[SFC]天使の詩  魔王城


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[SFC]天使の詩	魔王城

(1)魔王城に入ると
ルーキフーゲ
「ウケケ  人間ふぜいが
  よくここまで来れたものだ。
  我が主  ルキフェル様が  最上階で
  お前達が来るのをお待ちだ。
  ルキフェル様にいどもうなど
  むぼうもいいところだ。
  やはり  人間は愚か者ばかりだな。」
レヴィ
「なにぃっ!
  てめーっ!!  こっちにこい!
  勝負してやる。
  そのへらず口を  いますぐ
  たたけなくしてやるっ!!」
ルーキフーゲ
「いきがるなよ  人間ふぜいがっ!
  お前達の相手など
  このあたりの魔物で十分だ。
  くやしければ  最上階まで
  上がって来ることだな。
  お前達に来れるかな?ウケケ‥‥‥」
レヴィ
「行ってやるとも  お前のそのくび
  この俺が  たたきおとしてやる!」
ルーキフーゲ
「そりゃあたのしみだ。
  ただし
  生きて最上階まで来られればな!
  ウケケケケッ」
レオン
「レヴィ  ちょうはつにのるな。」
ルーキフーゲ
「こぞう  最上階まで上がってこい。
  そうでなければ  たのしみがへって
  しまうからな。
  ウケケケケッ」

レヴィ
「くぅぅぅ
  むかつく奴だな!!」
ソフィア
「レヴィ  おちついて‥‥‥」
レヴィ
「わかってるって!
  奴は  ルキフェルが最上階にいると
  言ったな!
  ケッ  くびをあらって待ってろよ。
  さぁ  行くぜぇ!」

(2)最上階にて
(2-1)広間に出ると
レヴィ
「ルキフェル!!
  出てきやがれっ!!」
ソフィア
「よしなさい  レヴィ。」
ルーキフーゲ
「ウケケケケケ!
  やっぱり  人間は愚かだな。
  貴様等のような者をルキフェル様が
  相手にするとでも思っていたのか?
  おめでたい奴等だのぉ。」
レオン
「かくれていないで
  出てきたらどうだ?」
ルーキフーゲ
「ここまで  来れたほうびだ。
  ルキフェル様の第一の部下である
  この俺様が  貴様等の相手を
  してやる。
  ‥‥‥ありがたくおもえ!」
レヴィ
「ザコは  ひっこんでろっ!!
  俺たちが用のあるのは
  ルキフェル  ただ一人だっ!!」
ルーキフーゲ
「ザ  ザ・ザ・ザ・ザコォ!?
  ウッキィィーーーーッ!!」
レヴィ
「うるせー!ザコ!
  ザコはザコなんだよ!このザコ!
  ザコはザコらしく
  おとなしく  すっこんでろ!
  ザコザコザコザコザコザコザコ!!」
ルーキフーゲ
「くぅぅ!  許さん  許さんぞっ!!
  俺様をぶじょくしたつぐないは‥‥
  つぐないはぁぁぁぁぁ!!
  俺様のしもべで
  つけさせてやるぅぅぅぅ!!
  きたれ!
  我がちゅうじつなるしもべよ!!」

(2-2)しもべを倒して
レヴィ
「どうした  顔色が悪いぞ?」
ルーキフーゲ
「ウッキィィィィィ!!!!
  こうなったら  ルキフェル様の
  第一の部下ルーキフーゲ様が
  貴様等に  真の恐怖を教えてやる!」

(2-3)ルーキフーゲを倒して
ルーキフーゲ
「信じんぞ‥‥この俺様が
  人間ごときに倒されるなど‥‥‥
  だが  お前達がいくら強かろうと
  ルキフェル様にはかなわん。
  あの  お方には‥‥‥
  ルキフェル様‥‥‥
  ルキフェル様  バンザーーイッ!!」
レオン
「ケッ!
  くちほどにもないヤツだな。
  これじゃ
  ほんとうにザコじゃねぇかよ!」

(3)魔王ルキフェル
(3-1)奥に進むと
レオン
「みんな  気をつけろっ!」
レヴィ
「ルキフェルが復活するのか!?」

(3-2)突然場面が変わって
レオン
「ここは‥‥‥‥」
ルキフェル
「ようこそ  我がもとへ。
  人間の‥‥‥勇者よ。
  私が  ルキフェルだ。」
レイアード
「ルキフェル!」
ルキフェル
「ルーキフーゲを倒すとは‥‥‥
  なかなかのウデのようだな。
  フフ  今度の  貴様等の相手は
  この私  自らがしよう。
  ふふくは  あるまい?」
レヴィ
「とうぜんだ!
  俺達は  お前らを倒すために
  ここまで来たんだからな!」
クラーナ
「みなさん  待って!
  ‥‥‥ルキフェル
  一つだけ聞かせて下さい。
  なぜ  地上界を支配しようと
  したり  また  破壊しようと
  するのですか?」
ルキフェル
「‥‥‥理由などありはしない。
  強い者が  よわい者を支配する。
  それが  しぜんのせつりだ。
  敵対する者と戦い  邪魔者は倒す!
  ただ  それだけの事だ。
  そうやって  私は  サタンとともに
  戦ってきたのだ。
  貴様等を倒したあと  サタンを
  復活させ  いま一度  神に戦いを
  いどむ‥‥‥
  世界を  この手中に
  おさめるためにな!」
ソフィア
「サタンを‥‥復活!?」
クラーナ
「そんなことは  させません!」
ルキフェル
「とめることが  できるかな?
  聖天使の小娘一人で!
  よかろう。かかってくるがいい!
  だが  その身体では  まんぞくに
  戦えまい‥‥‥
  回復してやろう。
  せいぜい  たのしませてくれ。」

