[GBC]TofP なりきりダンジョン メインシナリオ台詞集


【アセリア歴4408年 まじょっこ登場】

アーチェ「ふっふっふ。よくぞ、きた・・・
     あたしが、この塔の、ぬしじゃ!
     ・・・なんちゃって!
     ナニ? そのシラーッとした
     めつきは・・・
     こういうときは、ノリよく・・・
     『どしぇ〜!!!』とか、
     おどろく もんでしょ?」
ノルン「あなたが・・・
    アーチェですね・・・?」
アーチェ「どしぇー!!!
     ・・・ダレ???」
ノルン「わたしは・・・ノルン。
    あなたが、アーチェですね・・・?
    ・・・(ヒーロー)・・・
    ・・・(ヒロイン)・・・
    ・・・しんぱんのときが
    きました・・・
    あなたがたは、これから・・・
    12の しれんを
    うけなければ なりません。
    12の せいれいによる
    『せいれいのしれん』です。」
アーチェ「『せいれいのしれん』って・・・
     ・・・あの?」
ノルン「そうです・・・
    つよきからだと つよきこころが
    ためされる・・・
    かつて、あなたが のりこえた
    『せいれいのしれん』です。
    このふたりは、そのしれんを
    のりこえなければ なりません。
    そして、わたしは・・・
    ふたりの ゆくすえを
    みとどけなければ なりません。
    しれんのとびらを ひらくため、
    あなたのちからが ひつようです。
    ・・・おねがいします・・・」
アーチェ「ふ〜ん・・・
     ・・・それじゃあ!
     あんたたちの ちからを ためす
     ために、きょうりょくしてあげる♥
     ダイジョーブ♪
     て・か・げ・ん してあげるから!」

アーチェ「なかなか やるじゃん♪
     これなら、『せいれいのしれん』も
     バッチリ!
     ・・・か〜もね!

     まあ、ようするに・・・
     12のせいれいと、戦って
     かちゃ いいのよ!
     ボカスカってね♪
     ラクショウ らくしょう!

     あっ、ところでね・・・
     あんたたちの、いっちば〜んスキな
     たべものって なに?
     あたしは ねぇ・・・
     フルーツポンチ!
[なんでもいい]      ふぅ〜ん・・・じゃあ、いつか
     つくってたべさせて あ・げ・る♪
     じゃあ、がんばってね♥」


【アセリア歴4203年ユークリッド村】

ミラルド「こんにちは。
     あたらしい せいとさんかしら?
     ここに かよっている子は
     みんな いい子ばかりだから・・・
     なかよく おべんきょう
     しましょうね。
     えっ・・・ちがうの?
     ああ、クラースの
     おきゃくさん なのね。
     かわいらしい おきゃくさん
     だったから てっきり・・・

     これ、あの人には ひつようが
     なくなった ものだけど・・・
     おやくに たつかしら。」

クラース「・・・ん?
     だれだい? きみたちは・・・」
ノルン「あなたが・・・
    クラースですね・・・?」
クラース「・・・きみは!
     ・・・きみは、せいれいなのか?
     ・・・いや、ちがうな。
     なにか・・・
     いしつな オーラが みえる・・・」
ノルン「わたしは・・・ノルン。
    うしなわれた しょうかんじゅつを
    ふっかつ させた・・・
    いだいな がくしゃ・・・
    クラース・・・
    あなたに おねがいしたいことが
    あります。」
クラース「・・・なぜ、わたしのことを
     しっているんだ?
     それに・・・
     ・・・この子たちは
     いったい・・・」
ノルン「・・・このふたりは・・・
    おおきな つみをせおっています。
    ・・・そして、6人の
    時空戦士のなかでも・・・
    そのことに ついて、あなたは
    いちばんよくしっているはずです。」
クラース「・・・どういうことだ?」
ノルン「それは・・・
    いまは、まだ、このふたりに
    きかせることは できません。
    クラース・・・
    あなただけに おきかせします。」

クラース「みらいの アーチェに
     あったのか・・・
     ・・・なるほど。
     ははは、あいかわらずだな。」

クラース「・・・それは、りかいできる。
     わたしじしん、時空をこえたことが
     あるのだから。」

クラース「・・・ダオス?
     どうしたと いうんだ。」

クラース「・・・そんな!
     そうか・・・
     ・・・マナ・・・か・・・
     ・・・しんじられん。
     あまりにも・・・むごい。」

ノルン「・・・この子たちは・・・
    じぶんでじぶんを みつけなければ
    なりません。
    そのために、あなたたち時空戦士の
    ちからを かりているのです。
    ・・・クラース・・・
    ・・・しんじてください。」

クラース「・・・時空を こえて やってきた
     しょうねんたちよ・・・
     ・・・・・・
     ・・・きみたちは・・・
     『ダオス戦えき』に ついて、
     どこまで しっているんだ?」

クラース「・・・そのかお では・・・
     こんなところ かな?
     『むかし、ダオスという男が
     どこからともなくあらわれ・・・
     ミッドガルズという くにを
     こうげきした・・・
     しんりゃくしゃダオスとの
     戦争の まくあけ である・・・
     そんなダオスに たちむかった
     ものたちが いた・・・
     戦士クレスと
     その なかま だった・・・
     クレスたちの かつやくで、
     ダオスは たおされ・・・
     この せかいに
     へいわが もどった』

クラース「・・・やはり、
     にんげんと いうものは・・・
     じぶんに つごうのいい れきしを
     つくりだして しまうものなのか。」

クラース「・・・いいか?
     げんじつは そんなたんじゅんな
     ものではない。
     ほろぼされたミッドガルズが
     なんの つみも ないくにで・・・
     ダオスが、ざんぎゃくひどうな
     しんりゃくしゃ かといえば・・・
     ・・・わたしは、
     戦争は、おたがいの せいぎの
     ぶつかりあい だ・・・
     ・・・ダオスは、まかがくを
     にくんでいた。
     『マナ』を しょうひする
     まかがくを・・・
     マナとは、ちょうしぜんてきな
     『ちからのみなもと』のことだ。
     まかがくは、そのマナを
     たいりょうにしょうひしてしまう。
     とくに、戦争もくてきで
     つくられた『まかがくへいき』は
     せかいじゅユグラシドルを
     からしてしまうほどだった・・・
     ダオスは、そのそんざいが
     ゆるせなかった・・・
     ・・・・・・・・・
     ・・・・・・・・・
     ・・・いずれ、きみたちは
     クレスに、あうことになるだろう。
     ダオスについて、もっとくわしく
     はなしてくれるはずだ。」

