中野八十二範士の出端突き(165KB)
スローモーションで見たい。おわる

昭和の武蔵と謳われた中野八十二範士の出端突きをアニメーションで再現してみました。
解説(原文どおり)
相手が中断または上段の構えから面に出ようとするはなを、両手、または片手で相手の両腕の下から出て突く技である。昔は出ばな突きを利生突きなどといって、強烈な技として恐れられていたが、今はあまり用いられていない。これは稽古と違って、試合の場合は間が遠くて有効打突となることが少ないこと、片手の場合は狙いをつけるのが非常に熟練を必要とするためではないだろうか。出ばな突きは強烈な武器であるが、初心の場合は手が決まらないで負傷をする場合が多いので、実施には十分な注意が必要である。

図説 剣道事典(139頁) 講談社発行より


島野 Mail: shimano@st.rim.or.jp