな。「Under the Dog 」はやっぱり小さいハコで聴いたほうがその曲らしさが増すと思った。昔からそう思 っていたけど、やっぱり。「METAL LUNCHBOX」のストロボライティングもよかった。 あのライトだけでドキドキ、ハラハラ。GREAT 3のライブのライティングってかなり 好きなんですよ、私。あ、そうだ、「Golf」のあの最高なイントロはカタヨセのギタ ーから生まれていたんですね。この夜、カタヨセはここで間違えたんだけど、あれが なかったら、きっとまだ私はカタヨセがあのイントロの音を出していることを知らな かったかも。あの、イントロ、好きなんです。CDよりもライブの生音がいい。あのイ ントロ聴いただけで身体が宙に30センチは舞い上がる。舞い上がった。

MCは下手と言いながら、前日はオフだったので買い物をした話や、平和記念公園まで カタヨセが３往復もジョギングした話や、ケンイチのご両親が広島の出身だとか、キ ヨシが素面でステージに上がっていただとか（途中ビールをもらってました）、いつ ものフツーの会話がされていました。
フロアのお客さんたちは別に前に押したりしないから、すごく余裕で見ることができ たんです。これはありがたかった。一番前にいたけど、全然身体は辛くなかったんで す。気持ちよかった、終始。前に押してこないからといってノリがないとか盛り上が らないっていうんじゃ決してなくって、なんていうか、目に見えないつながりがある ような、ツーと言えばカーっていうか、ちゃんとコミュニケションがとれていたなっ て、空気の流れから感じた。うーん、抽象的すぎ。とにかく、お客さんがぐいぐい前 に押してみんな大騒ぎっていうのイコール盛り上がっているイコールいいライブって いうんじゃないんだよということをよく表わしていたライブだと思います。ああいう のがほんとのいいライブっていうんじゃないかな？　この夜の広島みたいなのが。

思うことをだーっと連ねてみました。あ、一番うれしかった瞬間は、「エデン特急」 のとき、〜こんなー毎日も意味がーあーるかもしれなぁい〜のとき、カタヨセがこっ ちをじーっと見てくれたこと。え、カンチガイ？　でもいいじゃん。私はみんなに『 カタヨセと５秒間見つめあったんだもーん』とふれまわりました。「Golf」のイント ロと同じくらいうれしい瞬間でした。こんなミーハーなあたくし、嫌ですか？
広島の皆さん、隣県の皆さん、いいライブでした。どうもありがとう。ホテルに帰っ たらフロントでコワイ感じの人が言い争いをしていて、もう、ほんと生きた心地しな かったんだけど（現地コーディネーターちゃんは通訳してくれました、言い争いの広 島弁）、帰りの新幹線で食べた『あなご弁当』、もう最高においしかったです。『あ なごちくわ』もいけましたわよ。『焼もち咲ちゃん』も会社の人たちに好評でした。 ああ、なんでライブレポートのしめが食べ物の話なんかい？　どうもすいません。
また行きたいな、広島。また行こうね、広島。ありがとう、GREAT 3。まったく最高 だぜ！　うふ�｡