クラース「・・・これを、わたしておこう。
     『かぜのもんしょう』だ。
     これを もっていれば・・・
     『かぜのたに』の
     いりぐちが、ひらかれるはずだ。」


【アセリア歴4306年 トーティス村】

チェスター「・・・なんだ? どうした?
      まいごか・・・?」
ノルン「あなたが・・・
    チェスターですね・・・?」
チェスター「・・・うわっ!
      なんだ?」
ノルン「わたしは・・・ノルン。
    ゆみつかい、チェスター。
    あなたは・・・いま・・・
    戦争で おやをうしなった子供の
    せわをしていると ききます。
    ・・・あなたは、そういう子供の
    きもちを しっている人です。
    たんなる やさしさではない・・・
    きびしさを どうじにもっている。
    あなたの おいたちは、はらんに
    みちたものの ようですね。
    チェスター・・・
    この子たちは・・・
    『せいれいのしれん』を
    うけるもの たちです・・・
    この子たちを、みちびいてあげて
    ください。・・・おねがいします。」

チェスター「戦争が おわったからといって、
      てばなしには よろこべないぜ。
      ・・・おやをうしなった、子供が
      たくさんいる。
      やつらは・・・きずだらけだ。
      ・・・なにより、『こころ』って
      やつが・・・な。
      戦争や、さいがいがあったあと
      よのなかってやつは・・・
      すぐに、もとどおりってわけには
      いかない。
      きずついたこころは、やつらを
      はんざいに はしらせちまう。
      ぬすみ・・・ぼうりょく・・・
      しかし、なによりも
      たちが わるいのは・・・
      それが、じぶんのせいじゃないって
      いいわけを つくっちまうことさ。
      なんでも、たにんのせいにして
      じぶんのせいじゃないと いいはる。
      ・・・それは、あまえ だ。
      おれは、そういう子供を
      ふやさないように したいんだ。
      ・・・・・・
      ・・・・・・
      ・・・おれじしんが、そういう
      子供だったから・・・

      ・・・いけね・・・
      つい、かたっちまった・・・
      それより、おまえたちに
      これを、わたしておかないとな。
      おもてと、うらが つながった
      『ふしぎなつぼ』だ。
      『ふしぎな塔』に
      はいるために、ひつようだぜ。」

チェスター「そういえば おまえら、クレスに
      あわなくて いいのか?
      あいつは いま、でかけていて
      るすなんだ。
      また あとで、ここにきてくれよ。」


【アセリア歴4306年 トーティス村神殿】

ノルン「あなたが・・・
    ミントですね・・・?
ミント「・・・・・・
    ・・・はい。
ノルン「わたしは・・・ノルン。
    ユニコーンに みとめられた、
    だいほうじゅつし ミント・・・
    ・・・おあいできて、
    うれしくおもいます。」
ミント「だいほうじゅつし・・・
    わたしには、つらいよびな です。」
ノルン「あなたの ひとみには、かなしみの
    いろが うかんでいます。
    ・・・なぜですか?
    あなたの、やさしさや、じあいの
    こころは、とてもあたたかい・・・
    ・・・しかし、それがゆえに、
    わたしには、かなしみが
    つよく、かんじられます。」

ノルン「・・・あなたの、かなしみのわけを
    すこしだけ・・・
    かいまみることを・・・
    ゆるしてください。」

*「おお、からだが・・・
  らくになったぞ!
  ・・・ありがとう。
  ミントさま・・・。」
クレス「・・・ミント、すこし
    やすんだら どうだい?」
ミント「・・・すみません、クレスさん。
    しんぱいかけてしまって・・・」
クレス「たくさんの人が、きみをたよって
    やってくる。
    それは、いいことだけど・・・」

*「・・・ああ、ミントさま。
  きいてください。
  じつは、うちのむすこのやつが
  まごに こういったらしいんです。
  『もう、おじいちゃんには
   あうな!』と・・・
  たしかに、わたしは、むかし
  むすこに つらくあたっていた。
  でも、まごに・・・
  まごに、あえなくなるなんて!
  わたしは・・・もう・・・
  さびしくて、さびしくて・・・」

*「ねぇ、ミントさん・・・
  ・・・じつは・・・
  パパとママが、べつべつに
  くらすことに なったんだ。
  ふたりは、いつもけんかばっかり
  してたから・・・
  べつべつに くらすことは、
  はんたい しないけど・・・
  どっちも、ぼくに・・・
  『ついてこい』って・・・
  ぼく、パパとママの どっちに
  ついていったら、いいんだろう。
  ・・・ぼく、ほんとうは・・・
  どっちも、きらいだ・・・
  ミントさん、ぼく・・・
  おやは、いきているけど・・・
  ここに、おいてくれないかな?」

*「ミントさん!
  こんなことって あるかい?
  むすめが、あたらしい いえを
  たてたんだけど・・・
  あたしのへやが、こーんなに
  はなれてて・・・しかも・・・
  こーんなに、せまいんだよ!
  いえを たてるための しきんは、
  ほとんど あたしが だしたのに。
  むすめったら、ひとりで おおきく
  なったような かおをして・・・
  まったく、子供なんて・・・
  みんな、おんしらずだよ。
  ああ、ぐちぐちぐちぐち・・・」

クレス「・・・ほんと、たいへん・・・
    ・・・だね。
    ぼくや、チェスターは
    子供だけがあいてだから・・・
    まだ、らくかな?」
ミント「・・・クレスさん・・・
    ・・・わたし、おもいます。
    たしかに、わたしは・・・
    わたしは、からだを いやす
    ちからを、もっています。
    ・・・でも、人のこころは
    いやせるのでしょうか?
    かんじます・・・
    じぶんの、ちからのなさを・・・
    こどくな おとしより・・・
    おやこの いさかい・・・
    ・・・わたしは、なにをすれば
    いいのでしょう・・・」
クレス「・・・ミント! きみが
    なやむことは、ないとおもうよ!
    みんな・・・・・・
    じぶんかってだ・・・
    きみだって、ひとりのにんげん。
    ふつうの 女の子なんだ。
    きみのやさしさに、あまえてばかり
    いないで、すこしは・・・」
ミント「・・・クレスさん、ありがとう。
    でも・・・それいじょう
    いわないで・・・
    わたし、すこし・・・
    かんがえて みたい・・・」

