[SFC]天使の詩  吟遊詩人フェレル


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(-1)ユースの街の酒場にて
フェレル
「‥‥天使の詩‥‥
  それは  天使と地上人の
  かなしき恋の物語‥‥‥
  地上に復活した魔王を封じるために
  使わされた  天使クレアは
  人の子としてそだてられ
  ケアルという青年と恋におち
  愛しあっていたのです。
  愛するクレアを守るためにケアルは
  戦い  クレアもまたケアルのいる
  地上を守るため  戦いました。
  しかし  魔王ルキフェルを  倒した
  クレアは自らの命とひきかえに
  ルキフェルを封印しました。
  使命をおえたクレアは  かずおおく
  の天使達に連れられ
  天上界へとのぼりましたが
  ケアルは  封印されるちょくぜんに
  ルキフェルの呪いを受け
  クレアのいる  天上界へと
  のぼることができなくなったのです」

(-2)ユースの街の酒場にて
フェレル
「天使の物語は  他にも
  堕天使の選択  と呼ばれる
  物語があります。
  こちらは  つぎのきかいにでも
  話してさしあげますね。」

()ローフの街の酒場にて
フェレル
「バベルの塔ですか?
  知っていますよ。吟遊詩人の間で
  語りつがれる伝説の中でも
  ゆうめいなものですからね。」
レイアード
「よかったら  聞かせて
  いただけませんか?」
フェレル
「バベルの塔がたてられたのは
  はるか伝説の時代‥‥‥
  悪魔は地に封じられ‥‥‥
  神は天上界へのぼり‥‥‥
  地上に人が残った後の話です。
  この地をおさめていた王が
  天上界すらその手中におさめようと
  おおくの民を使い  その塔をたてた
  そうです。
  しかし  天上界すらその手中におさ
  めようと言う  愚かな考えを持った
  王をこらしめるため
  けんせつ中の塔に  神はいかづちを
  おとし  天にとどくほどにのびた塔
  を  破壊したといわれています。」
レイアード
「天にもとどく  高さの塔だなんて
  そうぞうもつきませんね。」
フェレル
「あくまで伝説ですからね。じっさい
  のバベルの塔は
  七階だて  ですよ。」

(-1)再びファーレルの街の酒場にて
レイアード
「あ  フェレルさん!」
フェレル
「やぁレイアード君
  もどってきたんですね。」
レイアード
「はい  おひさしぶりです。
  ところで  フェレルさんに聞きたい
  事があるんですが。」
フェレル
「どうしたのですか  あらたまって?」
レイアード
「リアーナという名の天使について
  何か知っていませんか。」
フェレル
「リアーナ‥‥‥ですか?
  「堕天使の選択」と呼ばれる
  伝説に出てくる天使の名前ですね。」
レイアード
「堕天使の選択?」
フェレル
「そう。
  天上界の神が  愚かな地上人を
  そんぞくさせるかどうか
  はんだんするために
  天使を  地上界へつかわしたのです
  その名をリアーナ‥‥‥」
レイアード
「‥‥‥」
フェレル
「地上人をほろぼすべきではないと
  はんだんした  天使リアーナは
  天使の証である白き翼を捨てて
  愛する人間  フェイトと生きたと
  いうことです。
  たとえ堕天使と呼ばれても‥‥‥」

(-2)もう一度話しかける
フェレル
「これまでに  何度となく
  神と天使は  地上に対し
  かんしょうしているのですよ。」

()レディアの街にて
フェレル
「やぁ  レイアード君。
  君もこの街にあると言う
  天使像を見に来たのですか?
  そう言えば  知っていますか?
  天使の詩と呼ばれる
  伝説があることを‥‥‥」
レイアード
「天使の詩‥‥‥?」
フェレル
「三界創世後に  復活しようとした
  魔王ルキフェルを再び封印すべく
  天界からつかわされた天使クレアと
  地上人ケアルの物語です。
  この街の天使像を見ていて
  ふと  その物語を思い出して
  しまいましたよ。」

()バルマンの街の酒場にて
(-1)フェレルに話しかける
フェレル
「やぁ  レイアード君
  ‥‥‥おや?  クラーナさんは
  どうされたのですか?」

  レイアードは  これまでの
  いきさつを話した。

フェレル
「そうですか‥‥
  そんな事があったんですか‥‥‥
  その秘宝石の事は  私も聞いた
  ことがあります。
  地底界への洞窟にかけられた封印を
  とくカギとなっている秘宝石には
  それぞれ守護者がいるそうです。
  彼等にみとめられる事によって
  秘宝石にふれる  しかくがえられ
  所有者になりえるかは
  秘宝石自身にゆだねられています。
  地底界の洞窟の封印は  みだりに
  人間が  地底界へ行けなく
  するための  ものだそうです。
  地底に近づくほど  悪魔達の
  悪の波動が強まりますからね。
  それにうち勝つ事のできる者だけが
  地底界に行くことを
  ゆるされるのです。
  守護者達がみな  戦いをいどんで
  くるのは
  その者が  地底界に行くに
  あたいする者かを
  みきわめるためだ  ともいいます。」

