孵化について



 

★ギリシャリクガメ「吉祥天すみれ」の卵の孵化

ギリシャリクガメの吉祥天すみれが99年3月18日に産卵した卵が、本日99年5月29日に孵化しました。









●産卵から70日を迎える頃から、順調ならばそろそろ孵化だろうと、ちょくちょく孵卵器を覗く日が続いていました。

99年5月28日夜11時頃に孵卵器を覗くと、すでに脚と頭が卵から出ていました。午前中には孵化の兆しが見られなかったので、お昼過ぎ頃から孵化が始まったようです。
けっきょく孵化が完了したのは99年5月29日午前8:00でした。産卵から72日目のことです。

今回孵化した仔ガメには、少し特別の意味があります。
父親は、ギリシャリクガメの「琥珀」で、母親は「吉祥天すみれ」です。

「琥珀」は、我が家にかなりの幼体でやってきてからまる6年ですので、推定7歳
「吉祥天すみれ」は96年1月にやはり幼体で我が家にきましたので推定4歳

「吉祥天すみれ」は年齢は若いのですが、体格はリッパで体重が約2000グラム、甲長はSCLで21センチメートルという大きさです。
ちなみに「琥珀」は、体重1210グラム、甲長18センチです。
「琥珀」の写真はTORTOISE LANDのトップページの上段のフレームでArticlesをクリックしたときに画面にでる写真のオスガメです。

この2匹は、現在まで1度も冬眠をさせていません。
かなり多くの文献では、地中海リクガメで、冬眠をする種は、冬眠をさせる方がよいとしておりその理由として、

冬眠をさせないと繁殖しない

という理由をあげています。その他にも幾つか理由をあげていることが多いのですが、冬眠はかなりのリスクを伴うために、飼育下でのその必要性については、私達もまだ疑問を持っています。

そこで、私達にとっての大きな課題の1つが、はたして冬眠していないギリシャリクガメは、繁殖できないのか?

ということでした。しかし、今回の「吉祥天すみれ」の産卵から卵の孵化の過程で、少なくとも冬眠が繁殖の絶対条件ではないことが分かりました。
経過などは、また後日詳しくアップする予定です。
孵化後30分後の幼体の写真です。まるい目がカワイイです。元気に育ってくれるとよいのですが。