(3-3)魔王ルキフェルを倒すと
ルキフェル
「負けぬ‥‥!!
  二度と  私は負けぬ!!」
レヴィ
「なっ  なんだぁ!?」
ソフィア
「ルキフェルのきずが‥‥‥
‥‥ふさがっていくわ‥‥‥」
レオン
「このままでは  戦いが
  ながびく  ばかりだな‥‥‥
  なんとか  今いじょうのキズを
  おわせないと!!」
レヴィ
「!!くるぜっ!
  レイ  レオン  ソフィア!」

(3-4)魔王ルキフェルにとどめをさすと
ルキフェル
「な  なぜだ‥‥‥
  なぜ  この私が  人間ごときに
  やぶれる‥‥‥
  はるかなる神話の時代‥‥
  二十年前‥‥
  そして  今‥‥
  サタンにならぶ力を持った
  この私が‥‥‥」
クラーナ
「それは  貴方の力のみなもとが
  憎しみや  いかりなどの
  悪しき感情による力のため‥‥‥
  私たちの力は  愛する者たちの
  世界と平和を守るためのもの‥‥‥
  その力は  悪しき感情の力に
  負けることなんてないのよ。」
ルキフェル
「あ‥い‥‥?
  愛とはいったい‥‥‥」
クラーナ
「あたたかくて  やさしくて
  誰もが持っている
  人を  いつくしむ心‥‥‥」
ルキフェル
「フフ‥‥
  私には  未来えいごう
  わかりえない感情だな‥‥‥」

クラーナ
「そんな事はないわ。
  貴方も  かつては人間だったはず。
  心のおくには  人を愛する気持ちが
  きっとあるわ。
  今はただ  その気持ちを
  わすれてしまっているだけ‥‥‥」
ルキフェル
「‥‥‥なぜ‥‥‥
  なぜ  そんな事を言う?
  お前達にとって私は  世界に破壊を
  もたらそうとした‥‥‥
  憎むべき  そんざいのはず。」
クラーナ
「人間の持つ  やさしさやあたたかさ
  人をいつくしむ  愛する心を
  信じたいの‥‥‥
  貴方のなかでねむっている
  人の愛を‥‥‥」
ルキフェル
「フフ‥‥人のあたたかさか‥‥‥
  今なら  私にも感じられるな‥‥
  聖天使の少女よ‥‥‥
  お前の心のやさしさが
  私にも伝わる‥‥‥
  これが‥‥‥人を思いやるという
  心なのか‥‥‥
  フフ‥‥‥
  やさしさというのも悪くはないな。」
クラーナ
「思い出してっ!!
  きっと  貴方の心の中にもあるはず
  人を愛するという気持ちが‥‥‥」
ルキフェル
「お前達には  もっとはやく
  会いたかった‥‥‥
  そう  三界創世のころに
  サタンより前に  お前達に会って
  いれば‥‥‥
  私は  悪魔などにならずに
  すんだかもしれない‥‥‥
  だが  もういい。
  最後にこうして‥‥‥‥
  人として  死ねるのだから‥‥‥」
クラーナ
「そんな事を  言わないで下さい!
  貴方の身体には  まだ生きる力が
  残っているはずです!
  貴方の力を  かして下さい‥‥‥
  サタンを倒し  世界に平和を
  とりもどすために‥‥‥」
レヴィ
「クラーナっ!!
  なにを言い出すんだっ!!
  ルキフェルに  「仲間になれ」って
  言うのか!?」
レオン
「レヴィ
  クラーナにも
  考えあってのことだ。」
レヴィ
「だけどよぉ  レオン
  ルキフェルは  今まで戦ってきた
  敵なんだぜ!
  いつ  うらぎるかもしれないんだぜ?
  それでもかっ!!」
ソフィア
「レヴィ‥‥‥
  たしかに  ルキフェルは
  おおくの命をうばった  許しがたい
  そんざいよ。
  でも  その罪ほろぼしをする
  きかいが  あたえられても
  よいのではないかしら?」
レヴィ
「ソフィア  お前まで‥‥‥
  レイ!お前からも
  何か言ってやってくれっ!!」
レイアード
「ぼくは  クラーナを信じます。」
レヴィ
「‥‥かぁーっ!わかった  わかった
  俺の負けだよ!
  お前達は仲間だ。
  俺にとっては家族みたいなものさ。
  お前達が信じるというなら  俺も
  信じることにするぜ。」
クラーナ
「ルキフェル‥‥‥」
ルキフェル
「私は‥‥‥
  このまま  二度とさめることのない
  ふかき眠りにつこう‥‥‥」
クラーナ
「ルキフェルっ!!」
ルキフェル
「私の罪は‥‥‥
  どんな事をしても
  つぐなえるものではない‥‥
  私にできるのは
  これぐらいだ。」

(3-5)ルキフェルの後ろに道ができる
ルキフェル
「あの穴を通って  サタンのねむる
  サタン城へ行くのだ。
  お前達がサタンを倒し  世界に
  平和をもたらすことを信じながら
  私は  永遠のねむりにつこう。」
クラーナ
「ルキフェル‥‥‥」
レイアード
「行こう  クラーナ‥‥‥」
クラーナ
「ええ‥‥‥」

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