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avery island:1995 ![]() recorded '94 to '95 |
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実は最近このアルバムに聞き入っている。ドラムの音がどこかビートルズに思えてしまうし、歌はとてもキンキー(てわかる?)で...2曲目は何処か
Tommorow never knows を思いうかべながら、でも実は病院でこれから死へと旅立とうとしている女性の歌であったり、4曲目はシド・バレットばりのずれずれの歌が極日常的狂気をかなでて、ノイズ音に心をゆさぶられてる間に牧歌的な世界を奏で始めてる。
でも、何故かいつも何処かで音がひび割れていて、それがすりガラスの水滴をなぞった、その向こうに見える現実の社会の様に、私の心の中に心像風景を浮かび上がられる。そうだこのエクスタシー感って PROCOL HARUM の Solty Dog かもしれない。10曲目の naomi ってとても素敵な曲だね。(ひょっとして Naomi Young の事?)そんな事を考えながら... 殺伐とした視点はマイナでもメイジャでもない。とても醒めた視点で捉えられた現実とその上に画家が描こうとしているラブ・シーン...おや、そういえば最後の buzz buzz(noize の事?)はカサノバ(映画)のラブ・シーンのテーマに聞こえてこない? |
jeff mangum | guitar, drums, voices, bells, xylophone, air organ, casio, tapes | |
robert schnieder | air organs, home organs, fuzz bass, xylophone, horn arrangements | |
lisa janssen | fuzz bass on "you've passed" and "gardenhead" | |
rick benjamin | trombone on "Avery island"," song against sex" + "gardenhead" |
昨日 "In The Aeroplane Over The Sea" が届いたので今朝電車の中で聞きながら感じた事考えたことを書き出してみたい。
いつものように彼らのアルバムは子供の頃に親に読んでもらったお伽噺しのような風景からはじまる。にしても人参の花の王様ってとても子供じみてて笑えるじゃない... なんて思ってると"I love Jesus Crist, Jesus I love..."突拍子もない声で突然こんな歌詞が耳に飛び込んでくる。これもおなじみのベタで書かれた歌詞のその部分は a song for an old friend and a song for a new friend and now a song for jesus christ and since this seems to confuse people i'd like to simply say that i mean what i sing although the theme of endless endless on this album is not based on any religion but more in the belief that all thing....なにがいいたいのか??? The Aeroplane Over the Sea とは死んだ時その自分の灰/魂を運んでいってくれる空を飛ぶ機械の事のようだが、といってそれは悲しい歌ではなく、それとの対比のうえでの今生きている美しい時間への観察であるような... でも歌っていったい何なんだろうか?
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Jeff Mangum の、そして Neutral Milk Hotel の曲はとても歌詞が良く聞こえるような気がする。けっして美しく歌いあげるというタイプではなく、どちらかといえばがなりたてているに近いその歌は、でもなぜかとてもウタとして聴くものの心に今そこに生きている一人の人間の描いているイメージを結ばせてくれる。それはまるでとめどのない無駄話しのように、でもなぜか耳を傾けていたくなる...
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例えばそれが単にお伽噺しの世界だとして、しかしそれが心の中にいだかせるイメージは私たちに何をもたらしているのだろうか?ファンタジーである事がより写実的である事より現実にひとりの人間の心情風景をよりよく描き出しているとしたら...それはよりS.F的になりすぎた現代からの逃避ととらえるのもいいだろう。またはそれ(今)があまりにも人間を受け入れない中でのひとつのアンチテーゼであると考えるのもいい。 |