CLOCK TOWER -GHOST HEAD- Review

[PS]CLOCK TOWER -GHOST HEAD-/ホラーADV/Human

相変わらず、音楽・カット割り等の演出を有効に使って恐怖感を味合わせてくれるゲームである。今回は、デュアルショック対応によって、効果1.5倍(推測)。CLOCK TOWERシリーズが好きな人なら、ほぼ間違いなく楽しめる作品になっている。逆に言うと、この手の演出で恐怖を感じれる感性がなければ全く楽しめないだろう。

ストーリーは、今までのシリーズとは全く別のものである。舞台は日本。裏に残虐な別人格を持つ少女が、親戚の家に訪れたところから数奇な物語が始まっていく。

操作方法は、至って簡単で、大抵の処理は、カーソル移動+○ボタンで行えます。 ここで、主な操作方法を箇条書きにしてみます。

次に、敵(今回の敵は一人ではない)と遭遇した時の操作方法。

と、基本的にこれだけです。

今回は、ストーリー上、多くの敵がさまよっている中を進むため、接敵する機会が非常に多く、パニックモードを連続で処理してから謎解きを再開するという状況が多い。この点はうっとおしいと思うか、恐怖を絶やさないための苦肉の策と取るかで解釈が異なるだろう。私は後者より。なにはともあれ、終盤でも、予期せぬ敵との遭遇に驚くという場面があったのには感心させられた。

また、主人公が二重人格であるため、謎解きに厚みが出ている部分もある。Chapter 1は、この点を非常に有効に使っているのではないかと思う。Chapter 2,3では、有効に使えているとは思えない。基本的に優で行動、イベント発生のために仕方なく翔に変わるという感じになるのは否めない。謎解き自体も、Chapter 3はすっきりし過ぎている嫌いがある。もっとも、CLOCK TOWERシリーズとしては、だけれども。

EDは、13種類用意されているが、1のような区分けなので、やり直し回数は意外と少なくて済むのではないだろうか。ここは、2の緻密な分岐設定に魅力を感じている人には物足りなく感じるかもしれない。

最後に、3/15現在で既にスポイラーな内容を載せてしまっている雑誌名を挙げるので、これから遊ぶ人は注意されたし。


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