Hibernation


飼育下での冬眠について

リクガメの冬眠についてご紹介していきます。飼育下での冬眠については、注意すべきことが幾つかありますのでご参考にして下さい。


始めに
自然界における冬眠
冬眠に際しての注意点
冬眠前のその他のチェック事項
冬眠のさせかた
冬眠からの目覚め


始めに

 リクガメの冬眠については、さまざまな意見があります。 自然界においては、冬期に気温が10度を下回る地域に生息しているリクガメは冬眠します。彼らは 活動するのにある程度の体温度を必要としています。変温動物ですから、活動するのに必要な体温度 を保てない環境になれば、生き残るためには、代謝をできる限りおさえてじっとしていることによっ て生き延びる訳です。逆に考えると、活動するための体温度を保てる環境では、彼らは生き延びるた めに冬眠をするという必要がないわけです。
 現在、冬眠をさせないで飼育した場合のはっきりとした問題点は明らかにはされていませんが、幾 つかの可能性は指摘されています。成体のリクガメで、冬眠をまったくさせないでいると、食欲不振 になるとか、腎臓病になりやすいとか、卵を産まないとかいった報告があります。しかし、どれもは っきりと冬眠させないでいることが真の原因かということについては、疑問が残ります。
 一方、冬眠をさせる場合には、リスクをともなうこともありますので、冬眠に踏み切るには、ある 種の勇気がいります。
 本来、熱帯雨林に生息していたリクガメが長い間の生息環境の変化に少しずつ適応して体の機能を 変化させてきた結果、かなり低温でも生き延びることが可能になったと考えるならば、適度な温度が 保たれている環境で、あえて冬眠をさせる必要性はないと考えることもできます。現に、ギリシャリ クガメでも、比較的気候のおだやかな地域に生息しているものは、自然下でも冬眠をしないことが知 られています。
 反面、体の機能を変化させてきたがゆえに、冬眠という代謝を抑える期間があってこそ、現在のリ クガメは健康を保つこともできるし、正常な繁殖や生活パターンを持つことができるのだと考えると 、たとえ温度を人工的に彼らにとって快適な温度に保てるとしても、冬眠はさせるべきだということ になるでしょう。意見が分かれるところです。
 ここでは、飼育下で冬眠をさせるときの注意すべきこと、また冬眠のさせかたなどについて紹介し て行きたく思います。


自然界における冬眠


自然界においては地中海リクガメは彼らの体温度をできるだけ30度に保とうとしていますが、日照 時間が短くなり、気温が下がってくるとそれが難しくなってきます。彼らは自然に日照時間と気温の 変化から、冬が近いことを悟ります。そうすると彼らは、日当たりがよく,温かい場所よりも、むし ろ涼しい、日陰になっている場所を探します。これは、彼らの体温度を10〜15度に極端に下げる ことになります。そうして自分から食欲を落とします。それから約4週間の間食事をしなくなります。 その間排便、排尿は続けるのです。その結果、約4週間後には、彼らの体内にはほとんどなにも残って いない状態になるわけです。これで冬眠の準備ができます。
彼らの生息地の土は一般的によく乾いていて、ライムストーンの土壌です。この石灰岩の成分を多く 含んでいる土は、熱の伝導が非常に悪いため、土の表面温度が気温と同じ程であったとしても、数 インチ地中にもぐると、夏、冬を通しておよそ15度という温度に平均して保たれています。これが 日本の土壌と大きく異なる点です。リクガメはその温度のグラデーションをうまく利用して、自分 が冬眠する穴を掘ります。彼らは自分の体温度が4度から5度になるような深さの穴を掘ります。 よって穴の深さは、場所によってまちまちです。
体温度が4度程度になると、彼らは新陳代謝の機能を変化させます。外部からの栄養摂取をやめ、 体内に蓄えられた体脂肪を消費するようになります。また排泄物は殆ど出さなくなり、腎臓の中に 蓄積するという形をとります。心臓の鼓動と呼吸も極端なまでに落とします。そうすることによって ほんのわずかのエネルギーで長期間生き延びることができます。 冬眠中でも気温は当然変化します。彼らは、温度が4度より下がると下方向に前脚で穴を掘り、後ろ 脚で掻き出すといったやり方で、深くもぐり、4度より上昇すると、上方向に穴を掘り地表面に少し 近づくといった方法で体温度を調整します。これはほとんど反射的な行動だといわれています。そし て気温が上がってきて、体温度が10度を超えるようになると、冬眠をやめて地表面に出てきます。 この冬眠をやめる温度については、いちがいに言えませんが、種によって異なるようです。また一般 的には小さい個体のほうが、より低い温度で冬眠をやめるという傾向もあるようです。冬眠の期間 は、その生息地の環境によってまちまちですが、大体10週間程度です。

