薔薇「あたいの名は風魔バラ！
あたいの進む先にあるものは
全てバラバラにぶち壊す。
あたい達、鬼忍風魔理由あって
秀吉率いる爆忍甲賀の助太刀
致す。
・・・凱王とか言ったね・・・
ようは電磁伊賀が邪魔なのさ！
あたいは強い奴と戦うのが
三度の飯より大好きなのさ・・
ブチまけちゃいなよ何もかも！
あんたの血で真紅に
飾ってやるよ！！
それじゃあ いくよ！！！」
薔薇「あんた、強いな・・・ぐっ・・
あたいが負けたのは、あんたが
２人目だよ・・・
あたい達に力があれば・・・
もっと強い力があれば・・・
あんな爆忍甲賀などに・・・
こんな戦など・・・ふっ・・
あんたなら きっと勝てるかも
しれないよ。あの男にも・・・
爆忍甲賀にも・・・ぐっ・・・
はーっ・・・はーっ・・・
はーっ・・・・・・・・・」
小十郎「ば・・馬鹿な！バラまで破れて
しまうとは・・・ぐ・・
ぐぐぬぬうーーっ・・・・
仕方ない 私自ら奴に引導を
渡してくれようぞ・・・」
＊「艦長・・・おやめ下さい・・・
艦長はあの男に負わされた傷が
・・・無茶です。」
小十郎「無茶は承知のうえだ・・・
奴を、電磁伊賀を倒さねば・・
我が鬼忍風魔は・・・・・ん？
凱王はどうした！どこにも
おらんではないか！！・・・」
＊「はっ申し訳ありません。今すぐ
さがしだします。」
凱王「その必要はない・・・」
＊「き・きさま・・・いつの間に！」
凱王「おっと動くなよ・・・動いたら
どうなるか解っているんだろうな
・・・」
小十郎「な・・何が望みだ？」
凱王「鬼忍風魔との戦いはしっくり
こない。ふに落ちない点が
いくつかある。
一体・・・風魔と甲賀の間に
何があったというのだ？」
小十郎「誰が きさま なんぞに
・・・」
蘭「私達がお話します・・・」
小十郎「ラン・・バラ・・・
お前達・・・」
蘭「父上・・私とバラは、この者に
負けて悟ったのです。
この男なら・・あの男に勝てる
やもしれぬと・・・」
小十郎「馬鹿な・・何を言う・・・
我らは風魔と伊賀。敵どうし
なのだぞ・・・それを・・・」
薔薇「親父・・・親父も もう解って
るんだろう・・・
この男が本気になれば・・・
あたいも親父も殺されるんだぜ」
小十郎「・・・・・・・・・」
蘭「私がお話し致します。
あれはもう一ヶ月以上も前、
私たち鬼忍風魔の誇る警備網を
突破して ひとりの男が
爆忍甲賀よりやって参りました
その男の名は・・・」
小十郎「ドッペルゲン＝ハウザー。
きゃつめは手練の風魔忍者を
次々になぎ倒し 長女 ランの
発する符術を引き裂き、次女の
バラの体術でも・・・
かなわなんだ・・・そして
三女のユリを連れ去った・・・」
薔薇「妹のユリをかえしてほしくば、
鬼忍風魔を守りたいなら電磁
伊賀を・・叩き潰せ・・と・・」
小十郎「電磁伊賀には・・・すまぬと
思うが我らには、この道しか
・・・戦場で育った我らには
こうする他しかなかったのだ。
解ってくれとは言わぬ・・・
凱王・・・」
凱王「話を聞いて理解はしたが
鬼忍風魔を許したわけではない
・・・・・
・・が同情でもない。
我ら電磁伊賀もドッペルゲン＝
ハウザーに繭羅姫を連れ去られ
気持ちは痛いほど解る・・・が
しかし、忍とは主君のため命を
賭して尽くす者・・・
徳川恒久様をはじめとする、
電磁伊賀の者に万が一の事が
あれば・・・
再び相まみえんとする事を
肝に銘じておけ。」
薔薇「・・・凱王 行くのかい？・・
だったら こいつを 持って
いきなよ！！」凱王は「横綱手裏剣」を
手に入れた。蘭「凱王さん・・・
これをお持ちください。必ずや
お役にたつ事でしょう。凱王は「紅の術」を
手に入れた。凱王「首都京都の被害状況が
気になる故・・・
これにて 御免。」