Club-scale 伊豆アンディランド・ツアー体験記その1



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さる2001年2月17、18日に「スケイル主催・伊豆アンディランドツアー」なるものが開催されました。バックヤード見学ができるという特典と、スケイルの皆さんとご一緒したい、という思いから、私たち夫婦も参加させていただくことになりました。
これはそのときの体験記です。


●2月17日(土)


12:30、新宿集合。
二日間留守番をすることになるカメたちにエサをやり、バタバタと慌しく小田急線に乗る。 集合場所に着くと、すでにツアーバスが待機していた。
入り口でツアコンの人(後にスケイルのA女史と判明)に名前を告げて、いそいそと乗り込む。おっと〜!中に一歩踏み込むや驚く。後部はサロンバスになってるではないか!少しばかりゴージャスな雰囲気だ。すでに4、5人は席に着いて出発を待っている様子。知ってる人はいるかなぁ?あ、ニフのT女史だ。
「こんにちはぁ〜」軽く挨拶を交わし、通路を挟んで隣のシートを陣取る。
知人発見でちょっと安心する。

待つこと30分少々、やがて、メンバーも揃い、いよいよ出立!(^-^)
ダックス小峰氏・スケイル編集長H氏の軽いご挨拶も入り、段々それらしい気分になってきたぞっと。今回、参加者は10名。予定人数には満たなかったけど、それぞれに個性強い皆さまで、この方々とお会いできただけでも、個人的には実り多いツアーだったと言える。

さぁ〜て、さて。バスも高速に乗り、順調に目的地へと進んでいるところで、何やら後方のサロンから、一際、楽しそう人声が。
「むむ?なんだ?」早速、我々もサロンシートへ移動。
輪の中心に鎮座していたのは、な〜んと、あのケヅメヒョウモン君だ。
甲長20センチあるかないかのとても美しい個体だ。
ケヅメヒョウモンは雑誌などでも紹介されているので、ご存知の方も多いと思うが、ケヅメとヒョウモンのハイブリッドなのだ。同じスペースで飼われてた♀ケヅメと♂ヒョウモンとの間に産まれたのだそうだ。このサイズだと、甲羅全体の色調はケヅメがベースになっていて、縁甲板のまわりに薄っすらヒョウモン柄が入っている。「ケヅメ」も立派だ。性格はヒョウモン似でどちらかと言うと大人しいのだそうだ。
この度、飼育者のN氏のご好意により、3頭がアンディアンドへ寄贈される運びとなったとか。
このツアー、N氏の飼育話を伺えたのも大きな収穫となった。

ケヅメヒョウモンに釣られ、人が集まってきたところで、「この辺で自己紹介でもしましょうか。」とダックス小峯氏。この辺のタイミングを逃さないところは流石だ。

皆さん、ひとまず名前と職業、飼ってるカメなどを話す。お約束と言ったところでしょうか。ニフ友のT女史、フィギュアの達人S氏(後述)、老舗3代目の若旦那はんY氏、明朗快活でパワフルな主婦K女史、チズガメ命の若夫婦F夫妻、ワニガメのW氏、前述のケヅメヒョウモンのN氏、それとわれわれ夫婦が参加者。
スケイルからは、引越し疲れの編集長原田氏、お馴染みダックス小峯氏、とてもキュートなA女史。以上13名の珍道中?となった。

そうこうするうちに、今度はS氏が、やおらバッグからホウシャガメ を取り出す。とは言っても、本物そっくりのフィギュアである。なんと自作品。このS氏、手先がとんでもなく器用なのだ。以前、FM誌の「マニア訪問」にも登場している。このフィギュア、とにかくスゴイのだ。「剥製ですか?」との声が上がるくらい。上手に創るコツは「愛」だそうだ(笑)。彼の作ったヒョウモンベビィのフィギュアは、我が家の家宝のひとつになっている。本職では、ネコのペットロボットの製作にも携わっている。

