[SFC]天使の詩  大地の息吹


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[SFC]天使の詩	蒼月のかけら

(1)夜の港町バルマンにて
(1-1)ばあさんに話しかける
「どうだい  この街は?
  潮のにおいがするだろう?
  あたし達は  この潮風の中で生まれ
  育って  死んでいく‥‥‥
  海は  あたし達のすべてで  そして
  ほこり  なんだよ。
  その海が  魔物に荒らされてるのに
  あたし達には  何もできやしない。
  それが  くやしくてくやしくて‥‥」

(1-2)じいさんに話しかける
ベン
「ぐごぉーーーー‥‥‥
  ‥‥んごーー‥‥‥
  ‥‥‥ぐぅ‥‥‥」

(2)昼の港町バルマンにて
(2-1)じいさんに話しかける
ベン
「うぃー‥‥‥
  何じゃ  お前さんたちは?
  悪いが  一人になりたいんじゃ。
  帰ってくれんか‥‥‥」

(2-2)街の人の話を聞いてきてから再び
ベン
「なんじゃ?  お前さんたちは‥
  こんなじじいに何のようじゃ?」
レオン
「失礼だが  ベン殿とお見受け
  するが‥‥‥」
ベン
「‥‥たしかに  ワシがベンじゃ。
  あんたら  一体何者じゃ
  こんなおいぼれに  何の用じゃ?」
ソフィア
「おねがいがあって  まいりました。」
ベン
「ねがいじゃと?
  ‥‥こんな  おいぼれにゃ
  何の力もないぞ。」
レイアード
「いえ。あなたの力が
  必要なんです。
  船のり  としての
  あなたの力が‥‥‥
  ‥‥‥船を出して
  もらえないでしょうか?」
ベン
「船じゃと?
  今がどんな時か  町の者に聞いて
  くるんじゃな!
  こんな時に  船を出すなど
  命を捨てに行くようなものじゃ!
  ‥‥‥と  言いたいところじゃが
  そのいでたち  ただの旅人では
  なさそうじゃの。
  何かワケありなんじゃろう?
  ワケを話してみなされ。
  事としだいによっては
  船を出してもよいがの。」

  レイアードは  今までの  悪魔の事
  クラーナの事  秘宝石の事などの
  いきさつを  ベンに話した。

ベン
「うむ‥‥‥話しはわかった。
  いいじゃろう。船を出してやろう。
  ワシも  しばらく海に出ないで
  いたからのぅ  ウデがなるわい!
  町の外で待っていてくれ。
  用意がすんだら  出発じゃ。」

(3)街の外に出てベンに話しかける
ベン
「待っておったぞ。
  それじゃ  出発しようか。
  さぁ  のったのった!
  この町いちばん  といわれた
  ワシのウデを見せてやるわい。」
<先に進むと渦が>
レイアード
「ベンじいさんっ!!
  前にうず潮がっ!」
ベン
「うむ‥‥これはまずいことに
  なったのぉ‥‥‥」
レヴィ
「じいさん  どういうことだよ?」
ベン
「海神の  りょういきに
  入ったようじゃ。」
レヴィ
「おい!なんだいそりゃ!
  じいさん!そんなのんびりしていない
  で  さっさとよけてくれよ!」
ベン
「ムリじゃな  お前さん達の言う
  塔のある島へ行くには  海神の
  りょういきをさける事はできん。
  ほれ  姿をあらわすぞ。」
シャリート
「我が名はシャリート。
  封印された蒼月の塔を守る者なり。
  封印されし塔に近づこうとする
  愚かなる者達よ  そうそうに
  この場より  たちさるがよい。」
レイアード
「ぼくらはどうしても  その塔に
  行かなくてはならないんです!」
シャリート
「‥‥‥たちさるのだ。」
レヴィ
「おうおう!  誰が愚か者だ!
  俺たちは蒼月の塔に
  用があるんだよ!  ここを通せ!」
シャリート
「‥‥‥たちさるがよい!」
ソフィア
「海を守りし  いだいなる王よ
  私達の話を  聞いて下さい。」
シャリート
「‥‥‥うむ。
  きよらかなるひとみを持つ者よ
  話してみるがよい。」

  ソフィアは  シャリートに
  これまでのいきさつを話した。

レヴィ
「‥‥‥ケッ
  女の話だったら聞くんだな。」
シャリート
「地底界に行くために
  蒼月の塔にある  蒼月のかけらが
  必要ということか‥‥‥
  では  お前達にチャンスをやろう。
  このカギを使い
  塔の中に入るのだ‥‥‥
  そして  最上階にある
  海竜の鱗を持ってくるがよい。」

