ドラキュラX〜月下の夜想曲〜レビュー

[PS]ドラキュラX〜月下の夜想曲〜/ARPG/コナミ
ストーリー
100年に1回しか甦らないはずのドラキュラ城が、突如甦ったという ことを怪しんで、ドラキュラ城に向かったアルカードは、そこで、 マリアと名乗る女やリヒターと名乗る5年前にドラキュラを倒した らしい男に出会い、ドラキュラ復活の謎に挑む。

操作方法
基本操作は、 であり、ゲーム進行につれ、 などが使えるようになります。

ゲームの流れ
序盤は魔導器集めを行ないます。今回は、燭台などを壊した時に ハートなどを出すためにも、特定の魔導器が必要となります。

中盤、図書室の店に訪れた後は、SELECTボタンを押すことにより 表示されるドラキュラ城のマップの空き(行ってない部分)を埋め る作業に時間を費やすことになります。

終盤、逆さ城に入った後は、引き続きマップ穴埋め作業をしなが ら、五つのドラキュラのところにたどり着くために必要な魔導器 を探すことになります。

途中、ボス敵らしい敵が出てきますが、勝てなくて詰まるような 敵は出てきません。アルカードの経験値と化していくのみです。
特に、アルカードシールドを手に入れてからのアルカードは、 シールドを構えているだけで敵を倒してしまうので、しょーもな い以外の何者でもないでしょう。


私評
ドラキュラシリーズの中の一つと見れば、これほど異端児的作品 は、ないでしょう。ある意味で、ユーザの期待を大きく裏切った 作品だと言えます。

なにしろ、ドラキュラシリーズというものは、難しいアクション ゲームであるというのが、今までの作品からきた定評でした。
これを、RPGつまりキャラクタが成長するという要素により、 打ち破っているのは間違いないです。それが良いことなのか悪い ことなのかは、一人のユーザに過ぎない私が判断すべきことでは ないでしょうから、ここでは語りません。

ただ、私個人が感じた印象は、「ぬるい」「たるい」「面倒」と いうものでした。そして、解き終えた後には、血の輪廻で登場し た味のある主役格のキャラクタ二人と、同じ名前の三枚目の脇役 を登場させたことへの怒りが残っただけでした。
私にとっては、非常に後味の悪い作品になったことが残念でなり ません。


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