天外「ん? 若いの、おヌシの相‥‥
何か只ならぬワケがありそうじゃのう。
翔丸「放っておいて下さい!
和尚には関係のないことです!
天外「まぁ、そう言わずに話してみんか?
こととしだいによっちゃ、力になるぞ!」
翔丸「俺自身の問題なんです。
干渉しないでください!
天外「おヌシ、マレにみる凶相が出ておる。
これを見放すは仏の道に反するじゃろう
翔丸「本人がいいって言ってるでしょう!
天外「坊主の好意をふると、バチがあたるぞ!
翔丸「し、城が浮上した!? そんな馬鹿な!
天外「あれも飛蒼石の力ってワケか‥‥
こりゃあ、タダ事じゃねぇな!
天外「何だ? お前やけに、
この城について詳しいな!
翔丸「住んでいたんですよ。この城に。
ずいぶん様変わりしてますけど‥‥
天外「何てこったい‥‥
天外「いいのか!? 敵の首領ってえのは‥
おヌシの親父さんじゃろう!
翔丸「‥‥もはや、あれは父上などでは
ありませぬ。 断じて!
翔丸「何も言わないで下さい、和尚。
父も、こうなる事を
望んでいたのだと思います。
天外「..そうか
南無..魂よ,安らかなれ..
翔丸「..和尚、私は..
天外「ついて来い、翔丸。
ワシがすべての魂を供養してやる!
翔丸「はい!−−今、2人の長い旅が始まる。