『NEBULA -ECHO NIGHT-』レビュー

 『NEBULA -ECHO NIGHT-』は、FromSoftware から、PlayStation2 対応として発売された 3D アクションアドベンチャーゲームである。


【ゲームシステム】

 霧に囚われて悪霊となった亡霊を鎮めて昇天させていくのが目的。悪霊に追いかけられると動悸が激しくなり、一定値を越えるとゲームオーバーなのは、ECHO NIGHT シリーズのものを継承している。今回の新しい要素は、監視カメラによって、あらかじめ悪霊の位置を把握したり、悪霊によってはカメラに引き付けることができること。ただ、カメラに引き付けられる悪霊は実質一体のみなのと、監視カメラの映像とその部屋の全体像との直感性の低さと、マップ画面の呼び出し手順の煩雑さから、このシステムが、うまく生かされているようには思えない。もう少し練り込みが欲しかったところだ。


【ストーリー】

 監視カメラで特定の場所をフォーカスすることにより過去映像を見ることができ、その過去映像と亡霊たちの話から、おおまかな概要を知ることはできる。ただ、舞台が宇宙ステーションという箱庭なため、過去といってもほんの数ヶ月程前であろうことから、どうにも深みを感じとることができないのが残念なところである。


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