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冬眠に際しての注意点


まずその冬を迎える以前1年間になんらかの病気をしたリクガメは、冬眠させるのはやめたほうが よいということです。海外の飼育書には、そのような場合にはけっして冬眠させてはならない とまで書いてあるものが多いようです。なぜなのかを知る必要があります。 冬眠においてトラブルが発生する頻度が高いのは、冬眠に入る過程中と冬眠初期、その次に冬眠から 覚める期間です。これは、多くの病原菌と関係があります。冷蔵庫の保温温度が通常4度である理由 を御存知でしょうか。それは4度の温度になると、ほとんどの病原菌はその活動を停止してしまうか らです。増殖、分裂などをほとんどしなくなります。自然界のリクガメが冬眠中その体温度を4度に 保つのは、大変興味深いことです。よって体温度を4度に保てる環境であれば病原菌による病気に対 しては、ほぼ安全であることになります。ところが、活発に活動するリクガメの体温度が30度であ ることを考えると、彼らは体温度を30度から4度まで下げることになります。当然彼らの新陳代謝は 極端に下がる訳です。もし何らかの病原菌が体内に存在していて、通常の新陳代謝の間は、リクガメ の抵抗力によって発病が抑えられていたとしても、冬眠に入るためリクガメがその体温度を下げる過 程で、抵抗力も極端に落ちてしまいます。食物もとらず、内蔵を空の状態にしますからなおさらです。 その結果、体温度を4度におとす過程で病気が発病してしまうのです。病気が進行してもリクガメは 冬眠に入るべくどんどん活動しなくなり、新陳代謝をおさえるメカニズムに入ってしまっています。 よって病死してしまうことが多い訳です。また、うまく冬眠に入れたとして、少しずつ体温度が上り 始めたときも同じ理由で危険な状態です。病原菌が約7度の温度でその活動を再開した時、リクガメ はまだまだ、抵抗力の弱い、不安定な状態にあり、その結果発病してしまいます。よって病原菌を保 菌している可能性が高いリクガメは冬眠させるべきではありません。


次に、温度と湿度の管理についてです。温度は重要な要素です。様々な研究によって、リクガメの 冬眠に適する温度は4度〜5度であるというのが現在有力な意見です。体のメカニズムの点から、 新陳代謝を抑えた状態でかなり安全に過ごせる温度であり、病原菌に対しても安全であることから 推奨されています。温度については

      12度以上          危険
     10度 から12度       暑すぎる
      6度 から10度       許容できる
       4度  から  5度       最適
       0度  から  3度       低すぎる
       0度以下          危険
       を目安にして下さい。しかし病気を考えると7度になると4度の時にくらべ、かなりの早さで 進行しますので、4度から5度を保つのがよいと思います。 湿度に関しては湿気に対して注意する必要があり、日本においては特に凍結の注意が必要です。 リクガメの生息地の石灰分が多い土壌は、大変乾燥していることもあり、熱の伝導率が非常に低い ため、零下の気温であっても数インチ地中に入るだけで15度という温度を確保できます。つまり 地中で凍結する心配はないのです。日本ではそうは行きません。湿り気の多い土壌では、熱の伝導 は、乾燥している土壌にくらべて100倍程高いのです。よって、すぐに気温を反映して地中温度も 容易に零下に下がってしまいます。比較的冬に乾燥する関東地方でも冬期の雨や雪のため地中で 凍結しない保証は、まったくありません。よって屋外で勝手に穴をほらせてリクガメを冬眠させる ことが可能な地域は日本ではごくごく限られた地域だけでしょう。ちなみに2度を体温度が切って しまうと死亡してしまうケースが多いことはすでに明らかになっています。零下になる場合はまず 目の障害が発生します。目の内部と表面の水分の凍結が主な原因と考えられています。そして結局 大抵のケースでは死に至ります。


