魔法構造遺跡物総合研究所


  1. 魔法総研にて

    所長
    「私が魔法構造遺跡物総合研究所
    所長ダス。
    何か御用ダスか?」
    ルシオン
    「えーっとね・・・。

    何だっけ?」
    エルゴート
    「フィンデサイクル城に行くため
    に、魔法障壁を破る方法を探し
    ているのです。」
    ルシオン
    「そう。
    それよ、それ。」
    所長
    「なんと、魔法障壁を破るダスか?
    ちょっと待つダス。
    調べてみるダスよ。」

    ルシオン
    「分かるといいねぇ。」
    ミミナガ
    「本当だねぇ。」
    エルゴート
    「のんきなことを・・・。」

    所長
    「あったダスよ。」
    カネヨン
    「何、本当か?」
    エルゴート
    「それで、どうすればいいのです?」
    所長
    「まぁまぁ、落ち着くダスよ。
    え〜っと、何々・・・。
    ふんふんふんふんふんふんふん
    ふんふん。
    ・・・なるほど分かったダス。
    フィンデサイクル城に行くため
    には魔法障壁を破らねばならな
    いダス。
    そのためには、異次元世界に行
    き、魔法障壁を打ち破る2つの
    魔法アイテムを手に入れる必要
    があるダス。」
    ビオメルダー
    「2つの魔法アイテム・・・で、
    その2つとは?
    そしてその場所は?」
    所長
    「星の鏡、月の瞳の2つダス。
    星の鏡のありかは妖精女王が知
    っているダス。
    月の瞳のありかは妖精王が知っ
    ているダス。
    この国々は、我々とは違う世界
    にあるダス。」
    ルシオン
    「え、違う世界って?」
    所長
    「ある選択において、選択されな
    かった方の選択を、選択した場
    合に・・・。」
    ルシオン
    「???」
    所長
    「要するに我々がいるのとは別の
    世界ダスよ。」

    ミミナガ
    「ボクの故郷、地中都市みたいな
    ものかなぁ?」
    カネヨン
    「俺に聞いても答えられんぞ。」
    ミミナガ
    「ちぇっ。」
    ビオメルダー
    「では、その別の世界とやらへ行
    くのには、どうすればよいので
    すかな?」
    所長
    「そうダスな・・・。
    この都市の東に古い遺跡がある
    ダス。
    文献によれば、そこには、異世
    界への入口があると記されてい
    るダス。」
    エルゴート
    「では、その場所に行けば・・・?」
    所長
    「そうダス。
    異世界へ行くことができるダス。」
    ルシオン
    <やったぁ!>
    所長
    「ただ・・・。」
    ルシオン
    「ただ、なんダス?」
    所長
    「私の真似はやめるダス。
    ただ、古い遺跡ダスからきっと
    怪物共が住み着いているダス。」
    カネヨン
    「へへ、そうこなくちゃな。」

    ビオメルダー
    「まったく、リザードマンという
    種族は戦闘好きでかないません
    な。」

    カネヨン
    「お前だって、似たようなものだ
    ろうが。」
    ビオメルダー
    「これはしたり。
    一本取られましたな。」
    ルシオン
    「ようし、じゃ、出発だぁ。」
    所長
    「「星の鏡」と「月の瞳」を手に
    入れたら、私のところへ戻って
    くるダス。私の力とアイテムの
    力で魔法障壁の内側にテレポー
    トさせるダス!」

  2. 遺跡にて岩の前に来て

    ミミナガ
    「正面の岩、位置がヘンじゃない?」
    カネヨン
    「そういや確かに、1個だけ飛び
    出してるなんて変だな。」
    エルゴート
    「調べてみた方がいいかもしれな
    い。」

  3. 岩を押すと

    ルシオン
    「今、何か音がしなかった?」
    ミミナガ
    「な、なんの音だろう?
    ボク、怖いよ。」
    カネヨン
    「戦いの音・・・ってワケじゃあ
    なさそうだな。」
    エルゴート
    「何か重いものが動いたような音
    でしたね。」

  4. もう一度岩を調べる

    ビオメルダー
    「さっきの音からすると、どこか
    の地形が変わっているのかもし
    れないな。」
    カネヨン
    「ああ。
    今まで通れなかったとこが通れ
    るようになっているのかもしれ
    ねぇぜ。」

  5. 遺跡の鍵を手に入れる前に扉にて

    ルシオン
    「うーん、うーん。」
    カネヨン
    「どうした、開かねぇのか?」
    ルシオン
    「うん。」
    カネヨン
    「よぅし、俺にまかせときな!」

    カネヨンは、力いっぱいドアを
    蹴りとばした。

    カネヨン
    「・・・。」
    ルシオン
    「どうしたの、顔が真っ青だよ?」
    カネヨン
    「な、なんでもねぇ・・・。」

    カネヨンはヤセ我慢をした。

  6. もう一度

    ルシオン
    「うーん、うーん。
    やっぱり開かないなぁ。」
    エルゴート
    「もう一度、カネヨンに蹴っても
    らったらどうだろう?」
    カネヨン
    「・・・。」

    カネヨンは青ざめた。

    ルシオン
    「きっと、どこかに鍵があるはず。
    捜してみようよ。」

    カネヨンは、ホッとした。

  7. 次の岩の前にて

    ミミナガ
    「正面の岩、位置がヘンじゃない?」
    カネヨン
    「そういや確かに、1個だけ飛び
    出してるなんて変だな。」
    エルゴート
    「調べてみた方がいいかもしれな
    い。」

  8. 岩を押すと

    ルシオン
    「今、何か音が聞こえなかった?」
    ミミナガ
    「な、なんの音だろう?」
    エルゴート
    「水が流れる音のようだが・・・。」
    カネヨン
    「水があった場所に何か変化が起
    きたのかもしれねぇな。」

  9. エンシェントビーストのところにきて

    ミミナガ
    「ルシオン、あの通路は・・・!」
    ルシオン
    「うん。
    あの奥に異世界への入口がある
    んだ!」
    カネヨン
    「そうと分かれば、この邪魔者を
    倒して先へすすめばいいだけの
    ことだぜ。」
    エルゴート
    「そう簡単にいきますかね?」
    カネヨン
    「やってみりゃ分かるだろうよ。」
    ビオメルダー
    「では、腕試しと参りますか。」

  10. エンシェントビーストを倒して

    カネヨン
    「へ、口ほどにもねぇ。」
    ミミナガ
    「あの通路の奥に異世界への入口
    があるんだね!」
    ルシオン
    「よぉし!みんな、行くよ!」

  11. 異世界へ

    ルシオン
    「これが異世界への入口かぁ。
    皆、準備はいい?」
    ミミナガ
    「いつでもいいよ。」
    エルゴート
    <行こう!異世界へ!>
    カネヨン
    「強ぇ奴がいっぱいいるといいけ
    どな。」
    ビオメルダー
    「全く同感ですな。」
    ルシオン
    <じゃあ、行くよ!>


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