ユーニス「きゃあ! 敵の兵隊だぁ!
ど、どうしよう?!
ハガネ「‥‥‥‥
ハガネ「心配するな、危害は加えん。
ユーニス「わぁ! しゃべった!
ど、どうしよう?!
ハガネ「俺は人間だ。今は体を奪われ
このような姿をしているだけだ。
ユーニス「え、人間? ふつうの人なの!?
ハガネ「もとは剣士だ。
ハガネ「大丈夫か、ユーニス。
ユーニス「平気です、ありがとう‥‥
優しいんですね、ハガネさんって‥‥
ハガネ「‥‥気にするな。
ユーニス「うわぁ、おっきなお城!
ハガネ「とうとう帰ってきたぞ!
ユーニス「ハガネさん、人間に戻れたら、
ユーニスがお祝いにキスしてあげるね!
ハガネ「はは、面白い奴だな、お前。
ハガネ「はやく行け、ユーニス!
俺は、まだここでやる事がある!
急げ、ユーニス!
ユーニス「はい! ハガネさんも早く!!ユーニス「ハガネさん!
ハガネ「あった! これが俺の‥‥
ユーニス「ハガネさぁ〜ん!!一カ月後
桐絵「ユーニス!
ユーニス「だ、誰?!
桐絵「俺だよ俺。
たしか、人間になれたら
キスしてくれるんじゃなかったのか?
ユーニス「えぇ?! ハガネさん‥‥女の人なの?
桐絵「名は桐絵という。
女じゃ駄目かい?
ユーニス「そんなことないです!
あたし‥‥
ハガネさん大好き!
桐絵「はは、キリエだってば。