BYRDS

未だ Byrds の事を覚えてる人がどれくらい日本にいるのかは知らないけれど、
確かにある一時期、彼らのミスター・タンブリン・マンって曲は、
ディランと毛沢東が仲良く飾られた喫茶店等でかかっていた。
そう、ついこの前まで右翼と左翼がいて、そして60年代の左翼の学生運動の闘志は
ジャズ喫茶でコルトレーンを、そしてロック喫茶でディランか The Band か、そして
Byrds を聞いていたのだもの...
 
Fifth Dimention 

'66 COLUMBIA

1. 5D(Fifth Dimension) 2:33
2. Wild Mountain Thyme 2:30
3. Mr.Spaceman 2:09
4. I See You 2:35
5. Waht's Happening?!?! 2:35
6. I Come And Stand At Every Door 3:03
7. Eight Miles High 3:34
8. Hey Joe(Where You Gonna Go) 2:17
9. Captain Soul 2:53
10. John Riley 2:57
11. 2-4-2 Fox Trot(The Lear jet Son) 2:12
 
この2枚のアルバムは Roger(Jim) Maguinn, David Crosby, Chris Hillman, Michael Clarke の4人による Byrds の一番 Byrds らしい時代のアルバムだ。あえて2枚の相違といえば上が66年の前半そして下が後半に録音されている事と、(そしてより重要な違いは)上が Roger Maguinn 中心の音であるのに対し、下がそれ以外のメンバの占める比重が大きい事だろうか...
Younger Than Yesterday 

'66 COLUMBIA

1. So you want to be a Rock'n Roll Star 2:06
2. Have you seen her face 2:40
3. C.T.A-102 2:28
4. Renaissance Fair 1:52
5. Time Between 1:54
6. Everybody's been burned 3:06
7. Thoughts and Words 2:57
8. Mind Gardens 3:46
9. My Back Pages 3:08
10. The Girl with no name 1:51
11. Why 2:46
 
特にここでの David Crosby と Chris Hillman の曲の素晴らしさにはおどろかされる。この後 Roger Maguinn が他のメンバーを全てクビにしてしまったのも、変にかんぐりたくなってしまう程の出来だ。(実際には、この後 David Crosby は Crosby,Stills,Nash & Young で Byrds 以上の成功を収める訳だが....)
  
もう一枚よく覚えているアルバムがある。71年の David Crosby のソロ・アルバムなのだけれども、Dead や Jefferson そして Quicksilver 等のまるで west cost all stars といったメンバが集まった右のアルバムだ。 "Music is Love" 何を僕らは無くし、何を僕らは忘れてしまったのだろうか...?
確かに私はあの頃より年老いて
でも、あのフレーズの意味だけは未だ何処かに理解している様な気がしている
YOUNGER THAN YESTERDAY

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