[SFC]天使の詩  エンディング


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(1)ケアルとクレア
(1-1)サタンを倒すと
サタン
「グフッ‥‥
  これが‥‥人間の‥‥力‥‥だと‥
  言うのか‥‥?
  人間ごときが!」
レヴィ
「これが  お前が見下していた
  「人間の力」って奴だぜ!」
サタン
「みとめぬ!」
クラーナ
「私達には  守らなければならない
  ものがあるのです。
  愛する人達  生まれそだった世界
  そして
  自分の愛するもの  すべてを‥‥」
サタン
「‥‥小娘  貴様は‥‥
  なんと  いまいましい奴め‥‥
  いまだに  我の邪魔をするのか!」
クラーナ
「?」
サタン
「フフフ‥‥
  今回は  我のまけのようだ。
  だが  我はほろびぬ。人間に欲望が
  ありつづけるかぎり
  我が力が  かれることはない。
  人間がいるかぎり  我は何度でも
  復活するだろう‥‥‥」

クラーナ
「‥‥そんな事はさせないわ。
  ‥‥そう  私の命にかえても‥‥」
レイアード
「クラーナ?」
クラーナ
「レイ  ごめんなさい‥‥
  私は聖天使として  サタンを
  封印しなければならないの‥‥
  サタンを封じこめるためには
  強い光の力が必要‥‥
  そう  聖天使の命のかがやきが‥」
レイアード
「そんな‥‥
  そんなことって‥‥‥
  ぼくが  戦ってきたのは
  平和になった世界で  クラーナと
  一緒にいたかったから‥‥‥」
クラーナ
「ごめんなさい  レイ‥‥
  私も‥‥レイと  いつまでも一緒に
  いたかった。
  好きよ  レイ‥‥愛してる‥‥
  これからも  ずっと‥‥」
レイアード
「クラーナっ!!」
クラーナ
「‥‥‥ありがとう  レイ。」
レイアード
「クラーナーーーーーっ!!」

(1-2)クラーナが去って
レイアード
「クラーナ‥‥
  なぜ‥‥
  いっしょに‥‥
  いっしょに  エウリカを‥‥
  摘みにいくんじゃなかったのか?」
レオン
「‥‥‥‥‥‥」
レヴィ
「‥‥‥‥‥‥」
ソフィア
「‥‥‥‥‥‥」
レイアード
「‥‥‥けっきょく‥‥‥
  クラーナを
  助けられなかったなんて‥‥‥
  くっ‥‥‥‥」
ケアル
「レイアードよ
  かなしむことはない。」
レイアード
「!?」

(1-3)ケアルとクレアが現れて
レイアード
「あ  貴方は?」
ケアル
「私の名はケアル。クラーナの父‥」
クレア
「私はクレア。クラーナの母です。
  レイアードさん  ありがとう‥‥‥
  クラーナを  愛してくれて。」
ソフィア
「ケアルとクレア‥‥って?」
レヴィ
「ああ  聞いたことぐらいあるぜ。
  人として  ルキフェルを倒した
  伝説の勇者  ケアル
  そして  神の子  クレア。」
レオン
「と  いうことは  クラーナは‥‥」
レイアード
「クラーナは‥‥‥
  クラーナは
  どうなったんですか!?」
クレア
「だいじょうぶです。
  今は  気を失っているだけです。
  討伐者の証が  サタンを封印する
  しょうげきにまきこまれたのです。」
ケアル
「討伐者の証のもととなった
  秘宝石は  我ら天上界の民の
  光の力をあつめたもの。」
クレア
「その力は  聖天使の命の光の
  かわりとなります。
  秘宝石は  サタンを封印するために
  つくられたのです。」
ケアル
「クラーナは  わすれていたようだな
  討伐者の証の  本当の力を‥‥
  ‥‥レイアード  今でも
  クラーナの事を愛しているかい?」
レイアード
「はい‥‥ぼくにとって  クラーナは
  一番大切な女性です。」
クレア
「わかりました。
  レイアードさん  クラーナを幸せに
  してあげて下さいな。」

(1-4)クラーナが戻って来る
クラーナ
「レイ?
  お父さん‥‥‥
  お母さん‥‥‥」
ケアル
「クラーナ  人として生きなさい。
  お前には  愛してくれる
  愛すべき人がいるのだから。」
クレア
「幸せになりなさい  クラーナ。」
クラーナ
「‥‥はい!
  ありがとう。お父さん  お母さん。」
ケアル
「ひとときのわかれだ。
  さらば  愛しき娘よ‥‥‥」
レオン
「さぁ  もどろう  地上へ!」

