死は突然やってくる。それも、「これは死ぬ」と思って死ぬことは、あまりなく、 「え?なんで、ここで死ぬの?」という状態で死ぬものである。
また、死んだ時のショックから、冷静な行動が取れなくなるのも当然である。よって、いつ死んでもいいように、前準備が必要である。この前準備は、クラスに よってかなり異なってくるので、各クラスについて、列記する。
- Sorcerer
- はっきりいって不要である。Sorcererでなら、大抵の状況ではサルベージ可能 である。高い魔力の恩恵が、ここに効いてきている。
- Rogue
- 何でもいいから代用となる弓を持っておく(あるいは買う)。
Rogueは、baseのACが高いため、鎧は不要である。というか、二次・三次と いったサルベージを続けると、回収が面倒になるだけである。ただし、遠距離 攻撃の出来る弓は、サルベージにおいて大きな効果をもたらす。
- Warrior
- 一番脆いのがWarrior。装備をなくすと、はっきり言って、どうしようもなく なる。
よって、出来るだけ多くの二次装備を持ち運ぶようにしておくべきである。 可能ならフルセット欲しい。
死んだ、すぐ、Restart。これは、正直言って利口とは言えない。
慌てずに、死んだ時の状況を把握しておこう。どこで死んだか、敵はどの位残って いたか、敵の種類は何か…。
それらを把握し、サルベージの指針を立てること、これが最も重要なことである。 サルベージの成功率は、重ねた回数に反比例すると思って良い。状況は、どんどん 悪くなるのが普通である。
サルベージをするときは、前に通った順路と同じ道を進み、余計な敵を起こさない ように注意すべきである。状況を悪くするのは、道を踏み外し余計な敵を起こして しまった場合が、ほとんどである。
もちろん、戦術的撤退をするときも、なるべく、来た道を、じりじりと戻る方が良い。 例外は存在するが、例外に陥ったときは、大抵終っている。
サルベージにおいて、絶対使ってはいけない魔法がある。
それは、Chain Ligthningである。この魔法、有効範囲が広いことから、起こさないで 良い敵を起こしてしまう可能性が高い。サルベージにおける目標は、装備を回収する ことであり、敵を倒すことではないことを忘れてはいけない。
回収したアイテムは、Bagに入れている限り、死んでも持ち帰ることが出来るのだから。
Telekinesisという魔法は、画面内の全てのアイテムを取ることが出来るのだから、 回収は、この魔法を使うのが正解であろう。運が良ければ、全く接敵することなし に、サルベージを達成することができるかもしれない。
敵が多過ぎて、回収すべき装備に近寄れない場合、有効な手段は敵のおびき寄せで ある。装備の近くにいる敵を、できるだけ多く引き寄せ、装備の遠く、かつ階段 と離れた場所へ、それらの敵を、おびき寄せて死ぬのも、策の一つである。
もし、この策を取るならば、二次装備などを外して裸になっておいた方が、次の 回収を楽にすることが出来ることも忘れてはいけない。
死ぬポイントで最も悪いところが、階段のすぐ側である。回収しようと降りても、 敵に囲まれ即死ということになってしまう。
では、この状況ではサルベージは不可能か? 否である。方法がないわけではない。最も確実な手段は、Teleportで、階段の側から離れることであろう。しかし、Teleport の魔法を持っていなかったり、魔法の詠唱が敵の攻撃によりキャンセルされてしまう ことがある。
そういうとき、最も役に立つのは、Scroll of Phasingである。
第一に、Scrollは、詠唱なしに魔法が即時発動する。第二にPhasingなら場所指定は 不要である。第三に必要MAGが少ないため、Warriorでも使用できる。これらの好条件 が揃ったものを使わない手はない。
方向制御不能のため、Teleportの影に隠れてしまっているPhasingにも、有効な利用 方法が存在するのである。
最後にして、最も重要なことは、バックアップに頼らないということである。
バックアップがあるから、という気持ちが、サルベージに対する執念を無くして しまう。時間も精神力も削るサルベージという行為は、実は、Diabloというゲーム を上達する近道とも言える。可能性を追い求めて行く上で、気がつくものは、とてつ もなく多いからだ。私は、バックアップもCheatと呼ぶ人たちに反論するつもりはない。それを覚悟の上で、 バックアップソフトを使っているのは、Battle.netの不調のための不慮の事故による アイテム喪失から逃れるためである。自分が悪いわけではないのに、アイテムを なくすのは、我慢できないのある。