[SFC]天使の詩  サキとレヴィ


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(1)太陽の破片を手に入れた夜
<川のほとりにたたずむレヴィの所にサキがやってくる>
サキ
「あ  あの‥‥
  レヴィ‥‥」
レヴィ
「サキか‥‥‥」
サキ
「あの‥‥私‥‥」
レヴィ
「‥‥‥おぼえているか?
  カルナを封印するとき  師匠と俺は
  この島へやって来た。
  そこでお前と  会っている‥‥‥」
サキ
「ええ。私はずっと待っていたわ。
  貴方が  また  この島に来てくれる
  ことを‥‥
  あの時の約束をおぼえている?」
レヴィ
「‥‥‥約束?」
サキ
「大人になったら  私をおよめさん
  として  むかえに来てくれるって。」
レヴィ
「‥‥‥フッ。
  そんなことは子供のころの話さ。
  あれから十五年‥‥お前にも
  いい人くらい  できたんだろ?」
サキ
「いいえ。
  ずっと  貴方の事を待っていたの。
  でも  あきらめかけていたわ。
  だって  私はカルナ様の巫女‥‥‥
  カルナ様の選ばれた  男性にしか
  とつぐことはできない‥‥‥
<サキの方を向くレヴィ>
  でも  カルナの戦士として選ばれた
  のは貴方だった‥‥‥
  これで  私は貴方のもとに
  とつぐことができるわ。」
レヴィ
「サキ‥‥‥
  よく  俺のことをそこまで‥‥‥
  うれしいぜ‥‥‥
<再び背を向けるレヴィ>
  ‥‥‥だが  今はだめだ。」
<レヴィの元に寄るサキ>
サキ
「どうして?  レヴィ‥‥‥」
レヴィ
「師匠のカタキを取らなくては
  いけないんだ。
  俺はそのことだけを考えてきた。
  お前のことをわすれるほどにな‥‥
  それに  俺達は  これから地底界へ
  行き  戦わなければならない。
  レイアード  レオン  ソフィア‥‥
  あいつらは  一緒に戦い
  旅をしてきた仲間だ。
  俺だけ行かないわけには  いかない
  ‥‥‥それに  もうひとつ
  戦うべき理由ができたからな。」
サキ
「戦うべき理由って‥‥‥?」
レヴィ
「‥‥‥キザなセリフだが
  お前のいる世界を守りたいって
  ことさ‥‥‥
<再びサキの方を向くレヴィ>
  そのためにも  俺は
  行かなければならない。
  だが  生きて帰ってこられる
  ほしょうはどこにもない。
  ‥‥‥だから今  サキの気持ちに
  こたえることは‥‥‥」
<一歩下がるサキ>
サキ
「‥‥‥きっと貴方は  とめても
  行ってしまうわね。
<レヴィの方を向くサキ>
  わかったわ。  私ずっと待ってる。
  レヴィがむかえに
  来てくれるその時まで‥‥‥
  ねえ  約束して。
  きっと  生きて帰ってくるって‥‥」
レヴィ
「‥‥‥わかった  約束しよう。
  だから  待っていてくれ。
  お前は十五年間も
  俺を待っていてくれたんだ。
  俺たちが地底界へ行ってもどる
  その間くらい  待てるよな‥‥‥」
サキ
「はい‥‥待っています。
  いつまでも‥‥待っています。」

(2)その後、サキに話しかける※
サキ
「よく来てくださいました。
  貴方達に  カルナのしゅくふくを
  あたえましょう。
  レヴィ‥‥むりはしないで‥‥‥」

(3)地底界に行く前にサキに会いに行く
サキ
「レヴィ  地底界へ行くのね‥‥」
レヴィ
「ああ‥‥‥」
サキ
「じゃあ  これを持っていって‥‥
  貴方のやくにたつと思うわ‥‥」

  レヴィは  サキから
  「せいてんしのまもり」を
  うけとった

サキ
「カルナ様からいただいたしななの
  ‥‥レヴィ
  かならず  かえってきて‥‥」
レヴィ
「ああ  かならず  かえってくる
  まっていてくれ  サキ‥‥‥」

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