ボケることだけは忘れないルシオンだった。
えっとね。みんなの素早さを上げる魔法だよ。
この魔法はね、効果自体よりも、その描写に着目して欲しいな。
描写という言葉の意味をルシオンが理解しているとは思えない。
カネヨンの説明は単純過ぎて、わかりづらい。
しかし、投げの優先順位は、オブジェクト>エルゴート>ミミナガなのだった。
お友達のわりには、酷使してるぞ、ルシオン!
あとね、ゴーレム君は、ゴーレムの魔法以外ではHP回復できないから注意してね☆
あまり使わない魔法なので忘れてしまったようだ。
それが通用したら、身も蓋もない
ルシオンは一所懸命思い出そうとしている。
[ルシオン]・・・えーっと・・・。
ルシオンはものすごく一所懸命思い出そうとしている。
[ルシオン]なんだっけ?
ルシオンはすっかり忘れていた。
[エルゴート]モンスターの素早さを下げる魔法です。
[カネヨン]簡単に言えば、スピードの逆だな。
確かに簡単だ。
こうして、ルシオンは雷を召喚できるようになった(嘘)
ルシオンなら、やりかねない。
そろそろ編集者が疲れてきているらしい。
凍らせた場合は、集中攻撃しましょう。
魔法障壁に向かっていく光弾。
そして、跳ね返され、あちこちに弾けとんでいく光弾。
[ルシオン]うわぁ、きれいだねぇ。
[ミミナガ]本当だねぇ。
[エルゴート]のんきなこと言ってる場合じゃないぞ。ほら、やっぱり・・・。
光弾の一発は、エルゴートめがけて飛んでくる。
報われない、エルゴートであった。