(2)ファーレルの街にて
レオン
「俺たちの旅も  おわりだな。」
レイアード
「レオンさんは  これから
  どうするんですか?」
レオン
「そうだな‥‥‥
  俺は  ベルンのグレイの所に行って
  ランネルのはなった魔物のたいじを
  手伝うつもりだ。」
ソフィア
「私は  レオンに  ついていくわ。
  そしてしばらく旅をつづけようと
  思うの。
  レオンが  ふりかえってくれる
  その日まで‥‥‥ね。」
レヴィ
「俺は  サリーヌにもどる。
  サキが俺を待っているからな。
  ‥‥レイ  こう言うのもへんだが
  この旅は  ちょっとばかり
  ‥‥‥たのしかったぜ。」
レオン
「はじめて会ったときは  お前が
  これほどの剣士になるなんて
  思いもよらなかったな。」
レイアード
「ぼくも  そう思います‥‥‥
  ありがとう  レオンさん。
  ぼくがこうして  生きているのも
  レオンさんが教えてくれた
  剣のおかげです。」
レオン
「いいや  お前に幸運の女神がついて
  いたからさ。
  クラーナっていう  女神がな。」
ソフィア
「元気でね  レイアード君。」
レヴィ
「お前らの結婚式には  ぜったいに
  俺たちを呼ぶんだぞ。
  サキもつれて来るからよ。」
ソフィア
「クラーナさん。
  いいお嫁さんになってね。」
レオン
「また  いつか会おう。」
レイアード
「きっと‥‥‥」

<去って行く3人>

クラーナ
「レイ  行きましょう。
  ここからが  二人の 出発ね‥‥‥」

(3)クラーナとレイアードの結婚式

  それから数か月後‥‥‥

アルフ
「レイ  はやくしろよ!
  花嫁さんが  待ってるぜ。」
ミリア
「そうよ  あんなきれいな
  花嫁さんを  待たせるなんて。」
アルフ
「さぁ  行こうぜ。」

レイアード
「クラーナ
  きれいだよ  とっても。」
クラーナ
「ありがとう  レイ。」

「レイアード  おめでとう。」
「クラーナさん  きれいよ。」
「この幸せ者が!」
「おにあいだぜ  お二人さん。」
「気をつけて行けよ。」

神父
「レイアード君  クラーナさん
  お二人の行くすえに  幸せが
  おとずれる事を祈っています。
  きっと  神は  二人をあたたかく
  見守ってくださることでしょう。」
クラーナ
「ありがとうございます  神父様。」
マクロード
「道中  気をつけていくんだぞ。」
レイアード
「はい  父さん。」
クラーナ
「はい  お父様。」

宿屋のおかみ
「レイアードちゃんも
  もう  お嫁さんをもらう年に
  なったんだね。」
座長
「クラーナ‥‥‥
  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥元気でな。」
クラーナ
「はい  お父様‥‥‥」

防具屋の主人
「レイアード君  クラーナさんと
  幸せにな。」
武器屋の主人
「ハッハッハッ  やんちゃぼうずの
  レイアードが嫁さんをもらうとはな
  こりゃ  めでたい!」

道具屋のお姉さん
「クラーナちゃん  きれいよ。
  レイアードちゃんは  幸せ者ね。
  こんなにかわいい  お嫁さんが
  もらえて‥‥‥
  二人とも  幸せにね。」
旅の日誌娘
「二人とも  おめでとう。
  二人の旅の思い出も  聞かせて
  もらえたら  うれしいわ。」

きこりの親方
「お前さん達に  力をかせたことを
  ワシは  ほこりに思っとるよ。
  嫁さんと  幸せにな。」
クリス
「ご結婚おめでとう。
  貴方達の結婚を  みんなが
  しゅくふくしてくれるはずよ。
  幸せにね‥‥‥。」

グレイ
「レイアード  お前はたいした奴だよ
  まさか  サタンを倒すなんてな。
  そのうえ  こんなにかわいい
  嫁さんをもらって‥‥‥
  この幸せモンが!」
キース
「レイアード  おめでとう。
  クラーナも  ますますきれいに
  なったな。
  一緒に旅をしていたころが
  なつかしいな‥‥‥
  近くに来たときには  遊びに来て
  くれよな。」

