Natural Scene Designer


 Natural Scene Designerを買って、  Tutorialの章で作成した山の絵で  す。  湖面には遠くの山や右側の樹木の  姿がぼんやりと写っています。  気球は3DMFデータを読み込んで配  置しています。  VISTAPROと違って、透明感のある  とても美しい絵(これは写真か?)  が描けます。  こちらも絵が集まったら、ギャラ  リーを作って、紹介したいと思い  ます。
1997. 5.10 Natural Scene Designerについて
Natural Scene Designer(以下「NSD」)は、MacintoshやAmigaで動作する景観作成プ
ログラムです。
制作会社はアメリカの会社で、プログラムもマニュアルもすべて英語です。日本での
サポートは「Focal Point」が行っています。

NSDは、VISTAPROと同様に「アメリカ地質調査所(USGS)」のデジタル標高モデル(DEM)
データから実在する地形の風景を作成したり、フラクタルエンジンを使った地形の風
景を作成することができます。

日本の山の場合、国土地理院から数値地図データを手にいれる必要がありますが、そ
のままではNSDでは使えません。
NSDはVISTARPOと違って高価なためかユーザーも少ないようです。VISTAPRO向けに作
成されたDEMでは読み込めませんので注意が必要です。

また、絵を作るだけでなくQuickTimeムービーも作れます。


1997. 5.10 VISTAPROとNatural Scene Designerの違いについて
VISTAPROとNatural Scene Designer(NSD)は、同じ機能を持った景観作成ソフトです
が、細かな点で次のような違いがあります。

◆ プレビューが優れている(NSD)
◆ 完成した画像に透明感がある(NSD)
◆ 湖面に山の姿が写る(NSD)
◆ 陰ができる(NSD)
◆ 3DMFデータを取り込める(NSD)
◆ 川が作れる(VISTAPRO)
◆ 木の高さが変えられる(VISTAPRO)
◆ ステレオ写真が作れる(VISTAPRO)
◆ 高度/濃淡テクスチャーが選べる(VISTAPRO)

VISTAPROの場合、高度テクスチャーを選んで描画すると山肌がリアルになります。
NSDや濃淡テクスチャーを選ぶと山肌はツルツルになってしまいます。
VISTAPROは木の高さを変えられるので、同じDEMでも大きな険しい山を表現したり、
木立ちの中の岩のように見せることもできます。
また、川を作ることで、滝のある風景も作ることができます。
面白いのはステレオ写真(青と赤のレンズの眼鏡を作れば立体に見えるアレ)を作るこ
とができることです。

NSDの場合、なんといってもその描画された絵の美しさにつきるでしょう。
湖面はとても奇麗ですよ。
また、VISTAPROでは処理速度をあげるため省かれた機能の「陰付き」もあるので、
より自然で立体的な絵を作ることができます。
面白いのは3DMFデータを取り込むことができる点です。このページでは気球を取り込
んでいますが、ログハウスを作ればより自然な山の景観が作れそうです。

まあさんとしては、この2つのソフトのどちらも好きですが、先に書いた「違い」の
機能をどれも含んでいる新しいソフトが出現するのを心待ちにしています。

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