ノルン「・・・ひとりの にんげんが
    できることには、かぎりがあります
    でも、あなたには クレスが・・・
    そして、おおくの なかまや
    ともだちが います・・・
    みんなで、きょうりょくすることで
    おおきなことが できる・・・
    あなたは、それを・・・
    しっているはずです。
    なにより、あなたの ほほえみが
    かげってしまったら・・・
    おおくの 人びとが
    かなしみますよ・・・
    ・・・それに・・・
    ・・・そろそろ・・・
    あなたじしんの しあわせに
    きづいても いいころ ですね。
    それは、いがいと、ちかくに
    あるのかもしれませんよ。」

ミント「・・・あ、あの・・・
    あの人は・・・いったい・・・
    ・・・・・・
    ・・・・・・
    ・・・でも、そう・・・ですね。
    たとえ、わたしのちいさな
    ちからでも・・・それを・・・
    ひつようとする人が、いるかぎり、
    たちどまってはいけませんね。
    だれかのために、いきること・・・
    それもまた、じぶんの しあわせ。
    かつて、わたしの ははが
    そうであったように・・・」

ミント「わたしから、このことばを
    おつたえします・・・
    『ひかりのせいれい』と
    あうために、ひつようです。
    『われは、たいようを もとめん。
     われは、えいえんの たびびと。』
    『時をとめし、ひかりのもん。
     ここに、ひらけ・・・』

ミント「わたしは、わたしのできるかぎりの
    ことを、がんばります。」


【アセリア歴4306年 トーティス村、クレス】

チェスター「よう!
      クレスが、かえってきてるぜ!」

チェスター「『おやはなくても、子はそだつ』
      っていうけどな・・・
      ちがつながっているか、そうでない
      かは ともかく・・・
      やっぱ、子供は だれかが
      みちびかないといけないんだ。
      おれたち、そういうおとなに
      なれたらいいとおもってる。」

クレス「こんにちは。
    チェスターから、きいているよ。
    『せいれいのしれん』を
    うけるという、子たち だね。

ノルン「あなたが・・・
    クレスですね・・・?」
クレス「・・・このかんじ・・・
    どこかで、かんじたような・・・
    ・・・きみは、いったい・・・
ノルン「わたしは・・・ノルン。
    時空戦士、クレス。
    ・・・あなたに、
    おねがいしたいことが あります。
    この子たちに『ダオス戦えき』に
    ついて、はなしてほしいのです。
    ダオスが、戦争を おこした
    もくてきと・・・
    ダオスが、いのちにかえても
    てにいれようとしたもの・・・
    それらを、この子たちが
    しることは・・・
    おおきないみが、あるのです。
    クレス・・・
    ・・・おねがいします・・・」

クレス「きみたちは・・・
    ぼく、そして、チェスター・・・
    それから、きょうかいに いる
    ミントという 女の子が・・・
    時空をこえて、ダオスと
    戦ったことを しっているんだね。

    えっ?
    クラースさんや、みらいの
    アーチェにも、あった?
    あの 女の人と いい・・・
    ・・・きみたちは、いったい・・・
    なにもの なんだ・・・
    ・・・・・・
    ・・・・・・
    あれは、ダオスとの さいごの
    戦いを おえた時だった・・・
    ちからつきた ダオスに、
    ミントが ちかづいて・・・」

ダオス「く・・・わ・・・
    わたしは、死ぬのか・・・
    わが、10おくの たみの・・・
    みらいは・・・
    これで・・・とざされた・・・」
ミント「・・・おしえてください
    あなたが、なんのために
    戦っていたのかを・・・」
ダオス「いまさら・・・
    いみの ないことだ・・・」
ミント「それでも・・・
    しんじつが、しりたいのです・・・」
ダオス「・・・・・・
    いいだろう・・・
    はなしてやろう・・・
    わたしが・・・なにを・・・
    もとめていたのかを・・・」

クレス「ダオスのもくてきは、まかがくを
    ほろぼすこと・・・そして・・・
    『おおいなるみのり』を
    てにいれることだった・・・
    それは、せかいじゅユグドラシルの
    いのちの みなもと・・・
    つまり、『たね』といえるもの
    らしいんだ。
    ダオスは、かれてしまった
    じぶんのほしの せかいじゅを、
    いきかえらせるために、それを
    もとめていた・・・
    もし、ぼくらのせかいから マナが
    うしなわれたとしても・・・
    『まじゅつ』や『まかがく』の
    ちからを なくすだけですむ。
    だけど・・・かれらのほしでは、
    マナをうしなうことは・・・
    ほしのせいめいをおびやかすような
    じゅうだいなことだった。
    かれは、じぶんのほしを
    すくうために 戦っていたんだ。
    ダオスのほしで、すくいを
    まっていた人たち・・・
    ぼくたちは、かれらにとって・・・
    きぼうを うちくだく そんざい。
    つまり、『わるもの』だったんじゃ
    ないかっておもうよ。
    もちろん、ぼくは・・・
    じぶんのこうどうにたいして
    こうかいは、していない。
    ・・・でも・・・
    じぶんの もののみかたについて、
    かんがえさせられた。
    じぶんのせいぎが、ぜったいに
    ただしいなんてことは ないけど、
    ぼくが、『あく』のたちばに
    たっている なんてことまでは、
    そうぞうも
    していなかった・・・
    じぶんの しやが、ひろいところへ
    むかっていなかったしょうこだよ。
    このよには・・・
    さまざまな人が、いて・・・
    さまざまな かんがえ、さまざまな
    じじょうが ある・・・
    あたりまえのことだけど、
    わすれがちなことなんだ・・・

    ・・・ああ、そうだ。
    これを、あずかっていたんだ。
    『うつらないかがみ』・・・
    かわった なまえ だけど・・・
    『しんじつをうつしだすかがみ』と
    いわれているんだ。
    これを、もっていけば・・・
    『あくまの塔』に
    はいれるように なるはずだよ。」