(-2)更に話しかける
フェレル
「はやく  クラーナさんを
  助けれるといいですね。」

()サリーヌの酒場にて※
フェレル
「やぁ  レイアード君。
  こまってしまいましたよ。
  のっていた船が魔物におそわれて
  気がついたた  この島に
  流れついていたんです。
  しかし  自分の運のよさには
  つくづく  おどろかされますね。」

()ミーアンの酒場にて※
フェレル
「おや  どうしたのですか?
  サキさんから天河の神殿へ向ったと
  聞きましたが‥‥」
レイアード
「天河の雫の守護者に
  エウリカの花を  摘んでこいって
  言われたんです。
  それで  この街の知りあいに
  花の咲いている場所について
  聞きに来ました。」

()バルマンの酒場にて※
フェレル
「はやく  クラーナさんを
  助けられるといいですね。」

()地底界への洞窟にて
レイアード
「!?」
フェレル
「やぁ  レイアード君。
  それに  みなさんも
  よく  ここまで来られましたね。」
レイアード
「なぜ  あなたがここに!?」
レヴィ
「!  ちょっと待てっ!!
  この洞窟には  五つの封印が
  ほどこされていたはずだぞ!
  秘宝石なしで  どうやって
  ここへ来たんだ?!
  そうか!  貴様は‥‥‥!!」
フェレル
「なるほど‥‥‥
  ようするに  私が
  本物のフェレルでなく
  悪魔だと  言いたいのですね?
  たしかに  悪魔のつかいそうな
  手ですね‥‥‥
  こうりつのいいしゅだんだと
  おもいますが‥‥‥
  しかし
  残念ですが  私は悪魔では
  ありませんよ。」
レオン
「ならば  どうやってここへ?」
フェレル
「私は  封印のえいきょうは
  うけません‥‥
  なにしろ  この封印をつくったのは
  私達なのですから‥‥
  しかし‥‥‥
  悪魔達が  あのような魔物達を封印
  の前においていたのは
  よそうしていませんでしたが。」
レイアード
「フェレルさん‥‥‥あなたは
  まさか‥‥‥」
フェレル
「‥‥‥私の名は
  フェレル・フェン・ウリエル
  地をつかさどる  聖天使です。」
クラーナ
「ウリエル様が  なぜここに?」
フェレル
「君達の戦いを  見に来たのです。
  そう  この戦いを
  後世に伝えるために‥‥‥」
レヴィ
「ようするに  ぼうかん者って事か!
  ‥‥‥まったく‥‥‥
  いいか!  フェレルさんよ!
  俺達の戦いは見せ物じゃねぇんだ!
  どっかへ行ってくれ!
  さもなきゃ  ルキフェルの前に
  あんたとやってもいいんだぜ!!」
レオン
「レヴィ!  よせ‥‥‥
  フェレル  一つだけ聞きたい。」
フェレル
「私に  こたえられることならば。」
レオン
「魔王ルキフェルが
  復活しようとしているのに
  なぜ  神はなにもしようとしない?」
フェレル
「では  なぜ地上人は  自分で
  何かしようとせずに
  神や  我々天使に  たよるのです?」
レオン
「それは‥‥
  人間は  よわいそんざいだから‥‥
  神や  貴方達  天使のような  力を
  持っていない‥‥‥
  だから  悪魔にたいこうできる神に
  助けを求めてしまうのだろう‥‥‥」
フェレル
「だから  私は  ここに来ました。
  貴方がたの勇気を  後世に伝える
  そのために‥‥‥
  守ってもらうのではなく
  守っていく勇気を人々に
  知ってもらうために‥‥‥
  レオンさん‥‥‥
  二十年前に  貴方の父スクルゥドは
  魔王ルキフェルと戦い  そして
  地上界を守ったのですよ。」
レオン
「たしかに  そうだが‥‥」
レヴィ
「‥‥俺は  はじめっから
  神なんてものは
  アテになんかしてねぇぜ!」
レイアード
「自分達の世界は
  自分達で守れって言うことか‥‥
  神や天使が  どう考えていようが
  ぼくにはもうかんけいない。
  ぼくは  ぼくの好きなみんながいる
  この世界を守るため  戦うだけだ。」
クラーナ
「レイ‥‥‥」
フェレル
「では  この像に最後の秘宝石
  「天河の雫」を‥‥‥
  それで  最後の封印がとけます。」

  レイアードは「天河の雫」を
  石像のひたいにはめた。

  レイアードの手の中に
  一つの秘宝石があった。

  レイアードは
  秘宝石「討伐者の証」を
  手に入れた。

フェレル
「これで
  最後の封印がとかれました。
  このさきは  魔物達が住む世界。
  くれぐれも  気をつけて。
  旅のきろくがしたくなったら
  私に言って下さい。
  そのために私は来たのですから。」

フェレル
「旅のきろくと  回復を
  していきますか?」

フェレル
「私はここで待っています。
  また  旅のきろくが
  つけたくなったら
  いつでも  声を  かけて下さい。
  ルキフェルの居城は
  ここを出て北東の方向にあります。
  ご武運を‥‥‥」

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