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Alchemic Universe |
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| フロリダで構想をねって、メキシコで録音し、スイスでミキシングしたという Brainticket 2000年のアルバム。 Joel 氏は最近スペイン統治以前の古代メキシコ文化(アステカ?)を勉強するためにメキシコに住んでいたらしいが、録音された場所はそれに由来するのかもしれない。 ラインアップをみると Carole Muriel が『声』で再度参加し Joel Vandroogenbroeck が『音楽』、Lance Bunda が『言葉』と、おそらくはそれぞれの担当分野を表す表記になっている。 さてこれを『どの様な』などと表現できるだろう。 まさに色々な音楽の要素を錬金術(Alchemy)の壷に投げ込んで溶かしているかのようだ。ゆれる音波、音量、音程、音質、これらすべての音楽的要素が最適に調整されたエレクトロニクス・ウェーブ。 自然とはじけ出すシーケンス・ドラム、しかしすぐに他のテンポに飲み込まれ、言葉は淡々と音塊の上にタグを付けていく。 コア・トランス のようでも、アンビエントのようでも、また時にはDJサウンドのようですらあり、しかしそのどれでもない。 確かに Brainticket の音楽だ。 Adventure & Voyage 時代のフュージョン的サイケデリック音楽へのアプローチに Celestial Ocean 時代のコンセプトを併せ持った手法・・・ それは轟音の渦に耳慣れたヒトの耳にはあまりにもソフト過ぎるかもしれない。 いやハードなドライブはもはや Brainticket には無いが、代わってすごくデリケートでソフトなこころのウェーブが生み出されている。 あるいはそれは真にトリップの仕方を心得たモノだけが成し得るサイケデリックの世界かもしれない。 | |||||||||||||||||