思い出しては
 いけないことを
    思い出し
夢の中過去へ
 過去へと逃げた

ひさかたの
 光降りしく
   雨上がり
あたりまえのことに
 ふいに微笑った

ねじ一本
  自ら抜けば
心持たぬ
 アンドロイドの
  ように壊れた


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