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'65 | Jorma Kaukonen | Bob Harvey | Marty Balin | Jerry Peloguin | Paul Kantner | Signe Anderson | |||||
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Jack Casady |
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Skip Spence |
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'66 |
Jefferson Airplane Takes Off |
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Spencer Dryden |
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Grace Slick |
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'67 |
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Monterey Pop Festival June 16-18, 1967 (1) | |||||||||||
After Bathing At Baxter's | |||||||||||
'68 |
Crown Of Creation |
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Bless Its Pointed Little Head | |||||||||||
'69 |
Volunteers |
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Woodstock August 17, 1969-(2) | |||||||||||
Altamont December 6, 1969 (3) | |||||||||||
'70 |
"Mexico" / "Have You Seen The Saucers?" |
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Marty Balin 脱退 |
Spencer Dryden
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'67年2月に発表された
2nd Album。タイトルは Grateful Dead の Jerry Garcia が「枕(pillow)のようにシュールだ」といったからとか...Grace
Slick のボーカルで最初の大ヒットとなった "Somebody To Love" は実際には彼女が
Jefferson Airplane に入る前のバンド Great Society 時代の曲である。また
"White Rabbit" は「不思議の国のアリス」を Grace Slick の独特のアイロニーで取り上げた作品として有名。ちなみに私の一番好きな曲は
Balin/Kantner 作による "Today"。透明でかつ不思議なけだるさを感じさせる
Marty Balin のボーカルがたまらなく良い。
とにかく彼らの成功の扉を開けたこのアルバムは、またそれまでの実質的リーダーであった Marty Balin と新しい可能性を注入した Grace Slick の2人の才能が一番良く調和していた時代の作品であるといえるかもしれない。 |
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67年11月に発表された
3rd Album。2nd とこの 3rd が Jefferson Airplane のハイライトといえるだろう。アルバムの性格としては
2nd 迄のフォークロック的なサウンドから、よりファズっぽい音の多用が目立つ。丁度
2nd と 3rd の間にあのモンタレ・ポップ・フェスティバルに出演している事を考えると、その時の
Jimi Hendrix 等の British バンドの影響も否定できないだろう。それは例えばこの頃から
Jorma Kaukonen のサウンドにしめる位置が大きくなっている事からもうかがう事ができる。
どちらにしても彼らの一番サイケデリックなアルバムとして、また "Somebody to Love" によりよくも悪くもポップ・シーンのホット・スポットに躍り出たバンドとして注目されているなか、自分たちがただのポップ・バンドではない事をちからいっぱい主張したアルバムであろう。 特に "The Ballad Of You And Me And Pooneil" に聞ける Balin, Slick, Kantner の3者3様に繰り広げられるボーカル・ラインは今だ他に例をみない出来だ。 |
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