クレス「ひとつの ほしを・・・
    いや、ひとつのたいりくでもいい。
    なんにんかの人だけで、その
    ほうこうせいを さだめたり・・・
    なんにんかの人だけで、それを
    しょってたったつもりになる・・・
    それは、とても ごうまんなこと
    かもしれない。」


【アセリア歴4354年 忍の里、すず】

すず「どうぞ・・・
   いらっしゃいませ・・・」

すず「そろそろ、いらっしゃるころと
   おもっていました・・・
   ・・・・・・
   ・・・・・・
   それから・・・女の人が・・・
   ひとり・・・」

ノルン「わたしは・・・ノルン。
    くのいち、すず・・・
    さすが、カンのするどい子ですね。」
すず「・・・それは・・・
   ・・・にんじゃ、ですから。」
ノルン「この子たちは、しれんに
    いどむものです・・・
    ここまで、いくつもの
    せいれいと であってきました。
    のこるは、ヴォルト、シャドウ
    オリジン そして、プルートです。
    すず・・・あなたが、
    あずかっている・・・
    『でんきのどうくつ』のカギを、
    この子たちに あたえてください。
    それから、あなたは・・・
    この子たちと 年がちかいですね。
    あなたが、クレスたちとの
    であいで、えた ことを・・・
    この子たちにも、みつけてほしいと
    おもっています・・・」

すず「・・・・・・
   ・・・・・・
   わたしは、子供でした・・・
   からだも・・・こころも・・・
   しのびの『おきて』に しばられ、
   こころを とざしていました・・・
   でも、あの人たちと
   こうどうを ともにして・・・
   人のこころや、かんがえの
   はばひろさを しりました。
   せかいは、ひろいです・・・
   たくさんの人が、いて・・・
   たくさんの、であいが
   あります・・・
   人は、ほかの人との であいや
   わかれを くりかえして・・・
   おとなに なってゆくもの
   なのですね・・・」

すず「しれんをうける あなたがたに、
   このじゅもんを、おしえます。
   『ひらくは、剣。つげるは、時。
    おとずれるは、死』
   『でんきのどうくつ』の
    とびらをひらく、じゅもんです。」

すず「人の『えん』とは、
   ふしぎなものです。
   それは、うんめいとも
   おもえますし・・・
   じぶんで、みつけだすものとも
   おもえます。
   ・・・あなたがたに・・・
   すばらしい『であい』が、
   あることを、ねがっています・・・」

すず「おまちください・・・
   あなたは・・・
   なにが、もくてきですか・・・?」

すず「・・・あなた です・・・」
クルール「ウキュ・・・?
     ???????」
すず「・・・あなたは・・・
   あなたは・・・『かげ』・・・
   ・・・・・・
   なぜ、この子たちを・・・
   ・・・・・・
   いいえ、やめておきます・・・
   ・・・なにか、じじょうが
   あるのですね・・・
   それならば・・・これいじょうは、
   ふかいり しません・・・」
クルール「ウキュ? ウキュ?
     ???????」


【アセリア歴4354年 精霊の森に入るには…】

すず「いらっしゃいませ・・・
   いよいよ、『せいれいのもり』に
   はいられるのですね・・・
   あの もりは、
   たいへん ひろいため・・・
   『まよいのもり』とも いわれて
   います。 おきをつけください。
   ・・・わたしが あずかる
   ふたつのカギ・・・
   『われときて あそべや
    おやのない すずめ』
   これは、『はいかい』と よばれる
   みじかい し です。
   この さくしゃは、おさないころ
   ははおやと 死にわかれて・・・
   しょうがいを つうじて、おやの
   あいに こがれていたそうです。
   また、すずめという とりは・・・
   人と なじみのふかい とりに
   おもえますが・・・
   じつは、けいかいしんが つよく、
   人には なつきにくいそうです。
   『われときて あそべや
    おやのない すずめ』
   わたしは、この みじかいことばに
   つよく ひかれます・・・
   いろいろな いみを
   かんじることが できます・・・
   そして・・・これが・・・
   『せいれいのもり』の
   とびらをひらく、ことばです。」


【アセリア歴4354年 魔王の洞窟をクリア】

ノルン「ふたりとも、よく、ここまで
    がんばりました・・・
    ・・・・・・
    ・・・どうしたのですか?
    うかない かおつきですね・・・
    12のせいれいによる
    しれんは、おわりました。
    ・・・さあ、いきましょう。」


【アセリア歴4408年 1つの冒険の終わり】

アーチェ「やっほ〜♪
     あんた たち〜!
     『せいれいのしれん』を
     バッチリと・・・
     のりこえちゃったり しちゃったり
     なんか したみたいね!
     おめでと〜♥
     あたしからの おいわい・・・
     は〜い、『みそおでん』を
     つくったよ♪」

【1つの冒険の終わりのメッセージ】

ノルン「・・・(ヒーロー)・・・
    ・・・(ヒロイン)・・・
    あなたがたは、
    『せいれいのしれん』で・・・
    いくつかの こころを
    さずかったと おもいますが・・・
    なにかを かんがえ、そのこたえは
    でましたか?
    ・・・あなたがたは、じぶんが
    なんのために そんざいし・・・
    そして、なにを めざしているかを
    わかっていますか?
    ・・・そう・・・
    あなたがた には・・・
    まだ、のりこえなくては ならない
    『しれん』が、あります。

    カオスのどうくつ』が
    しゅつげん しました。
    そこで、あなたがたを
    まちうけるのは・・・
    ・・・・・・
    ・・・・・・
    ・・・あなたがた じしんの
    めで、たしかめなさい・・・」


【アセリア歴4408年 カオスの洞窟にて】

ノルン「もうひとつの『じぶん』に
    であったきぶんは、どうですか?
    いまの あなたがたは・・・
    こころが ぶんりした
    ふかんぜんな そんざいです。
    あのふたりは、みずからを・・・
    『ほんとうのじぶん』
    そう、いいましたが・・・
    そのようなものは、
    じつは、そんざいしません。
    どこで、だれと、どんないきかたを
    するかで、かわる・・・
    そんな、あいまいで もろい・・・
    それが、『じぶん』です。
    その、『じぶん』に とらわれて、
    人は、いきています。
    じぶんの おもいこみの はんいで、
    みな、いきています。
    すべては、ほんとうで・・・
    すべては、かりそめの そんざい。
    ・・・・・・
    ・・・・・・

