JESSAMINE


JESSAMINE

1994 KRANK 003

  1. ANOTHER FICTINALIZED HISTORY
  2. SECRET
  3. ROTYAL JELLY EYE CREAM
  4. ORDINARY SLEEP
  5. INEVITABLY CELLOPHANE
  6. YOU HAVE UGLY TALENTS, MARTHA
  7. ONE TRICK PONY
  8. DON'T YOU KNOW THAT YET?
  9. LISBOA
Andy Brown organs, oscillators
Dawn Smithson bass, vocals
Jason Jones drums
Rex Ritter pedals, vocals
シアトルのバンド Jessamine の 1'st アルバム。この後のアルバムに比べて、Rex Ritter のボーカルは確かに醒めた感性を現しているが、未だ独特の空間感覚が現れていない分、ごく普通のロック演奏に聞こえてしまう。彼らはよく、Kranky レーベルの他のバンド(MagNog とか Bowery Electric 等)とツアーを行っているようだが、Dawn から直接ライブの後で聞いた人の話では、一度 Sonic Boom と一緒にステージをやった事があるそうだ。彼女(Dawn)の話では、途中から Sonic Boom がショーに参加して、E.A.R としてショーを行ったという事らしい。やはり彼らにとっても Sonic Boom はヒーローのようだ。
THE LONG ARM OF COINCIDENCE

Recorded on 8 Tracks from Oct `95 - Feb `96

KRANK 012

  1. Say What You Can
  2. ...or What Yu Mean
  3. Periwinkle
  4. Step Down
  5. You May Have Forgotten
  6. Polish Countryside
  7. Schisandra
  8. It's Cold In Space
  9. The Long Arm of Concidence Makes My Radio Connections
  10. All The Same
Andy Brown keyboards
Dawn Smithson bass, vocals
Michael Faeth drums
Rex Ritter guitar, vocals
8tra の自宅の録音機材でレコーディングしたというこのアルバムは 1'st でのぎこちなさが消えて本当の意味での彼らの目指しているサウンドが実現できたアルバムだろう。最初 1'st から聞きはじめた私は、このアルバムを聞いてブっとんでしまった。なるほどそのサウンドを CAN に例えている記事をよくみかけたが、確かに、いやその空間感覚はそれ以上にサイケデリックだ。 とにかく、Rex Ritter のボーカルがすばらしい。その不思議な存在感は、周囲の音から微妙なバランスの上に、聞くものの心を非現実の空間へと運び込んでしまう。音質的にも 1'stでは よくも悪くも普通の音色で固められていたバンドの音が、ここでは例えばベース音一つをとってもやけに FUZZ ってたり、逆回転のテープ録音風だったり、また変に安っぽい KB のリフが何気なくバックに流れていたり、そんな遊びがまた独特な背景世界を演出している。なお、ドラムはJason Jones から Michael Faeth に交代している。

戻る