冬眠していてもリクガメは当然新陳代謝がおさえられているだけですから、エネルギーを消費して います。体内に蓄えられた脂肪を消費していきます。安全にうまく冬眠しているリクガメの研究か ら、冬眠がうまくいっているかの確認を体重の変化でおおむね確認できることが分かってきました。 まず冬眠に入る前にはたして冬眠中にリクガメが体内に蓄積した脂肪で、その冬眠期間を生き延びる ことが可能かどうかを推測することは大切です。体内の蓄積を冬眠中に使いきってしまった場合、 リクガメは死んでしまいます。その目安については個体差もありますが、体重の30%程度の減少が 冬眠中に起こってしまうと危険です。幼体のリクガメで冬眠中の体重減が、冬眠前の体重の23% であったが、元気に冬眠を終えたという報告はあります。できればこの数字を越さないようにした いものです。
冬眠可能かどうかの体重のチェックの目安になるようにギリシャリクガメの体重と甲長のグラフを 示します。2本の線の間に冬眠させる予定のカメさんが入っていれば、体重に関しては、冬眠させ ても、10から12週間の冬眠には、通常は耐えられると考えられます。

ほとんどの健康な成長したリクガメでは、冬眠中毎月体重の1%の体重減少が見られるのが 普通です。これを目安として冬眠中のリクガメの体重をチェックすることで、その冬眠がうまくい っているか知ることが可能です。冬眠中のリクガメの体重をチェックする際に注意すべきことは、 測定のために温度が高い場所につれてきてはいけないということです。冬眠のサイクルをくずして しまいます。よって測定するのも冬眠中の温度と同じ程の温度である場所で行う必要があります。 幼体のリクガメでは、パーセンテージで比較すれば、より体重の減り方は大きいという研究結果が 報告されています。しかしその減り方が月に10%を越えるようならただちに冬眠をやめさせないと 危険であるといわれています。
しかし自然界での冬眠中は前述したように、温度の上り下がりに対して、リクガメは下方もしくは 上方に穴を掘るという活動をしています。当然この活動はエネルギーを消費します。よってこの行動 の頻度によって体重の減り方は変わってきます。まったくこの活動をさせなくてすむように常に4度 を保って冬眠させた成体のリクガメの体重減少は、毎月体重の0.1%程度であったという報告もありま す。よってこれも目安と考えるほうが適切で、極端に体重が減っているかどうかのチェックを最低月に 1回は行って見るのがよいと思われます。ちなみに温度が6度以上もしくは3度以下で冬眠させた場合 の体重の減少は比例的に増えたという報告があります。それだけ冬眠中にエネルギーをロスしてし まうということです。当然体重の減少が少ない程、冬眠はうまくいっていると思ってよいわけで す。エネルギー消費をできるだけおさえている方が、冬眠中も、また冬眠後の体力回復にとっ ても、好ましいからです。


冬眠前になぜ彼らが消化器官の中を空の状態にするのかという点についてですが、中に残っている と、それらを消化する機能も殆ど働いていないし、排泄もしないという状態のため、体内で腐って しまうことになるためです。よって彼らは冬眠前に体内を空の状態にするわけです。人工的に冬眠さ せる場合、一気に温度を下げてすぐに冬眠状態にリクガメをしてしまう(体温度を急に下げて、活動 をしないようにしてしまう)などという行為は彼らの生命を危機にさらすだけです。必ずこの冬眠準 備期間を設ける必要があります。