    『くもの絵』に、あんこく時空への
    ゲートが、やどりました。
    ・・・それと、どうじに・・・

    ・・・あなたがたは、いま・・・
    『あんこく時空』に
    とばされました。
    もし、じぶんの時空に
    かえりたいときは・・・
    ・・・この、マーテルぞうに
    いのりなさい。
    あんこく時空では、あなたたちの
    かこのつみを しるでしょう。
    どうじに、それは、あなたたちが
    もっている『みらい』のひとつ。
    しかし、それは・・・かくじつな
    すがたでは、ありません。
    ・・・そう・・・
    みらいは、『かのうせい』の
    いとを つむいだ、ぬの。
    あなたたちが、どのみらいへと
    たどりつくかは・・・
    ・・・わたしには、わかりません。」


【フラムベルクを倒す】

    メルティア=バンディ
    27さい。がくしゃ。
    かのじょの けんきゅうテーマは
    『まかがく』と、よばれていた。
    まじゅつでもなく、かがくでもなく
    そして・・・
    まじゅつであり、かがくでもある。
    マナを みなもと とした、
    あらたなる ちから・・・
*「バンディはかせ!
  そくていちは、よそういじょうです
  すばらしき、あおきひかり・・・
  ・・・しかし、はかせ・・・
  このような おおきなちから・・・
  はたして、にんげんが てにして
  よいもの なのでしょうか・・・」
メルティア「かがくしゃなら、だれでもね・・・
      けんきゅうテーマ いがいのものが
      みえなくなる 時が、あるのよ。
      けんきゅうによって、なにかを
      える・・・
      その、『けっか』が
      もくてき ではなくて・・・
      けんきゅうすること そのものに
      いみがあるの・・・
      こうきしんが、なにものにもまさる
      ばあいが ある・・・
      たとえ・・・
      その、けんきゅうが・・・
      どんな けっかに
      つながるとしても・・・
      ・・・ね。」
*「たしかに、わたしたちは・・・
  それは、なんなのか・・・どこまで
  あるのか・・・
  その さきには、いったいなにが
  まっているのか・・・
  もっと・・・もっと・・・
  しりたいという・・・きもち・・・
  『こうきしん』という ぬまに、
  あしを ふみいれて・・・
  そして、とらわれているのかも
  しれません。
  こんなことをいうのは、どうかと
  おもいますが、わたしは・・・
  はめつの・・・よかんが します。」


【フェンビーストを倒す】

    ディオス=バンディ
    27さい。ぐんたい しょぞく。

    ・・・・・・
    ・・・その戦争は・・・
    その戦争は、べつだん、とくべつな
    ものとは いえなかった・・・
    ある ちほうで おきた、
    みんぞくふんそう・・・
    パレスセダム と パレスグドラ。
    よくにたなまえを もつ、
    りんごくどうしの争いに
    すぎなかった・・・

ディオス「バンディしょうぐん・・・
     せんきょうは、おもわしく
     ありません・・・
     パレスセダムの へいりょくは
     わがくにの それを・・・
     はるかに、うわまわっています。」
*「・・・ふん!
  ・・・ディオス・・・
  そんな、わかりきったほうこくを
  するために、やってきたのか?
  そんな、ひまがあったら・・・
  メルティアに かんせいを
  いそぐように いえ!
  かいはつさせている・・・
  きりふだを・・・な。」
ディオス「それだけでは ありません・・・
     ダオスが、つかいのものを
     よこしております。
     『きんりんのくに、みんかんじんに
      まで、ひがいが およんでいる。
      パレスグドラ パレスセダム
      ともに・・・
      ただちに、争いをやめよ』
     ・・・という、けいこくです。」
*「・・・くだらん!
  ころして、おくりかえせ!」
ディオス「しかし・・・しょうぐん。
     かの たいりくに、たてつくことは
     とくさくでないと おもいます。
     そのきになれば、パレスグドラと
     パレスセダムの りょうこくを
     かいめつさせる ことすら
     できる、くにです」
*「ディオス!
  ・・・いいか、おまえたちは
  いちど、死んだも おなじだ。
  おさない おまえたちを、ひろって
  ・・・すくったのは・・・
  だれだと、おもっているのだ!?
  ディオス・・・
  ならば、そのいのち・・・
  わがくにに、ささげるべきで、
  あろう!」


【???を倒す】

ノルン「わたしは、ノルン・・・
    あなたたちが、たいじゅカーラーン
    と、よんでいる せかいじゅ・・・
    わたしは、その せかいじゅの
    『ばんにん』です。
    いま、たいじゅカーラーンの
    いのちが つきようとしています。
    マナが、うしなわれようと
    しています・・・
    あなたたちは・・・ばつを
    うけなくては なりません・・・
    これから わたしは、あなたたちの
    時を、子供に もどします。
    そして、ことなる時、ことなる
    ばしょに、とばします・・・
    ・・・あなたたちは
    すべての きおくを なくし・・・
    もういちど、やりなおすことに
    なります。
    そこで、わたしは
    みさだめましょう。
    あなたたちの、ほんしつは
    はたして、『あく』なのか・・・
    あなたたちが・・・
    ふたたび、おなじ あやまちを
    おかすことに なるのなら・・・
    その時、わたしは あなたがたの
    いのちをたつでしょう。」

ダオス「みずからの ほろびと ともに、
    すべての 死を えらんだか・・・
    なんということを・・・
    ・・・マナを・・・マナを
    うしなった せかい・・・
    わが ほしにとっては、『死』を
    いみする。
    ・・・これから わたしは・・・
    たいじゅカーラーンをもとめて
    はるかな ばしょへ とぶ。
    たいじゅカーラーンから うまれる
    『おおいなるみのり』・・・
    わがほしに、あらたなる いのちを
    めばえさせる、きぼう・・・
    いそがねば、ならぬ・・・
    すべてが ほろびるまえに・・・」


【イシュラントを倒す】

ディオス「バンディしょうぐん・・・
     いまや、わが くには・・・
     8わりの こくみん、そして・・・
     ほとんどの へいりょくを
     うしないました。
     つぎの・・・いいえ・・・
     さいごの・・・ごけつだんを・・・」
*「はいぼくしゃに みらいなど・・・
  ない!
  パレスセダムは、わがくにを
  みなごろしに するつもりだ
  ・・・ディオス。
  これは・・・じょうかんと
  して・・・
  そして・・・ちちおやとして・・・
  おまえにあたえる さいごの
  めいれいだ・・・」

