1996年7月20日11:25(日本時間)
500mlペットボトルを使用した「惑星芝元4号 P-Shiba-4」は「惑星芝元3号 P-Shiba-3」の問題点を
改善して作成しました。
流線型を考慮して作ったことが良かったのか110mも飛んでしまいました。
1.発射記録
7月20日3回の発射は3号1回、4号2回でした。
時刻 | 名称 | パワー | 状況 | 飛距離 | 高度 |
---|---|---|---|---|---|
11:05 | 惑星芝元3号 | 水 200ml | 風向 東 | 70m | 不明 |
P-Shiba-3 | 圧力 25回 | 風力 弱 | |||
発射方位 南 | |||||
発射角度 60deg | |||||
11:25 | 惑星芝元4号 | 水 250ml | 風向 東 | 110m | 不明 |
P-Shiba-4 | 圧力 25回 | 風力 弱 | |||
発射方位 南 | |||||
発射角度 60deg | |||||
11:55 | 惑星芝元4号 | 水 200ml | 風向 東 | 80m | 不明 |
P-Shiba-4 | 圧力 25回 | 風力 弱 | |||
発射方位 南 | |||||
発射角度 60deg |
2.着地時の衝撃吸収 頭部のダミータンクがつぶれてしまうという問題に対して以下のような対策をしました。 (1)ノーズコーンにはゴムボールをそのまま使用しました (2)ダミータンクには比較的頑丈な三矢サイダーのペットボトルを使いました。 これで、ダミータンクは壊れなくなりました。 しかし、今度はもっと重要なメインタクがへこむようになってしまいました。 これの原因として考えられるのは (1)着地時の衝撃のほとんどがダミータンクで吸収しきれず、メインタンクにもそうとう負荷が かかっています。 (2)着地時には機体が変形するほどではないが、着地のあとに地面からはずんではねかえり、 つぎには横倒しになるように落ちます。このときに機体には横に曲げるように力が働くので ダミータンクとメインタンクのつなぎめあたりに力が加わり、メインタンクがへんこんで しまいます。 (1)よりも(2)のほうが原因として正しいように思います。 対策としては次のように考えています。 (1)ダミータンクとメインタンクとの接続部を遊びを持たせたような状態でつなぎます。 今はビニールテープでしっかりと固定していますが、これをやめます。ダミータンクの下部に 縦に切れ目をいくつかいれてメインタンクには差し込むような形でくっつけます。 (2)着地時には先頭のゴムボールでの衝撃吸収とこの接合部での衝撃吸収でメインタンクにはあまり 負荷がかからないことを期待しています。 (3)着地のあとの横倒しになった時点の横からの力に対しては、この接合部が折れて機体が2つに 分離し、メインタンクの変形を防ぎます。 次回作成予定の「惑星芝元5号 P-Shiba-5」ではこの部分を重点的に改良するつもりです。 3.これからの方向 500mlサイズのペットボトルでも飛距離が100m以上になってしまい、喜ばしいものの、発射場所に 困ってしまいます。 私が作ってゆくペットボトルロケットの方向性を少し考えてみます。 (1)500mlサイズでもっと飛距離を延ばすためには、今よりももっと広い発射場所をなんとか探し出す 必要があります。でも良く探してみればあるかもしれません。 (2)もっと小さなサイズのペットボトルロケットで飛距離を押さえるようにしましょうか。 しかし、ちょっと悔しい気がします。 (3)飛距離はあまりこだわらず、垂直に発射してパラシュートで回収するようなロケットを作るように しましょうか。ただ飛ばすだけではつまらないかもしれないので、2段式ロケットのような 空中でなにか面白い動きをするロケットを作るようにしましょうか。 しかし、これは不器用な私には少し難しいかもしれません。 まず(1)をやってから、(3)へ進もうかと思っています。