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冬眠前のその他のチェック事項


これらについては皆病気の兆候のチェックになります。別のページ(SICK TORTOISE)を参照して 下さい。もし何らかの異常が確認されたなら、冬眠はさせずに、むしろ早めに治療することになり ます。

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冬眠のさせかた


冬眠のさせかたについては、その飼育環境やその地方の自然条件などによって幾つか方法があります。 ここでは、一般的な方法として紹介させていただきますので、飼育者の住んでいる環境によって調整 して下さい。もちろん上記のチェックをクリアしている健康なリクガメの場合です。 まず通常の飼育の状態から温度を落とした状態に少しずつしていきます。気温の目安としては15度 前後です。11月の末から遡って準備期間の3から4週間がとれる頃に温度を数日かけて下げます。 普段カメさんが愛用しているシェルターのある場所の温度を下げます。もしくはどこか温度を調整 できる場所にシェルターといっしょにカメさんを移します。リクガメは食事をとらなくなり、シェル ターの中にこもりがちになります。さらに温度を下げていき、1週間程出てこないようになったら、 リクガメはすでに冬眠状態に入っています。屋外の場合、冬眠状態に導くのに、プラスチックのケー スにピートモスなどをつめて、雨のかからないばしょに埋めておき、リクガメがほとんど活動しなく なったら、中に埋めてしまうという方法もあります。数日しても出てこないようになれば、冬眠状態 に入っています。 リクガメが冬眠状態に入る前に冬眠させる環境を作成します。冬眠中湿気対策が施される事と、温度 を一定に保てる環境を用意する必要があります。これには2重構造になった箱を使うのが有効です。

内箱にはダンボールなどを利用して新聞紙などで満たします。電子温度計を用意して中にセンサーを 入れておきます。外箱にはプラスチックの衣装ケースなど、外部から湿気が進入しないものを用意し て、なかに断熱材(グラスウールやスタイロフォームのチップなど)をつめます。フィルムヒーター を中箱の下にひいておきます。低温での作動が可能な電子サーモは入手するのが難しいため、温度 の管理は人間が最終的に行う必要があります。内箱をあらかじめセットして、内部の温度が4度から 5度になるような場所に設置して温度を確認しておきます。
冬眠状態になったリクガメを内箱に移します。温度が低温になる場合は温度計を見ながらヒーター を短時間利用して、下がりすぎないようにします。むしろ注意すべきは、温度の上がり過ぎです。 これには外箱の上に洗面器などを置いて中に氷を入れて箱を冷やすといった方法があります。原則 的には、あまり温度を調整する必要のない場所をいかに確保するかがポイントになります。 冬眠中でもリクガメは呼吸しています。もちろんゆっくりとですが、窒息には注意しましょう。 この方法では、自然界において彼らが自分で地中の穴を深くもぐったり、浅いほうに移動したりして 体温度を調節するということができない環境ですから、その分温度管理には気をつけて下さい。 温度を一定に保つ方法として、冬眠状態のリクガメを体より一回り程度だけ大きな箱に入れて、隙間 に新聞紙などをつめて、冷蔵庫に入れておくといった方法もあります。この方法は温度管理が楽です が、特に窒息に注意が必要になります。市販の冷蔵庫は密封されるように造られていますから、冷蔵 庫の扉と本体を密着させるためのシール部分の一部に小さいダンボールの切れ端しなどをはさんで 少量の空気が入るようにするなどの工夫が必要です。また注意すべきもう一つの点は冷蔵庫内の温度 分布です。冷気は下に沈むため、下部が低温で上部が温度が高いという温度分布が生じます。これは 自然界における彼らの冬眠状態の逆の温度分布となってしまうので落ち着いた冬眠にとっては障害で す。よって冷蔵庫内で箱の上下での温度差が生じない高さを調べる必要があります。冷蔵庫のサーモ だけを利用せずに温度計を必ず設置してチェックするようにしましょう。また冷蔵庫内はかなり乾 燥するため、乾燥対策を考える必要もあります。あまりに乾燥しすぎるのは、過剰な水分の減少をま ねきますので冬眠中のリクガメにとって危険でもあります。飼育書によってはこの乾燥のしすぎ を理由に冷蔵庫の利用をあまり薦めていないものもあります。もちろん温度管理の適切さから薦めて いる本もありますので、飼育者の判断によることになります。
後は定期的に体重をチェックします。体重の過度な減少がみられるときには特に幼体のリクガメの場合 すぐに冬眠状態から通常の温度に戻して、冬眠をやめさせて下さい。