ダオス「・・・そうか・・・
    おわったか・・・
    わが くにが、てをだすまえに
    戦争が しゅうけつしたことは、
    さいわいと いうべきであろう。
    いずれにしても じたいの
    しゅうしゅうと・・・
    のこされた みんかんじんの
    きゅうじょを、いそげ・・・」

ディオス「メルティア!」
メルティア「ディオス・・・
      わたし・・・
      なんの・・・ために・・・
      ・・・わからな・・・
      ・・・ううっ・・・」
ディオス「・・・もう、この くには・・・
     おしまいだ・・・
     ・・・・・・
     ・・・・・・
     おれに あたえられた、さいごの
     めいれい・・・
     『にくしみ』という、だんがんを
     こめて・・・
     やつらを・・・うつ!
     システム チェック。

     MAINSYSTEM READY
     SUBSYSTEM READY

     システムが・・・
     いきている。
     きせきか・・・それとも・・・
     あくまの・・・しわざか?
     ・・・・・・
     ・・・・・・
     ターゲット チェック
     オーバー・・・

     TAGET CHECK IS
     OVER・・・

     ソーサリー エナジー デンシティ
     イレブンナイン・・・

     SOCERY ENERGY
     DENSITY IS・・・
     ELEVEN NINE
     PERCENT・・・
     (99.999999999%)

     レーザー オペレーション
     システム オール クリア・・・

     LASER OPERATION
     SYSTEM IS・・・
     ALLCLEAR・・・

     アット ザ レディ・・・

     AT THE READY・・・

     ふきとべ!!!」

     ・・・・・・
     ・・・・・・
     けっして かがやいてはいけない
     あおきひかり・・・
     それは、はめつのひかり・・・
     『まかがくへいき』は
     てき、みかたの くべつなく・・・
     へいし、みんかんじんの
     くべつも なく・・・
     15まんあまりの人を
     けしさった・・・
     けっして かがやいてはいけない
     あおきひかり・・・
     それは、にくしみのひかり・・・

ディオス「・・・マナが・・・
     マナが・・・
     きえてゆく・・・
     ・・・・・・
     おれは・・・
     おれは・・・・・・」

ダオス「なんということだ・・・
    たいじゅカーラーンが・・・
    かれる・・・」


【ダークアイを倒す】

ダオス「みつけたぞ・・・
    たいじゅカーラーン・・・
    しかし・・・
    なんという おろかさ・・・
    ここでも、まかがくが
    せかいを むしばもうとしている。
    マナの からが、じゅうぶんに
    みたされないかぎり・・・
    『おおいなるみのり』が
    うまれることは・・・ない。」

ダオス「まかがくに、こころを とらわれた
    ものに なにをいっても・・・

    ・・・むいみだ!
    かれらは、はなしあいに
    おうじることも なかった」

   「ならば、こわせ・・・
    はかいして しまえばよい」

ダオス「わが ほしの、10おくの
    たみの ため・・・
    わたしは、『おおいなるみのり』を
    てにいれなければ ならない・・・
    そう、たとえ どんなしゅだんを
    もちいてもだ!」

   「ならば、こわせ・・・
    はかいしてしまえばよい・・・
    まかがくを、はかいせよ・・・
    そして、まかがくにかかわるもの
    たちを、ねだやしにせよ・・・」

ダオス「なにものの・・・こえだ・・・?
    いや、わたしには わかっている。
    ・・・もうひとつの わたし・・・
    わが、うちなる こえ・・・
    われにひそむ、あくまのこえ・・・」


【ダオス戦】

ダオス「・・・きたか。わが、たみよ。
    おどろくことはない・・・
    デリス=カーラーンのたみよ。
    みれば、わかる・・・
    ディオス・・・メルティア・・・
    わたしは、いま、じったいを
    もってはいない。
    いま、おまえたちが みている
    すがたも、まぼろしだ・・・
    ・・・これからの、わたしのことば
    それも・・・まぼろしかもしれぬ。
    ディオス・・・メルティア・・・
    ・・・・・・
    ・・・おまえたちが・・・
    かこの じぶんの あやまちを
    ただすというのならば・・・
    わたしは、その
    てだすけを しよう・・・」

ダオス「わたしは、おまえたちのおこなった
    ことを、とりかえせるとはおもわぬ。
    わがほし、デリス=カーラーンは
    ほろびのききを むかえ・・・
    わたしは・・・じぶんじしんの
    いかり にくしみ まんしん・・・
    そう・・・じぶんのこころに
    はいぼくし、いきたえたのだ。
    これは、れきしにきざまれた
    じじつだ。
    時をさかのぼっても、これを
    かえることは・・・できぬ。
    ・・・・・・
    ・・・・・・
    このよに、『あく』とよばれるものが
    あるとすれば・・・
    ・・・それは、人のこころだ。
    そして、もっともおそるべきもの。
    かたねばならない てき・・・
    それが・・・じぶんのこころだ。
    ・・・おまえたちは・・・
    じぶんから わかれた、じぶんの
    こころと むきあっている・・・
    しかし、それを
    けいさるのではない
    それも・・・じぶんとみとめ
    せいぎょするのだ。
    よろこび・・・かなしみ・・・
    いかり・・・
    すべてのかんじょうには
    いみがある・・・
    たとえ・・・にくしみのこころで
    あったとしても・・・だ。
    さあ、いくのだ・・・
    じぶんのかこに、うちかってみよ!」