トニー
「よぅ  レイアード。
  お前達のおかげでランネルも
  倒せたし  ベルンも
  だいぶ  おちついてきたよ。
  ありがとうよ  レイアード。」
ファル
「レイアードさん  ご結婚おめでとう
  世界が平和になったのも  貴方達の
  おかげです。
  お二人とも  お幸せに。」

シスター
「クラーナ  おめでとう。
  レイアードさん  クラーナを
  大切にしてあげて下さい。
  二人なら  きっと  幸せな家庭が
  つくれるはずよ。」
ギルガ
「おう  レイアード  やったなっ!
  サタンを倒したとは‥お前さんなら
  やってくれると思っとったぞ!」

サキ
「レイアードさん  クラーナさん
  おめでとうございます。
  実は  私も‥‥‥レヴィと
  結婚することになったんです。
  式には  かならずお呼びしますから
  きっと来て下さいね。」
ソフィア
「二人とも  おめでとう。
  ‥‥‥レオンたら  まだ
  プロポーズしてくれないのよ。
  レイアード君からも  レオンに結婚
  する幸せっていうのを教えてあげて」

レヴィ
「おーい!レイ。
  とうとう  お前らも結婚するのか。
  おめでとうよ!」
クラーナ
「レヴィさんも  サキさんと‥‥‥
  ‥‥‥おめでとうございます。」
レヴィ
「へへへへ  よせよ。
  テレちまうじゃねぇか‥‥‥!
  ‥‥‥幸せにな  お二人さん。
  お前らと  一緒に旅した事は
  俺は  ぜったい  わすれないぜ。」
レイアード
「レオンさん‥‥‥
  今まで  ありがとう。
  はじめて会ったときから
  世話になりっぱなしで‥‥‥
  ぼくにとって  レオンさんは
  兄のようなそんざいでした‥‥‥」
レオン
「礼を言うのは俺のほうさ。
  俺は  ただひたすら強さだけを
  求めてきた‥‥‥
  だが  お前と旅をして
  戦うことの本当の意味というものを
  教えてもらった気がする。」
クラーナ
「レオンさん  ソフィアさんとは‥‥
  ソフィアさんは  レオンさんからの
  一言を  待っているんです。
  もし  ソフィアさんを  大切に
  思っているなら  彼女の気持ちに
  こたえてあげて下さい。」
レオン
「彼女は  俺にとって大切な女性だ。
  その気持ちにウソはない。
  ‥‥‥そうだな。
  彼女を幸せにできるかどうかは
  わからないが  この気持ちだけは
  彼女に伝えよう‥‥‥」

ラファエル
「ラファエル様‥‥‥?」
ラファエル
「クラ】ナよ‥‥‥
  なぜ  お前や  リアーナが
  地上界につかわされたのか
  わかったような気がする‥‥‥
  地上人の  笑顔というものは
  よいものだな。
  かんぜんに  地上人を信じたわけ
  ではないが‥‥‥
  私も  もう少し  地上人について
  考えなおさねば  ならぬな。」 
フェレル
「貴方達の戦いは  すべて見せて
  もらいました。
  貴方達の  戦いと勇気は
  かならずや  後の世の人達の
  希望となるでしょう。
  私は  これからまた旅に出ます。
  貴方達の旅を歌にして  人々に
  語っていこうと思うのです。
  またいつか  どこかの街で会うこと
  があるかもしれません。
  その時は  幸せな家庭の話でも
  聞かせて下さいね。」

クラーナ
「レイ  ありがとう。」
レイアード
「どうしたんだい?」
クラーナ
「今  とっても幸せなの‥‥
  レイと一緒にいられて‥‥‥」



クラーナ
「レイ  お父様
  おちゃにしましょう」

(4)白き翼の祈り

  はるかなる未来の人々に
  つぎの物語を残そう‥‥‥

  世界を救った勇者達と
  一人の聖天使の少女の話を

  むねのうちにひめた
  勇気と愛の物語を‥‥‥

  そして  いつの日か
  思い出してほしい

  愛する者達のために戦った
  戦士達がいた事を‥‥‥

  聖天使の少女が
  世界の平和を祈りつづけ
  地上を守る
  けつだんをした事を‥‥‥

  彼等によって
  世界に平和が
  もたらされた事を‥‥‥

  はるかなる未来の人々に
  つぎの物語を残そう‥‥‥

  聖天使の物語
  白き翼の祈りを‥‥‥

            フェレル・フェン・ウリエル

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E-mail: shoda@st.rim.or.jp