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冬眠からの目覚め

彼らの生息地を考えると日本と比べて急激に気温が変化することがわかります。冬眠から覚めると すぐにかれらは体温度を30度に上げることが可能な環境だといえます。冬眠から覚めるとすぐに 食事もできますし、冬眠中に腎臓に蓄えられた本来の排泄物を外に排泄することも可能な気候のもと で、彼らは目覚めるわけです。よって10週間程の冬眠の後、屋外飼育している飼育者もしばらくは 屋内にて飼育して、外気温が十分な春もあたたかくなってから屋外に出すことをおすすめしておきま す。冬眠から覚めさせるのに通常の飼育温度に近い温度に数日かけて温度を調節します。目安として 1週間程度です。リクガメはその体温度が10度程になると体のメカニズムを変化させて、通常の生活 を再開します。箱の中でガサゴソするようになれば、外に出して通常の飼育温度にもどします。 冬眠から起きたてのリクガメは、抵抗力も衰えていて、白血球の数も減っているため、非常に病原菌 に感染しやすい状態になっています。また充分な光と温度を与えてあげないと、拒食しやすく、すぐに 衰弱してしまいます。これは”冬眠後の拒食(post hibernation anorexia)”としてよく知られている 症状です。冬眠からさめたらまず水を与えます。温かい水につけてあげると、たいてい自分で水を飲 みます。お皿などに水を入れてリクガメの前に置いても、なかなか飲んでくれません。この水分の補 給は大切です。冬眠中に彼らの腎臓にはかなりの毒素や老廃物が蓄えられているため、水を飲むこと によって、それらを洗い流すことができます。もし水を飲まないと毒素に犯され始めてしまいます。 できるだけはやく水を飲ませてあげましょう。そして温度を適切にするのが大切です。これによって リクガメは、彼らの体内の機能を回復することができます。まずリクガメは肝臓内に蓄えられている グリコーゲンを血液中に排出しはじめます。これによって、体の機能が回復しはじめます。このグリ コーゲンを使いきってしまう前に食事をさせ始めないといけません。もし使いきってしまうとリクガ メは衰弱し始めてしまいます。人工的にグリコーゲンのレベルを高めておくには、成熟したリクガメ の場合、ブドウ糖を250mlの水にティースプーン2はいていど溶かしたものを1日に10-20ml与え ます。しかし長く続けるのは禁物です。血糖値が上がり過ぎてしまうからです。できるだけ普通の 食事を始めさせることが大切です。ほとんどのリクガメは、冬眠から覚めたその日中に食事をとり 始めます。冬眠がうまくいった場合には遅くても3日以内には通常の食生活に戻ります。1週間程度 は水分を補給しやすい食事を用意します。ビタミンに富む野菜がよいでしょう。食事のページを参照 して下さい。 もし、適切な温度を保っていて3日を過ぎても何も食べないようなら、冬眠がうまくいっておらず、 何らかの病気にかかっていると見た方がよろしいと思います。その際にはできるだけ早く、リクガメ に詳しい獣医さんに相談することをおすすめいたします。病気のページを参照して下さい。

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この他にも経験的にその個体にとってよい冬眠方法があると思いますので、無理にやり方を変える 必要はありません。むしろチェックすべき点を参考にしていただきご自分で行なわれている方法に 改良を加えるといったやり方がよいと思います。いずれにしても冬眠に関してはこれらの注意すべき ことが多くあることを頭においておいて下さい。 また冬眠をさせないでいることに関しての情報は入手しだいアップして行きたく思います。