[SFC]天使の詩  ミーアンの街にて


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(1)魔物を追い払って
ギルガ
「旅の方  ケガはないかの?」
レイアード
「ええ  だいじょうぶです。
  しかし  どうしたんですか?
  あんなに  魔物が街の中に‥‥‥」
ギルガ
「理由は  まったくわからん。
  とつぜん  魔物が街をおそって
  きおったんじゃよ。
  今日は  なんとかおっぱらう事が
  できたが  またいつ  おそって
  くるかしれんな‥‥‥」
クラーナ
「レオンさん‥‥‥」
レオン
「ウム
  まさか  魔物が街をおそうほど
  になっているとは‥‥‥」
ギルガ
「ワシの名はギルガ。
  旅の方  よかったらワシの家に
  来んかね?
  どうせ  まだ宿もきめとらんの
  じゃろう?
  ワシのウチで  旅の話でも
  聞かせてもらえんかな。」
レイアード
「ええ
  それでは  おせわになります。」
ギルガ
「こっちじゃ  ついてきなされ。」

(2)ギルガの家にて
ギルガ
「まぁ  かけてくれ。
  いきなりで何だが  君たちが旅して
  きた間に  何か気づいた事はないか
  教えてほしいんじゃが。」
レイアード
「そういえば  数日前から魔物が
  おそってくる数が  ふえたような
  気がするんです。」
レオン
「ここ数年  魔物が街までおそうなど
  聞いた事がない。
  何かが  おこっていると見た方が
  いいだろうな。」
ギルガ
「やはりのぉ‥‥‥」
???
「さぁみなさん
  今日はもうおそいですから  ウチで
  ゆっくり休んでいって下さい。」

(3)ギルガの家の寝室にて
レイアード
「レオンさん‥‥‥」
レオン
「ん‥‥‥
  なんだ?」
レイアード
「前に  盗賊団のアジトで会った人の
  ことなんですが‥‥‥」
レオン
「ああ  レヴィの事か?」
レイアード
「あの人ってレオンさんの知りあい
  ですよね?
  どういう人なんでしょう?」
レオン
「‥‥‥昔は  あんな奴じゃ
  なかったんだが‥‥‥
  俺の養父に  魔法使いの友人が
  いだんだが奴はその息子なんだ。
  ガキのころは  よく一緒に
  遊んだものさ‥‥‥
  俺は剣の道  あいつは魔法の道を
  選んだ。
  たがいに選んだ道はちがったが
  よきライバルだった‥‥‥
  あいつが  かわったのは  俺が旅に
  出る少し前だった。
  あいつの親父さんが  何者かに
  殺されたんだ  レヴィの奴は
  はんにんを知っているようだ。
  そして  がむしゃらに力を求める
  ようになっていったんだ‥‥‥
  おそらく  親父さんのカタキを
  とるつもりなんだろうな。」
レイアード
「‥‥‥」
レオン
「レイ  力だけ求めるなよ。
  すぎたる力は  邪心を呼ぶ。
  人の心はよわいものだ‥‥‥
  よわさを知ってこそ  強くなれる。
  これを  おぼえておくんだ。」
レイアード
「はい。」
レオン
「つぎに行く街がフィーンだ。
  一緒に旅ができるのは
  そこまでだ。
  そこからは  レイ  お前の力だけで
  クラーナを守らなくてはならないぞ」

(4)ミーアンの街を出ようとしたとき
ギルガ
「待ってくれっ!!」
レイアード
「ギルガじいさん?」
ギルガ
「うむ‥‥‥
  実は  たのみがあるんじゃよ。
  きのうの夜おそく
  魔物のあとを  おっていた者達が
  帰ってきてな。
  そいつらが  魔物の住みかを
  つきとめてきたんじゃ。
  それで  ゆうしをつのって
  魔物討伐に  行くことに
  なったんじゃが‥‥‥
  街の者は  実戦けいけんのない
  者達ばかりでのう‥‥‥ワシは
  作戦に  むりを  感じるのじゃ。
  お前さんたちのように
  実戦けいけんのある  剣士達が
  いてくれると心強い。
  ムリなたのみとはわかっている。
  じゃが  街のみんなを  守るために
  力をかしてもらえんじゃろうか?」
{いいえ}※
クラーナ
「レイ  そんな事を言わずに
  助けてあげましょう。」
{はい}
レイアード
「わかりました。行きましょう!」
ギルガ
「本当か?」
レイアード
「ぼくらで  力になれるなら。
  レオンさん  かまいませんか?」
レオン
「レイアードがそう言うならば
  俺に  はんたいする理由はない。」
ギルガ
「すまん  かんしゃする。
  ところで  魔物の住みかじゃが
  この街の北の廃こうがそうじゃ。
  どれだけの魔物が  ひそんでいるか
  わからんから  じゅうぶんな
  ちゅういが  ひつようじゃぞ。」
<ギルガが仲間に加わった>
ギルガ
「よし
  廃こうに出発じゃ!」

(5)廃抗のボスの部屋の前で
レオン
「おそらく  このトビラの向こうに
  魔物のボスがいるはずだ。
  じゅんびはいいか?」

(6)ボスを倒して
ミーアンの若者
「ギルガじいさん  レイアードさん。
  あなた達が魔物のボスを
  倒したのですか?」
レイアード
「ええ  もうだいじょうぶです。
  魔物のボスを倒しました。」
ミーアンの若者
「やったーーっ!!
  はやく  街の人に伝えなきゃ。」
ギルガ
「レイアード  ありがとう。
  ムリを言ってたのんだのに
  君達の力にばかり
  たよってしまったようだ。」
レイアード
「そんな事はないですよ。
  街の人達も  自分達の街と家族を
  守るために必死で戦っていました。
  だからこそ  ぼくたちは
  魔物に勝つ事ができたんです。
  さぁ  街へ帰りましょう。」
ギルガ
「そうじゃな。
  街を救った  英雄の帰りを
  街中の人々が待っているはずじゃ!」

(7)ミーアンの街に戻って
ギルガ
「お前さんたちには  すっかり
  せわになって  しまったな。
  ありがとうよ。
  もし  またこの街によるような事が
  あったら  たずねてきてくれ。」

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