パラッパラッパーのレビュー


[PS]パラッパラッパー/リズムアクション/SCE

前置き(たまに、こういう固いことを書きたくなるんです)

「ラップのリズムに合わせてボタンを押す」
これだけの事なのだけど、これが本当に楽しい。それがゲームかと問われたら、 「じゃあ、あなたにとってゲームとは何?」と聞き返したくなる。

ゲームというのは、本来、楽しむための娯楽であり、他の敷居なんてないのでは ないだろうか。今のビデオゲームは、映像重視/点数重視/対戦重視な傾向がある と思う。それが悪いことだとは全然思わないけれども、そういう要素が*なくては ならない*となってしまうと、勘違い甚だしいと思うのであった。
と、まあ、固い話は、このぐらいにして。

どういうゲーム?

パラッパラッパーというゲームは、主人公であるパラッパが、様々なハプニングに 出会い、それを、個性豊かな先生にラップを伝授して貰うことにより解決するという リズムアクションゲームです。

実際にプレイヤーが行なうのは、先生が示してくれるお手本のタイミングを覚えて、 それに合わせてボタンを押すだけ。
タイミングについては、画面上にタイムチャートのように示されるので、それを 見て押すことになります。タイムチャートは、次に示すようになってます。

+−△−△−△−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

これだと、△ボタンを3回、続けて押すってわけですね。
先に進むと、リズム/ボタンの組合せ等が、結構な難易度になってます。

ここが良い!

まず、ハプニングの概要を示すビジュアル。キャラクタは、三次元に住む 二次元人である(笑)
いや、このゲームには、この絵がとてもマッチしている。こうでなくてはいかん。

次に、Nativeな英語と、その訳が素晴らしい
オプションで、字幕を英語/日本語に切り替えられるのだけど、実際、英語の 方で見た後で日本語を見ると(だって、英語は聞きとれないんですもの)、その 妙訳ぶりが実感できる。素晴らしい。

そして、個性あふれるキャラクタ
キャラクタの個性に合わせたリズムのラップが、やっていて楽しい。

最後に、なんといっても、最後のステージ
最後に持ってくるにふさわしく、その満足度及び納得度は、なかなか味わえない 見事さがあります。
I got a believe!!

総評

色々書いてきましたが、やっぱり、人を選ぶゲームだと思います。
気に入ってしまったら、一筋になれるゲームでもあります。
私は大いに気に入りました。と同時に、自分の音感の無さを思い知りました(^^;

もどる
E-mail: shoda@st.rim.or.jp