[SFC]天使の詩  フィーンの街にて


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(1)レオン師匠の教訓
街の男
「おっ  あんたたち旅の剣士だね?
  いいねぇ!  うらやましいねぇ!
  己の剣の力だけで  世界を
  わたりあるく‥‥‥
  くぅー  かっこいいっ!!」
レオン
「いや  愛する人  帰るべき家が
  あるのなら  旅になど出ない方が
  いいこともある‥‥‥
  生まれそだった街で  一生をおえる
  のも  それなりにいいものだ。」
街の男
「ふぅーん‥‥‥
  そんなものかねぇー。」

(2)街の北東の男に話しかける
男
「ああ  どうすれば  彼女に
  この気持ちを伝えられるんだろう。
  ぼく  彼女の前に行くと
  あがっちゃって  ダメなんだ。」

(3)酒場にて
ソフィア
「レオン  お帰りなさい。
  あら そちらの方々は?」
レオン
「レイアード  しょうかい  する。
  彼女が俺のパートナーの
  ソフィアだ。
  ソフィア。
  この二人はレイアードとクラーナ。
  ここまで一緒に旅をしてきた。」
ソフィア
「彼女がクラーナさんね。
  レオン  あなたの妹さんに
  にているとは聞いていたけど
  可愛らしいおじょうさんね。
  でも  彼女はたしか
  旅芸人の一座の歌姫だったはず
  じゃないかしら?
  一座の方々は‥‥‥‥?」
レオン
「彼女は  自分の本当の両親を
  さがすために旅をしているんだ。
  一座とは  わけがあって
  はなれている。
  そして  レイアードは彼女を
  守るために旅をしているのさ。」
レイアード
「ぼくは  ここに来るまでの間
  レオンさんに剣術を教えて
  もらっていたんです。」
ソフィア
「めずらしいわね。
  レオン  あなたが他の人に
  剣術を教えるなんて‥‥‥」
レオン
「ん  まぁな‥‥‥」
ソフィア
「それよりもレオン
  何日か前だけれど  西の方で
  邪悪な波動を感じたわ。
  父から聞かされていた
  悪魔復活の波動のような
  気がしてならないの‥‥‥」
レオン
「そうか‥‥‥
  レイ  一緒の旅もここまでだ。
  俺には  やらなければならない
  事ができた。
  一緒に旅ができてたのしかったよ。」
レイアード
「レオンさん  今までありがとう。
  また会えますよね?」
レオン
「ああ  きっとまた会える。
  そんな気がするよ。」
ソフィア
「レオン  いそぎましょう。
  何か  いやなむなさわぎがするの。」
レオン
「レイ‥‥またな。」

(4)酒場から出て
<突如現れる兵士達>
兵士
「そこの者  この街でクラーナという
  娘を  見かけていないか?」
日記娘
「いえ‥‥‥」
兵士
「ならば  最近  ふしんな旅人など
  見かけてはおらぬか?」
日記娘
「ここは交易都市ですよ。
  たくさんの商人と  旅人が
  あつまる街ですから‥‥‥
  たとえ  この街いがいの人が
  いたとしても  わかりませんわ。」
兵士
「ぬぬ  もうよいわ!
  貴様には  もう聞かん。
  行くぞっ!!」
<去っていく兵士達>
クラーナ
「レイ  あれは‥‥‥」
レイアード
「あれが  ウワサになっていた
  ランネルの  おってのようだ。
  まさか  もう  こんな所にまで
  来ているなんて‥‥‥」
クラーナ
「レイ  私たち
  これから  どうすれば‥‥‥」
レイアード
「とにかく  ここは  にげよう。
  こんな所で  つかまったら
  くろうして  にがしてくれた
  レオンさんに  もうしわけない。」
クラーナ
「そうね‥‥‥
  レジスタンスの人達のためにも
  こんな所で  つかまるわけには
  いかないもの。
  さぁ  行きましょう!」

(5)峠道にて
兵士
「見つけたぞーーっ!!
  こっちだーーっ!!」
レイアード
「クラーナ  いそごう。」
クラーナ
「ええ!」
<兵士の団体さん登場>
「ようやく見つけたぞ。
  まったく  てこずらせやがって!
  女の方は  ランネル様の花嫁だ。
  ていちょうにあつかえ。」
「男の方はどうする?」
「そうだな‥‥‥
  ランネル様の花嫁をさらった
  とんでもない悪人だ。
  殺さないていどに  いたぶっておけ
  その男のとどめは  ランネル様が
  自ら  さすにちがいない。
  たのしみをへらすと
  我々の身があぶないからな。」
「わかりました。殺さないていどなら
  どんなにいたぶっても
  かまわないって事ですよね。」
「クックックッ  それはいい。
  さて  どうやっていたぶって
  やろうか‥‥‥」
クラーナ
「‥‥‥レイ!」
レイアード
「しかたがない‥‥‥戦うか?」
「かかれーーっ!!」
レヴィ
「待ちなっ!!」
<森の奥からレヴィ登場>
レヴィ
「お前ら!  俺様の  ひるねを
  じゃましやがって!!」
<一発で全滅する兵士たち>
レヴィ
「‥‥‥しばらく  ねてるんだな。
  命まではとらないからよ。
  これからは  他人がねているときは
  しずかにするように気をつかえよ。」
クラーナ
「あ  あの‥‥‥
  助けていただき
  ありがとうございました。」
レヴィ
「フン  かんちがいするな。
  俺は別に助けたわけじゃない。
  うるさい連中がいたんできげんが
  悪かっただけだ。
  お前も  こうなりたくなかったら
  とっとと  俺の前からきえな。」
<去ろうとする二人>
レヴィ
「ちょっと待て。
<振り向くレイアード>
  どこかで見た顔だと思ったが‥‥‥
  お前  レオンと一緒にいた
  こぞうだな?」
レイアード
「たしかにレオンさんと旅をして
  いました。
  レヴィさん  あなたのkとは
  彼から聞きましたよ。
  あなたはいったい  なぜ‥‥‥」
レヴィ
「‥‥‥そんなことはいい。
  俺が聞く事に  こたえるんだ。
  それでレオンはどうした?」
レイアード
「レオンさんは  フィーンの街で
  連れの女性と合流したんです。
  「やらなければならない事がある」
  と言って  ぼくらと別な方向に
  行きましたよ‥‥‥」
レヴィ
「ウム。ソフィアと合流したか‥‥‥
  おい  お前たち
  つぎからは兵士にからまれるなよ!
  あばよ!」

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