ソフィア
「蒼月の塔には  蒼月のかけらは
  ないのですか?」
シャリート
「その問いには
  まだこたえることができない。
  海竜の鱗を取ってきてからだ‥‥‥」
レヴィ
「‥‥‥ケチだな。
  女好きの竜のくせに‥‥‥」
シャリート
「‥‥‥‥‥‥!?」
レヴィ
「‥‥‥いだいなる海の王よ。
  必ずや  海竜の鱗を
  取ってまいります。
  それまでの間
  しばし  お待ち下さい‥‥‥
  ‥‥‥女好きのケチ竜さま‥‥‥」
ソフィア
「もう!  やめなさい  レヴィ。」
レオン
「せっかく  シャリートが通して
  くれるというんだ。
  海竜の鱗を取ってくるとしよう。」

(4)蒼月の塔
(4-1)三階に昇ってすぐ
ソフィア
「みんな待ってっ!」
レオン
「どうした  ソフィア?」
ソフィア
「何かいるわ‥‥‥」

ソフィア
「死者の魂だわ‥‥‥」
レヴィ
「おいおい  どうするんだ?
  どう見たって  すんなり通して
  くれそうにないぜ。」

「うぅ‥‥生きた‥‥人間‥の‥‥‥
  にお‥‥いがする‥‥‥
  くるしいぃ‥‥助けてくれぇ‥‥‥
  この  くるしみから  助けてくれ!」

(4-2)戦闘に勝つと(負けるとは思えんが‥)
ソフィア
「さぁ  お帰りなさい‥‥‥
  地上にしばられた  魂達よ‥‥‥」
「あぁ‥‥そくばくされていた心が
  ときはなたれていく‥‥‥
  ありがとう‥‥‥ありがとう‥‥」
ソフィア
「ここは  人の心に  えいきょうを
  あたえる  何かがあるようね。
  さぁ  先を  いそぎましょう。」

(4-3)5階にて
ドッペルゲンガー
「汝らに問う‥‥‥
  なにゆえ  戦う‥‥‥
  剣は  キズつけるための武器
  魔法は  世界を戦乱にまねいた力。
  人はなにゆえ  力をほっするのか。
  力は  破壊と  さつりくを呼ぶ。
  すぎたる力は  邪心を呼ぶ。
  人の間には  あらいそはたえぬ。
  なにゆえ  人は戦うのか‥‥‥
  こたえよっ!!」

(4-4)戦いに勝つと
ドッペルゲンガー
「その力  何のために使うのか‥‥?
  すぎたる力は  邪心を呼ぶ‥‥」
レイアード
「‥‥愛する者を  守るため‥‥‥
  すべての  かなしみ  くるしみから
  愛する者達を守っていくため。
  みんなを  幸せにするために
  俺は剣をふるう‥‥‥」
ドッペルゲンガー
「人の心は  よわきもの
  己のために  力を求めるべからず。
  汝らの行く先に  光があらん事を
  さぁ  海竜の鱗を  取るがよい。
  そして  汝等の  信ずる道を
  すすむがよい‥‥‥」

(5)蒼月のかけら
(5-1)戻ってきてベンに話しかける※
ベン
「おお  レイアード。
  もどってきたか!
  シャリートが  お前さん達に
  話があるそうじゃ。」

(5-2)シャリートに話しかける
レオン
「シャリートよ  やくそく通り
  海竜の鱗は  取ってきたぞ。」
シャリート
「うむ。たしかに  海竜の鱗だな。」
ソフィア
「では  蒼月のかけらのありかを
  教えていただけますか?」
シャリート
「汝等は  己のカゲをやぶり
  海竜の鱗を  手に入れた‥‥‥
  蒼月のかけらは  我が持っている
  我が前に  汝等の力をしめせ。
  汝等が  我をうちやぶりし時
  蒼月のかけらは  汝等の前に
  姿を  あらわすだろう。」

(5-3)シャリートに勝利すると
シャリート
「見事だ  人の子よ。
  蒼月のかけらを受けとるがよい。」

シャリート
「蒼月のかけらは  ソフィア‥‥‥
  汝を主とみとめたようだ。
  汝に  我が力をあたえよう。
  汝が呼べば  我はいつなんどきでも
  汝のもとにあらわれ
  汝の敵を討ちほろぼす  力と
  なることを  ちかう。」

シャリート
「海竜の鱗は  汝の守りとして
  身につけておくがいい。
  いつでも  我は汝とともにいる。」

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