Excelの統計解析機能を使いこなす


1.表計算ソフトは集計だけに使っていないか
 もし、あなたが集計だけでよいというのであれば最新の表計算ソフトは不必要です。
 最新の高性能なパソコンも必要ありません。集計だけならばMS−DOS版の古い表計算ソフトで十分でしょう。
 最新の高性能なパソコンを持ってExcelのような表計算ソフトを持っているならば、統計解析機能を使いこなしましょう。
 従来、データ分析という作業は、統計学や数値解析の素養持つ限られた人しかアプローチが難しいものでした。しかも複雑で大量の数値演算を必要とするため、非常に手間のかかるものだったのです。  しかし、Excelならばデータ分析が誰にでも簡単にできるのです!

2.Excelの華麗な統計解析機能
 Excelの統計解析機能を使うには分析ツールと呼ばれるアドイン機能を追加しておく必要があります。
 インストール時のオプションで指定していないと組み込まれていません。アドインの指定で分析ツールが出てこない人はOfficeのインストールでソフトウェアの追加を実行して下さい。
 Excelの持つ代表的な統計解析機能には以下のようなものがあります。

1 分析ツール
 ◎ 基本統計量
 平均、標準誤差、中央値、最頻値、標準偏差、分散、尖度、歪度、最少、最大、合計などを計算する。
 ◎ ヒストグラム
  度数分布とパレート図を作成する。
 ◎ 順位と百分位数
  データ範囲のデータのランクと累積構成率を計算する。
 ◎ 相関、回帰、共分散
  相関、回帰、共分散といったデータ傾向の推定を行う。
  商品売上における品目相関や曜日や天候との関係も調べられます。
 ◎ Z検定、t検定、F検定
  標本から母集団の状況を推定、検定する。
 ◎ 移動平均、指数平滑
  連続したデータから時系列変動の傾向や将来予測を行う。
 ◎ フーリエ解析
  高速フーリエ変換及びその逆変換による周期データの分析を行う。

 

2 ピポットテーブル(クロス集計)
 データの集まりから複数の項目について着目した集計を行う。集計結果をグラフ化することも、集計のもとになったデータの集まりを追跡することもできる。
3 ゴールシーク
 目標値を得られるような数式データの最適解を求めることができる。
4 シナリオマネージャ(シミュレーション)
 数式に対して複数のデータの組み合わせを登録することによって様々なケースをシミュレーションすることができる。
5 線形計画法
 線形計画による最適解シミュレーションを行う。


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