どんなライブか知りたいって?


それじゃあ、ここを見ればいいじゃん!

<12/11(木)新宿LOFT>
ブラッドサースティー・ブッチャーズのライブ
ゲスト片寄明人



行ってきました。12/11新宿LOFTでのブラッドサースティー・ブッチャーズのライブにです。
 最初はエル・マロがゲストだから行くような気持ちだったのですが、片寄くんもゲストで出はしましたが、結局のところ心からブッチャーズのライブを楽しんだという感じになりました。エル・マロと片寄くんは見れてラッキーってとこかな、今では。

 最初エル・マロの二人が出て、新曲と「ベル・ボトル」を演りました。アイゴンと柚木さんのふたりきりで。普段のエル・マロのライブとは違った感じ。でも、こういうのに私は弱いんですよねえ。静かなシンプルな。
 で、もう一曲はブッチャーズからベースの射守矢さんとドラムの小松さんをが来て「ホームバウンド・ブルース」を演りました。これは、うん、いつもに近い。小さいところでなので、柚木さんのハープなんか息づかいそのものって感じで、気持ち良かったなあ。かっこいいですね、彼らは、やっぱり。

 そして、ブッチャーズ。インストの曲をアイゴンと射守矢さんと小松さんとで始めてそこにギターの吉村さんが加わって、そこから始まりました。ブッチャーズの曲名はあまり知らないのですが、最初のはわかりました。「2月」。この曲の小松さんのドラムを聴いて涙がにじんできたんです。
 片寄くんがいいと言ってるからとあれほどCDでは聴いていたのに、全然わからなかった。それなのに、ライブで聴いたら鼻の奥がツーンとしたように涙が出てきたんです。そこに吉村さんのギターと歌。ツバが1メートルくらい飛んくる、そんな歌い方。がむしゃらというか、懸命というか、食いついてる、そんな印象。そして、そんなふうに歌う人は好きだったりするんです、私。
 もう、それからはずっと泣きっぱなしでした。これは大丈夫って思っても、途中で結局目がうるんじゃう。どうしてあんなにも涙腺がゆるんじゃうのでしょう。わからない。こたえられない。CDではわからなかったものをどこかで感じることができたんだと思います。

 途中、片寄くんがそこに登場しました。
私の第一声、そしてそれはこの夜私が彼に向けて発した最初で最後の言葉になるのですが、それは『すっげぇー!!!』。
 だって、よくもまあこんな色のギターが、という感じのセルリアン・ブルーのモズライト(でいいのかな?)ひっさげてくるんだもん。でも、とても彼らしい色なんだよね。ふふふ。でね、ブッチャーズのアルバム 『Kocorono』がどれほど好きかを熱く語り、吉村さんが好きなグレイト3の曲を演りますということで、「影」が始まりました。実はリハの音にこの曲が聞こえたとき、演ってほしくないなって思ったんだけど、それを演る理由が『吉村さんの好きなグレイト3の曲だから』というんで、一転、これでよかったと思いました。〜どんなに落ちぶれて〜の前のコーラスまで一緒に歌ってしまう片寄くん。よかった。でも、ハープ、最初、逆さまに吹いてなかった?
 そしてもう一曲、今度はブッチャーズの曲「3月」を演りました。これ、いい感じでした。これなら片寄くんが歌ってもいいかな。目をむき出しにマイクにかじりついて歌う。ジャンプもする。楽しそうでよかった。うれしそうでよかった。そしてこの曲は、この夜私が涙を誘われなかったブッチャーズの唯一の曲でした。

 片寄くんはそこで退場。で、また、ちゃんとブッチャーズになった。最後にはアンコールがあったんだけど、ブッチャーズ+エル・マロで2曲。(本人たちはブッチャ・マロと名乗ってました)そのうち一曲はわざわざ一緒に作ってきたもの。(ほとんど吉村さんらしいけど)タイトルは聞き取れなかったんですが、これ、好きです。そして最後はブッチャーズの曲、「7月」。コーラスがつくと感じがちょっと変わる。かっこよかったかな、これ。好きですね、これも。

 と、そんな感じのライブでした。
 ブッチャーズのライブを初めて観て、私なりの泣ける感覚があることに気付きました。グリーン・デイの「バスケット・ケース」でせつなくなるのにちょっと似ていました。、、、痛い感じ。痛くて、その中をもう前に走っていくしかない感じ。生キズの耐えない毎日。(吉村さんはそういえばキズだらけだった、、、なんで?)いまだに信じられないのが、どうしてこのドラムの音で泣く? と自分でも思うのに、その音を聴くと、ここの奥の方から込み上げてくるものがあって泣いてしまう自分がいたこと。どうしてか全然わからない。あの、ドラムの音が鳴ると、じわっ、、、です。ああ、謎です。

 想像していたのより何十倍もいいなと思えるライブでした。
 もう一度観たい。
 16日、下北沢シェルターでワンマンじゃないけど、ライブがあるって。ああ、行きたいなあ、、、行けないんだけどね。
 こんなにもじっとステージを見つめる真剣な見方をしたのは初めてかもしれません。そして私が片寄くんの名前も柚木さんの名前も叫ばないライブというのも。やっぱりライブを観ないとわからないことって多いなあとしみじみ思いました。地方に住んでいてなかなかいろいろなライブを観ることができませんが、できるだけたくさん観たいものです。いろいろたくさん観たいけど、でもいちばん観たいのは、今、グレイト3のです。今だけじゃないか、いつもそうだったっけ?みんなもそう? 長いお休みも終わったようだし、またエンジンかけ直して走り出してほしいですね。私もいつでも走り出せるようにエンジンの点検しておこうっと。あ、私のエンジンは冬でもいつでもアイドリングなしでバッチリの地球ににやさしいのものなので、ずっとアイドリングして待つなんてことはしないから安心してね。(小出記)<12.15>


小林ユカさん

昨日、ブラッドサースティー・ブッチャーズの、新宿ロフト
でのライブに行って来ました。ゲストとして、エルマロ、片
寄氏がでてました。片寄氏はシークレットゲストだったので、
見れた我々は、ラッキーって感じです。相変わらず、キれて
る感じで素晴らしい。「影」と、ブッチャーズの「四月」っ
て曲を、やってました。これら3バンドのファンはかぶって
ることが多いので、雰囲気が悪くなることもなく、とても楽
しめました。ブッチャーズとエルマロのセッションも素晴ら
しかった。ブッチャーズは[Kocorono」というアルバム
をだしていて、これがなければ、「ロマンス」はできなかっ
たと、昨日片寄氏が語るほどの出来映えですので、是非聴い
てみて下さい。エルマロの「スーパー・ハート・グノーム」
も必聴ですよ。まだ聴いてない方、どちらもお早めに。



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