徐々に場も和み、自然、カメ談義に花が咲く。
苦労話、笑える話、常々抱えていた疑問、などなど。皆さん、日頃の鬱憤を晴らすが如く、カメ談義は留まるところを知らず続くのである。某氏のマシンガントークも炸裂し、気づけば、もう今夜の宿「ルネッサ赤沢」到着である。

白状すると、伊豆半島のS字カーブの横ぶれが堪え、到着時にはゲロゲロ5歩手前、と言った状態であったが、楽しさがそれを忘れさせてくれた。
下車時に気づいたのだが、全員、参加賞(笑)のフルスペクトル灯とカルシウム剤を頂いていた。本来、ゲームの景品だったらしいのだが、参加者が予定より少なかった分、全員がもらえることとなったのだ。ゲームの登場を待つまでもなく、盛り上がってしまった、というのも理由のひとつだろうか。

「ルネッサ赤沢」は伊豆高原の広い敷地に、コテージが点在する貸し別荘タイプの宿である。部屋割りに従い、各自、一旦部屋で待機。夕食を待つ。
夕食は、和洋折衷のお料理。美味。
食事も終盤に差し掛かると、どこからともなく出ました!恒例とも言うべき「うちの子写真」。写真をネタにまたまた始まるカメ話。他にもダックス小峯氏と若旦那Y氏による「検証・日本の祭り」じゃないが、下町方面の祭りに関する興味深い話などまで飛び出し、夕飯も無事終了。一旦、解散後、30分後を目処に、飲み会会場に再集合と相成る。

夜の飲み会には、その日の仕事を終えたアンディランドの千田氏も合流し、一段と話題も深みと幅を増した。
前述のN氏が、大勢のケヅメヒョウモンを抱え、「最近は一日置きに小松菜20株ずつ消費する。」と言えば、「そうですか。うちは一週間で大体200株くらいですね。」と返す千田氏。いやはや。両者とも桁が違う。
宵も更けるに連れ、アルコールも入ったことで徐々にエンジンのかかるH編集長(彼は太陽電池ではなく「燃料」で動いているらしい)の、飽くなき野望じゃなくて、、大きな夢の話や、サンシャイン水族館でよせばいいのに堪えきれずにヒラリーカエルガメについての薀蓄を語り、お見合いを棒に振ってしまった某氏の笑える話、等々。ひとつひとつは、とても書ききれないが、本当に充実したひと時を過ごせた。
明日も早いということで、1時過ぎには解散。続きは各コテージででも。
明日も早朝からお勤めがある千田氏は、そのまま車で(^^;)帰宅。

●2月18日(日)


伊豆方面、桜まつりなども開かれている関係上、道路が予想以上に混雑しているとのことで、2日目は、予定を繰り上げ、なるべく早く帰路につくことになった。
というワケで。7時起床。8時朝食。8:30には出発とアイなりやした。
いつもお寝坊の私には、辛〜い。(*-*;)
しかし、一人の脱落者もなく(笑)無事朝食を済ませ、一路アンディランドへ。
小耳に挟んだ所によると、小峰氏は朝6時に起きてジョギングをしたとかしないとか。さすがは、ホノルルマラソン参加者。

さてさて、サロンバスの中は、すっかり打ち解けた参加者一行の団欒の場と化し、二日酔いでグロッキーな約何名かを除き(笑)、わいわいがやがやと、カメ談義が果てしなく続き、そうこうするうちに、今ツアーの目玉、メインイベントである目的地へ到着!

エントランスロビーでは、学芸員の千田氏が笑顔でお出迎え。(ゆうべ無事お帰りになれたんですねぇ〜/笑)
さっそく、ゾウガメの置物を前に、恒例の集合写真撮影。次々とカメラを渡され困惑気味のH氏(笑)。引き続き、N氏よりケヅメヒョウモン達の贈呈式。千田氏の手にカメが渡ると、カシャカシャとシャッター音(笑)。一通りの儀式が終了し、まずは、一般の見学ルートに沿って、館内を一巡。

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