情報の重み付けが決め手


人間の脳は情報を重み付けして記憶している

 人間の脳は情報を重み付けして記憶している。
 過去のことは忘れるのではなく、重みが低くなるために思い出さなくなるだけなのだ。

 企業経営でも同じではないだろうか。
 社員ごとに重要な業務についての判断基準が異なっては同じ目標に向かって邁進できるはずがない。

 数量や金額など定量的に把握できるものでさえ統計解析抜きには正しい傾向分析は期待できない。
 統計解析を行う場合でも解析基準となるべきものを持たなくては判断を誤ってしまう。
 しかも、企業内の情報の多くは定量化できない定性的なものが多いのである。

 「よい」、「ふつう」、「わるい」という三つの基準で社員に何らかの業務状態について評価させてみて結果が一致するだろうか。

 パソコンの活用によって情報の共有が進んでも、価値基準が異なるのでは無意味なのである。
 意思決定のための情報の重み付けが経営者から一般社員までどこまで一致させることができるか、それこそが情報化成功の本当のカギなのである。

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