【カオスの洞窟 B23】

【アーチェ】
アーチェ「・・・それでね・・・
     この地に、ひっこしてきた時の
     ことなんだけど・・・
サブリナ、おぼえてる?」
サブリナ「・・・あっ・・・」
アーチェ「ん? どしたの?」
サブリナ「わたし、そのころは うまれて
     いなかった・・・かも・・・」
アーチェ「・・・あっ・・・
     そっか・・・」
サブリナ「・・・・・・
     ・・・・・・
     ・・・・・・
     ・・・・・・
     あっ、あのね! アーチェ・・・
     わたし、うらやましいの!
     あなたは、ほかの人より
     ずっとながく いきてるよね?
     みためも ずっと
     『女の子』って かんじで・・・」
アーチェ「・・・そう・・・だね。」
サブリナ「アーチェとは、子供のころからの
     つきあいだけど・・・
     へんに おとなぶるような
     こともなく・・・
     いつでも たいとうな たちばで
     はなしてくれた・・・
     ・・・それに、いつも あかるくて
     げんきで・・・
     ながくいきると いうことは
     そのぶん・・・
     つらいことや いやなことも
     たくさんあるはずなのに・・・」
アーチェ「たしかに、あったかもね・・・
     でも、わるいことは ほとんど
     わすれちゃった!
     そのぶん、あたしは
     たのしい おもいでのほうを・・・
     たくさん たくさん
     た〜くさん もってるんだよ♪」
サブリナ「うらやましい・・・
     ほんとに、うらやましくおもう!」
アーチェ「エッヘン!
     そこが、わかさの ひけつなのだ!
     ・・・な〜んちゃって!」
サブリナ「うふふ・・・
     アーチェと はなしていると
     なんだか、げんきに なれるわ。
     ・・・あら、そろそろ ごはんを
     つくりに かえらなくちゃ・・・
     それじゃ、またくるわね。」
アーチェ「じゃあね♪
     ・・・まったねぇ〜!
     ・・・・・・
     ・・・・・・
     ・・・なんだか、むかしのことを
     いっぱいおもいだしちゃった・・・
     あたしと みんなは、時のながれが
     ちがう・・・
     みんな・・・
     いなくなる・・・」

アーチェ「チェスター・・・あんたと
     もういちど、ケンカしたよ・・・」

*「えいえんなんて・・・ないのさ。
  ゆうじょうも、あいも、いつかは
  つらいわかれとなる・・・
  人との むすびつきが つよければ
  つよいほど・・・
  こころを かさねることが
  おおいほど・・・
  それらは、あとで つらいおもいと
  なってしまう。
  ・・・ならば・・・
  はじめから そんなものは
  なければ いいんだよ・・・」

【すず】
すず「ちちうえ、ははうえ!
   これいじょう、人をあやめるのは
   おやめください!
ちち「ちちうえ、ははうえだと?
   きさまなど・・・
   しらぬわ!
   われわれの じゃまをすると
   いうのならば・・・
   きる!!!」
ちち(す、すずよ・・・
   わたしたちを きるのだ・・・
   あやつられたとはいえ、われらは
   おおくのものを てにかけた
   いちぞくのつみは いちぞくの
   てで、たたねばならない!)
すず「でも・・・
   ちちうえ・・・ははうえ・・・」
ちち(きるのだ!
   しのびは、つねに ひじょうで
   なくては ならない!)
はは(さあ、すず・・・
   はやく・・・)
ちち「どうした? こわっぱ!
   こないのならば、こちらから
   ゆくぞ!」
すず「ちちうえ・・・ははうえ・・・
   ・・・・・・
   ・・・・・・
   ちちうえ! ははうえ!
   おかくご!」

*「それで、よかったの?」
すず「それが・・・うんめい・・・
   しのびの さだめ・・・」
*「ほんとうに・・・
  それで、よかったの?」
すず「人は みな、こころに、きずを
   もって いきてゆくものです。」
*「あなたの ほんとうのこころは
  まだ やみのなかにある・・・
  だれにも みせない・・・
  だれも しらない・・・
  おそらく・・・じぶんじしんにも
  わからない・・・」

【ミント】
クレス「ミント・・・
    げんきに なったみたいだね。
    よかった・・・」
ミント「クレスさん、しんぱいかけて
    すみませんでした・・・
    わたし・・・
    ノルンさんに、いわれました。
    ・・・ひとりの にんげんが
    できることには、かぎりがある。
    みんなで、きょうりょくすることで
    おおきなことが できる・・・」
クレス「・・・そうだよ、ミント!
    なんでも ひとりで
    せおいこまずに・・・
    どんどん たよればいい。
    あまえれば いいんだよ。
    ・・・ぼくは、いくらでも
    ちからになるよ!」
ミント「・・・クレスさん・・・」
クレス「ミントは、ぼくにとって・・・
    たいせつな人だから。」
ミント「・・・・・・
    ・・・・・・
    わたしの・・・わたしじしんの、
    しあわせ・・・」
クレス「・・・???
    えっ?
    いま、なにか いった?」
ミント「・・・えっ・・・
    あっ、き、きにしないで・・・」
クレス「かおが あかいよ?
    ねつでも・・・」
ミント「な、なんでもありません・・・!」
クレス「?????」

*「なんて、あまい女・・・
  おおくの人に ひつようとされて、
  おおくの人に あいされて・・・
  なにを なやむ?
  この女は、わかっていない・・・
  あいされないものの きもち・・・
  せかいの だれからも ひつようと
  されない きもち・・・
  わかっていない・・・
  この女は、しらない・・・」

【チェスター】
チェスター「アミィ、たんじょうびおめでとう。
      これ・・・」
アミィ「うわぁ♥
    ありがとう、おにいちゃん!」
チェスター「アミィには、クマちゃんとか
      おかしのほうが よかったか?」
アミィ「・・・おにいちゃん!
    あたし、もう りっぱな
    レディーなんですからね!」
チェスター「あはは! わりぃ わりぃ!
      でも、クレスといっしょに
      かんがえてたんだぜ!
      アミィへの プレゼントは
      なにが いいだろうって・・・」
アミィ「・・・・・・
    ・・・・・・
    あの・・・
    おにいちゃん・・・ごめんね。」
チェスター「・・・どうした・・・
      きに いらなかったか?」
アミィ「ううん・・・ちがうの・・・
    ちいさいころ・・・
    たんじょうび プレゼントに・・・
    『とうさんと、かあさんがほしい』
    ・・・って いったこと。」
チェスター「・・・なんだ・・・
      そんなこと きにしてたのか?」
アミィ「おやが いなくて さみしいのは
    おにいちゃんも おなじ・・・
    ・・・でも、あたしは・・・
    じぶんの きもちだけで
    わがまま いった・・・
    たんじょうびが くるたびに、
    おもいだすの・・・
    あの時の、おにいちゃんの
    かなしそうな かお・・・
    わすれられない・・・」
チェスター「なあ、アミィ・・・
      ちいさいころの ことだ・・・
      もう、わすれるんだ。」

