アイン「む!?
‥‥似ているでゴザるな。
こより「なにが?
アイン「おヌシ、むかし賞金を横取りして
いった巫女にそっくりでゴザる!
こより「ひ、人違いだって。
あたし初対面だもん、あんたと。
アイン「そうでゴザるか‥‥
いやいやいや、失敬仕った。
アイン「はっ、そうでゴザるな!こよりはおヌシと
違って、胸がマナ板状態でゴザった。
こより「‥‥へー。
アイン「その上な、性格悪くて、強欲で、おまけに
頭からツノが生えてたでゴザるよ。
こより「そ、そうなんだ。やな女ね、
顔が見たいわ、本当‥‥
アイン「でね、その巫女が使うおみくじボム!
これがまた使えん攻撃でゴザった!
こより「あんたねぇ、さっきから聞いてりゃ
人の悪口ばっかり言ってんじゃないわよ!
アイン「優しいでゴザるな、おヌシ。同じ
巫女でも、奴は大違いでゴザる!
アイン「こよりの奴、今度あったら‥‥
こより「今度あったら!?
アイン「もちろん、わが家の伝統的なお仕置き
火あぶりの刑でゴザる!
こより「とうとうやったね!
アイン「よぅし、これから
賞金を受け取りに行くでゴザる。
こより「あ、アイン、あれって何?
アイン「ん?!
ちょはーっ!殿様「何?賞金なら、さっき巫女さんが
みんな持っていったぞよ。
アイン「あぁ、まただまされたでゴザる..
拙者の馬鹿! バカ、馬鹿!
拙者は今、まさに
天下一の大馬鹿野郎でゴザる〜っ!−−哀れなりアイン、
彼に明日はあるのか?