チェスター「そうそう! おもいだした・・・
      このあいだ・・・
      村のみんなで、もりに きを
      うえたんだ。
      この きせつになると きれいな
      はなが さくってさ!
      その はなたちは、これから
      まい年・・・
      おまえの たんじょうびを
      いわってくれるぜ!
      これからは、たんじょうびには
      このはなを おもいだせよ。」
アミィ「・・・うん! そうだね!
    たのしみだなぁ♪」

チェスター「しかし、アミィの たんじょうびは
      にどと こなかった・・・
      はなが さいても・・・
      アミィは・・・いない・・・」

*「死んでしまった いもうとの
  かわりに・・・
  たくさんの子供の
  せわをして・・・
  かけてしまった じぶんの
  なにかを うめているの?
  ・・・それは・・・
  たにんのため・・・?
  ・・・それとも・・・
  じぶんのため・・・ん?」

【クラース】
ミラルド「クラース、そろそろ やすんだら?」
クラース「いや・・・もうすこし・・・
     これを、まとめてしまいたい・・・」
ミラルド「あなたって、けんきゅうの時は
     じかんもなにも わすれるのね。
     でも、わすれないでね。
     なにより、からだが だいいちよ。」
クラース「・・・・・・
     ・・・・・・」
ミラルド「なに?
     いま、わらってなかった?」
クラース「いや、いまの ことばで
     ちちのことを おもいだしたんだ。
     なあ、ミラルド・・・
     わたしの ちちおやのことは
     しっているだろう?
ミラルド「ええ、あなたの おとうさんも
     がくしゃ だった・・・
     しょくぶつけんきゅうかとして、
     ゆうめいな がくしゃ・・・
     でも、たしか・・・あなたは
     おとうさんを・・・」
クラース「ああ、わたしは ちちのことを
     すきでは なかった・・・
     いや、ちがうな・・・
     にくんでいたかもしれない・・・
     けんきゅうに ぼっとうして
     かぞくを かえりみない ちち。
     ちちは・・・
     くさばなを さがすために
     ながいこと かえらなかったり、
     けんきゅうしつに なんにちも
     とじこもって ばかりだった。
     わたしは、ちちに あそんで
     もらった きおくがない。
     しかし、なにより・・・
     『わたしの ははおやは
      しあわせだったのだろうか?』
     ずっと、そのかんがえが
     あたまから はなれなかった・・・
     いつも、ちちを しんぱいしていた
     わたしの はは・・・
     しかし、ちちを あたまのなかは
     けんきゅうの ことばかり・・・」
クラース「しかし、ひにくな ものだ・・・
     ちちを にくんでいたはずの
     わたしが・・・
     ぶんやは ちがえど、おなじ
     がくしゃと なり・・・
     ミラルド・・・おまえに・・・
     おなじように しんぱいを
     かけている・・・」
ミラルド「ねえ・・・
     ・・・クラース・・・
     あなたの おかあさんの きもちは
     おかあさんにしか わからないけど
     けっして ふしあわせ
     だったわけでは ないはずよ・・・
     なにかに うちこんでいる
     せなかを みているだけで・・・
     しあわせを かんじることだって
     ある。
     なにより・・・
     あなたの おかあさんは・・・
     そういう おとうさんを
     あいした はずだもの・・・」
クラース「そうだろうか・・・」
ミラルド「・・・わたしには、なんとなく
     わかるの・・・
     ううん・・・わかるような
     きが するの・・・」
クラース「・・・・・・
     ・・・・・・
     さすがは、わたしの
     けんきゅうパートナー・・・
     ・・・いや、じんせいの
     パートナーと いうべきかな?」
ミラルダ「・・・!!!
     もう! ク、クラースったら
     なに いってるのよ・・・!」
クラース「ははは・・・
     たまには わたしだって
     このくらいの セリフは いうさ。」
ミラルダ「わた、わた、わたし・・・
     おちゃを いれてくる!」

*「にくしみと あいじょうは
  もっとも ちかい・・・
  あいじょうと にくしみは
  もっとも ちかい・・・
  きらっていたはずの ちちおやと
  にているぶぶんを みつける・・・
  それも、あるいみで
  おやこの『きずな』・・・
  ・・・しかし・・・
  おやを しらないものは
  どうなる?
  なにを あいすればいい?
  なにを にくめばいい?」


【エンディングへ】

「うっ・・・ううう。
 おまえたち、『いんが』に
 さかろおうって いうのか?
 かこの じぶんを、
 まかしちまうなんて・・・な・・・
 かこの じぶんに、かんしょうする
 ことで、むじゅんが はっせいする
 マクスウェルとかいう、じいさんに
 きいただろう?
 これで、おまえたちじしんの
 そんざいが、ひてい されるんだ!
 これえ、おまえたちの いばしょは
 なくなった。
 ・・・おまえたちの いばしょは
 時のながれの・・・どこにもない!
 ・・・とんだ・・・
 バカやろうだよ・・・」

ノルン「・・・・・・(ヒーロー)・・・
    ・・・・・・(ヒロイン)・・・」

ノルン「・・・(ヒーロー)・・・
    ・・・(ヒロイン)・・・
    ・・・さいごの しんぱんです。
    すべての ちからで、じぶんの
    うんめいを きりひらきなさい。」

ノルン「人は、あやまちをおかすように
    できています・・・
    それは、さだめ。
    もんだいは、それを ただすことが
    できるか どうかです・・・
    ・・・さあ、いきましょう。」

ノルン「・・・(ヒーロー)・・・
    ・・・(ヒロイン)・・・
    時空をこえ、あなたたちは、
    くさりを たちきりました。
    これから あなたたちは、
    時のなみのしゅうせいを うけます。
    『れきし』のそとがわ・・・
    『いんが』のそとがわ・・・
    マナをなくすことのない
    あなたたち・・・
    ほしのいのちを、おびやかすことの
    ない あなたたち・・・
    ・・・あなたたちは・・・
    ・・・いまの あなたたちは、
    そんざいしないことになります。
    しかし、それは『死』や
    『しょうめつ』ではありません。
    『たんじょう』です・・・
    あらたなる、あなたたちの。
    ・・・・・・
    ・・・・・・
    これで・・・
    わたしのやくめは、おわりました。
    さようなら・・・
    いつか・・・どこかで・・・
    ディオス・・・
    メルティア・・・」


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